メモ書き。

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2004年08月13日(金)  ありがたき拍手さまへのおへんじです 

>7日午後2時台「表日記に現れてくださったということは、充分前に進んでおられると思います。」のかた
ありがとうございます。そうかもしれません。少なくとも後退はしていない…と信じたいです。自分の心のリハビリのために拍手おへんじをしているようで心苦しい気持ちもありますが、こうして声をかけていただけると本当にうれしいです。

>9日午前2時台のNさん
大量拍手、ありがとうございました…! あのあとまた体調崩されたとのことですが、夏の祭典にはご無事に臨んでいらっしゃるのでしょうか? たくさんの応援のお言葉ありがとうございます。あ、デスノ…読んでますよ…(笑)難しくて斜め読みな感じで申し訳ないんですが、ライトの美しさには私もどきどきします。またご都合の許すときにでも、いらしてくださいね…お待ちしています。

>9日午前7時台のSMTKさん
そうなのです、8月9日は柳生の日だったのです…! ろくなものは書けないとわかってはいましたが、ヒロシへの思いを自己確認するべく、日記で悪あがきしてみました。小学生の作文みたいなものが出来上がりました…よけいにへこんだかもしれない…。機会あらば少し加筆訂正してどこかにちゃんとアップしたいです…。

>13日午前1時台「ニオヒロ更新されるの気長に待ってマスvv」のかた
ありがとうございます。気長に、と言っていただけると本当に救われる思いがいたします。もうしばらく、お時間くださいね。

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…と書いておきながら急に閉鎖とかしたらすみません…あまりにも開店休業状態が続くようならそれも視野に入れなければなあ、と考えています…。見に来てくださってるかたに申しわけなくて…。




2004年08月09日(月)  8月9日は柳生記念日 

「仁王くん、僕、今日の帰りに寄りたいところがあるんですけど、…一緒に行ってもらえませんか」

 柳生が俺を誘うなんて珍しい。このところの暑さで頭のネジがゆるんでしまったんじゃないだろうかと思いながら、でも俺はとても嬉しかった。すぐに返事をした。

「ええよ。どこに行きたいん?」
「あの、…お祭りに」

 柳生は気恥ずかしそうにはにかんだ顔で、それでも楽しそうにそう言った。

「うちの近所に小さな神社があって、今日からお祭りなんです。少しですけど出店も立つんです、金魚すくいとか、射的とか、アメ細工とか、いろんなお店が出て、見て歩くだけでも面白いですよ。…仁王くんは、お祭り、嫌いですか?」
「いんや、好きじゃよ。大好きじゃ。子供のころは縁日の端から端まで遊び倒してよく親父に怒られたわ。…そうか、祭りなんか。ええのう、行こう行こう」

 夏休みでも休みにならない部活がようやく終わった夕方、俺たちは連れだって、その小さな祭りを見に出かけた。

「ふーん、今でもやっぱりお面屋さんは繁盛しとるんじゃのう。お、子供らはみんな今でも綿菓子は好きなんじゃなあ、あんなに並んで」
「仁王くん、目がきらきらしてます」

「そうかの? そういうお前じゃって、誘った本人じゃろうが。…嬉しそうじゃ」
「はい、嬉しいですよ」

 柳生はにこにことそう答えると、何やら目当ての店を発見した様子で、並んで歩いていた俺を置いて、とある出店のほうへすたすたと一人で走っていってしまった。そして俺を振り返って、大きな声で呼ぶ。

「仁王くん! これこれ!」

 紳士らしからぬ大声で柳生が俺を呼びながら指さしているのは、アイスキャンデーの冷凍庫だった。がっ、と硝子のふたを開け、中をごそごそと探っている。
 あとから追いついた俺は、柳生がその手にしているものを懐かしく眺めた。

 柳生はその店でそれを一袋買うと、俺に微笑で目配せをし、ふたたび歩き始めながら、袋の口をばりっと勢いよく開けた。知っている。その中身は、透けるような空色をした、ソーダ味のアイスキャンデー。棒が2本刺さっていて、真ん中からぱりんと割って2本になる、あれだ。
 柳生はそれを袋ごと両手でひっつかんで中身を二分する。がさ、と袋が鳴って、中身がきれいに2本に分かれたのが見ていてわかった。

「はい、こっちは仁王くんのですよ」

 柳生はそのうちの1本を俺に差し出す。

「ん、じゃ、いただき」

 俺たちは、もともとひとつだったアイスキャンデーの半分ずつをそれぞれにかじりながら、ゆっくりと縁日を歩く。安っぽい甘味料の味がかえってすがすがしい。

「柳生、楽しいか」
「はい、とても」

 背負ったままのラケバが少々邪魔ではあったけれど、俺たちはそのあとものんびりと祭りを見て歩いた。柳生はもうそれ以上買い物をすることもなく、何かの店を探すでもなく、ただにこにこと楽しげに俺に話しかけながら、アイスキャンデーを食べていた。そして、ふとつぶやく。

「僕、お祭りは口実でした」
「は?」

「仁王くんと、このキャンデー半分こして、食べながら歩きたかっただけなんです。お祭りならおかしくないかな、と思って」

 やっぱり今日の柳生は暑さで少しガードが下がっている。俺はそう思った。でもその言いかたが本当に無邪気で、でもその笑顔は照れくさそうで、「そんなことならいつでもつきあっちゃるのに」という言葉を返すのは気が引けた。その場は「そうか」とひとこと言葉を返すだけにしておいた。柳生は「はい」と言ってまたくしゃくしゃと笑った。

「んじゃ、今日はヒロシの夢がかなった大事な日なんじゃな。忘れんようにせんと」
「そう、そうです。記念日ですね。うふふ」

 そのときちょうど柳生が食べきったアイスキャンデーの棒に「あたり」と書いてあるのを見て、俺たちは目を合わせ、さきほどの店へ、今度は走って戻った。本当なら店で回収されてしまうその「あたり棒」を、柳生は「お願いです、ずるはしませんから。記念なんです。持ち帰らせてください」と食い下がり、なんとか許しをもらうと、大事に紙に包んで胸のポケットにしまった。

 そして再び手にした、二つめの空色のアイスキャンデー。今度は俺が2本に割って、片方を柳生に差し出す。さっきと同じソーダ味がしゅわしゅわと口の中に広がって、俺たちはもう一度、縁日を端から見て回った。

 こうして8月9日が、柳生の記念日になった。来年も来たいですね、という柳生に、俺は人工甘味料たっぷりのキャンデーをかじりながら、うんうんと頷いた。


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あがいてみました。いずれどこかにちゃんとアップを…。




2004年08月07日(土)  生存報告その2 

今日もがんばってレスの数々です。放っておかないでくださってありがとうございます…!

●拍手レス
>6日11時台のSMTKさま
タイトル教えていただいてありがとうございました。あ、わかりましたお返事おまちしてますね。お時間あるときでかまいませんので…本当に…。

>6日午後3時台「峰岸様の小説が大好きですこれからも頑張って下さい。」のかた
ありがとうございます。小説が好きと言って頂けると本当に嬉しいです。しかし本人、今いっぱいいっぱいです。また書けるようになるまでもうしばらくお時間くださいね。すみません。

>6日午後3時台「誰かを気にすることないですよ、ゆっくり浮上してください。待ってます。」のかた
お優しいお言葉ありがとうございます…浮上のきざしがあるのかないのか、自分でもまだつかみかねておりますが、深海から海面を見上げる気持ちでゆっくり構えさせてください。よろしくお願いします…。

●ニオヤギュアンケ(お答えできるものだけ)
>「28のお題「発覚」、「ご褒美」とかテキストの「あやまち」、「バイト」「キス」などです。拍手御礼SSも面白いと思います。」のかた
読み込んでいただいてありがとうございます。挙げてくださったSSは峰岸自身も思い入れのあるものばかりです。このような停滞サイトにほぼ日参してくださっているとのお言葉に、胸が震えました。拍手お礼SSは、拍手から下げたのにまだコーナーに再アップしてないのが3本くらいたまってます…すみません。気分が上向いたときを狙ってアップしたいと思っております。しばらくお待ちくださいませ…!

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管理人の心のリハビリのために、どうぞ愛の拍手をぽちっと一押しお願いします…それだけでも嬉しいのですが、さらにコメントつけていただけると暗闇で光を見たような気分になります…深海魚な管理人ですみません。
私も早くまた大好きなヒロシを書きたいです。でも書けないんです。「仁王くん」ってひとこと呼ばせることを想像しただけで、もう自分が苦しくなっちゃうんです。切り替えの下手な人間でごめんなさい。こんなふうに落ち込んでいるあいだに、間に合わなくなったらくやしい…。28祭の開催期間中に「新・28のお題」までコンプしようとこっそり心に決めていたのに…これじゃ無理かな…くやしい…! 自分が情けないですほんとに…ごめんなさい…。




2004年08月02日(月)  生存報告をかねて 

ご心配おかけしておりますが、生きております。今日はがんばってレスの数々を。

●拍手レス
>7月21日午後11時台「元気だされてくださいねっ!!(><。)いつも本当に応援しております!!」のかた
どなたか大体見当がつきました…ありがとうございます。陰ながらですが、わたくしも応援しております…!

>22日午前9時台「思いつめないようになさって下さい。(生意気にすみません)」のかた
ありがとうございます。少しずつ自分を納得させるようつとめます。生意気なんてそんなことありません、 励まされました。

>23日午前10時台「ゆっくり、ゆっくり」のかた
自分、せっかちなもので、お言葉に救われました。ありがとうございます。

>23日午後6時台「何も察することができませんが、私も待ってます。」のかた
お優しい…ありがとうございます。待っていていただける、と思えることは幸せです。

>30日午前10時台「一歩ずつ、ゆっくりと」のかた
はい、一歩一歩、足元を確かめてゆきたいと思います。ありがとうございます。

>8月1日午前2時台「あなたの小説が好きです。辛い事がなくなればいいですね」のかた
小説が好きと言っていただけることでどれだけ励まされたかわかりません…! ありがとうございます。辛いことはすぐには消えませんが、お言葉うれしかったです。


●メルフォレス
>7月26日午後6時半頃「以前から少しずつ読んでいます」のかた
空押し、お気になさらないでくださいね。以前から来てくださっているとのこと、ありがとうございます。1本ずつでも、ゆっくり読んでいただければと思います。

●ニオヤギュアンケ(お答えできるものだけ)
>7月21日23:54「全部素敵なんですけど、特に、と言うなら「ご褒美」です。」のかた
全部素敵…ですか…! 初めて来てくださったとのことですが、いっぺんに読んでくださったんでしょうか。びっくりです。ありがとうございます。「ご褒美」は自分も気合いを入れて書いたので、うれしいです。

>7月24日02:34「ご褒美、読ませて頂きました。(中略)感動して、心にキュンときました。最後の柳生から仁王へのメールのところが特に好きです。(後略)」のかた
ありがとうございます。あのメールのシーンは、一度書いてアップして、そのあと少々加筆訂正した部分でもあるので、そう言っていただけると報われます。心にキュン…ですか! もったいないお言葉です…!

>7月26日19:46(以前、「ご褒美」の中での「器」と「機」の違いについて指摘してくださったのと同じかた)「内容はとても好きなのです。互いに依存してばかりでなく、自分の道を自分の足でしっかりと進む二人が愛おしく思えました。」のかた
先日はご指摘ありがとうございました。そして今回のコメントも、ありがとうございます。二人の人生は、ああして絡まりながら、しかし邪魔することなく、互いに前進してゆけばよいなあと思っております。

●そのほか
メールで声をかけてくださったかた、地下の掲示板にお言葉を残してくださったかた、ありがとうございます。完全復帰まではまだ時間がかかりそうですが、皆様のお心、ありがたく受け止めさせていただきました。




2004年07月19日(月)  あれから1年か〜。 

拍手レスです。ありがとうございます。

>18日にサイト7万打お祝いの言葉をくださった皆様へ
ありがとうございます! 来てくださるみなさまのおかげです…! いろいろ山あり谷ありですが(公私ともに…)、なんとか7万までやって参りました。これからもよろしくお願いいたします!

>18日午後9時台に「螺旋階段」への感想をくださったかた
雨に濡れる仁王はハマりますよね…? 似合いますよね、ずぶ濡れとかびしょ濡れとか…っ! 水もしたたる何とやら。放っておけませんとも! でも仁王の策略だと思うんだなーあれって…。ああして少しずつ柳生は仁王に堕ちていくんですよ…(しみじみ)

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夏コミ前でたくさんのサイト様が縮小運営とか更新停止をなさっている…ので寂しいのであります。みなさん夏の原稿でお忙しいのです。自分はオフ活動をしないので忙しくはならないのですが(典型的ネット同人)、それもまた寂しさの理由のひとつだったりして…(苦笑)
夏コミ後の通信販売を今から楽しみにしているイチ読者です。

昨年の今頃は、「桃城誕生日まで1日1本テキストアップ計画」という1人祭りをやっておりました。ほんとに1日1本〜2本アップしてましたですよ! すげえぞ自分!(勢いがつきすぎて、けっきょく誕生日までに終わらなかった) ああ…あれはあれでとても充実した日々でした。夏コミ原稿で修羅場ってる皆さんが「毎日楽しみにしています」と声をかけてくれて、すごく嬉しかったのを今でも覚えています。なんか、戦友のような連帯感がありました。修羅場の皆さんの応援になればと思ってやっていた祭りだったので…。
一般の読者のみなさんも「更新されるのを毎日楽しみに待ってました」と後からおっしゃってくださったっけな…。あのとき書いた作品には今でもひとしおの愛着があります。
あれからもう1年。早いものですね…! あ、いや、サイトはものすごく様変わりしましたけれども…(これってやぶへび?)




2004年07月18日(日)  しょぼいサイトですいません 

ジャンプにヒロシがいなくて打ちのめされていたので感想が1日遅れになりました。…といっても大それた感想はございません。ああ、手塚もアレを見ていたのかと思ったぐらいで。
「手塚が7人いる」という立海ですから、越前さんと戦えばみな等しくアレを見ることになるのでしょう。おお…それも怖いな…! ヒロシはどんな反応をするかしら。「今のは何でしょう…あれもまた、日本古来のひとつの紳士の形でしょうか」とか、小首かしげて言っちゃう? やだなあ、かわいい。かわいい。

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CGIにへこたれたり、SMTKさんのおかげで設置に成功したり(SMTKさん本当にありがとうございました)しているあいだに、サイトが7万打でした…早いのか遅いのかわかりませんが…こんなアホな辺境サイトにお越しくださる皆さん本当にありがとうございます。
あの…お礼、なんにもできないんですよ…申しわけありません…でも、もし7万を踏まれたかた、ご連絡いただけたら、峰岸がこれまでに書いたテキストの中から何か差し上げてもよいですよ…(少々条件はつけさせていただきますが…。例:すでに人様に捧げてしまったものや、続き物や、人様との合作はご勘弁etc.)。…まったく、サイトそのものだけじゃなくて企画までしょぼくて恐縮です。
できればサイトをお持ちのかたで、作品を飾ってくださるかただと尚うれしいですが、もちろんそうじゃなくてもかまいません。よろしくお願いいたします。




2004年07月17日(土)  発売日なんでした 

まずは拍手レスから。ありがとうございます。
ぽちっと押してくださるだけでもありがたいですが、やはりコメントいただけるとライフポイントがぐんと回復します!(笑)

>16日午後4時台のかた
「じれったくてもどかしくて考えすぎの28」、読みたいと言っていただいてありがとうございます。構想…というかイメージはずっと前からあるんですがなかなか形にならず…本人もじれったくてもどかしいです(苦笑) お題で書くか、別立てになるかまだはっきりしませんが、きっといつか…! 気長に見守ってやってくださるとうれしいです。

>16日午後4時台のかた
もしかすると上のかたと同じかたでしょうか…? 拍手SS、楽しんでいただけてるようでよかったです! 増えるときもこっそりひっそりですみませんが、また気分が乗ったら増やしたいと思ってますので、よろしくお願いいたします!

>17日午前6時台のかた
わー、地下日誌、見てくださってたのですか…! そうなんです、気付けば4月から更新しておりませんでした…更新しないことで安心していただけるという変わった場所です(苦笑) また落ち込んだらぼそぼそ呟いていると思いますので、月イチぐらいでのぞいてやってください…。残してほしいとのお言葉(それはたぶん「地下水系」のほうのことだと思いますが)、ありがたく受け止めました!


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えっ、なに? ジャンプ今日なの? ああそうか連休だから…!
油断してました。手塚に怒られる。
たるんでました。真田にも怒られる。
ごめんねヒロシ、ちゃんと探すからね…!

ここまで書いて、さてジャンプ買いに行こうかなと思ったら、一天にわかにかき曇り、雨がざあざあ降り出しました。おお…なんてこったい、カミナリまで鳴っているよ…。さっきまであんなに晴れてたのに! 土砂降り! でも、急に降りだしたってことは意外に早く止むかもしれない。もう少し待ってみよう…。通り雨でありますように…!




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