死ぬかと思った。それほどびっくりした。周りの時間が動き出して、わたしは呼吸を続けることが出来た。
数行の文章ではあったけれど、不安定なわたしをやっつけるのに十分な威力を持っていたアレ。自由かと思ってた自分はまだまだ「いろんなものに縛られている」という偽物の感覚から抜け出せていなかった。
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揺さぶられて仕方のない文字列、というのがあります。どんな精神状態にあってもその文字を見るとどうしようもなくなります。逃げ出したいような愛しいような憎らしいような。
しかもそれが何処にでもあるのだからたまったもんじゃありません。わたしは日々のそこかしこで、そんな気持ちにさせられています。
大切なものを大切にしたい、と思う気持ち以上に、衝動は強く、そしてあっと言う間に逃げ去ります。いつか衝動のしっぽを捕まえることができたなら、もう二度と出てこないようにボコボコにぶん殴って東京湾にでも沈めてやりたい。ぐへへ。
