PPS:ものすごくぐあい悪くなって、午後中、毛布をかぶって床に転がっていた。死んだ魚のように。安定剤をガブガブ飲んで。
でも寝れなかった。くそっ。
そしてずっと考え事をしていた。
もう3・11の前に帰れないんだなってことを、また。
そしてそう考えると涙が流れて仕方ない。
私たちは3・11にズダッと、大きな鎌で、断ち切られてしまったんだ。時間を。
もちろん過去にはいつだって帰れないけれど、でも、日常のそれとは違う。
明らかにズダッと切り離され、私たちは今、宙ぶらりんのまま、現在に立ち、未来に向かっていかなければならない。
その心もとなさと言ったら!!!
時間の流れは常に一定方向で、前へ前へ向かっていくもののように思われる。でも違う。それは後ろがつながっているから前へ向かっていけるんだ。後ろが、過去があるから、安心して前へ行ける。
私たちは私たちの過去を、まるで映画を見るように、まるで違う世界の物語のようにしか、もう、手にとることしか出来ない。それは薄い膜をかぶらされたような。一つ軸がずれて、違う空間に行ったような。。。
もう2度と3・11の前には戻れないんだ。そしてそれは本当に本当に辛いことだ。
PS:東電は「海洋に流失した放射性物質が拡散しないような方法についてはいまのところノウハウを持っていない」と答えた。
なのに、心配しないで! 大丈夫! 安心して! だって。
ばっかじゃないのおおおおおおおおおおおおおおお!
海は死ぬ。海が死んだらすべての生物が死ぬ。
原稿を書くために。。。。って、今、こんなときに無茶苦茶忙しいんですけど? 何故? 紙やインクないってのに、出るのか? 分からん。。。が、やってる。きのうミュージックマガジン編集長からの依頼電話は「世界が滅亡するかもしれないこんなときにCD評のお願いです」だった。。。
それにしても以前、占い師の友達が「あんたには混乱が似合ってる」と言っていたが、混乱の中の方がオレは活動的なのか? いや、でも、もう、身体はボロボロだ。。。
で。原稿を書くために、昨日から『明日にかける橋』byサイモンとガーファンクルの40周年記念盤てのを見たり、聞いたりしてる。
1969年。NY。うおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおん。
ああ。私はそこに居たかった。そしてそこでサイモンとガーファンクルを聴いて、涙していたかった。そしてもう、今はお婆さんてのが良かったな。。。。
あああううううううううううう。
色んなことを考えすぎて頭がグチャグチャだ。来週は帰れそうもないが、ぜったいに再来週はまた沼津に帰ろう。。。
フランスやアメリカの専門家ってのはどうなってんだ?
フランスの専門化がもう飛行機に乗ろうとした瞬間に、日本の政府からちょっと待ったがかかったというのも聞いた。どっちが主導権握るか?みたいな話を延々としてるらしい。バカじゃないか? 本当に情けない国だ。
お願いだからもう、世界中が日本を乗っ取って欲しい。そして日本政府のバカどもをヒモでグルグルに縛って、隅っこにやって、ああ、もちろん東電のバカどもも。。。そして、ガチャガチャと実行に移してほしい。やるべきことを。
今朝のネットで観たが、IAEAが福島県飯舘村に避難勧告を出した。日本政府は調査中とか、暢気なことを言ってるらしい。だいたいこのIAEAの勧告を、ニュースとかは伝えているのか? 子供とか、どうしたらいいんだ? ほんまにほんまにしょうもない。。。
そうそう。山岸涼子先生の原発について描いた漫画「パエトーン」が
ここで無料公開されているので必読です。チェルノブイリの頃に描かれたものです。
それから
赤旗の2007年の記事で、やってくれてる! それで話はいきなりサイモンとガーファンクルに戻るのだが、あの「コンドルは飛んでいく」って、音楽の授業では♪黄金のコンドルよ〜〜〜〜って習ったから、サイモンとガーファンクルもそう歌っていると思い込んでいる人もいるかもしれないが、まったく違う。
蝸牛より雀のほうがいい
うん、そのほうがいい
できることなら
確かに、そのほうがいい
と、始まる、とっても奥深い歌詞だ。さすがポール・サイモンだ。訳詩は三浦久先生が新しいCDではやってらはる。
ポール・サイモンの詩の世界は村上春樹にも似てる。私にはそう感じる。他の人は違うだろうけど。それは心が降りていく風景だ。心が降りて旅する風景、ポール・サイモンと村上春樹は似ている。私にはそう感じる。
それにしても若い頃のポール・サイモンはあまりにナイナイの岡村ちゃんにクリソツで、そして今、年をとったポール・サイモンはあまりに小朝にクリソツで、お笑い顔人生を歩んでいるのだな、などという発見をしてしまった。これを書いたら怒られるだろうか、音楽雑誌に。。。。で。アーティーの方は年とったら、ルー・リードに似てやんの。なんかワイルド。