「孤高の丘へ」
SADSライブ2日目。
帰って来てから読んだツアーパンフの言葉に愕然とした。
清春がどんな状況にあるのかなんて全く知らなかった自分に腹が立った。 バカみたいに客の人数がどうとか言ってた自分にも。 141本ものライブをこなしたかった理由とか、 メジャーからインディーズになって、店先ではCDを売らない理由とか。 本当にSADSが見たいファンだけに、 本当にSADSの音が聴きたいファンだけにと 彼らはたくさんのモノを殺ぎ落とした。 何処まで失くせるか…。
ガーベラの花が咲く孤高の丘からはいったい何が見えるのだろう。 それが「最後まで幸せ」と呟ける天国である事を願って。
1日目のサッズのライブへ行った。
そこであたしは今まで考えた事もなかったモノを見た。 それは…キングの人気下降…。 始めの内、会場が埋まらないのはまだまだ人が降りて来て いないんだろうと思っていた。 待ちの間、若い女の子が声をかけて来て(何と18歳) 黒夢時代からサッズ時代までの話をしていた。 その子曰く「前回の市民会館から後の方はわりとがらがらでしたよ」と。 あたしも見たぞ。そんなにがらがらじゃなかったぞ。 しかもここはペニーだぞ。キャパは約500だぞ。 SOLD OUTじゃないんか。 キングは不動じゃないんか。
スタート時間が刻々と近づいても、後ろの方は埋まる気配がない。 何故だかとてもとても不安になる。心細い気までしてくる。 好きなアーティストの人気が出ると出るで、少し凹むのも人間。 好きなアーティストの人気が落ちると落ちるで、少し凹むのも人間。 と言うか、清春氏にはこの狭いライブハウスでこの人数の札幌が どうゆう風に映るのかな。なんて事も考えたりした。
結局、300と言った所で、スタートになった。 それでもペニーに今いる人間は、みんなサッズが大好きだ。 拳を振り上げて、飛ぶ。 空気はすぐに薄くなって、会場の温度は一気に上がる。 今ここにいる人間が本当に楽しめているのだから、結局人数なんてのは 関係ないのである。 清春にもこの空気は絶対に伝わっているはずだ。 うん、間違いなく。
前半戦。ライブ限定発売のアルバムからばかりだったので知らない曲が 多くて少々残念。乗り切れない。 一曲、とても気になる曲があった。優しくて、寂しい曲。 後半戦。何と何故かもう聴ける気がしていなかった「忘却の空」が聴けた! あたしのメル着メロは「忘却」だぞ!うはは。
そんな感じで、明日は今日買ったアルバム引っさげ、暴れてきますので ひとつよろしく。
追記…やっぱり清春の身体が世界で一番魅力的だわ。
GWが終わり、一気に現実に引き戻される。 毎日を繰り返し、ただ、愛し愛される事に飢える日々。
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