妄想更新日記
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2004年02月15日(日) ssモドキ5(乾不二)

オートロックの暗証番号は記憶済み。


エレベーターをあがってマンションの合鍵で中に入る。

真っ暗だ。

僕は気にせずひとつのドアをあける。

青いパソコンの明かりだけしかついてない部屋。
机と椅子が彼の身体にアンバランスでなんだか小さく見える。

「フジ、勝手にはいってくるなと言ってるだろう」
「ゴメンゴメン」


振り返りもしないでよくわかる。

「全く。親がいたら何て言い訳するつもりだ」
「今週は遅番でしょ?それにそれくらいの言い訳のバリエーションは考えてあるよ」
「まぁお前のことだからそうなんだろうが......で?」

「で?」

「お前が俺の所に来る時は....」
「来る時は、何さ?」


モニターを逆光に振り返り

「寂しくて慰めてほしい時。100%だ」
「御名答」

すりよって首にキスをしてひざまずいた。



乾は身じろぎもせず僕のする事を黙ってみていたが、ふと僕の手をとって
「その傷はどうした?」
「これ?なんでもない擦り傷だよ」
「手に怪我なんかするな」
指先をなめられてぞくりとした。

「気をつける...よ」

僕も仕事に熱中した。



「ねぇ、こんな時くらいマウス、カチャカチャするのやめてくんない?」
「悪いが海堂に明日までにメニューの改定表を渡さねばならんのでな」
「乾って結構尽くすタイプだよね」
「突然やってきて予定を狂わせたのはお前だ。我慢しろ」
「はいはい、僕はどうせ、愛人ですから。本妻優先は仕方ないですけどね」
「人聞きの悪い事をいうな。『練習台』だろ?」
「....乾。僕、慰めてもらいにきたんだけど?」
「後でゆっくり話も聞いてやる。オプションでな」
「すぐ終わる?」
「ああ、すぐだ。大人しく待ってろ」


しょうがないから脇腹に跡をつけてベットに寝転んだ。




「乾って酷いよねぇ」



そう恨みがましく呟いたが集中している彼の耳には届かなかったようだ。

だが彼のやってる事はハッキリと自分の考えに基づいて行動している。僕みたいに刹那的な感情に揺り動かされたりしてその場限りの行動なんかは絶対しない。彼には彼の「メリット」があるからやっている。

僕との関係も本当にただの「来るべき時の」練習台だし、それは本当に相手を大事に傷つけまいとする心からだ。
その中に自分の性欲処理ももちろんはいってるとは思うけど
もしかしたら手塚への優越感なんてのも僕を通してあったりして?





「フジ!終わったぞ。シャワーと話とどっちを先にするんだ?」





......僕への「友情」も少しはあるのかなぁ....



明かりをつけて黙ってシャワー室へむかった。





******





確実に気持ちよくしてくれると分かってる相手とのSEXは安心感があっていい。
ピンポイントを刺激されてうっとりしてると、感じるか感じないかの瀬戸際の位置にずらされてじらされるのも、かえってのぼり詰めて行く。

ここらへんのやりくちが乾らしいなぁーと思うんだけど基本的に僕達仮想プレイ中だしね。そんな事考えるのはルール違反。


前に
「乾もたまには僕とSEXしてくれてもいいんじゃない?やりたい体位とかあるでしょ?」と言ったら
「うーーーーーん....。大変興味のある申し出ではあるが、今はお前の身体に溺れるわけにはいかないからな。大物と対戦する前に海堂のように練習フェチになりそうだ」
と返ってくるから笑った。

貞操観念があるんだか義理堅いんだかわかんない男だ。

でも僕達からだの相性はいいんだよね。
手塚とはこんな事にはならないだろうな。

あいつは堅物でやり方なんかもわかんなくて...それより僕と関係を結ぶなんて思いつきもしないだろう。


でも....でも、もしそうなったら...?
....きっと....そうなったら誰とするよりも感じてしまう。


そんな事を考えてたらまた身体が熱くなって来た。



処理を終えた乾の大きな背中に


「ねぇ......」と甘えたら

じっと見つめ返して「はぁー」とため息ついて

「いつか海堂がこんな風に甘えてくるようになんてなるんだろうか....!!」

とか言うから全く持って失礼だ!この男!
いつか海堂に僕達の関係をぶちまけてみたい。

純情な彼がどんな反応するかと思うとわくわくするけどその後の制裁も恐ろしいからしない。
乾の恐い所は機械的なところでなくて現状がデーターを越えた時の思いもよらぬ大胆な行動だ。

そんな危ない橋はわたらない。それも含めて彼の予測の範疇の上で僕との関係を続けてるとは思うけど。




拗ねてる僕に軽くキスをして耳の後ろの一番弱い所を攻めて来た。大きな身体でぎゅっと抱き締められてちょっと胸が痛くなった。

僕は大きい人に弱いらしい。





***********


むしゃくしゃしてたからかバカみたいにねだってやりまくった。


乾はスタミナがあるのか平然としているが小さな身体のぼくはへとへとに疲れて眠ってしまった。

起きたらきちんと服を着せてもらってて、あんな痴態をみられた後なのに着替えさせられた事の方が妙に気恥ずかしくなってしまった。


「.....起きたのか?」

またパソコンに向かっている

「うん...ゴメン。ありがと」

「話はいいのか?」

「うん...いいんだ。解り切ってる事をあらためて英二にいわれちゃってさ。ちょっと凹んだけど大丈夫」

「あいつも今いっぱいいっぱいだからな。お前とあそんじゃくれなかったろう」

「ハハハ....うん。遊び相手は乾に限るって再認識した所さ」

「菊丸へのお前の気持ちは弟君に通じるものがあるよな」


「へぇ...初めて言われたよ、そう?」
「ああ。お前は自分が人一倍守ってほしいタイプなのに誰かを守る事で自分を保とうとする。英二が離れてなにもかもなくなっちゃうような気がするんだろう?」

乾は振り返って僕を見たが僕は顔があげられない。

「そう...そうかもね...裕太も英二もみんな僕からはなれていっちゃう。」


「手塚もな...」

「うん。僕の好きな人はみんな僕から離れていっちゃうんだ。なんでかな...。」


ほんと、なんでかな....。


「お前だけじゃないさ。そう思ってるのは」
「そうかな?」
「そうさ。欲しいものが手に入る確率なんて数%さ」

英二も桃も...こんな思いをしてるのだろうか?


「タカサンがお前を心配してるぞ」
「タカサンが?」

「ああ...わかってるんだろ?」
「うん...だけど...」



タカサンにだけはしられたくない。僕がこんなだって。

「お前が望めば...」乾が続けて言った
「お前も英二や桃になれるって事さ」


そうか、そうだね。そうできたら楽だよね。

「乾はなんでも知ってるんだね」
「自分の事がわからないのは一緒だよ」
「乾でも?」

「ああ....恐くてさっぱり踏み出せない」


「僕達見てたら尚更...だよね...」


皮肉に言うと

「ああ、だからめいっぱいデーターをとらせてもらうさ」

と、眼鏡を中指で持ち上げた。


その様子が全然凹んでなくてしたたかに図々しかったので言葉とは裏腹に僕は救われた気持ちになって笑えてしまってこう言った。





「乾って酷いよねぇ....!!」



最初からぼくから離れる宣言をする乾が誠実に見えた。


覚悟を決めたら楽なのに。最初から一人だと。


寂しいなら誰でもいいと割り切ってしまえばいいのに。


僕だって最低。

僕だって中身は英二とかわらない。

僕が一番酷くて最低。

























2004年02月14日(土) 我が家のバレンタイン

今日は実は息子達の学芸会でした。

突然風邪で休んだ子のセリフを本番で割り振られ立派にいえたばかりか他の子が忘れてたセリフまでちゃんと覚えてて穴埋めして言えたチビはさすが私の子供!演劇部の血が!!

かわって兄はもう「白雪姫」っていうだけではなからやる気がなくてものっそ適当でした。ははは。まぁーちゃんとやれてたけどね。顔は私ににてるがこの舞台映えしないところはダンナだダンナ。(人のせいか!)

そんで夕方には保育園からの彼女が手作り本命チョコケーキをやいてくれましたよ!(私も少し御相伴させていただいたが旨かった)

渡す時がすっげー可愛くて
「○○くん(兄の名)これ一生懸命○○君のために焼いたから食べて下さい」
「ありがとうございます」

だって!なんて他人行儀な!

そんでちょっとうるうるしてるんだよ女の子。かわいー!

チビの御相手はほとんど義理だからとかおもってたら

「はい....」
「ありがとー*」
そしたら逃げるようにおかあさんの後ろに隠れちゃって可愛い!

なんか姉妹と兄弟のラブラブパワーに親達はキャーーって感じで恥ずかしかったよ!

私もちゃんとあげました。子供にはかわいいクマのチョコ。ダンナにはヒルトン東京の。

っていうか、私がたべたいぜ!




昨日のSS。続き物になってきてしまった。

各キャラの関係図が書けたらなぁーとか思ってます。

初めてかいたSSは桃リョっぽかったんだけど....。


まぁーゆっくり全貌がみえるお話をかけたらいいなぁーとおもってます。

っていうかそろそろちゃんとタイトルとかシリーズとか分けないといけないねぇ。


「語り」ページに収納したら大事な余白が消えてしまってペーストされててショック!やりなおさなくちゃ。


私としては桃とか菊をかくのが楽しいのですが不二や乾や手塚やタカサンももかかないと進まないのでくるしい。


特に薫と乾の関係はまだ実は方向性がかたまってなくてくるしいです。

もっと固まってないのは大石。どーしてやろうか。

不二や手塚やタカサンは全然考えなくても行動が勝手に決まっちゃってるのに。へたに乾海はよそさま読み過ぎなんだよね。影響されちゃウ。


つぎは乾フジ予定なんですが(ものっそ続き)Hシーンをいれるべきかいれないべきか。


実はリアルに書いた事ないんですよ。昨日の36キスシーンもまいりました。(たったあれだけで!?)


はぁーもともとの字かきさんはすごいねぇ。


明日の朝は兄とダンナはスキーです。チビは友だちの家。更新できるかなぁー?

なんか書き出すと楽しいから切っ掛けをくれたチコリさんには大感謝です。やってみるものです。何事も。




2004年02月13日(金) ssモドキ4(36)

太陽が黄色いって本当だ。


俺は授業フケて屋上貯水タンクの影で昼寝をする事に決め込んだ。
ここはちょっと捜したくらいじゃ見つけにくい穴場。
おまけに次の時間は代替講師の英語だから滅多な事じゃバレやしない。


「っっツ...!」

ちくしょう桃のやつ人の身体だと思って無茶苦茶犯りやがる。

ま、俺が誘ったんだからしょうがないんだけどさ。

あいつは俺が誘わない限りは絶対に誘って来ない。こんな関係になったって絶対自分からは言い出さない。
その分たまったもん吐き出すようにやるから実際たまンないんですケド...。

ま、俺も無茶苦茶にしてほしいときにしか誘わないもンなー。


しょうがないよね。













*********






「英二!!」

「にゃっ!!」






「もういい加減に起きなよ。お昼だよ」

フジがにっこり笑いかけてる。そういや辺りもざわざわしてる。
俺、いつの間にウトウトしちゃったんだろう?

「ほら、お弁当。桃が英二ン家に泊まったんだって?ねえさんから預かってきたよ」

「わお!サンキュー*フジ様、姉貴様!」

そーいやー激ヘリだ。寝坊して朝練間に合わないからって朝食、御辞退申し上げたもんなぁ。

「大石はごまかせても僕はごまかせないよ」
そういって腰をバンと叩くから俺は悶絶した。

「ふ、ふじぃぃぃぃ〜〜〜〜〜〜〜!!」
本気涙がでそうだ。

「バカだね、なんで休み前にしなかったのさ。」
「休みったって日曜日だけじゃんかー。いいじゃんかー、勝手だろ?」
うらみがましく睨み返すとフジは天使のように微笑んで

「いざと言う時の代返まで担当してる僕にそんな可愛い事言う子はどの子かな?」

ぱんぱんぱん!!

「だーーーー!!すいません。腰は勘弁して下さい!」

「ふふふ....」

意地悪く楽しそうに笑った。悪魔!あーくーまー!!



しばらくバカ話をして弁当を食べ食後の缶ジュースでも買いに行こうかと立ち上がったついでに振り返って聞いてみた。



「フジ!フジはなにがいい?」

「....桃....」
「は?桃?」

不思議なイントネーションに聞き返すとフジは俺を見上げて聞いて来た。




「英二は桃がいいの?」




俺はびっくりして言葉につまった。




「違うんでしょ?英二は大石がいいんでしょ?」



俺はきっとしらない人間に話し掛けられた猫みたいな顔してたはず。



「なんで桃だったの?僕のほうが仲良しだったでしょ?」

フジは立ち上がって俺に近付いて来た。なんでか、俺は後ずさりしてしまう。


「僕のほうが英二の事わかってるのに。なんでさ?昔はさ、しごきっこしたりHな本一緒にみたりしたじゃない」


「フジ...」

「寂しかったら僕に言えばいいのになんで桃なのさ。」

フジはなおもあゆみよってくる。
おれは首を横にしか振れない。

「年下だから?桃はなんでも言う事きいてくれるから?」

どん。

例の貯水タンクにぶつかった。

肩をつかまれた身体は魔法がかかったみたいに動けない。

俺のほうが背だってでかいのに。力だってあるはずなのに。

「英二はさぁ、そうやって我がまま言える相手がいいんだよね。勝手だよね。」

そう言って顔を近づけて来た。







キンコーンカンコーン......

昼放課がおわっちゃう。



「ん........」




息が続かなくなって吐き出したと同時に舌を吸われた。


フジの方が勝手じゃない...






「やっ!!....」






左手がシャツをまくりあげそうになった辺りでやっと突き飛ばせた。

「やだなぁーそんな本気になって嫌がらないでよ。」


息一つ乱さずクスクス笑うフジになんだか無性に腹が立って来てシャツの袖口で自分のだ液を拭った。

「...な..なにするんだよッ!....」


「いいじゃない。遊びだよ。英二だって寂しいから桃と遊んでるんでしょ?僕も英二が最近かまってくれないんだもの。寂しくなったんだよ。」

それを聞いて俺はなんだか解らないけどカッとなった

「英二のしてる事と僕のした事、何が違うの?おんなじでしょ?」


おんなじ?おんなじだって...?

なんでこんなに怒れるのか、膝がガクガクして来た。



見上げてくるフジの襟を片手でつかんでくるりと向きをかえると

今度は俺がフジが詰め寄った。





「同じじゃない!!俺は桃と遊びじゃない!!」




自分でもびっくりするくらいの大声で叫んだ。



フジは目を大きく見開いた。


「お...俺は桃と遊びじゃない!少なくともフジが今思ってるようなそんなんじゃない!」

怒鳴り声が辺りに響いた。とっくにみんな教室にもどっている。

「俺は確かに大石が好きなのに桃とこんなになっちゃってるけど....。だけど!俺はもう大石には振られてて諦めてて桃は俺の気持ちも知ってて、でも全部ひっくるめて俺を赦してくれて!」

「.....。」

「俺、桃が俺の事真剣なのわかるもん!フジみたいに遊び半分や退屈しのぎに俺と付き合ってないってわかるもん!」

「..........。」

「だから桃の真面目な気持ち俺すごくうれしくて。でもフジは違うジャン!俺と遊ぶのは手塚の代わりでしょ?自分が寂しい時の穴埋めでショ?俺の事本当に好きなんじゃないじゃんか!桃は俺の事ほんとに好きだっていってくれるもん!フジとはちがうもん!」

「英二...」

「俺は桃がすきだよ。ホッとするもの。愛されてるってわかるもん。だから大石の事はあきらめようって!桃の事すきになろうって!でも時間がかかるかもって言ったら「待ってる」って言ってくれて、それで...それで....!!」


「英二!!」

「寂しいのはフジじゃないか!勝手でわがままなのはフジのほうだろ?!俺が退屈しのぎに付き合わないからって言う事聞かそうとしてるのはフジじゃないか!桃はそんな事しない!桃はそんな事いわないものッッ!!!」


ガンッ!


貯水タンクを思いきり叩いたのはフジだった。


「英二。今自分が何いってるか、わかってる?」

「フジ...手から血が...」

「英二は自分が今なにをしてるかわかってるの?」

俺はフジの手をつたう血をみてる

「確かにボクは手塚が好きで今さみしくて英二とはその穴埋めのつもりの退屈しのぎさ。我がままで勝手言ってるよ。僕のしてる事は酷い事さ。でもね、でもね英二...」




傷が....


















「英二のしてる事はね、最低だよ」





















ああ......



































英二は桃がいいの?


違うんでショ?英二は誰がすきなの?







俺は大石が好き。


























でも、フジ.....傷は....

傷はさ...早く治したほうがいいと思わない?....。








続きはまた後日
















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