時間は冷静さを取り戻す
というよりは
悲しみを慣らせてしまう
と言った方が合うかもしれない
この心に留まっていた
カタチのないモノが
身体に染み込んで
悲しみを通り越したせいか
悲しみに麻痺したせいか
定かではないけれど
少し落ち着いたから
貴方と出会った頃の
日記帳を開いてみたの
ページをめくる度に
切ない香りが舞う
ぬくもり以上に切なさが
だけど間違いなく
貴方への愛も溢れていました
人の心はめまぐるしく変化する
だから凄く恐かった
いつ貴方がそっぽ向いちゃうかって
ずっと恐かった
愛した貴方は
未だ声を聞かせてくれず
もうそろそろ
自分は自分。
の私に戻る頃なのかもしれません
同じ悲しみを
人は幾度も繰り返し
又いつかは…と
希望を燃やし
また果てる
幾つも通り過ぎた幸せという喜びは
そう長くは続く事がなかった
力尽きて
見上げた夜空
ぼやけた星粒は
泣いていた
もう二度と
同じ過ちは犯さないと
決意した時から
又辛くて切ない道を歩いていく
泣けてきて
見つめた夜空
伝う頬には
熱い涙
どうしようもなくて
どこまでも落ちて
貴方を想うだけで
上機嫌だった私は
いつのまにか
切なくなる
ただそれだけになっていた