-A VAGRANT LIFE IN NEW YORK-
飯沼省



 しわ寄せ

前夜の余韻を引きずったままの身体を
冷水シャワーで叩き起こす。
今日は、やることが一杯。
明日の【秋祭り】に展示する作品を準備せねば!

まずは、懸案のカレンダーから。
とりあえず明日は、サンプルだけを展示して
予約注文を受け付けることに決めた。
来年の祝日や記念日を調べつつ
カレンダーの枠組みをデザインする。
簡単にいきそうで、なかなか手強い。
使いやすくて、見栄えの良い優れたデザインとは?
試行錯誤のうえ、3時間ほどで完成。

次にアートワークの選出。
去年のカレンダーと被らないように
最新作を中心に13枚をセレクト。
一点ずつ取り出して、補正をかけたりトリミングする。
それも数時間かかってプリントアウト。
続いて、ボール紙の裁断作業。











これがシンドイ!
大きさを測る→切るの繰り返し。
単純作業が苦手のオイラは、逃げ出したくなる。
無心で手を動かすこと数時間
カレンダーがやっと完成!
もう夜10時を廻ってた。

そこでショーゴがやって来て、中断。
先日、奴はオイラが録り溜めたデモテープを持ち帰り
数日かけて、その中の一曲をリミックスしたのだ。
オイラは、音楽を止めて画家になってからも
暇を見つけては少しずつ曲を書き続けている。
ま、単純に止めようと思っても
止められる事ではないんだけどね、曲作りは。
そのほとんどが、ギター一本に鼻歌が乗っかったような
一発録りのコラージュみたいなもの。
聴かせられないレベルのものも沢山あるが
全部まとめてショーゴに渡したのだ。
自分の曲が、どう切り刻まれ、遊ばれて(笑)いるのか
興味深々だぜ。

仕上がった曲は、ある程度原型を留めており
所々に「おぉ!」というアレンジが成されていた。
元はギターも歌も1chで混ざっていたので、
難儀な作業だったと思う。
せっかくだからと、ここで歌とギターを別々に録り直そうと
提案し、直ちに録音の準備をする。
夜中12時過ぎ、アパートに響き渡るオイラの歌声(笑)
ほんと迷惑だよね〜。
明日の準備はまだ残っていたが
やっぱり音楽は楽しい。
全然、そっちを優先するよ、オイラは。

無事、別録りされた音源を抱えて
1時過ぎにショーゴは帰宅。
明日の準備は、まだまだある。
配布用フライヤーのデザインと印刷、
プリントの額装、
名刺の増刷、
ポップバナーの準備…。
音楽という楽しみ、そのしわ寄せを食った形で
絵の準備は朝まで続いたのであった・・・。



2004年11月13日(土)



 魅惑の囁き・・・


ジャパレス【A】のオーナー、Kさんと食事。
以前からチョコっと話を振られているのだが
日本食レストランの経営をやってみないか?という相談。
本店が支店を出すときは、通常「暖簾わけ」が多い。
長くそこで勤めた弟子に、屋号を貸し、独立させる訳だ。
ところがこのオーナーは、どういう訳か
料理人でも経験者でもないオイラを口説こうとしている。
「私は、起業家としてアナタをみています」という。
なんでやねん!?
頼むから、そういう事いわないでおいて〜!
先日は、サン村田から
「アナタがビジネス始めたら、もっと金持ちになれる」
とか言われたし、よく人からも
「あなたはビジネスに向いている」とか
「お金儲けの事だけを考えれば、成功します」とか
ま〜ったく根拠不明のサジェスチョンをされる。
何でだろ・・・?
そんな臭いをオイラがプンプン発散させてるとでも言うのか?
も〜それは命取りなのよ、オイラがやったら。
アーティストだなんて言えなくなる。
オイラがビジネスに手を染める=アーティストとして終わり。
だと、幼稚かもしれんが、真剣に思うぞ。
だから、頼むからそんなこと囁かんといて〜!

ま、いつも通り
ノラリクラリと話題をかわして退散する。

ダウンタウンに戻ってから、ケーキを手土産に
友達の引越しパーティーへ顔を出す。
彼女は友達が多いので、引越しパーティーも分散させ
今夜はアーティスト・ナイトらしい(笑)
慎也さんとYuuko、ミキちゃんという
2画家+2写真家という組み合わせ。
おもろい。
アート談義に花が咲くと思いきや、
予想を裏切って、恋話に突入(笑)
かなりバツが悪いので、この辺で退散する。
そのままオアシスに直行。
秋の夜長は読書だべ!の如く
文学チックに過ごす。

2004年11月12日(金)



 カレンダーの素材

来年用カレンダーの素材探しに奔走する。
去年は100部作ったのが完売したので
今年はもう少し手を掛けて作りたいと思う。
業者に発注するのでなく、
手作り、ハンドメイドで作ろう!と決めたものの
まずは、その素材探しから困難をきわめる・・・。

コンセプトは、このウェブサイト同様に
レトロな味わいのあるものにしようと思い
台紙はボール紙を使おうと思う。
ところが、丁度良い厚さのボール紙がなかなか無い。
画材屋といえば、ちゃんと精製されたキレイな紙ばかりだし
ダンボール業者だと、ロール単位(1トンとか…)だし、
思いつく限りの場所を当たるも、ダメ。

数日を棒に振ってしまったので
とりあえず先に、止め具の部品を探そうと
昔お世話になったことがある印刷所へ。
色んな止め具(バインディング)のサンプルを見せてもらい
値段を比較する。
話のついでに、オーナーに
「薄手のダンボール紙を探してるんだけど・・・」と言うと
「こんなのどう?」と、一枚のボール紙を持ってきた。

BINGO!!!

これ!正にこれだよぉぉぉぉ!
丁度良い厚さと、色合い。
これを探してたんだよ!
業務で使う、印刷用紙の束100枚ごとに入る、
いわば敷居がわりに使われているボール紙との事。
早速、これを作ってる業者を調べてもらい
コンタクトを取ることに。
オイラの変な注文に、最初は戸惑ったらしいけど
最終的に発注OKとのこと!!
やっぱ、オイラはツイてるわ〜。
これで俄然、やる気が出てきた。

諦めかけた時に、いつも救われるなぁ。
心のどこかでは「いや、絶対あるはず!」
と信じて、諦めてはいないのだが
それでも、めげそうにはなる。
でも毎回救われてるよな、最後は。
感謝!


2004年11月11日(木)



 反省を促す

仕上がったJazzEx用ポスターのデータを持って
スカボローにある印刷所へ届けようと思ったら
先方がわざわざクーリエを出してくれて
ピックアップしてくれることになった。
ラッキーです。
めちゃめちゃ遠いので嫌になっていた所なので。

ジェイミーからTELがあり
Tシャツのデザインをチェックするためケンジントンへ。
I like it ! I'd like to have one!
かなりデザインを気に入ったらしく
遠まわしに「一枚くれ!」と迫られる(笑)
その場でいくつかデータを修正して保存。
土曜日の夜までに仕上げてもらうことになる。

帰りにRafi邸に寄る。
先日、奴は盲腸で入院した。
が、まだ切ってないので、近々また入院の予定。
【Tokyo Doll2】NO KIMONO展もあと数週間と迫り、
順調にいってると思いきや、またまたトラブル発生。
日本側のデザイナーから、洋服が送られてこない!
Rafi曰く、1年も前からスケジュールを渡してたのに
間に合わないから待ってくれ!とはどういうことだ!?
と、怒り心頭。
しかも、日本のデザイナー全員がそうだから
「これは日本人にとっては当たり前なのか?」と
逆ギレされる(笑)
っつーか、オイラに切れんなよ。
去年の【Tokyo Doll】の際は、
オイラが日本側をすべて統括してたので
起こらなかった問題。
日本人同士でなければ裁量が難しいことは多々ある。

言葉の違い

解釈の違い

感覚の違い…etc

これは展覧会を主催する側が歩み寄るべきか
参加するアーティストが歩み寄るべきかは
火を見るより明らか。
Rafiは、もっと参加するアーティスト側に
敬意を表するべきだった。
今更言っても後の祭りだが、
「参加させてやっている」
じゃなく、
「参加してもらっている」
と考えることがどうして出来ないのか!?
その辺の、些細なことが後々響いてきたんじゃないか?
釈迦に説法ではないが、この辺をもう少し
Rafiが理解してくれれば良いと思い、
多少キツイが、言わせてもらった。



2004年11月10日(水)



 来年のプロジェクト

午後、JCCCにて日加特使のI氏と会談。
2時からの予定だったのが、先方の都合で1時間押し。
ショーゴも待ち合わせに遅れてることだし、
JCCCで暇を潰すのは勿体ないので
Eglintonの【Sushi Star】で食事をとる。
オーナーやウェイトレスの子らと談笑してると
ふと、知った顔が現れた。
誰だっけ!?
・・・あ、そうだ!【ショーブ・ショー】で
ミキサーを担当してる奴だ!
世間はやっぱり狭い。
近くの保険会社に勤めてるらしい。
人は見かけによらないな。
ショーゴがやっと合流して、JCCCへ向かう。

特使のI氏は、日系3世なので全く日本語を喋らない。
おまけに早口だから、今でこそ分かるが
昔は、何言ってるかほとんど分からなかった。
今日のショーゴが、昔のオイラ状態(笑)
奥の会議室で30分ほどトーク。
JazzExの件はもちろんだが、今日はもう一つあって
来年オイラがやる事になったカナダ巡回展の相談。
ここJCCCの【現代ギャラリー】を皮切りに
バンクーバー、オタワと廻る、初の大規模な個展だ。

もしかして、この日記で書くのは初めてか?
実は、数週間前にJCCC館長のJames推薦で
【現代ギャラリー】での個展が決まり、
これからバンクーバーとオタワへの打診をするところだ。
総合オーガナイズは【現代〜】のKen氏が担当する。
今回はカタログも制作されるので
かなり大がかりな準備が必要とされる。
主にプロフィット(資金)なんだけどね。
ちなみにメイン・キュレーターには
オイラのゴリ押しでRafiを投入することに。
やっぱ、奴しか居ないでしょう。
キュレーションできるのは。

簡単に巡回展と言ってもピンキリで
自費で運送して展示するだけなら、簡単にできるけど
きちんと宣伝を打って、作品も売れて、
興行的に黒字にするには
それなりの事業計画が必要になる。
このプロジェクトは【現代〜】が今まででやった中では
最大規模のものになるらしい。
らしい、っていうか、オイラの独断だけど(笑)
ほんで、まずI氏に根回しと思って。

JCCCでやるのは、ある意味チャレンジ。
日系人プラス、どれだけ地元カナディアンを
この日系文化会館に呼べるか!?がポイントだと思ってる。
オイラの絵を観に、こんな遠いところまで
誰が来るんだ!?というチャレンジ(笑)
いや、本当ですよ。
簡単ではない事だから。

帰りがけ、ファンディング担当のクリスティンに会って
そのことをちょっとだけ話した。
すると、奥からもう一人出てきた。
なんと、【Funding Matter】のパトリック社長。
そう、数ヶ月前にオイラの絵をポーンと買っていった
あのミリオネアだ(笑)
一石三鳥、わざわざ出向く手間が省けた。
「いや〜、なんか縁があるなぁ・・・」と一人呟く。
これも何か良いことの兆候。

JCCCの一階には総領事館インフォメーションセンター
が入っており、ついでなのでY領事にも挨拶。
あぁ、社交してるなぁ…と、ちょっと自嘲。

日曜日の【秋祭り】用に、フレームを買い足すため
そこから【IKEA】へ向かう。
が、
降りる駅を間違えて、この寒空の中(気温1℃)
ひたすら30分ほど歩いた・・・。
道連れになったショーゴは、寒さで固まって
壊れたロボット状態(爆)
来たね〜、冬が。



2004年11月09日(火)



 オアシス

前日の恐ろしい経験(カオス状態)から引き続き集中力を維持。
自分でもヤバイと思うくらいのスピードで作業を進める。
何だか、このまま壊れてもいいという気持ち。
朝5時をまわり、7時を過ぎ、9時になってようやく開放された。
昨日ドローイングを終えたばかりなのに
もう9割がた完成まで持っていくことができたのだ。
スイッチが切れたオイラの身体は抜け殻。
それまで、あまりのファイルの重さに
ウォンウォンと唸りをあげていたPCに「お疲れ様」と声を掛けて
ベッドに倒れ込む。

身体は疲れていても、精神的に高ぶっており
なかなか眠れたものではない。
気付くと昼過ぎ、ショーゴが様子を見にやってきた。
JazzExの関係で、いろいろと人を紹介する約束をしていたので
これからアポを取って、ショーゴを紹介しに行く。

まずはJCのK社長。
突然のお願いにも、快くオフィスへ招き入れてくれた。
頼れる兄貴みたいな人だね、オイラにとっては。
今まで色々な相談をしてきたけど
いつも明確なアドバイスをくれる。
「初めてトモに会った時は、本当に死にそうな顔してたよなぁ」とか
今だに言われると恥ずかしい。
第一印象はなかなか消せない。
ショーゴはかなり緊張した面持ちで、なかなか会話が続かない。
最初はそんなものかも。
気にしない、気にしない。
しかし、第一印象って消せないぜ(笑)

ピザを食って、一旦スタジオに戻ってからは
オイラの絵のコレクターでもあるパトリックの家へ。
世界各国のTEAセレクションの中から
日本の「緑茶」を選び、暫しくつろぐ。
あちこちに現代アートが飾られてて、居心地のいい空間。
あ!、この作品は!
【Let's Have a dream】の時にHiroが作った作品が
一等地に飾ってあった。
まるで自分の事のように嬉しい。

その後、クミの家で夕食にありつく。
今夜はシチュー。
ショーゴとオイラは韓国スーパーで得体の知れないジュースを買い
それを手土産にもっていく。
クミもだんだんと料理が上手くなってきたかも?
お腹一杯になって、ショーゴと別れる。
それから今のオイラにとって唯一のオアシスへ足を運ぶ。
R子とは、平和って何かな?などと恥ずかしげもなく語り合える。
ん!?そんな大げさなものではないか。
ただ思ったことを喋って、相手の思ったことを聞く。
そういう当たり前のことがオイラには必要。


2004年11月08日(月)



 カオス状態

昨日に引き続き、ひたすら絵を描く。
今回のポスター、【違ったスタイルで】描くというのは
手描きのドローイングをスキャンして
以後はすべてコンピューター上で仕上げるというもの。
はっきり言って面倒くさい手法。
生でペイントしていけば、仕上がりの予想も
大体の時間の計算もできるのだが、このやり方ではNo Idea。
とにかくやってみるしかない。

全ての基礎は、この下書きのドローイングに懸かっているので
手を抜かずにきっちりと描くように頑張る。
かなり精神的に疲れる作業。
構図が大事だ、構図が。
ちょっとでも狂うと、それを捨てて新しく描き直す。
ごちゃごちゃと細かいオブジェクトを入れるつもりなので
ほんの1ミリでもズレると、途端に美しくない構図になる。
単にごっちゃ煮じゃないんですよ、混沌とした中の【美】が好き。
どんどん書き足していって、カオスになってから、また壊す。
それを繰り返しているうちに、だんだんと構図が整理され
次第に絶対的な位置が決まってくる。









夕方、やっとの思いでドローイングが完成!
次の作業へ移る前に、軽く気分転換したくなり
近所の【Tequila Bookwarm】へ。
コーヒーをすすりつつ、雑誌を片っ端から読む。
気付いたら2時間、ファッションから経済にいたるまで
ありとあらゆる雑誌をナナメ読みしてるうちに
突然、目の前が真っ暗になったような錯覚。
まずい、まずい、疲れてるんかな?
そう思ったら、急に寂しくなってきた。
一体、自分は何をやっているんだろう?
何をこんなに頑張っているんだろう?
そんな思いがブァ〜っと押し寄せてきた。

多分ね、ドローイングしてる最中のカオス状態から
抜けたんだと思う。
雑誌読み飛ばしてる時までは、その状態のまんまだったのが
突然、普段の状態に戻ったのかもしれない。
思えば、何でそんなに片っ端から雑誌読んだの?という気もするし
どこか普通の状態ではなかったかもしれない。

人間の集中力って、たまに恐ろしくなるくらいで
スイッチが入ってる時に、余計な電話がきたりしたら
会話の内容どころか、今誰と話したのかさえも思い出せない
事がある。
オイラはあんまり自覚してない方だけど
最近、そのことで友達から「怖い」って言われた(笑)
そうなんか〜。
オイラって怖いんかなぁ〜。
だって何言ったか覚えてないんだからしょうがない。

とにかく集中力が続くうちに、とっとと作業に戻ろう。
念のため電話のコードを抜いておく。



2004年11月07日(日)



 特別な日に

朝起きて、メールをチェックした後は
パジャマのまま、ずーっとスケッチブックに向かう。
真面目じゃないですか、いつになく。
年末のJazzEx用、ポスターの制作です。
そうです、締め切りに追われているんです(笑)
日頃から、ちゃんとやっとけよーという感じですが。
でも今回、かなり良いものを作りたいんです。
いつもより、もっと良いものを!
ぼかーやる気です。

先日のTシャツデザインもそうだし
今回のポスターもまた、クライアントがあって
ある意味で限定された中で持ち味を発揮せねばならない。
それを自分なりに楽しんでる節がある。
普段は何の制限もなく、ただただ好きに描いてるわけだから
それとは違った楽しみというのかな?
ま、良い意味で期待を裏切ってやれ!という思いもあり
あえて今までやっていないスタイルで制作しようと思ってる。
使う画材が変われば、画風スタイルにも変化があるので
「あれ、いつもと違うじゃん!
でも、トモレノンの作品だよね!」というのが理想。
こんなこと自分で書いてて、プレッシャーになるわ(笑)

夕方、Butler's Pantryでお客さんと待ち合わせ。
フィアンセの誕生日にプレゼントしたい、と絵を注文してくれた。
ふと、前に出会ったカップルを思い出した。
あるカフェで展示をしていた時のこと、
二人して「あの絵いいねー」と合意していて
それぞれが個別に、同じ絵をオイラに注文したのだ。
お互い、クリスマスに驚かせようと思ったらしく内緒にしていた。
それを知らずに、全く同じ絵をそれぞれがプレゼントし合ったという
誠にほほえましい話。
後日、一枚の絵はチェンジしたのだけど(笑)
でも、何か特別な日にオイラの絵をプレゼントしてくれるなんて
かなり嬉しい、ありがたいことだ。
今日のお客さんにも、感謝をこめて「ありがとう」と伝えた。
単に、買ってくれてありがとう以上の気持ちで。


2004年11月06日(土)



 内へ、内へと潜っていく

昼頃、ショーゴがやってくる。
Tシャツのデザインが仕上がってるのを確認するためだ。
出来てますよぉ。
しっかりと。
ほとんど寝てねーんだからよ、こっちは。
ジェイミーに手渡すためケンジントンに出向くが本人は不在。
携帯にかけると「風邪ひいちゃっててさ・・・」
仕方ないので郵便受けにディスクを放り込む。
データに問題なければいいのだけど。

そっからショーゴと別行動で
オイラは【美女缶】の取材へ。
Don Millsのモールで待ち合わせたのだが
これが遠い!
行くだけですっかり疲れてしまう。

行き帰りの地下鉄の中では
ひたすら浮世絵に関する学術書を読む。
日本語では理解しているつもりだが
英語で読むと、また感覚が違う。
「ふ〜ん、そういう風に言うのね」
といった表現が結構あり
今まで見えていなかった側面が見えたような気がする。
頭の中では、浮世絵を現代に当てはめると
何になるか?をあれこれ考える。
それは全般的なものから、技法、流通に至るまで
系譜を引きずってると思えるものは結構ある。
画家と刷り職人の合作による
シルクスクリーンのプロセスなんかは
絵師と彫り師の関係そのままだし。

最近また、自分の作品に変化が表れそうな予感。
来年のテーマは【決着】と、早くも決めているし。
浮世絵もそうだけど、オイラの中にある日本的な感覚や
背景を一度すっきりと整理させたい気分だ。
先へ、先へと進んでるというよりは
内へ、内へと潜っていく感じ。


2004年11月05日(金)



 Tシャツデザイン










丸一日、JazzExのためのTシャツデザインに費やす。
明日までにデータを渡さないとNGというプレッシャー。
「和」テイストを入れることで、どうしても強調されてしまうのだが
必要以上に「日本」っぽさを入れたくない。
そういうのって逆に安っぽく見えるし。
とにかく、ドローイングを描きまくっては
スキャン→PCで加工の繰り返し。
深夜12時頃に、ようやく一つの案がまとまった。

それからはコーヒーをガンガン飲みつつ
ひたすら加工するのみ!
椅子のクッションがヘタリ気味なので
新しいのを買うべきか?とか
最近、空気清浄機の効きが悪いな、とか
作業する環境に対しての不満を感じつつ。

T-シャツ用のカラーセパレーションが面倒くさい。
色版ごとに分割するやつ。
それでまたスタックして
ついに完成!したのが朝7時過ぎ。
後でショーゴが取りに来るので
とりあえずシャワー浴びてから仮眠しよう・・・。

2004年11月04日(木)
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