| 2018年11月23日(金) |
なぜ除雪車は動かないのか |
岩手が寒いと噂に聞き 恐ろしかったので、昨夜 大典に頼んで冬タイヤに履き替えてきてもらった。 やっといて良かった。
県境からちらほら吹雪いており 盛岡過ぎた後は、道路に普通に雪が積もっていた。 除雪されていない。
今日が火葬なわけだけど、町の美容室がお休みで 伯母の着付けをできる人がいないと言うことで わたしがやることになった。 そのため、12時ごろまでには実家の町に着かないといけなくなった。 多分、大典の最短記録で行けたと思う。怖かった。
仏さんはまだ自宅にいて、 斎場に移す前に、お顔を拝めた。 入れ歯をしてたのを知らなかったので、それを外した状態で すごくおじいちゃんに見えて驚いた。 酸素吸入のマスクの痕が鼻の上についていたのが痛々しかった。
実家の町はものすごく寒かった。 ダウンジャケットを持って行って良かった。
| 2018年11月22日(木) |
忌引きで休めない会社など |
カイシャに伯父が亡くなったことを伝え 休みを取れることが決まった。 昨日のうちにシャチョーには伝えており 代わりの人員を探すと返事をもらっていた。
しかし、今週の土曜日は絶対に休めないと 内心思っていた。ものすごく混む予想があるからだ。 そもそもこの日は、一日だけバイトさんが来る予定だが まだ一度もうちで働いたことがない。 正直、棚の位置もわからない人で、大混雑で役に立つと思えない。 不安なので、普段は土曜は出ないパートさんに 出てもらうことにもしていた。
今朝出勤して、事務さんたちに伝えると 絶対休んだ方がいい。もし出てしまうと、 親が死んだ時にも出ろと言われる。と。 そりゃそーだ。他の人も休みにくくなるし。 なので、ありがたくお休みいただくが 心配なのは土曜の人員。 まさか、初めまして今日だけ働きますの人と 来て1ヶ月しか経ってない新人さんの二人に任せるわけにいかないくらい あのバカでもわかるよねと思っていたら わからなかったらし。
土曜の代理人員について確認したら、「二人いるから」と。 バカが。 急遽、もう一人のベテランパートさんにお願いして 出てもらえるよにしてもらった。 なぜわたしが人員確保に気を回さなければいけないのか。 バカが。
| 2018年11月21日(水) |
ぱぱんちは2度電話を鳴らす |
今日昼ごろ、伯父が亡くなった。 仕事が終わって家に戻るとぱぱんちから電話があり、 急変だったと伝えられた。 伯父は、ぱぱんちの兄だ。
伯父は、家族の中では、ちょっと厄介な人だった。 実家に帰って、本家に挨拶に行くと 変な議論をふっかけてくる。と言うか 持論を延々と展開させ、それが正しいのか正しくないのか よくわからないのだけど、 聞いている方の意見は聞かず、 誰も認めないけど、それがこの世の真実であると 演説を打つ。 大体は、いもとの夫だの、大典だのに聞き役を押し付けて わたしらは伯母やいとこと歓談するという感じ。
わたしが中3の時に亡くなったじいちゃんは この伯父に、自分の興した会社を継がせるのではなく 次男であるぱぱんちに継がせると早い段階で 決めていたと聞いている。 それは伯父が、ものすごく頭が良かったから、何か研究職とか 店を継ぐよりも、もっとすごい仕事ができそだと期待して。 と、聞いている。 大学は理学部物理系に入学し (ぱぱんちはじいちゃんの勧めで経済学部) 家に戻る予定はなかったはずが、学生運動に傾倒したことが きっかけで、病気になってしまった。
結局伯父は、その病気のために実家の町に戻り、じいちゃんの死後 家業を継ぐことになった。 伯父の持病は良くなったり悪くなったりを繰り返しつつ ぱぱんちとままんち、伯母の4人の共同経営のよな形で 店をやってきた。(という感じに子供のわたしは認識している)
伯父と、あまり言葉の通じる交流を持ったことがないなと思う。 何か意見を求めたり、訊ねる時の手土産以外の贈り物をしたり そ言うことをしたことがない。 どちらかといえば、なるべく顔を合わせたくないなと思う。 でも、伯父の訃報を聞いて、それほどショックを受けない自分に ちょっと引いた。
確か今、伯父のところには、3人のこどものうち 長女と長男が一緒に暮らしており、 離れて暮らしている末っ子の次女は、 偶然昨日面会に来ていたそだ。 イトコたちと伯父の親子関係は、わたしにとって実は未知で 彼らの悲しみも、想像がつかない。
葬儀は今週末、 今後の家業も含めて、どうなるかわからないが できる限り、力になろうと思う。
夕方、ぱぱんちからまた電話があった。 今後の日程が決まったのかと思いきや 「昼ごろ兄貴が亡くなって…」と言われ、恐怖を抱く。 多分、あちこちに電話していて、わたしに電話が通じたことを 忘れたのだと思うけど、大丈夫か?
| 2018年11月20日(火) |
ミニ典は風呂場の王様 |
お風呂に入るなり、ミニ典は 目を瞑って口をむぐむぐ動かした。眠い時の仕草だ。 遊び疲れて、すでに眠くなってたらし。
早く寝たいと言うので、あったまるのもそこそこに 体を洗い始める。 いつもは立たせたまま洗うが、眠いので椅子に座ってしまった。 「王様だね。ミニ典はどこの王様だ?」と訊くと 「みやぎ」と答えた。
| 2018年11月19日(月) |
久々に気の短さを思い出す |
そもそも、わたしが頼んでこんな状態にしたのじゃない。 あのバカが自分で望んで今があるのだ。 そんで、バカが今の状態にアタフタしている。 直接の被害を被るのはわたしである。 なので当然わたしは何とかしろと言う。 何がどう決まったのか、この先どうするのか訊く。 そしたらバカがキレやがった。
いや、先にキレていたのはわたしかもしれない。 が、バカが逆ギレしたことで、わたしも激昂。 怒鳴り返してやった。 電話でやりとりしてたわけだけど 一度切って、再度バカに掛け直し、怒鳴られる覚えはないと 怒鳴ってやった。
と言う顛末をSNSで広める。
それでも一日ムカムカしてて、やはり腹に据えかね メールで正式抗議。パワハラである。と。 1年ガマンしてたのだ。 この先はガマンしない。 今後あのバカの理屈は通さないし、甘い顔は見せん。 あのバカは許さん。
| 2018年11月18日(日) |
ミニ典、恐ろしい子…! |
昨日から泊まりに来ていた盛岡の友人家族と 仙台文学館の「ガラスの仮面展」へ。 美内すずえ先生の原画展。
顔出し看板に顔を突っ込んで写真を撮りまくるわたしたち。 演出やってるので、わたしは やっぱり月影先生のパネルに嵌めるよね。 他のもやったけど。
子供の頃から読んで、少なからず 今お芝居をやっていることに影響を与えている作品だし どのページもすぐ何のシーンかわかる。 あー、この扉絵好きだった、とか このページ、カラーだったのか…!!とか 眼の中の星をホワイトで描いているのを生原稿ならわかるんだ、とか 小学生くらいの自分に戻った気分だ。読み返したくなるね。
客層を見渡してみて、ちょっと下の30代くらいから 60代くらいが多いよに見えた。 やっぱ10代、20代はあまりいないよね。 一緒に見た友人と話したけど、今の若い子たちは 何を見て演劇を志すのだろ。 人それぞれ理由はあると思うけど わたしの頃は、遊民社とか、ナイロンとか 憧れるカリスマ的な対象があった。(ナイロンは今もあるけど) そして、直接演劇に触れられるわけじゃないけど 興味を持つ入り口に「ガラスの仮面」があったと思う。 アレに変わる漫画や作品があるとは思えない。 若い子たちは、わたしの知らない周辺文化、動機で 演劇を始めているのかもしれない。 若い子たちのことを、もっと知りたいと言っていた 照明家の友人。 ガラスの仮面展は楽しかったけど、 そんなことを考えた。
顔出し看板は、家族全員で挑戦。 ミニ典の破壊力には、誰も敵わない。 恐ろしい子…。
飯川くんのラーメンワークショップに参加したかったが 仕事と、東北劇王を観るのとで断念した。 代わりに大典とミニ典が参加。 後で写真を見せてもらう。ミニ典が撮ったらし。
東北劇の陣 「二兎宝物伝」 山寺の庭先で飼われている二羽の兎が宝探しをするお話。 高校の先輩が、親娘で出演する。 息がぴったりで二羽の兎が双子に見える。 娘さんの身体のキレがすごい。 スピード感はあるが、二人ともセリフが流暢すぎて入ってこなかった。 兎が似すぎているのが、却ってマイナスに働いてしまった気がする。 でも舞台美術や世界観は一番良かったと思う。
「樹海とコックローチ」 妹が自殺すると勘違いした、兄と幼馴染がドタバタする。 家族関係だから、まー、そーいう家族がいると言われれば それまでなんだけど、妹が何かになりたいというのに 兄の許しを得なければいけない意味がわからない。 というか、そーいう関係性であることに説得力がなかった。 ゴキブリがストーリーにチラチラと出てくるのだけど 最終的に妹離れをする兄が、妹のメタファーとして扱う。 それはちょっとどーなのと思ってしまう。
「前夜」 津波で亡くなった姉の婚約者と結婚する妹。という話。 震災から7年経つわけで、 それだけの距離感の描き方を、個人的には期待してしまう。 震災を扱う物語の意義に、疑問を感じる作品だった。
「向日葵の空音」 SNSで知り合った女の子と会う男の子。 女の子が実は男の子だとわかり…。 トランスジェンダーを扱った話としては ステレオタイプの域を出なくて、残念。
「こころ、ころろ」 お地蔵様を建立しようとするサムライと お地蔵様にされる石との対話。 設定が演劇的だけど、空間的な広がりに乏しいのが残念。 石が動かないので、サムライが動くのだけど あんまし必然性がない。 音響が人の声を使ったSEだったのが印象的。 他の作品は、割と心理描写に曲を入れてて シーンの印象をそれに頼っているところが多かった。
「海月と花火」 「前夜」と同じ作家の作品で、やはり震災のその後が 設定にあるのだけど、今度は震災が薄すぎて 設定に入れる意義があまり見当たらなかった。 そして、「キャリアはあるが、未婚で家族がいない」女性と 「既婚で家族はいるが、キャリアはない」女性の 友人関係という設定は、ありふれすぎていると思う。 こういう二人を合わせれば、「当然」面白いことが起きるだろと ニヤついてる感じがして不快だ。
以前、もり劇王を何度か観ているのだけど それに比べると、作品のバラエティが乏しい気がした。 同じ作家の作品が2つ入っているから、仕方ないのかもしれないけど。
先輩の作品が決勝に残らなかったのが残念。 舞台の完成度的に、行けたと思ったんだけどなー。
| 2018年11月16日(金) |
金曜はミニ典と映画を観る日 |
別に仕事が忙しかったわけではないけど 無駄に疲労感があったので、憂さ晴らしに 本を数冊買った。 パンも買って帰った。 宇江佐真理が亡くなったのが改めて悲し。
「ハリーポッター」シリーズの映画は ミニ典がまだ赤ちゃんに毛が生えた程度の頃に 粗方全部観たことになっているが、本人が覚えているかどうか。 今日の「死の秘宝」、始まるとはまり込んで 怖がりつつも最後まで観た。 わたしは映画館でも観てて、テレビでも観てて これが3回目くらいだけど、未だに あー、こういうことだったんだーと気づくことが多い。 キャラが多くてエピソードが複雑だもんで。 原作も読んでた方がやはり理解度が高いのだろ。 でももう今更読まない。
| 2018年11月15日(木) |
ブラックホールに吸い込まれたんじゃなかった |
去年失くした針箱が、ひょっこり戻ってきた。
卸町アートマルシェに参加した、うちの劇団の 一人芝居の楽屋に持って行って、その後行方不明になってた。 パンチングボールを使って 終了後大典の職場に寄付したのだけど それと同じ袋に針箱を入れてた気がしたので 最初に職場を探してもらったけど、見つからなかったのだ。 袋の中身を取り出した誰かが、勘違いして 会社の備品と一緒になっちゃってたらし。
同じよな時期にハサミを失くしたのだけど うちのリビングのソファ近辺で失くしており 針箱もよくその辺りに置いてたことから あそこらにはブラックホールがあるに違いないと 半ば信じていた。
| 2018年11月14日(水) |
書道教室にエプロンはいらなかった |
夕方、ミニ典の保育園に保育参加。 過去、保育参加といえば、エプロン持参で 保育士さんたちのお仕事のお手伝いをしつつ 園児たちの日常を見る、という行事だったので 例に倣ってエプロンを持って出かけたのだけど 今日は単に、書道教室の見学だった。
ミニ典らは、お行儀よく小さな椅子に座り テーブルには黒いフェルトが引いてあり お手本と半紙を並べて置いて、傍らには墨の入ったコップ。 お手本の字は「よ」だった。
お手本を半紙の下においてなぞるもよし、 横に置いてみて書くもよし。 迷わず重ねてなぞるミニ典。 書き終わると、形に納得がいかないのか、 上の線を伸ばしていた。
2枚目も書いていいよということで 半紙を取りに行く子供たち。 また「よ」を書いてもいいし、好きな文字を書いてもいいけど 「まっくろくろすけにしないでね」とひとみ先生。 お洋服や床を汚しちゃうからだって。 配慮!! そういや、墨で服が汚れて帰ってきたことないもんね。
ミニ典はまた重ねて「よ」を書いた周りに ハートや星を書き始めた。 隣のテーブルの女の子は、 ニコニコしながら「まっくろくろすけ」をやっていた。
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