-A VAGRANT LIFE IN NEW YORK-
飯沼省



 オーガニックで満腹

Bitsの編集者Mやんの自宅に招かれ
豪華な手料理に舌づつみ。
Mやん夫妻が住むのは、閑静な住宅街の一角
ちょっと変わった造りの一軒家で
その2階をフラットごと借りている。
モノは多いんだけど、ゴチャゴチャしておらず
まるで何十年もそこに住んでいるかのように
部屋と同化している。

そこに住むMやん夫妻は、とても自然体で
「ナチュラル」って言葉がぴったりな二人。
カナディアンである旦那さんは、
オイラの【美女缶】の大ファンらしく
いつもMやんに翻訳してもらって楽しんでるらしい(笑)

そんなナチュラル夫婦だから
食べる食材は、極力オーガニック食品。
生地から作ったピザ数種類に
本格的パスタ、デザートのパンプキン・パイまで
マジで死ぬかと思うくらいに完食!











たまたま日曜ということで
オイラの作品が使われているTV番組【Metropia】の
第一回総集編が放送されており、集まった全員で観る。
実は、オイラもオンエアを観るのは初めてで
ドキドキしながら観ていると、あった!あった!
結構カメラワークが早いので見逃してしまうけど
そこここに作品が散りばめられていた。
番組の最後のテロップには
ちゃんと tomolennon ってクレジットも入ってたし
皆でワイワイ言いながら観た。

旦那さんの本棚に日比野克彦の作品集を発見。
3Dモーションのクリエーターである旦那さんと
ひとしきりデザイン談義で盛り上がる。
あとは、Mやんの地元 長野県白馬村には
高校の時に住み込みのバイトで滞在した事があって
かなりローカルな話までして面白かった。

とにかく、久々に暖かくもてなされた気分で
満腹になったお腹を抱えて帰宅。



2004年10月24日(日)



 王道

昼過ぎにショーゴ、RafiとCarolと待ち合わせて
Queen Westのパスタ屋で食事。
これからハロウィンパーティーのポスター貼りをするというので
少し手伝って、Drake Hotelまで一緒行く。

そうそう、ショーゴはつい最近Carolに英語を習い始めたので
ずいぶん打ち解けた雰囲気になってて嬉しかった。
月〜金までの週5日、結構ハードなもんだ。
Carolは日本で7年も先生やってたし
それを完全プライベートだから、相当に美味しいクラスだと思う。
オイラも行こうかな?
最近、英語に関してはブラッシュアップしてないし。

夜、オイラ、ショーゴ、クミ、R子それぞれスーツ、ドレスを着込み
【日加タイムス社 創立25周年パーティー】に出席。
Gene DiNoviトリオのジャズ・ライブ演奏もあるとのことで
かなり楽しみにして行った。
創立25周年ということで、会場であるJCCCには
トロントにある日系企業の方々が大勢やって来た。
顔なじみの日加スタッフ達も、今夜ばかりはおめかしして
来客の対応に追われている。










円卓のテーブル席につくと、偶然にもチャコちゃんと同席!
いつも髪を切ってもらうヘアデザイナーさんだ。
堅苦しい来賓の席じゃなくて良かった、とホッとする(笑)
いつも通りの、ハイテンション・スピーチで
I社長から紹介があり、すぐさまGene DiNoviの演奏が始まる。
この人は、正式な音楽教育を受けておらず
独学でJazzの道を突き進んできたミュージシャンだという。
特に、JazzやClassicの世界では
音楽的教養を重視する傾向があるのに
この人がここまで観衆の支持を得てこられたのには
何か理由があるはずだ。
そういう興味もあって、じっくりと音楽に耳を傾ける。

ベースとドラムという、シンプルなバックバンドに合わせ
Geneのピアノがリリカルに響く。
若いんですよ、音が。
どっしりとした重みが無い代わりに
心の琴線をさらさらと流れるようにピアノが響きます。
そんで、演奏する曲も耳慣れたスタンダードが中心で、
時折、Gene本人が歌う(決して上手くない)ボーカルが乗る。
ピアノを弾く姿は、オーバーリアクション気味。
要するに、エンターテインするんです。

幅広い観客を相手にするのが【王道】と呼ばれるなら
Geneは正に王道。
小難しく細分化しつつあるJazzの世界で
王道を貫くことは簡単ではない。
何故なら、Jazz入門を果たした初心者は
より難しい音楽、よりマニアックな音楽へと進んでいくからだ。
別の言い方をすれば、マニアックになればなるほど
優越感を得られるジャンルなのかもしれない。
だから、王道は入門編にこそなれ、
深みに嵌ったリスナーを取り戻すのは難しいと思うのだ。

オイラが今夜、感じたのは
こういうGeneみたいな人がいるからこそ
マニアックなプレイヤー達も安心して
そこでプレーできるのではないか?ということ。
もし、王道を果たす人が誰も居なかったら
マニアックな人達の中から
誰かがその役割を担わなければならない。
つまり、一般を、幅広い大衆を相手に演奏することをだ。

休憩を挟み、第二部の演奏まで
たっぷり堪能して会場を後にした。
それにしても、JCCCって遠い・・・。

ダウンタウンに戻ってから
韓国街でカムジャッタンを食べる。
R子が、テーブルを買ったのに組み立てられない
と言うので、ショーゴと配達員ヨロシク
テーブルを組み立てるだけの為にR子の家へ。
これがかなり難物。
最後は、夜中だというのにハンマーで叩きまくって完成!
それから何故かトランプ大会に。
オイラは、ほとんどトランプを知らない。
ババ抜きくらいしか、ルールを聞かずに出来ないのだ(笑)
【大富豪】とかいう、ごっついややこしいルールのを
やるハメになったのだが
オイラはセンスがあるのか、ショーゴが弱いのか分からんが
最終順位は
1位R子
2位オイラ
3位ショーゴ
という順に。



2004年10月23日(土)



 アンテナ

酒豪M子が、間もなく日本へ帰国する。
今夜は彼女が働いているバーでの最後の日なんで
深夜ではあったけど、顔を出すことにした。

そこのバーでは、今晩【赤味噌会】という
日系の大御所たちが集まる会が開かれていて
その最中に顔を出すと面倒くさいので
あえて、会が終わった頃を見計らって立ち寄ったのだ・・・
が、
まだ居た(笑)

速攻で顔がバレて、御大M社長の横へ座らされる。

「どうかね、絵の方は!?」

そうっすね、今は潜伏期間て感じですか。

「大して浮上もしてないのに、潜伏してるのか?」

・・・。
キツイねぇ、相変わらず。

何でもM社長、ベトナムの作家の作品を1万ドルで買ったとかで
今日はいつになく絵の話を振ってくる。
内心、オイラの絵を先に買えよ!と思いつつも
適当に話を合わせる。
ただ、この人も社長というだけあって
たまに、かなり確信を突いたことを言うから気が抜けない。
今夜もひとつ、目からウロコがポロッと落ちるような話が聞けた。
たぶん、本人からすれば別段気に留めるような
言葉ではなかったかもしれないが
オイラの心はピン!と反応を示したわけだ。

巷には【心に残る言葉】なんて本が売られているが
確信犯的なキナ臭さがあって、どうも好きになれない。
心に残る言葉なんて、本人が気付いていないだけで
本当は、その辺にゴロゴロ転がっているような
他愛も無い一言だったりするのが本当だと思うからだ。

世の中で、人間だけが言葉を使ってコミュニケーションをとる。
同じ言葉、同じ単語を使っても
話す人によって、言葉の持つ意味と輝きが変わってくる。
そういう力を言葉に乗せれる人は凄いな、と思う。
ってことは、言葉なんて単なる伝達記号で
それを心に伝えるってのは全く別のパワーなのかもしれない。

昔、ある女優が監督と対立した際
「俳優の演技で人は感動するのだ、脚本じゃない!」
というのを実証したそうだ。
女優は、ただ「1・2・3・4・・・・」と数字を数えるだけ
それがやがて50を超え、100を超えるあたりから様相が変わってきた。
周りで見ていた人々が涙を流し始めたという。
あまりの女優の迫力と感情に、言葉は言葉ではなく
全く別のものとして機能したからに違いない。

それはなにも、言葉だけに限ったことじゃない。
物にだって、料理にだって「これは普通と違う!」と感じることがある。
作り手の感情やプライドがはっきりと主張してくるモノに出会うこと。
それは、感じる方もそれなりにアンテナを伸ばしてないと
分からないかもしれないが、そんなもの本なんて買わなくても
その辺にゴロゴロ転がっているんだよ、と。
アンテナ磨いて、伸ばしてさえおけば
いくらでも、好きなだけキャッチすることが出来るのだ。

改めて、そんなことを気付かされた夜だった。



2004年10月22日(金)



 【美女缶】について

朝10時、Bitsのカズの付き添いで隣町ミシサガへ行く。
ちょっとしたアポイントがあって、ある人物と待ち合わせたのだが
何と、ドタキャン!
ドタキャンて、土壇場になってキャンセルされることを云う
凄まじい日英チャンポン言葉なんだけど(笑)
これには本当にキレるね。

だって、前日と前々日にちゃんと確認取ってるんだから。
相手の理由は「忙しいから」キャンセルっていうけど
「忙しい」からこそ、前日に確認取ってる訳じゃん!?
「忙しい」からこそ、お互いに日にちを決めて会うわけでしょ!?
そんでムカつくのは、そんな輩のために
オイラの貴重な時間を使った、合わせたかと思うと
めちゃくちゃ悔しいんですよ。
お前、確認(コンファーム)って言葉の意味知らんやろ!
と突っ込みたくなる奴が多いよ・・・。

午後、【東京キッチン】にてラーメンを試食。
Bitsの特集企画で、オイラがプチ評論家としてコメントを書くのだ。
昨日も【Kenzoラーメン】食べたし
夜もラーメン作って食べるなど、かなりラーメン漬け。

その足で、Victoria Stにある【Top O' the Cenator】へ。
Bitsの撮影隊がちょうど取材に来てたので。
ココは、年末のJazzExの会場となるので
一度中を見ておきたかった。
ショーゴとキャロルも合流して、諸々打ち合わせをする。

そして【美女缶】の撮影。
「トロント、レベル高いっすね〜!」とか
「あんなの美女じゃない!私の方が綺麗!」とか
「個人的に紹介してくれませんか?」などなど
各方面から様々な反響をもらったこの企画も
残り2名ということで、遂にカウントダウン。
思ったよりもキツかった〜、というのが正直な感想。
いや、まだ終わった訳じゃない。
Bitsでの連載は12回で区切られるけど
これから展覧会レベルへ持っていく作業があるのだから。

実際、ここまで反響が大きくなるとは思ってなかった。
せいぜい、毎号を密かな楽しみとしてくれる人がいればいいと。
だって、「美少女」の基準がオイラの物差しなんだぜ!?
人それぞれの趣味・嗜好がある中で
多くの人に愛されるコーナーになったことが驚きだ。
オイラも展覧会を「やる!」って言った以上
ここで満足していてはダメなんだけどね。
これからまた練り直して、面白くしていきますんで、よろしく。




2004年10月21日(木)



 【蚤の市】について

朝10時、ほとんど寝れないまま
【Butler's Pantry】の搬入。
ここは二度目の展示なので
それほど手こずらずに済んだ。









オリジナルが二点のみ、あとはプリントが中心なので
やっぱりゴージャスさに欠ける。
展示作業が終わってから暫く、その場で
「う〜ん」と考え込んでしまった。

今は、何度目かのトンネルというか
自分のスタイルがまた生まれ変わる時期だと感じてるので
容易に現状スタイルで描き捨てしようとは思ってない。
農家でいえば、生産調整。
家庭でいえば、家族計画みたいなものか。
その狭間で展示を行なうと、どうしても今回みたいな
中途半端なモノになる。

【Butler's】のMarkham支店へ行き
今度は慎也さんの展示を手伝う。
こっちはQueenの倍くらい壁面スペースがあって好きだ。

展示が終わって、いつものようにそこで飯を食う。
そう言えば、と思ってオイラが毎年参加している
11月の新企会【蚤の市】に慎也さんも出るように説得する。
いつもお世話になっている日系社会への
恩返し的意味合いが強い【蚤の市】だが
これに参加するには、もう一つ別の意味がある。

オイラ達が普段やっているような展覧会には
なかなか足を運ばないような人達も
この蚤の市にはやって来る。
カナダに住んでいるとは言え、中身は日本人であるから
アートに対して保守的な考えを持つ人々がまだまだ多い。
オイラや慎也さんの名前を新聞やどこかで知っていても
わざわざギャラリーに足を運んでくれる人は皆無と言っていい。
興味が無いのに加え、親近感も無いからだ。
【袖触れ合うも 多少の縁】
という言葉通り、どこかで一目出会っただけでも
その後の関心度が違う。

毎年、蚤の市での平均的な反応はこうだ。
「トモレノンさん、新聞で名前は知ってますよ」
ありがとうございます。
「どれくらいカナダに住んでますか?」
5年くらいになります。
「じゃ、普段はお仕事してらっしゃるの?」
いいえ、絵を描いて生活しております。
「どこの学校で絵を勉強してるんですか?」
学校へは行ってないんですよ。独学です。

てな感じで、おおよそアートには関係ない話を
延々とするわけだが、そこが大事なのだ。
作品よりも、まず人間を知りたいのが日本人の特徴。
ただでさえ馴染みのない【アーティスト】なんていう職業を
少しでも身近に感じてもらう事ができたら
それが少しずつ関心へと変わっていくものだ。

椅子にふんぞり返って「観たい奴だけ観に来ればいいんだ」
っていう巨匠アーティストに憧れて
そのレベルに至ってないアーティストまでも
やたらに高飛車な態度を取っているのを見かける。
アホかっちゅーの。
自分から絵を持って見せに行くこともしないで
最初っから「来い!」とか
「どうせ言っても来ない連中だから」は無いだろ。

オイラにとって、蚤の市は
こっちから絵を持って「お邪魔しまーす!」と
日系社会の中へ入っていける、年に一度の大切な機会なのだ。


2004年10月20日(水)



 マジっすか!?

去年、絵の展示をしたレストラン【Butler's Pantly】から
また今年もやってくれ、とのオファーがあった・・・らしい。
らしい。というのは、オイラに直接知らされずに
搬入日、その他モロモロが決まっていたからだ(笑)

昼に突然、オーナーのAmilaから
「慎也から聞いてる?明日の朝9時半よ」と
いきなり訳の分かんない電話で叩き起こされ、
つい勢いで「I'll make it」と答えてしまった(笑)
それから慎也さんに確認を取ると
「ゴメン、言うの忘れてた(笑)」って
そりゃ無いっしょ〜!

とりあえず昼間はBitsの編集会議に出なきゃいけないので
帰ってから速攻で絵の展示準備を始めた。
額入りのプリント系は、QWACの売れ残りがあったけど
肝心の新作オリジナルは一点も無し。
痛っ!
と思いつつも、選択の余地なし。
取り急ぎのフライヤーとプライスリスト、タグを作る。

夜中になって、日本の青木さん(FRUITS)や
Kaniさん(Cocoon Design)らと国際電話で打ち合わせがあり
明日の準備が終わったのが朝7時(!)
とりあえずの仮眠を取って、慎也さんが迎えに来るのを待つ。
グッタリです・・・。


2004年10月19日(火)



 Happy Birthday R子!

日頃、色々とサポートしてくれてるR子の
23回目のBirthdayだった。
友達の多い彼女だが
誕生日の当日の予定を空けてくれたので
ショーゴ、クミと共にお祝いパーティーをする。

料理番長はショーゴ。
チャイナタウンで海鮮鍋の材料を買い込む。

クミは、すげー美味そうなケーキを購入。

で、オイラは・・・
プレゼント(?)とビール担当(笑)

主役のR子にも「ご飯炊いておいて!」と
主役もクソもないお願いをする。

夜9時半という遅い時間にR子の家に集合し
料理番長の見事な手さばきで海鮮鍋が完成!












すごい!
早い!
うまい!
ちなみに味噌の味付けはオイラ(自慢)。
やったのは、それだけ。
R子はアルコールが飲めないので
主役を除く3人でガンガンとビールを飲んで
無理やりお祝いモードに持っていく(笑)

オイラが渡したプレゼントは
ぬいぐるみ・・・。
いや、かなり嬉しいはずだぜ。
日本でも人気の(はず?)【RODY】とかいう
ポニーのぬいぐるみ。
見た瞬間「これしかねーべ!」と一目惚れしたやつだ。

ケーキを食べようと思ったが
鍋の喰いすぎで、全然入っていかないので
ルームメイトの女の子達にもおすそわけ。
女性陣は「別腹、別腹」とか言って食ってる・・・。
まじですか?
もう0時ですけど。

その後、部屋で和んだりして深夜まで滞在。
それにしても、23歳って若いよな・・・。
自分の事に置き換えると、オイラ結婚した歳だわ(笑)。
R子がこれからどんな道を歩んでいくか
誰にも分からないけど
この歳ですでに【世界一周】をしてる彼女。
金では買えない経験をいっぱいしてる。
だから、心配はいらないどころか
逆に教えられることの方が多いくらいだ。
「マクドナルドなんて食べてちゃダメですよ!」と
叱られる30歳のオイラって・・・。



2004年10月18日(月)



 【Draganov】でパーティー

ジュエリーショップ【Draganov】へ。
オーナーのGeorgeとTracyから
プライベート・パーティーにお呼ばれ。
ショーゴの英語勉強には丁度イイと思って
クミも連れて3人で参加。



















こじんまりとしたショップの店内と、奥の工房を使って
ワインとチーズだけの、ささやかなパーティー。
人望の厚いGeorgeの元には
何人もの職人見習いが働いている。
彼らと金属や、宝石の話をしてみて思ったのは
ジュエリー=装飾品なんて軽いものじゃなく
もっと大地と繋がった、アーシーなものだと
金属や宝石を捉えていること。
だから身に付けておきたいんだと、彼らは言っていた。
うんうん、完全には分からないが
言いたい事はすごい伝わった。

単なるお飾りじゃなく、身体と一体になるような
花や葉っぱをモチーフにしたジュエリーを作る
Georgeの元に、彼らが引き寄せられるのも納得。

ところで、このGeorgeとTracyも煙草好き。
工房の奥で煙草をくゆらせながらワインを飲む。
たわいのない話をしつつも
なぜか、すごい安らぎを感じてしまった。
酔った勢いで、Georgeと作品をトレードする約束をした。
個展【Smoke Screen】に来てもらった時から
交換しようと言われいたのだが
ついつい面倒臭くて忘れた振りをしていたのだが(笑)

Georgeは最近、ジュエリーをアートフレーム仕立てにした
ファインアート寄りの作品を作っていて
その中の一つと交換することに決めた。

「今度日本に帰ったら、この刷毛と同じのを買ってきてよ」
と頼むGeorge











ショーゴもクミも、そろそろ飽きてきた頃だと思い
皆より先に退散。
それでも3時間以上、ここでワインとチーズを楽しんだ。
ジュエリー職人としても素晴らしいが
やはり人間として付き合って心地いいのが一番。


2004年10月17日(日)



 新メニューの試食

某日本レストランにて、新メニューの試食に呼ばれる。
別にそんなの行かなくったっていいんだけど
ショーゴが来てからというもの99%外食で
最近、食生活が壊滅状態なんで
栄養補給を兼ねて、行くことにした。









出るわ出るわ、新作の2品が山盛りテンコ盛り。
普段、午前中には食べ物を口にしないので
朝11時から寿司というのは、かなりキツかった…。

ダウンタウンに戻ってきて、フラッと立ち寄った洋服店。
冬用ジャケットを一目見て気に入ってしまった。
即買い。
だってさ、Sサイズって中々いいのが無いんだけど
これはサイズもピッタリで、しかも品薄だったから
今、買わなければ後悔する系の予感がしたんで。

夕方、休日だというのにカズさんが
ミーティングしにウチに来た。
近所のセカンドカップに行くことにして
早速新品のジャケットに袖を通す。
ミーティングの内容は
今月末のハロウィンパーティーについて。
そっか、もう来週なんだ。
Rafiとも打ち合わせしなければ。

スタジオに戻ってからは
JazzExの為のフライヤーデザインをする。
凝ってないようで、凝ってるデザインになった。
つまり、見た目の割りに
作業の手間隙が掛かってるやつ。
損だな、こういうの。
と思いつつも、仕上がりには満足。
夜中まえに完成してしまった。


2004年10月16日(土)



 【Japanese Short Film Festival】

今年で2年目を迎える【Japanese Short Film Festival】
若い女の子達が中心になって立ち上げた
手作り感溢れるこの映画祭。
去年は、カズと共に数々の助言、苦言を呈したものだ。
本人達もだいぶ痛い思いをしたせいか
今年はほぼ自力で、格段に良いものを作り上げた。

ほぼ8割がた埋まった客席でRafiと待ち合わせる。
「この映画祭、かなりイイよ」と誘っていたので
彼も楽しみにしていた。
それともう一人、キャロというRafiの友達の女性。
日本で3年間、英語教師をしながら
ジャズクラブでシンガーとして活動していた異色の人。
彼女がトロントに戻ってきて、Rafiの家に居候してるので
今日は顔見せも兼ねて同席。

肝心の映画祭の中身はと言うと
去年、【Tokyo Doll】のカタログデザインを手掛けた
Terryが今回のカタログを手掛けていたり
フライヤーも街の至る所に貼られていて
宣伝も前回を上回っていたと言える。
三浦友和や、鈴木京香主演の短編などもあり
作品の質も充実。

ただ、世の中上手くできているもので
何かが上がれば、何かが下がる。
この映画祭で言えば
去年よりBigネームで質の高い作品をセレクトしたためか
理屈抜きで笑える、いわゆるB級作品が鳴りを潜め
全体的に大人しい、落ち着いた作品が多かった。
それを反映してか、客席から伝わってくる熱気が
去年より少なかったような・・・。
完成度を高めたい!というのは理解できるし
確かにその部分は成功したと言える。
褒めてあげたいくらいだ。
しかし、まだまだ落ち着いた「普通」の
映画祭になるのは早い気がするのだよ。

6本の短編から成る第一部を観終わってから
ケンジントンのバーで飲むことになった。











金曜の夜ということで、どこも混みあってたり
貸し切りになってたりで、いくつかの店を回ったあと
閉店間際の、Rafi馴染みの店を無理やり開けてもらい
そこのパティオ(!寒い)で飲むことに。
もう、いくらなんでも外で飲むには辛い季節だ。
キャロとも、やっと打ち解けて
いい感じに盛り上がってきた頃
ビール2本ほどで芯から冷えてきたので
そこで解散。
帰りがけにショーゴとベトナム料理店で
ラーメン(?)を食って、体を温める。



2004年10月15日(金)
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