日記
INDEX past will

2006年04月14日(金) 世田谷ではありません

ハリーさんとではなくこちらはKと
Λ゛ジャ一ル力゛ラ
舞台は舞台でもバレエでした 久しぶり

しかしこう ぼちぼち記憶が

 


 

2006年04月13日(木) 世田谷バンザイ!

20:00 剛さん
さって と!
屋上の狂∧の話でもいたしましょうかね!
ところで俺もしかして前世はK池寛だったでしょうか?
いやなんつうか いいよ 好みだよ まじちょっといいよ!
いいってもいろいろありまして
ハリーさん好みの部分と俺好みの部分と 見事にカバーした本作
そうか俺とハリーさんがK池Kだったということでよろしいですか
なるほどこうやって人口は増えていくわけね

ええと筋を知りたくない方はここ以下とばしてください





ある田舎の資産家のおうちに痴れ者の兄としっかりものの弟が居りまして
お兄ちゃんがどうだめかって言うと
白い着物でずうっとにこにこにこにこ笑ってて
もういい歳にも関わらず中身はまるでちっちゃいこ
弟くんはえらい秀才でしっかりものでいい学校行って勉強中
どっちの子もかわいい両親は一応お兄ちゃんを治してみようと
お医者さん呼んだり祈祷師呼んだりいろいろしてみたらしいんですが
結局治らずお兄ちゃんはにこにこ笑っているばかり
で困ったことにそのお兄ちゃんは高いところが大好きで
暇さえあれば木の上だの屋根の上だの
危ないとこに登ってはいちんちじゅう空を見て
神さんが見えるとか天狗が見えるとか楽の音が聞こえるとか
きれいやなあ とか言っては幸せそうにしてらっしゃる
しまいには五色の雲が迎えに来たとか言って飛んで怪我をしたりもしたらしく
お兄ちゃん少々体もきかなくなって足とか引き摺りぎみ
危ないからといって家にあった木はみんな切られちゃった
が流石に屋根をはずすわけにはいかず
結局お兄ちゃんは毎日屋根の上でにこにこ幸せそうに歓声を上げている
座敷牢みたいなとこに閉じ込めてみたりもするらしいが
入れとくとそのあまりのしょんぼりかげんにかわいそうになって出してやるとすぐまた登っている
これじゃ危ない上に気がふれてるのを宣伝しているようなもんやと言って両親は嘆いている

とそんなある日 近所のおっさんが
よく効く巫女さんがおるそうや という話をご両親に持ってきます
何と金毘羅さんが乗り移るとかいうお話でそれはそれは霊験あらたかとか
どうせまたあかんやろ とはいうものの 評判すごいらしいしえらくお勧めされるしで
ものは試しとその巫女さんに頼んでみることにします

でいらした巫女さんがむにゃむにゃやってみたところ
この方には狐が憑いてます ということになり
狐ですから松葉で燻して追い出しなさい ということになり
庭で松葉が焚かれてお兄ちゃんが燻されもう涙目でゴホゴホと
やってるところに弟さんが帰ってきます
当然 なにしとるんやあ!ということで弟さん激怒
松葉踏みにじってお兄ちゃん引っ張って
狐も何もあるか神さん百人呼んだところで風邪一つ治るか
医者が治らんと言ったなら治らん

つうかここが肝 ここがやばいとこ

だいたい兄さん元に戻してそれで兄さんは幸せになるんですか と
なんと弟くんそう両親に食って掛かります
この歳になって何もできんしいろはのいの字も知らん
しかもかたわやと兄さんにわざわざ教えるつもりか
今兄さんは綺麗なもん見て楽しいもん見て幸せなんや と
今兄さんが苦しんどるなら何が何でも助けてやらんとあかんけど
苦しむために正気になるなんてそんな馬鹿なことありません

…!!!

祈祷やらそんなもん効くもんか と言われて巫女さんもお怒りに
お前兄が治ったら自分が家督を継げなくなるので言うのであろう
とか言われてもう弟さんぶち切れます
巫女さんに掴みかかって蹴倒したとこを家族が必死に止めて
紹介した近所のおっさんも大焦り
わしが連れてきたのが悪かったと急いで巫女さん連れてお帰りに

そして次がまたやばいとこ

だが兄さんは一生お前の厄介やぞ とお父さんが弟くんに言います
その荷物背負ってけんのかという感じで いいのかと念押すみたいに
したら弟 何と 笑って 何が厄介なもんですか
俺はいつかあの山の天辺に高い塔を建ててそこに兄さんを住まわせてやるんや

ちょ もー!!!

すったもんだしてる間に
お兄ちゃんはまた何もなかったかのように1人屋根の上に登っており
綺麗なものを見て歓声を上げて笑っております

兄さんあんなひどいことされたのにもう忘れて笑っとる
普通の人なら怒ったり恨んだりしてまうとこや
そう弟に言われお兄ちゃんを見上げる両親
あんまりにこにこと楽しそうなその様子に
まったく… という感じで苦笑し黙って家の中に入ります

屋根の上で空を眺めるお兄ちゃんを眺める弟くん
空を見てあそこに金色の御殿が見えると喜ぶお兄ちゃん
お兄ちゃん屋根に登ってると人の話は聞かないらしいんですが
弟くんは話ができるらしい それもどうよ(どうかと思う俺もどうよ)
にこにことお兄ちゃん 金毘羅さんに訊いたらあないな女子知らん言うとったぞ
と弟さんに笑います

で 言われて弟くん
そらそうやあないな女子より兄さんに神さんは乗り移っとるんや

君!

弟くんもお兄ちゃんの見ている方の空を眺めます
御殿きれいやなあ 天人さんの吹く笛の音もしてる きれいやなあ
のんびり言うお兄ちゃんに弟くんも空を見つつ答えて それにまたお兄ちゃんが答えたか独り言か
ああ見える きれいやなあ
いい音色やなあ



と!ちょ!
ど!?
これで
これで終わりよ!?こうよ!?つうかどうなのよ!
ていうかもう あらすじ書いたらもう 下手な感想言えなくなってしまった
いやあらすじだけを書こうと思ったら堪えきれなくなったところもありますが
そこはちょっと お聞き苦しい点がありましたことをお詫び致します
しかし何がこんなにも俺の心の琴線を逆撫でし掻き鳴らすのか
つうかむしろ触れるどころか弦切れた という瞬間はあった

ええとしかももっと短く済むと思ってたら意外に止まらなくなりました
今回の舞台は残念ながら台本等は売っておらず
まあK池寛の本買えばいいんですが
なのですみません 方言とかいろいろ台詞とか は嘘部分もあり
ていうかありもしない設定こしらえそうになったので流石にそれは少しチェックした
いろいろ間違ってもいるが一応あらすじはそんな感じでした

やばいでしょ やばいよね いやみんなやばいはずだ

 


 

2006年04月09日(日) 世田谷夢日記

15:00 剛さん
さて本日 昨日に引き続いて舞台です
前回 1日の分を8日に持ち越しで書いていたため
席は今回K列 などと述べてしまったのですが
1日がK列 8日がJ列でございました
3回目の今日はなんと D列でございます いいんですか本当に?

そして今日こそ 今日こそ本題 舞台の話を
まずはとりあえず 父リ帚る の方なんですが
なんというか 凛々しいですね いやいつも剛さんは凛々しいけどね
反論は聞こえない方向で
帰って来た父は少々鬱陶しいですか 古き良き?
時代が違うのか俺がわがままなのか
親父さんのだめっぷりが目立って見えます
詫びの一つもと なので余計に剛さんにいや 賢一郎さんに感情移入
弱気で 入ってもいいかとか言ってるうちはかわいげがあるが
わっはっはひとつよろしく頼む となってまうと
おっさん立ち直り早! しばらく殊勝なふりしといても良さそうな気もするが
賢一郎さんとしては苦労話や文句や 言いたくもなりましょう
お母さん支えて妹弟の面倒見て 早いうちから働いて家計助けて
…んもう剛さんてば! じゃなかった賢一郎さんてば!
またその際の長台詞がすごいです
舞台上で父子がやりあうケンカの緊張感もさることながら
こんな長ゼリフうっかり途中で飛んだらどどどうなっちゃうんだ 無駄な緊張までしてしまう
そんな余計なこと考えずに純粋に入って成り行きを見ましょうよ
しかし入ろうにも剛さんはどうしても剛さんと思って見てしまいがち
いろいろ見すぎのせいか 剛さんでない人と思うのが難しいです
見られるとすると役と混ぜた剛さん パラレルワールドの剛さんとして のような
あらそれは得意技なんじゃ?むしろそれをやりすぎなのが悪いのか
何と言うか 自分内で作ってしまっている剛さん その像を完全に無視できません
演じている役を見ている間も剛さんを忘れられません 乙女心の話をしている訳ではありません
顔と名前を覚えてしまっている役者さんはどの方も割とそうなんですが
特に剛さんを含めて五人は忘れることが難しいです
まあ役者さんあまり知らないので 知らない方はもう役として見るほかないんですが
今回も幸い と言うのかどうなのか 剛さん以外は存じ上げない方ばかり
ダメっぽいんだけど結局家族の住むうちに帰ってきちゃったお父さん
真面目な弟に働き者のかわいい妹 苦労人で優しいお母さん
周りの方々 皆さん素敵でした お母さん特にいい感じだった気がします
台詞がみんな方言なんですがすごく自然で 雰囲気もやわらかくって
すごい『お母さん』て感じだ…! うちの母っぽいということではなく イメージ

そして物語は これで終わってしまうのか と最初はびっくりしました
複数回見ているうちに慣れたか あれでいい気もしてきました

そう複数回 何たる幸せ
間近で見られる幸せもありますが 直接見られる幸せもありますが
あれこないだ見たときと感じが違う と 2回目にはっきり思ったのがまた面白く
舞台は久しぶりですがそうかこういう面白いもありましたか
人も台詞も衣装も変わらないんですが何でしょうね 台詞の言い方が変わったりするのか
そう衣装 衣装!そうだよちょっと大変ですよ!大事なこと言ってませんよそういや
着物だよ!冷静ぶって舞台感想を述べてきましたがご安心ください所詮おたくです
時代が少し前なので皆さんお着物です!
当然お似合いです 凛々しい剛さんがより素敵な感じになります
反論は聞こえない方向で
地味めの 色も柄もおさえめなのがまた堅実そうで格好良く
どうせ派手な絢爛な衣装だって喜ぶことは目に見えていますが置いといて
弟の方なんて帰って来たときは袴姿 で話をしながら袴だけ脱いでくれます
ファンの方おめでとう!心よりお祝い申し上げます
で二人着物のまんま いやみんな着物で お互いに注いで酒飲んでたり
卓袱台で新聞読んだり正座でご飯食べたり なんていい絵面なの…!
普通に食べたり飲んだり そういうの見るのも好きです とてもいい

お着物の剛さんが方言で喋って食べて飲んで笑って怒って喧嘩して
まさに夢のようですな! ていうか夢ですか?もしかして今俺は夢を見ていますか
絶対そうではない とは言いきれない でもこう 一ファンとして
せっかく演技を仕事の一つとする方を好きでいるなら
そのお仕事してるとこを せっかくの舞台を
こういう余計なこととかネタ拾いとか考えず 純粋に舞台として鑑賞満喫できないものか
それもやりたい 失礼にならないように見たい
失礼? ある意味変な意識が過剰な感じですか まいいか
おたく的斜め見の楽しみと素直な鑑賞と 両立したいとこです
せっかく複数回見られますのでいろいろ楽しんでいけばいいな
そして1回1回の意気込みが薄まらないように も課題です
いやそんな毎回毎回鼻息荒くしなくても

そして夢と言ったら屋場の狂∧ それこそ俺とハリーさんの見た夢なのでは
ほんと なんだよあれ…! 既に鼻息荒いですがまた次回

 


 

鈴木  MAIL

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