短い間だったけど私は終止符を打つ。
人って幸せを願うほど
辛さを知って
平凡を願うほど
愛される事を知るの?
一途に1人の人を愛する事が
何よりも辛い事
私は前から知っていたはずなのに
また同じ日を繰り返す
自分を痛めつけることは嫌いじゃない
それを乗り越えた時何よりの幸せを
私は感じるから
人を痛めつけることなんか好きじゃない
でも誰もが誰かを傷つけずに生きていくなんて
できっこないんだ
気持ちに整理などできなくていいし
あなたを愛する気持ちを伝えなくてもいいかもしれない
だけど後悔なしにこれから生きていくには
私は上に向かって傷ついていかなきゃいけない
私…知ってるんだけど
知ってるからこそたまらなく痛い恋をしてる
人はまた同じ日を繰り返す
それに終止符を打つには今大切に生きる事が大切。
私は確かに突然現れた男の歌声を耳にした
刺々しくてどこか優しくて
自分自身の過去を物語るような鳴き声
やっと今、其れに気付いたの
涙混じりの二人の声がずっと平行線
星屑が降る美しいはずの夜空も
願いもしない肌寒い夜
私は確かに突然現れた男の唇を愛した
触れた瞬間哀しみが染み渡ってくる
重く背中に乗せられた荷物を隠しきれず
やっと今、其れに気付いたの
何処かであの男はまた
哀しく美しい歌声を響かせているんだろうか
何処かであの男はまた…
私はこのまま幾つ街を歩いても答えを探せぬまま
このまま幾つ数えてもあの男に辿りつけぬまま…
美しく奏でる歌声だけ この夜空に響いている