長い時間を共有して 同じ空気を何度も吸って
細胞のひとつひとつに染み渡るまで
あたしは繰り返し愛を唄う
がむしゃらに、手を振り上げ、足を蹴り上げる。 眼に映らない。 届かない。 虚しく全ては空を切る。 それでも、ただがむしゃらに。
怖いのは、みんな同じだと聞かされる。 何度も何度も理解する。 何度も何度も繰り返す。 見えない自分。
あなたを大切に想っている人。 あなたが大切に想っている人。 手を繋ぐ。 だから、少し優しくなれる。 明日はも少し上手く笑える。
距離は少しあった。 けれど、髪型も少し細い目も、痩せた身体も 全てがあなただった。 何度も目を逸らしては確かめる。 駆け寄って、その名前を呼びたい衝動にかられたけれど 今のあたしには出来ない。 あなたがそれをさせてはくれない。
こんな場所にいるはずがない。 それは理解ってる。 空を飛んだ幻影が、吐き気がする程迫って来ただけ。 だってあなたはこの空を、二度とひとりでは飛ばないのだから。
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