ひぽこんコラム

2009年08月03日(月) ネコ毛だらけ




ムシャムシャムシャ。。。ご飯をたべるネコ@師匠の家。。。。金持ちん家に拾われて幸せなヤツ。。。。オレよりずっと恵まれてるぜ、お前。。。とか話しかける。。。。そしていつものもう一匹のネコ、テンちゃんを抱っこしまくり、イヤがられたりする。ネコと遊びまくった。。。。毛だらけになった。。。

 そう、今日は師匠の家へ。お土産を持っていく。あの、どうして作っちまったんだのダブリン・アルバムは、けっこうみんな楽しんでくれたので、作って良かったかもしれない。そうか。人に見せるのにはいいんだな。。。。

 師匠は齢72ににして元気で、新しく書いた詞←演歌でした。。。なぞを聴かせてくれた。。。。。事務所の人たちに「コーエン、75になるジジイ」とか言ってたら「ダメよ、70代をジジイとか言ってちゃ」とかたしなめられる。。。たしかに。。。

 しかし師匠はコーエンをエロジジイと呼んでいた。。。そしてエロジジイと2ショットで写真撮ったことある、とエバっていた。。。ちくしょおおお、いいなぁ。

 帰りがけにまた桃だの肉だのハムだのもらう。へっへへへ。ものもらいのオレ。。。。ラッキー♪

 明日ハム食べるんだ。

2009年08月02日(日) confident

PS:煮詰まったので、賑わう日曜日の中野ブロードウェイへ。こちゃこちゃした店で、こいつを買う。200円。ストラップ。たぬきだかねこだか分からない絶妙さに一目ぼれ。ボケててよく分からないけど。。。かわいい。でも元はどっかのオマケだから、首がすぐにとれちゃう。。。ひいい。




 昨日はずっとコーエンのことを考えていて、でも夜になってまた激しくウツウツしていて、夜中、呆然と世界街歩きスペシャルを見ながら寝た。

 そうしたら夢にコーエンが出てきた。
「コンフィデントを持って生きなさい」←コーエン。英語と日本語。

「コンフィデント? イッツ・ザ・モスト・ディフカルト・シング・・・」←オレ。なぜか英語。

「ほら、今またコンフィデントがない!」←コーエン。日本語。

 起きて、辞書でコンフィデントってなんだ?って辞書を調べたら「自信」とあった。。。そうか。

 お告げをくれに、禅僧コーエンが来てくれたと思うことにしよう。そうか、自信か。。。。

 テレビはつけっぱなしで、6時頃、朝の連ドラの再放送みたいのがガンガン鳴ってて起こされた。

 

2009年08月01日(土) Barry's teaで育ちましたby Bono voxさん

PS3:昨年から行われています夏休み相撲健康体操が8月3日(月)から8月28日(金)まで土日をのぞく15日間、国技館正面入口にて午前7時半から約30分間行われます。老若男女どなたでも無料で参加できます。相撲教習所の新弟子たちと一緒に相撲健康体操に挑戦してみましょう。15日間全勝すると何かいいことがあるようです。詳しいお問い合わせは(財)日本相撲協会「夏休み相撲健康体操」係(03−3623−5111)まで。・・・だそうです。こ、これ、行ってみようかな。。。。新弟子たちといっしょに、というのが魅力的♪


PS2:さっき大家さんが来て、お風呂の修理をしてくれたんだが(ずっと黒い水が出ます。。。何度やっても直りません)そのときに「共産党から次の衆議院の選挙に出る太田さんて人がいるんだけど、この前まで、この下の部屋に住んでいた人ですよ」って言われて超〜〜〜〜〜〜〜〜〜びっくり。えええ?
 しかも4年前の選挙にも、まさにオレの下の部屋に住んでいながら出て、落選していたらしい。そんときはマジにオレん下ん部屋に住んでいたんだっ!!
 オレのうるさいREMの音を山のように聞かされた人。。。←きっと「マン・オン・ザ・ムーン」とか歌えちゃうはずだ。
 オレのうるさい夜中の足音を山のように聞かされた人。。。
 オレの落とした洗濯バサミとかを届けてくれた人。。。
 しかしもう、引っ越した。その人が引っ越した途端に泥棒が入った下の部屋。。。。
 今度は当選するんだろうか、太田さん。。。びっくりだぜ。オレんとこボロアパートから衆議院議員になったりしたら、すごい出世だぜ。オレの希望の星になってくれ。たのむわ。入れてあげちゃうわ。1票←このようにして選挙はくだらない理由で決められていく。。。だから日本はダメだって言ってるくせに。。。オレ。
 オレの魔力はもう及ばないから、当選するかも、太田さん。しかしフルネームが分からないんだけど。。。。でも中野とか、このへんの選挙区らしい。今度、赤旗の人に聞いてみようっと。
 びっくりだぜええええええ。選挙事務所行って、茶〜でもご馳走になってくるか←ずうずうしい。


PS:ぶっ壊れてるのは相変わらずで、西友行って帰ってきて自分を見たら、Tシャツを裏表逆に着てた。。。。コーエンよりオレのがボケてるわ。確実に。


 ご近所友達のユキさんが「市民がふつうに飲んでる安い紅茶を買ってきて」というから、Barry's tea という80袋も入って3ユーロくらい(450円くらい)の紅茶を買ってきた。きのう渡したら「和田も味わえば」と4つくれたので、朝、飲んだ。

 したらなんて味が濃い。濃い。濃い〜〜。けっこうおいしい。うん。おそらく安いこの紅茶でボノもこれで育ったな、うん。(と、なにもかもアイルランドはボノが基準だ。。。爆。。。エンヤもいるが、エンヤは大嫌いなので基準にもしてやんない。。。爆)ユーザーの声を見ると「これぞアイルランド」「故郷の味」とか興奮気味。。。そうか。これがアイルランドの味なのね。アイルランドの味ってギネスかと思ってたが、実はバリーズ・ティーなのね、となっとく。

 知りたい人はここをクリック(笑)。

 と。
 こんなことしてないで、原稿を書かなければ。コーエンじいさんがニコニコ待ってる。。。待ってる、、、、ニコニコと。

 コーエンじいさん、思い出すのは笑顔ばかり。すごいよなぁ、それって。笑顔しか思い出さないんだ。帽子をとって胸にあてて、ニコ〜〜〜リ。ニコ〜〜〜〜リ。無邪気な笑顔。あんな笑顔で笑えるようになりたい。。。と思った。心から。75歳になって、あんな笑顔で笑えるのって、ボケるか悟るか、どっちかだな。日本の75歳じいさんて、意外と怒ってるし、意地悪だよ。昔バイトしてるときとか、店員に対する態度とかってジイさんが一番悪かったもん。ああまたそろそろしなきゃ。。。バイト。

 L25も全面改編になるとかで、やってたレギュラーのページもなくなるそうだ。。。って言ってもそこ、結局2回しかやらなかったし、編プロの人に罵詈雑言投げて怒らせて(だって向こうが圧倒的に悪いんだもんっ。。。しかも罵詈雑言の後に何も向こうは言ってこないし。。。。すごいな、この人と思った)それっきりだったので(笑)まぁ、いいや。しかし確実に仕事が1つ1つなくなってて、路頭に迷うのは時間の問題。

 フリーの人はこうして路頭に迷っていくのです。ああもうどうでもいいや、と思ったら、アッという間にホームレスになっていくのだなぁと思った。そしてホームレスなんかに私がなったら心配と冷えでたぶん1週間で身体を悪くして死ぬ。瞬く間に死ぬと思う。不整脈のひどいのから心不全を起こして死ぬ。そして死体が雨にさらされてぶよぶよになって虫がたかって、臭くなってから発見されるんだ。。。。あああ。。。そういうシーンになんだかコーエンの唄って似合うなぁ。。。。(って、何書いてるんだろう)。

2009年07月31日(金)

 やべえ。オレ、なんか、ぶっ壊れてるぞ。

 判断ができなくなってる。なんだか今も夢うつつというか。。。

 デジカメデータをCDR化するのがよく分からず、昨日から悪戦苦闘してるのだが、それで、なんかCDR3枚くらいに分かれちゃったんだ、データが。。。それでもうどうしよう?そうだ、店にいって1枚にまとめてもらって、ついでにプリントしよう。。。とか思って、夜、サクサクと店に行った。

 したら、ふと、フォトブックなるものが目にとまった。デジカメの写真をそのまま写真集みたいにするやつ。。。。ボオオとしたまま、これ、どうやるんすか?なんて店の人に聞いちゃって。。。。友達がちょうどこの間、旅のアルバムを丁寧に作ったのを見たもんでさ、なんか自分も作ろうと思ったらしい←あまり記憶が定かじゃない。。。。

 そしてそのまま言われるがままポチポチ押して。。。。じゃじゃじゃじゃ〜〜ん。2500円もするフォトブックが完成した。。。無意味な、まったく無意味な、何これ?というくらい無意味なダブリンの写真が35枚収まってる。表紙の写真は薬局だ(爆)。

 あああもおおお。2500円って!! 一体! しかも相変わらずデータは3枚にもまたがっててワケわからず。なんかもおおおおお。なんかもおおおおおお。

 どうもボケ老人になってる。いまだユーロで暮らしてるような気分だ。ワケわからん。。。。

 しかしデジカメ時代になっても、ちゃんと写真屋さんは生き残る術をこうして残しているものなのですね。うん。パソコンだとよう分からんが、こうしてくれると分かるのおおお、みたいな。オレみたいなバカ相手に商売商売。

 ああもおおおっ。

 で。仕事はしてない。。。。ハレルヤ!!!

2009年07月30日(木) コメ

 朝からコーエンじいじのコンサートを思い出そうと、いろいろと検索中。

 そうしたらyoutubeに和田が号泣して合唱したソー・ロング・マリアンヌが落ちていた。。。これは本当によかった。ものすごくよかった。会場中が合唱して、その合唱にコーエンが引き寄せられるようにして歌い、波が寄せては返す、そんな感じがあって、かなり号泣したでした。ほんとうに美しかった〜〜〜。

 しかしyoutubeに映り込むように、そこにいるのはデカいおっさんたちばかり。。。ああいう、おっさんたちに囲まれ、オレのメモには隣のおっさんの舐めてるオレンジ飴が強烈な香りでたまらん、臭い臭いとかある。。。すごい怒ってるオレ。。。。

 いろいろ大変だったようだ、オレ。。。。だいたい東洋人が一人で座ってること自体、ものすごい奇異な目で見られていたし。会場は90%以上絶対的に白人で、いや、99%白人で、東洋人がほんの少しで、REMのときもそうだけど、すごく目立つんだ、東洋人。黒人の人はほぼ見かけなかった。

 外国に行くと、特にそういう白人層が好むコンサートなどに一人テコテコと出かけると人種をひしひしと感じる。日頃は感じないけど、そんなことまったく。でも自分は東洋人だと感じる。

 あああと。米食うと元気になると、ダブリンで再発見したんだよな。米、作るかな。。。。

ps:ああ、さらに和田が大大大号泣した、ハレルヤ が落ちていた。音は悪いが、今見たらまた泣けた。。。コーエンのこの静けさに和田は号泣したんだ。たくさんの人がカバーする超名曲だけど、こんなにも静かに歌って、なんかもおおおおとにかく泣いたんだ。コーエンのこの静けさ、この慈愛は、子供のころにお母さんにお腹をサスサスされてるような気持ちを思い出したんだ。

2009年07月29日(水)

 帰ってきてから一切仕事もしないでボケボケ生きてきたが、原稿やらなきゃ。。。。コーエンのライヴ評。4ページもやらせていただくので、ああ、何を書けばいいのだろうと空を見上げたりして。

 分からないのでとりあえず、食べたかったラーメンを食べた。生たまねぎが上にかかってた。おいしい。ラーメンはおいしい。やはりおいしい。ダブリンにも王将があればいいのに、と思ったけど、本当にそう。日本のラーメンが、日本のような価格であったら、絶対にヒットすると思うけどなぁ、、、、王将ダブリン支店。

 そうしたら私はそこでバイトするんだ。王将ダブリン店。寝るとこないっすから、オレ、店に寝ますわ、とか言いながら。ダブリン1の餃子包み王となり、王将の社長に表彰される。そのうち王将ダブリン店はダブリン1のinな店になり、ボノさんも家族連れで訪れて、いっしょに写真を撮って「王将さん江」というサインをボノさんに書いてもらう。。。。

 なんて妄想言ってる間はまだまだダラダラモードなんだよね。うん。

 野菜も放りっぱなしだ。どうなってるんだろ。。。トマトやキュウリやナス。今年は雨続きでこれから野菜が高騰するらしい。と、とりに行かなきゃ。もったいない!

 復帰しなきゃ。。。。

2009年07月28日(火) スローンシャ!

 滅茶苦茶に具合悪い。疲れきっててヨレヨレだ。どこが悪いか箇条書きにしたいが、書くと余計に悪くなりそうで、やめとこ、、、、。

 旅に行ってる間も具合は悪かった、ずっと。さっきCREAの編集Mちゃんに写真を見せていたら、明け方4時にケイメイガシンサン←胃の薬。。。。を飲むためのコップと並べて写してる写真があった。そうそう、明け方に胃の薬とか飲んでた。

 旅の間は一人で暇だから、ずっとメモを書いていたが、そこに書いてあるのは「思うようにいかないのを知るのが旅」とか書いてある。。。。辛そうなオレ。

 それからホテル近くの薬局で、オジさんが薦めてくれた痛みに効くナチュラル素材のクリームを買ってきて、塗り塗りしてみて、「よく分からないが、効くのだろうか?  よく分からないが効くのだろうか?の毎日だな、人生は」とかも書いてる。しみじみ辛そうだ、オレ。

 そうそう、バスツアーに行った時に、帰りの最後にガイドのオバちゃんが、ゲール語のいい言葉を教えてあげましょう、と教えてくれた言葉があった。
 それは「スローンシャ」。
 これ、「どうぞ、ご健康で!」という意味だって。。。。
 オレにそれを教えてくれるか!

 また、お告げがそこであったんだ。。。。

 スローンシャ、オレ!

2009年07月27日(月) 覚えてるのは墓ばかり

 時差ぼけで起きてます@午前3時。ダブリンだと夜8時くらいだし。。。。

 でもそんな時差だから、ちょうどコンサートのとき(夜8時きっかりスタートで、終わるのは11時10分でした)眠くて死にそうでした。。。これがハゲとかのコンサートなら立って見るし、ロックだからリズムもあるが、コーエンはみんな座ってる。リズムはゆっくりだし、コーエンの唄はボソボソだし。

 それにダブリンのO2って会場は元々「ザ・ポイント」といういい会場だったはずなのに、新しくなってなんだか最悪。。。ロンドンのマイケル・ジャクソンがやるはずだった会場もO2アリーナだが、同じ系列。なんか最悪だよ。

 とにかく警備員がうるさくて、立ち上がると怒るんだよおおお! 私の後ろに居た熱いアンチャンなんて「みんな立ち上がろうぜ」とか叫んで、警備員に怒られまくっていた。。。その忸怩たる気持ちがよく分かった。でもまぁ、立ち上がらなくてもいいんだけどさ。

 でも座ってずっと見てると、眠くて眠くて何度も眠りそうになり、お水を買ってきて飲んだりした。そのお水も3ユーロくらいして、高い! ボッタクリ! とまた怒ってた。でもって、やたらと座席が狭くて、人が通ると一々立ち上がらないとならなくて、なんだか最悪の会場だった。。。すごく見難かったし。しかも2日目は端っこの席で、ほとんど見えなくて、さらに隣の席がすごい太ったサラリーマンで、永遠に貧乏揺すりして、お菓子を食べ続けてるの。なんて最悪な男。。。死ね、と思った。
 ああ。。。。秋のNY公演に再チャレンジしたくなる。。。。無理だけど。。。

 コーエンは、実は想像していたようには、そんなにものすごくよくなかったんだ。でもそういうこともあると思うので(前にロンドンで見たハゲもぜんぜん良くなかった)仕方ない。どうやら風邪をひいてしまったとかで、それでも74歳が(秋に75歳になる)必死に歌うのだからすごい。ずっとほとんど目をつぶって歌ってて(目の前のスクリーンに映し出されて確認してました)、跪いて歌うことも多かった。別に疲れて跪いてるんじゃなくて、祈るようだった。私たちのために祈って歌ってくれてるようで、それはなんだかすごくズシンときた。でもすごい感動とかいうのはなかった。もっともっと淡々としてて、エロエロもなくて、もっともっとシンプルで、私は私が思っていたコーエンと違ったのが、ちょっとショックだったんだ。

 こんな風にコンサートを見に海外に行くと、いいときもあれば、悪いときもあるし、最悪、中止になることもある(本当にあった! ずっと前にロンドンで。で、中止になったから、代わりにまだ当時はそんなに大スターじゃなかったレッチリを小さなホールで見たんだ。。。そんなこともある)。自分の体調が悪くて、楽しめないときもあるし。2004年のハゲツアーも自分の体調が悪くて、ちっとも楽しくなかったもんなぁ。。。でも見ないよりは見たほうがいいので、それでいい。

 コーエンの白眉だったのは「アイム・ユア・マン」と「ハレルヤ」と、2日目の最後に「夏風邪をひかないでくださいね」とみんなに言ったこと。それからミュージシャンを紹介するのに、トラックドライバーまで紹介して、アリガトウアリガトウと、何度も言っていたこと。。。やさしいおじいちゃん。サンキュー、フレンズと観客に言うのもいい。ゆっくりと、ボソボソとしゃべり、時間の流れがすごく独特で、誰とも違う世界を持ってた。すごい人だというのは、ものすごく分かった。誰とも違う。

 ダブリンの観客はみんなコーエンの唄をよく知っていて、いちいち大合唱してた。すごいびっくりした。コーエンの唄を、まるでU2の唄かのように、みんな大合唱なんだ。

 会場は町のハズレにあるので、往復2日間ともシャトルバスで行った。バスの中も普通のオジオバだらけで、みんなおしゃべりしてうるさくて、お菓子とか出して食べてて。ダブリンでも書いたけど、綾小路きみまろツアーバスみたいだった。

 シャトルバスの2日目の帰りは、私が会場を出るのが遅くなってしまい、ものすごい混雑で、なかなか乗れなくて悲しい顔してウロウロしてたら(だってみんな並びもしないで、まるで中国人みたいに人を押しのけていくから・・・ダブリン市民も必死になると中国人になります)、2日往復連続で居たから顔見知りになった係りの兄ちゃんがドライバーに頼んでくれて、バスガイドさん用みたいな前の小さな補助椅子に座らせてくれた。したら、その席はよく前が見えて、夜のダブリン観光ツアーみたいで、かえってものすごく良かった。途中、娼婦のお姉さんたちが何人も見えて、ダブリンにも娼婦のお姉さんたちがいるのかと、ビックリした。

 (そうそう、その係りのお兄ちゃんは親切で、フォーリンラブしてました。ちゅうか、コンビニの親切なオジさんにも、パブの丁寧なオジさんにも、疲れてるから、いちいちフォーリンラブしてたんだが。。。。もう、あたし、あんたと結婚するわ、といちいち思う外国の疲れる旅。。。。頭くるってるんだ。。。。)

 シャトルバスはしかし、ホテルまではもちろん行かず、近くのスティーヴンスグリーン公園というところで下ろされてしまう。そこから私のホテルまでは歩いて5分くらいなんだけど、もう夜も12時過ぎで、さすがに人も少なくて、早足で、タッタと怖い気持ちを抱えながら歩いた。ホテルに着くとホッとして、よくやった自分!と、自分を褒めた。

 タクシーに乗るお金はなかったし、それにタクシーも会場外にはいたけど、完全に売り手市場で、客になんか怒鳴ったりしてて、荒れてて、すごくエラソーだったから、乗らないでよかった。それにやっぱり夜中に、外国で、一人で、寂しい町外れからタクシーに乗るのは怖い気持ちがする(前の・・・2003年のハゲのダブリンツアーのときは、もっともっと町ハズレだったから、同じタクシーを高額で釣って・・・「倍払うわよ」とか言っちゃって、行きも帰りも2日間ともお願いした。。。。なのに帰りに待ち合わせ場所にアンチャンがいなくて、携帯で探したくても英語がよく分からないから、近くにいた警備員に無理やり頼んで携帯かけてもらって、今いる場所を聞いてもらったりしたな。。。なつかしい)。

 と。コンサートに行くと、コンサートのことより、こういうどうでもいいことの方がすごく記憶に残って、その方がずっと覚えてる。ハゲツアーもよく覚えてないけど、タクシーで苦労したこととかは覚えてる。

 今回も一番覚えてるのは、バスから見た夜景ばかりかもしれない。それなのにまたNYに見に行きたい、なんて思う私は本当にオバカさんなんだなと思う。


 それにしても。それ以外はほとんど何もしなかった私。でも実はバスで観光ツアーに2日間参加した。でもそれも大したことなくて、行った先はどれもつまんなかった。昨日も書いたように、墓なんだよん、墓! 観光地は墓ばかり。。。ま、奈良もエジプトも、観光地は結局多くは墓なんだが。。。。。それでまぁ、良かったのは、その道道にある、普通の家がたくさん見れたことかも。。。普通の家はぜんぜん普通じゃなくて、何百年前からあるんだろ?っていう風な石作りの家とかがあって、それがすごく美しかった。

 アイルランドはたぶん、ちょっと掘れば全部石みたいなところだろうと推測される。だって野菜もスーパーで見るとほとんどがオランダ産とかで、アイルランド産は少なくて、土壌は良くなさそう。山も木は意外と少なくて、草が多くてさ。厳しい土地なんだ。

 だからでも石がいっぱいあるみたいで、教会とかみんな古いものは石作り。その石の色合いがすごくキレイで、村上春樹先生の本にもあったけど(旅先で読みました)車をレンタカーして、アイルランドの小さな村を廻って、そんな石つくりの教会や家を見て廻れたら、楽しそうだ。

 しかしとにかく私がいる1週間は「フォーシーズンズ・イン・ワン・デイ」@ニールさまの唄。。。。そのもので、10分ごとに天気が変り、すぐに雨が降ってくる。そのせいで、ちょっと散歩、ちょっと食べ物買いに、のつもりが雨宿りしなくてはならず(だってスコールみたいにすごい勢いで降るんだよ)いちいちパブにぶらり。。。。「ハーフ・パイント・オブ・キルケニー、プリーズ」と下手くそな英語で言っては飲んでいた。ハーフパイントなら、3ユーロくらいで飲めちゃうんだもん。それで1時間もボオオとしてる。

 そうやって、瞬く間に終わった1週間。何もせず、何も変らず、チョッと逆に落ち込んでしまった。旅に行こうが私は変らないんだと気がついて。

 旅に出た最初は「楽しもうとしよう」とかメモに書いていたけど、クレジットカード問題勃発などですっかり出鼻を挫かれ、さらにコンサートはそうやって眠くて、雨ばっかりで、いつものイジイジした私に瞬く間に戻ってしまったんだ。

 でも旅に何かを求めるのは間違ってるとも最後に思った。別に何もしないで、何も変らないで、落ち込むばかりでも、でも私の中にダブリンのどうでもいいような通りの時間が流れて、それは永遠に消えないわけで、それだけで十分な気がする。

PS:心の中でNHK「世界街歩き」のテーマ曲を歌いながら、そのダブリン編でやった通りを歩きました。でもって気づいた。。。あの番組、ものすごい編集してるって。。。いい所だけをすごくピックアップしてるね。。。。うん。ダブリン編でやった通り、汚くて、観光地で、ちっとも面白くなかったよ。でもあのテーマ曲を心で歌いながら、MCも自ら考えながら歩くと、それはすごく楽しいです。一人でバカ受けしてました。。。狂ってる。ほんと、旅先だと頭さらに狂ってる。。。。。

PS2:(寝ろよ、オレ。。。)今回泊まった「ブルックス・ホテル」はものすごく良かった。スタッフがすごく親切で、いい人ばかり。高いウエストベリーになんて泊まらないで良かった。1泊1万円ちょっとで、すごくいい宿だった。もしダブリンに行くなら(そんな人はいないだろうけど)ブルックス・ホテルに泊まることをオススメしますわ。

PS3:(だからもう寝ろ)ちなみに墓ってのは、本当につい最近の墓まであるんだ。。。遺跡っぽい中に。パッと見たら1970何年とかの墓碑があったりして、おいおい、墓参りツアーかよおおお!と本当に思った。
 も1つちなみに教会は1つだけ入った。セント・バレンタインさんの血が祭られてるところ。。。。ひいい。でもってそこにバレンタインさんへのメッセージを書くノートがあって、ちょっと読んだら「私には愛がない」とかみんな赤裸々に書いてあって、このノートを本にしたら、すごい赤裸々な「みんなの悩み」本が出来るな、と思った。私はウソっぽく「ここに来られて、バレンタインさん、ありがとう」なんて書いておいた。ウソくせええ。なぜそこでそんなウソを書くのか、オレ。。。。ダブリンまで行って。。。。ここじゃこんなに正直なのに。。。。教会でウソをつくオレ。。。

2009年07月26日(日)

 具合わりぃいいいいいい。
 わりぃいいいいい。

 疲れてて、ああ。アタシ、ダブリンで何してたんだろ?とか考えると、本当に何もしてなかったことが判明。

 ただソラを見上げたりぃ。
 キルケニーばかり飲んで、パブで暗い目をしてた。

 あとはお茶飲んで。飲んで。飲んで。飲んで。。。。パン食べて。持って行った「どんべえ」食べて。中華食べて。サンドイッチ食べて。スープ飲んで。サカナ食べて。ベーコン食べて。ハム食べて。チーズ食べて。チーズ食べて。チーズ食べて。フィッシュ&チップス食べて。甘いの食べて。甘いの食べて。甘いの食べて。生クリーム舐めて舐めて舐めて舐めて。リンゴ食べて。リンゴ食べて。カレー食べて。ナシゴレン食べて。ホットチョコレートを飲んで、飲んで、飲んで、飲んで、飲んで、飲んだ。

 胃腸が悪くなって、太った。

 どれもこれもバカみたいに高かった。

 アイルランドは去年の秋まですごいウハウハだったから、超物価高なんだ。でもリーマンショックで一気にリセッションになったのに、今だ物価は戻らず、「困ってる」と、話をするアイルランド人全員が愚痴をこぼしていた。こぼされても困るから早く安くしてほしかった。

 それからアイルランドの観光地はけっきょくどこもここもみんな「墓」だった。墓が好きな国民だ。墓ばかり連れて行かれた。あとボノの家ばかり言われる。

 外人はみんなボノが好きだと思ってるのだろうか? でもボノは嫌いだと話したら、タクシーの運ちゃんも、オレも嫌いだと言ってたから良かった。

 あと、アイルランドにはなぜかスペインからの旅行者がいっぱいいる。涼しさを求めてるのだろうか? そのスペインにはアイルランドからの旅行社が太陽を求めて行くらしい。

 テレビで朝からテレタビーズを今だにやってて、それがすごくうれしかった。朝からなごんだ。その後ずっとなごみっぱなしになるのが、アイルランドだ。急ぐとか、何かするとか、そんなことまったく思いつかない。

2009年07月25日(土) だらりんこん

PS:いつの間にか寝てて、パッと目が覚めた瞬間にTVを見たら(つけてた)朝さまが負けてた。。。腕から肩にテーピングが。。。。そんなことになっていたのか。。。。朝さま。。。。

PS2:東京の流れにまったく着いていけない。。。。。あああ。時間がダブリンになってる。。。。だら〜〜〜〜〜りだら〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜り。


 いつまでも続くと思うなローマ字日記!
 
 いつまでもいると思うな和田inダブリン!

 つうわけで。。。。帰って来ました。

 ヨレヨレ。。。。東京って、こんなに暑い町でしたっけ???
24時間前には、部屋に暖房入れてましただ、おらぁ。。。。それが今、エアコンクーラーがんがんで。。。。つ、ついていけない。。。。

 そして帰りの飛行機。隣に座った元気な夫妻@娘がスペイン人に嫁いで、そこを訪ねて行ってきた帰り。。。。の奥さんに「まだ40代? じゃあ、これからまだまだ人生30年はあるじゃないい? 大切に生きなきゃネエ」

 がああああん。旅の最後にまたお告げが。。。。大切に生きるか。。。。考えたこともなかった。

 と。旅の話はまとめてまた書きます。

 ちなみに今回見たコーエンのコンサートについてはミュージック・マガジンに書く予定っす。

 
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