今日は新木場のスタジオコーストなんて遠いところへ、「ブリティッシュ・アンセム」という、イギリスの新人バンドがいくつか出るミニフェスがあった。
そんなの、普段はぜった〜〜〜いに行かないのに、ユキさんが撮影に行くから車に乗せてもらえるってんで、まぁ、たまにはそういうの、見てみようかなぁと気まぐれで行ってみた。
ま、たまにはね〜〜って。オマエ音楽ライターじゃ??? ええっと。ええ。そうだった。。。。
で。行ったら招待状を持ってるのに、入場料を千円とられ、さらにドリンク料を五百円とられ、えええええええ! それってボリすぎじゃ???と思う。そういうのは招待って言わないで、ご優待と言ってほしい。言葉の使い方が間違ってるって。。。。と、また文句垂れ垂れのオバさん。オバさんはどこでも文句を言うのである。
腹立ったから、そのままドリンクのところに行って、ジンジャーエールをもらい、ガブ飲み。←後から後悔した。。。。
んで、中に入ったら、ちょうどやっていたのが、クィーンアドリアーナという女の人がボーカルの、なんだかアングラって言葉がピッタリの、古臭い、ヘンテコなバンド。
なんじゃこりゃ?なんでこんな古臭いの?と思っていたら、そのバンド、元デイジー・チェインソーという10年くらい前にあったバンドの女性が始めたもので、真中で歌う、おっぱい見えそうな、尻も見えそうなドレス着た、やせ細った女が実はかなりの年配(笑)だと分かる。。。エロババア。悶えたりしながら歌ってて、会場にいる平均年齢はどう見ても25歳以下の観客は引いていた。すげぇええええええ変だったわ。
あ、会場の入りは少なかった。。。私はパスも持ってないくせに、広々とられていたカメラマンエリアに勝手に入り込んで、ストレッチ運動とかしながら、余裕で見ていた。
それにしても、そこは若者の祭典(笑)。なんせ新しいイギリスのバンドを見よう!なんてんだから、若い子ばっかり。おトイレに並んでいたら、どう見てもみんなお肌ツルツルで、今時ファッションの20歳くらいの子ばかりで、42歳のオバさんは明らかに浮いている。トイレの照明がやたら暗いのだけが救いです。。。。
そしてそんなときにオバさんが思うことは「せっかくの機会だから、若い子エネルギーいただいちゃいましょう」なんてこと。
心の中で吸血鬼に変身し、「チュウウウウウウウウウウ」と吸い上げまくり、エネルギー、奪っておきました(爆)。
そのお陰か? 次々チャキチャキとライブを見れて、こなせ、次に出た、今日のお目当てだった、スカウンティング・フォー・ガールズという、いかにもイギリスの「ビューティフル・サウスあたり」を彷彿とさせるバンドを楽しく楽しく見た。
スカウンティング・フォー・ガールズは、基本ギターレス。美メロ。物語性ある歌詞。モッサリしてて、ドンくさい感じ。こういうのは日本じゃ絶対に売れない。これの所属するレコード会社の人に会ったら「ウチではちょっとあんまり押してあげれないんですが。。。」と言っていた。イギリスでは1位なんだがねぇ。私はそういうのが好き。
でもって次はなんか打ち込み系なんでパスして場内をグルグルする。狭いロビーにみんななんだかけっこうたむろってる。中でライブを全部見るわけでもなく、ビール飲んだり、ただおしゃべりしていたり。楽しいんだか、楽しくないんだか、よく分からない風。どういう子たちが来るんだろ? この子たちは普段イギリスもののCDを買ったりしてるのかな? と思ったけど、ユキさんが「買わないんじゃない? みんなマイスペースでチェックして終わりだよ」と言われて、そうだよな〜〜と思った。
そう思っていたら、次に出てきた、いかにもイギリスのナルシストの僕ちんがボーカルの、ギターがしゃがしゃしたブリットポップみたいなバンド←名前が覚えられないのは、なぜかみんなバンド名が異様に長いんだ。そこからしてダメだわ。ブラーとかさ。オアシスとかさ。そういうのにしてよっ!・・・・で、そうそう。その次に出てきたそのバンドの子がMCで「次の曲はマイスペースで流してる曲だからみんな知ってるだろ」とか言ってて、やっぱりそうなんだなぁ〜〜と思った。
最近の音楽の聞き方は、どっかインターネットで情報を仕入れて、そのままマイスペースに飛んで、そこで音をチェックして、聴いて、それでよかったら、まぁ、1曲くらいダウンロードで買って、それでも好きだったらやっとCD買う、くらいなんだろう。滅多なことじゃCDなんて買わない。
そしてこんな風にブリティッシュ・アンセムなんかに来たら、家に帰ってさっそくmixiに書き込んでいるのであろうな。って人のこと言えないが。。。私も早速書いてるし。
みんななんかするのがmixi書くため、になってるように思えて怖いんだが。。。。
で。帰りのレインボーブリッジがキレイで、興奮したオレ。香港みて〜〜だ〜〜とか、盛り上がる田舎者でひた。
きのう書いていた
Qの表紙になった予想外のハゲ登場です。

↑と、なんら違いがないように思える。。。宇宙人。違いは金星人と火星人の違いか? (火星人はニンジンです、当然ながら)
宇宙飛行士にもなってるが。
まっ金金。不思議な人。
「この人は宇宙人なのよ〜〜〜、おほほほほほほほ」by美輪さん。なんか????
それともシャネルズUSA版?(爆)ランナウェ〜〜〜イ♪byうちとこ師匠作詞っ!
と。師匠なんて言ったら、ふと、自分が師匠のところを辞めた26歳のときのことを思い出した。辞めてフリーになろう!なんて無謀に思った26歳。それまで6年も月給もらって働いていたのに、あの決断を私はどうして出来たのだろうか? すごい不思議。病気がちで、本当にものすごい病気がちで、大下血したりしていた頃。心臓もバクバクだったし。息もよく出来なかった。人目が怖くて、時間が怖くていろんなものが怖くて震えてばかりいて、家から一歩も出れないこともあったり、師匠ん事務所で1日中泣いていたりしたこともあったのに。なのに辞めようなんて。なんかただ逃げたかったというのとは違って、ここで辞めてなんかもっと自分のために何かやろう、とか思ったんだ。それが出来ると思っていたんだ。絶望とどん底の中にこそ自信ってあるのかもしれない。そのことをもっとちゃんと思いださなきゃ。絶望の中にこそ希望が生まれることも。
昨日読み終わった「秘密の花園」も、それを見つける子供たちのすばらしい話だった。今、絶望している人はぜひとも読んでみるといいかもしれない。
それにしても心気症(アタシ〜〜〜!)って100年前にもあったんね、と読むと分かる。そしてそういう人の心模様は今となんら変わらないことを知りました。作者のバーネットに駆け寄って握手したくなります。
そうそう。バーネットは小公子だっけ? それも書いた当時の女性人気作家。まだまだ女なんて!の時代にイギリスからアメリカに移住して作家バリバリになった、当時のやり手。バーネットにインタビューしたいなぁ。。。。。笑。