無責任賛歌
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|藤原敬之(ふじわら・けいし)

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2001年05月02日(水) 行って来ます。/『20世紀少年』5巻(浦沢直樹)ほか

 昨日、掲示板に劇団メンバーの書き込みがないよう、と書いたら、早速よしひと嬢とC−1君から書き込みがあった。感謝。
 パソコン持ってるやつ、あとはあまりいないからやりとりができるのはここいらまでか。
 でも鴉丸嬢や穂希嬢が書きこんできた日にゃあ、掲示板がシモネタで埋めつくされることは目に見えている。
 そのときは、AIQのエロさんに引き取ってもらおうかな♪(念のため注。エロさん本人は決してエロな方ではありません)

 旅行前にまた訃報と言うのも悲しい話だが、映画監督のケン・ヒューズ監督が死去。
 誰だそれ、と言われても仕方がないくらい日本では無名であろう、この監督、私のフェバリット・コメディである『OO7/カジノロワイヤル』の監督の一人なのである。
 一人、と書いたのには理由があって、この映画、複数の監督にバラバラなシーンを撮らせて一本の映画にしたてたというとんでもない作りの映画なのだ。
 「OO7」、と聞いて、ショーン・コネリーやピアース・ブロスナンを思い浮かべて、ああ、あのスパイアクション映画ね、と思ったら大間違い。原作無視どころか、脚本もデタラメ、よくパロディ版OO7と評されるが、そんなハイレベルのものではなく、ただただアホでベタで寒いギャグのオンパレード、ただ「バカ映画」としか言えないシロモノ。
 だもので、この映画、筋が全くつながっていない。主役はコロコロ代わるは、設定は変わるは、で、なんなのあの結末は、という、多分映画を見た半分以上の客が腹を立てて帰ったであろうほどにいい加減なのである。
 そんな映画をなぜ私が好きなのか?
 それは、コメディとは「笑える」映画ではなくて「呆れる」映画なのだ、ということに開眼させてくれたからである。
 何しろねえ、悪の組織スメルシュを探索するために、OO7ジェームス・ボンドが七人出て来るんだから。中には女のボンドもいるぞ(^^)。
 ホンモノのOO7を演じてるのはデビッド・ニーブンなんだけど、その甥っ子がウディ・アレンって、なんでイギリス人の甥がユダヤ人なんだよ。
 誰がこんなギャグ書いたか分らないんだけど、監督のケン、翌年に同じくイアン・フレミング原作の『チキ・チキ・バン・バン』の監督を、これまた原作無視のミュージカル・コメディに仕立てていることを考えると、その辺結構関わってるのではないか。
 未見の方はぜひとも一見、そして呆然としてほしい。

 帰宅して、しげと近所の「ガスト」で外食。
 オムライスシチュー、味が今イチ薄いが、その方が私にはちょうどよいのだろう。
 トラベルセットなどをコンビニで買って帰ることにするが、しげ、言い間違えて「トラブルセット」という。
 ……ホントにあったらどんなシロモノかな。持ってるだけで災厄が訪れる……って、呪いのアイテムじゃんか。ほしくないなあ。


 しげは今日も仕事。旅行の前日くらい休みを取ればいいのになあ。
 「だって三日も休むのに、前日休めないよ」
 でも疲れて旅立って、肝心の芝居の最中に寝たりしたらもったいないと思うけど。
 しげが出かけたあと、ようやく明日の東京行きの準備を始める。
 当然着替えのための衣服をタンスや押し入れから取り出さねばならぬのだが、そのタンスや押入れの前にも本が平積みで山になっている。
 先ず、その本を横にどけねば、と、手に取って。
 はい、オチが見えましたね。
 気がついたら本を読んでいて、準備が全然進まない。
 準備が一応終わったのはようやく2時。……一応、というのは、まだ洗濯した下着が乾いてないからです。
 あとは翌朝。


 マンガ、浦沢直樹『20世紀少年』5巻。
 ああ、20世紀編は大河ストーリーのプロローグだったのか。
 一昨日の飲み会で、「もうすぐ終わるんじゃないか」とか言って話題にしていたが、こりゃ完全に読みが外れた感じ。多分、これは20巻はいくな。
 本当のヒロインは「彼女」なわけだ。キャラデザイン的には従来の浦沢ヒロインと大して変わりがないように見えるが、何しろバックグラウンドに5巻を費やしている。多分ありきたりな展開にはなるまい。
 そう言えば飲み会の中でゴクウさんが「マンガ家三大なおき」って言ってたな。「なおき」という名のマンガ家はみな天才だそうである。
 曰く、「浦沢直樹」「唐沢なをき」「山本直樹」。
 ……納得だなあ。

 神坂一原作・トミイ大塚作画『スレイヤーズすぺしゃる』3巻。
 帯にアメリア登場、と、あったので、もしやついに「ナーガ」とのご対面? と思ったが、すれ違いでやんの。
 ……まあ、そうするしかないよな。
 

 ちと疲れたので今日はここまで。
 まだもちっと買いとくことはあるのだが、それも帰福後。
 それではみなさん、行って来ます(誰に向かっていっとんじゃ)。


2001年05月01日(火) 実は某大学推理研OBです/『チーズはどこへ消えた?』(スペンサー・ジョンソン)ほか

 わあ、また雨だ。
 先週の「ずっと晴れ」の天気予報はどうなったんだよう。
 しかもつい今日が月曜日である気になって、早出の日なのに寝過ごしちまった(月曜は遅出なのです)。
 ああ、5分遅刻。
 しかも慌てて走ったので職場の玄関で派手に転んじまった。
 ……転んだ直後は痛くなかったのに、夕方頃からビキンビキンと筋に沿うように痛みが走るようになった。
 明後日から旅行だと言うのに、ひどくならなきゃいいがなあ。


 今日も仕事は目白押しで休む暇もないのだが、いい加減活字に飢えている。
 ちょこちょこと読み進めている本は何冊もあるのだが、なかなか読み切れない。そう長くない本でも読もうかと、『裏モノ会議室』でも話題、というより「(笑)」になっている例のあのベストセラーを読んでみた。

 スペンサー・ジョンソン『チーズはどこへ消えた?』。
 もう大爆笑(^O^)。
 物語としての深みなんかありゃしない、ただの熱血スローガンだけで出来あがっているバカ本であり、トンデモ本である。もっとはっきり言っちゃえばオウム真理教の教本とレベル的にはほぼ同一だ。
 マンガで言えば『巨人の星』であり『エースをねらえ!』であり、ハマるやつはハマるだろうが、要するに一見怠惰に見える保守派(ほんとはそんなことないけどね)を蔑み、「変革」という名のもとに弱者を疎外し迫害しようっていうクソみたいな本だ。
 こんなもんに感動してる連中が多いってのは情けないが、これで「民衆は洗脳されたがってる」ってのがはっきり解るという点では面白いね。
 世の中に「パロディにされるために生まれてきた」本があるとすれば、これはまさしくそうであろう。私はこの本の「チーズ」という単語を全て「チ○チ○」(←わかんないヒトのために、解説しよう。ペ○スのことだよ)に置き換えて読んだ。「チーズ」は全ての求めるものの象徴だって言ってんだから、著者は怒るわけにはいかないはずだ。
 ありがちだけど、この本が語っているもっともらしいスローガンの質がそれくらい低レベルだってことが、よーっく、わかりますよ。チーズだかなんだか知らないけど、人間は「目標」なんてモノを持ってたら現実的にはロクなことをしないんだけどね。
 さあ、みんなも「チーズ」をいろんな単語に置き換えてご覧♪


 疲れて帰宅すると、しげがパンを買ってくれている。
 「食べていいか?」
 と聞くと、「イヤ」と言う。
 私のために買ってくれたのに食べちゃいかんというのは意味が解らない。
 「なんで食べちゃいけないんだよ」と文句を言うと、
 「……残して」
 ……半分こしたいんだったら最初からそう言え(ーー;)。


 NHKBS2で『ゴーストバスターズ』見る。
 DVDも持っているのだが、字幕がテレビ用だと微妙に違う。
 「ゲイトキーパー」が「門番」なのは同じだが、「キーマスター」を「かぎ師」ってのは意味が通らんぞ。要するにこれはホテルの鍵の管理人と同じことなんだから、「鍵番」でいいんだよ。
 笑えたのはあのビル・マーレイがウィリアム・アザートンを罵倒するシーン。
 「はい、市長、こいつはタマナシ(peck)です」
 これが「こいつは怒りんぼです」に変えられていた。
 怒りんぼって……かわいいぞ。
 これでアザートンがマーレイに殴りかかろうとするんだけど、それじゃホントに「怒りんぼ」じゃん。……もしかしたら、これ、改訂をNHKに命じられた翻訳者が、やけになったのかも知れないなあ。

 続いて見た『シャーロック・ホームズの冒険』は『ソア橋事件』。
 横溝正史の『本陣殺人事件』の元ネタになったやつだな。トリック自体は今や古色蒼然としてしまった感があるのに、今でもじっくり見られるのは、キャラクター造形が古びてないからなんだよなあ。
 新本格の作家たちが見習って欲しいところである。
 

 山田風太郎原作、石川賢作画、『柳生十兵衛死す』1巻。
 既に『魔界転生』を漫画化し、ただでさえ面白い原作を更なる奇想をもって最高に面白くしてしまった経験を、そのままこの「柳生十兵衛三部作完結編」にも応用してきた。
 イヤ燃えましたよ、何たって、『甲賀忍法帖』のあの不死身の薬師寺天膳が、柳生十兵衛と激戦を繰り広げるのだ!
 石川賢は、風太郎忍法帖で『バイオレンスジャック』をやるつもりだ。
 恐らく、『伊賀忍法帖』も、『九ノ一忍法帖』も、『柳生忍法帖』も、もしかしたら『妖異金瓶梅』や『明治波涛歌』まで、全てその石川ワールドの中に取りこんでいくかもしれない。
 注目の一冊である。


 先日、日記ランキングつながりの少女漫画家さんからのメールで、「私の正体、推理してもいいですよ〜♪」とのご許可を頂いた。
 なんだかお互いに気遣いあって妙なことになってしまったが、どうやらお怒りではない様子なのでホッとする。
 私の人となりをご存知の方は先刻御承知だが、一見、シニカルに見せかけてはいても、基本的には青春野郎なのである。マジで『飛び出せ!青春』が人生のバイブルだった時期があった(「LET'S BEGIN!」だぜ!)。
 ……何が言いたいかっていうとさ、私ゃ未だに女性に対しては幻想を抱いてるとこあるわけよ。なんかね、推理しようにもね、いわゆるマドンナ像みたいなものが頭ん中に出来あがっちゃってて、その漫画家さんについては、既に夏目漱石の『三四郎』の美禰子がパラソル持って歩いてるものだから(古いな)、もはやほかのイメージが想像できないのですよ。
 でもまあ、乗りかかった船だ(いつだよ)。
 勝手に想像しちゃおう。

 まず言えること。
 彼女は「さくらももこ」ではない。
 清水に住んでないし、ご主人はいらっしゃるし、あんなおっちょこちょいのとんちんかんでもない。

 彼女は「玖保キリコ」でもない。イギリスに住んでない。

 彼女は「美内すずえ」でもない。
 ちゃんと連載は続けられてるようだし、第一アレがアレしてアレになったりしていない。

 彼女は……。
 アカン、消去法で行ったらキリないがな。
 ちょっと視点を変えねばな。

 プロフィールによると、お仕事が少女漫画家・美少年漫画家とあるが、わざわざ「美少年漫画」と書いてあるところがヒントかなあ。でも二十年前なら「美少年漫画」なんて『風と木の詩』と『摩利と新吾』くらいしかなかったけど、今は腐るほどあるしなあ。……幼年誌には描いてないかな。
 むしろ月産「40〜50ページ」というのがヒントになるかも。
 月刊誌でも普通は30ページくらいが普通だから、これは2誌以上に渡って描いているか、月二回刊の雑誌に描いてるかどちらかじゃないかな。
 ただ、今のところ日記からは数誌に渡って描いてるような感じはないから、やはり月二回刊誌か?
 うーむ、パッと思いつくのは『花とゆめ』くらいだけど、きっとほかにもあるよなあ。
 漫画家さんはよく自分の漫画の欄外に近況報告描いてるから、それを手がかりにするというのもアリかも。ともかく独身やデビューしたばかりの人は除かれるだろうし。
 ああっ、もう推理するためのデータがない(+.+)。

 うーむ、やっぱり「ジッチャンの名にかけて」ってわけにはなかなかいかないな(^_^;)。

 
 今週、どういうわけだかエンピツのランキングの得票数が増えている。
 先週まではどんなに行っても15票くらいが限度だったのに、今週は三日でもうそこまで達してしまった。
 なんでかなあ、と思っていたが、実はしげの仕業であることが解った。
 と言っても、しげ本人が何度も投票ボタンを押してるわけではない。
 しげは、ちょこちょことこの日記の環境設定などを変えて使いやすくしてくれているのだが、その投票ボタン、今までは「投票」としか書いてなかったのを、「読んだら押してね」に書き変えていたのだ。
 こりゃ、何も知らない人が読んだら、「なんだろう?」と思って、とりあえず押すわな。なかなか卑怯なワザを使うやつである。
 このワザ、シティーボーイズのライブ『ウルトラシオシオハイミナール』にあったギャグネタの応用だな。

 『シティボーイズミックス ラ・ハッスルきのこショー』、いよいよ明後日見るために東京行きである。
 この日記も5/2〜5/3の間更新が停止しますが、よろしければその間も投票ボタンをよろしく。
 結構、日記を書く励みになりますもので。

 それにしても劇団のメンバー、掲示板に全く書き込みしてくれんなー。
 ……もしかして、身内なのに読んでくれてない?(・・;)


2001年04月30日(月) 別れのトワレ/映画『名探偵コナン 天国へのカウントダウン』ほか

 先にお知らせ。
 この日記にもたびたびギャグメーカーとして登場してくれる、私の女房であるが(そりゃ登場するわな)、こいつのことは今まで「女房」としか表記してこなかった。しかし、今回から改めて「しげ」と呼称することにする。
 最近しょっちゅう女房は、「あなたは私への愛が足りないわっ!」と拗ねてるので、「女房」とか「家内」とか言う書き方もつっけんどんかなあ、と反省してやめることにしたのだ。もちろん、これは女房が自分でつけた芸名で、本名ではない。
 掲示板等で女房のことを話題にしてくださる方も、よろしければ「しげさん」と気安く書いていただけるとありがたい。多分女房、もとい、しげもそれを喜ぶと思う。


 なんだなんだ、今日は晴れると天気予報で言ってたのに、また雨が降ってやがるぞ。
 しげは、「雨だよ、どうする?」と哀願するように私を見つめてくる。
 「どうするったって、出かけるしかないじゃん。休みはもうないし。とりあえず昼まで待って、雨が止むようなら映画に行こうか」と答える。
 それまではネットを回覧したり朝寝したり。

 掲示板を開設して、早速友人や知人からの書き込みがあって、実はちょっとホッとしている。
 こんなことを言っても誰も信じないかもしれないが、私はほかの人の掲示板に書きこんだり、メールを送ったりするのが無茶苦茶苦手である。
 自分のようなつまらぬ人間が書き込みしたりメールを送りつけたりして、迷惑ではなかろうか、もしかしたら石を投げつけられ十字架に掛けられ大天使ミカエルにさらわれて釈迦や阿修羅王の監視役をさせられるのではないかと、内心ビクビクしているのだ。
 ましてやフォーラムに長文の感想を書きこむなど、怖くてとてもできない。
 ……ここで、やってるじゃんかと当然ツッコミが入るところでしょうが、だから、ニューヨークのスラム街で「ニ○ー!」と叫ぶくらいの勇気をふりしぼって書いてるんですってば。
 その反動か、日記ではもう、私はかなり好き放題、まさしく無責任な態度で愚にもつかぬことを書き散らしている。
 みんな私のこと嫌ってるだろうなあ、掲示板作っても何も書いてくれないだろうなあ、と、半ば閑古鳥が鳴くのを「覚悟」して、開設したのである。
 それがもう、一日で何件もの書きこみ。これこそ感謝感激雨霰である。

 日記ランキングでお知り合いになった少女漫画家さんから、「奥さんに優しくね」と書きこみしていただいたのはとても嬉しかった。
 男はなかなか女ゴコロというものに気づかぬものらしい。
 ほかの女性とのメールのやりとりをしげが嫉妬していること、私はワガママなやつだとしか受け取っていなかったのだが、「夫が自分以外の女性に時間とパワーを遣っているのは、浮気でなくても寂しいものです」という指摘は、そう言われるまで気付きもしなかった。
 やはり私はしげに対していささか傲慢になっていたようだ。

 「やっぱり女はみんな同じだよ」
 と、しげは言う。
 「俺がほかの人にしてることを自分にもされてないの、いやか?」
 「うん。例えばあんた、昔の彼女と、空港でキスしたことあるでしょ?」
 いきなり何を言い出すか、と焦った。
 確かに私は、大学時代、上京していたので、福岡空港のロビーで当時の彼女にしばしの別れのキスをしたことがある。
 ……青春野郎だったんだよ、悪いか(-_-;)。
 「私にはしたことないじゃん、空港でのキス」
 「……物理的にできねーだろ? 空港で別れ別れになるなんてことないんだから」
 「でも今度、空港に行くじゃん」
 「一緒に東京に行くんだろうが。別れるわけでもないのにキスなんかできるか」
 「でも、別れる時あるじゃん」
 「へ?」
 「トイレに行くときとか」
 ……わしゃトイレに行くたびにいちいち女房に「今からトイレに行くけど、待っててね。その間、キミが寂しくないよう、魔法をかけてあげるネ(はあと)」とか言ってキスせにゃならんのか!

 それだけは絶対に避けたい。
 空港でキスしない代わりと言ったらなんだが、今度からときどき女房にメールを送ることを約束する。
 ああ、しかしもともとこの日記は私としげのおバカ日記にする予定だったのだ。いめーじは「ひろしとみさえ」。でもこのままでは、だんだん「ミッチーとよしりん」のノロケ日記に近くなってしまうぞ。どうしたらいいのだ。


 昼から雨が上がったので、ワーナーマイカル大野城まで自転車をかっ飛ばして、『名探偵コナン 天国へのカウントダウン』を観に行く。
 しげ、売店でコナンのポーチを買う。色は黒で金のメダルつき、シックでなかなかカッコイイ。私も『クレヨンしんちゃん』のハガキを手に入れてにやついている。おおっちゃんと太陽の塔が描かれてるぞ♪ ……病膏肓だなこりゃ。
 場内アナウンスの「『クレヨンしんちゃん』は満席です、次の回を……」という声に、一人「よしよし」と頷く。
 福岡では同時公開の『コナン』よりヒットしているのだ。公開期間は短いようだが、興行成績、結構いい線まで行くのではないか。

 『名探偵コナン 天国へのカウントダウン』、アラはあちこちにあるが、ミステリーにアラはつきものなので、批判しだしたらキリがない。トリックがチャチ、というより無理があるのは毎回のことだし。
 でも一応ネタバレしない程度に批判しとこう♪
 揚げ足取りだと言うやつもいるだろうが、ミステリーの批判は全て基本的に揚げ足取りになるものなのである。
 今回の殺人の動機、江戸川乱歩の分類によるなら「異常な動機」の範疇に入るものだろう。でも「異常」ってことは普通の常識から言えば納得しがたい動機でもあるということだ。簡単に言えば「そんなつまらん理由で人殺すバカがいるか」ということなのだ。
 犯人が、自分が犯人であるという証拠を、現場にあえて残していっているのも不自然。
 感動シーンが今回、コナンと蘭、少年探偵団と、分散しているのもネックかな。サスベンスで見せる場合、基本ストーリーにサブストーリーが絡むと、失敗する例は多いのである。
 他にも批判されて仕方ない面はいくつかあるが、全体として見れば、ストーリーを複雑にしすぎてかえってつまらなくなってはいるが、捻りの効いている部分もあり、まあまあの出来と言うところか。


 大野城サティでヒレカツ、コロッケを買って、帰り道の途中の公園で、ピクニック気分で食べるつもりだったが、雨上がりの公園は妙にジトっとして、晴れやかな気分にはならないのだった。
 帰宅して弁当を食べたあと、しげは仕事に備えて早寝。
 私はエロの冒険者さんに借りていたDVD『怪獣ウラン』を返さねばならぬので、まだ見てなかったラストの部分を見る。

 『怪獣ウラン』、邦題がまずいい加減で、「怪獣」ったってゴジラみたいなのでは全くなく、不定形生物である。
 ドロドロしたモンスターと言えば、パッと思い出せるだけでも『ブロブ』『ターミネーター2』『美女と液体人間』『水神様がやってきた』などポツポツあるが、倒し方はもう、燃やすか流すか固めるかしかないのでオチが見えてしまうのが難点。
 ストーリーは無難で、言いかえれば陳腐。でもB級SFと言っても、意味不明な描写が続くほどではないから、まあよくまとまっている方か。


 8時にアクロス福岡前で待ち合わせして、AIQの方がたと中洲の「魚民」で飲み会。
 なんだかなあ、大してスタッフワーク的なことしてないのにほとんど友達感覚でしょっちゅう顔を出してるけど、いいのかなあ。
 でもいったんオタク話に花が咲くと、ほとんど傍若無人に振る舞っている。「人の迷惑顧みず、やってきました電線音頭」と言うヤツだな。
 ノリにノって喋ってたおかげで何を食ったかほとんど覚えていない(^_^;)。
 ああ、そうそう、金網籠に入った野菜をそのまままるごと、昆布のダシだけで鍋で湯がいた料理が美味しかったなあ。あの鍋はちょっと可愛らしくて欲しかった。100円ショップあたりで売ってないものだろうか。
 日記に書かねばならぬので、みなさんのハンドルネームをお聞きするが、これをただ並べたら、もう印象は百鬼夜行である。
 エロの冒険者さん、ゴクウさん、いちろうさん、しおやさん、アンジェリーナさん、都合で来られなかったが、ぴんでんさんとロデムさんが来てたら、さて、これはどういう集団なんだか(^^)。
 でもウチの劇団の連中の芸名も並べてみると、ほとんどやおい同人誌のメンツだから、ヒトのことは言えないのである。
 私のように普通っぽい名前の方が好きというのは珍しいのかなあ。でも、仮に私が「ロミオ剣崎」とか「にゃんころりん」とか言うペンネームを使っていたとしたら、多分劇団員から袋叩きにあうと思うんだが。

 いつも話に出てくることではあるが、今回もしおやさんが「『ふゅーぷろ』と言って、何の解説も要らないというのはうれしいなあ」とおっしゃる。そりゃまだバックナンバー捨てずに持ってますもん。『奇天』も『幻影城』も全冊ウチにはあるのだ。カビてて古書としての価値はないけど。
 でもそんなのはただの自慢話にしかならないので言わない。それにみなさん、どうせもっと凄いコレクションを持たれてるのに違いないのだ。
 コレクションと言えば、先日この日記に書いた、しげ謹製のバチモン「しんちゃんサイン色紙」、しおやさんが「いいなあ、ほしいなあ」とおっしゃっていた。
 確かにあれはしんちゃんとして書かれたものだし、今、しげに書かせたってそれは別のもの、その意味では「ホンモノ」として貴重かもしれないけど。
 でももう少ししげに辛抱強い根性があれば、もっとイベント用のシナリオ、手に入ったろうになあ。

 オタク話の全てを書いていたらスペースがいくらあっても足りない。
 今回も箇条書き的に印象に残った話などいくつか。
 ●ゴクウさんは「燃える闘魂」のTシャツを買って見せびらかしていた。これが赤地で超カッコイイ。英語だと「BURNING SPILITS」になるのだな。それからみんなで手もとにあるオタクグッズの見せ合い。
 ●いちろうさんは脱脂粉乳が大好きだったそうだ。そんな人には初めて会った。ガキのころアレをムリヤリ飲まされて教育不信になった人間は多かろうに、やはり同世代だからと言って、ひとくくりで語るのは危険と言うものである。
 ●アンジェリーナさんの職場の上司はホ○だそうである。しかも東大コンプレックスが強く、岡田斗司夫さんの本を「東大講師の方の本ですよ」と言ったら喜んで購入したそうな。……ちゃんと読んだのだろうか。
 ●クーンツは「安っぽいスティーブン・キング」である(byエロさん)。
 ●テレビQ(東京地方だとテレビ東京か)の深夜番組の『おやじ』はとても面白いらしい。
 ●佐野元春はコミックシンガーである。
 ●そのうち、エロさん主催の海外バカSF映画の上映会を開く予定。タイトルは『オタク・アミーゴス・セピア』になる予定である。

 最後のは、『プッチアミ。』や『ミニアミ。』でもいいかも。
 しかし一日経って書くと、細かいところは忘れちゃうなあ。もっと面白い話もあったような気がするんだが、また思い出した時にでも書くかな。


2001年04月29日(日) 涙涸れるまで語ろう/DVD『新しき土』

 みどりの日だってのに、朝から雨で、外は鈍色。
 ああ、今日は『名探偵コナン』の映画を見に行こうと思っていたのになあ。
 いろいろあちこちの映画館を回っているが、グッズの数と種類が一番充実しているのがワーナーマイカルである。
 昨日『バンパイアハンターD』を見たときに、『コナン』『しんちゃん』『チキンラン』のグッズが一通りあるのを見て、初めからここに来りゃよかったんだよなあ、と思った。
 キャナルシティは行き易いのだが、グッズの数は一番少ない。
トリアス久山にユナイテッドシネマは、自転車が唯一の移動手段である我々夫婦にとっては、遠くて、そうそう行けないのである。

 昨夜寝たのが6時だったので、朝は寝坊。でも8時半には目覚める。って、2時間半しか寝てないじゃんか。
 『アギト』は夕べのうちにビデオ録画をしかけておいたので、見逃す心配なし。先週に引き続いて、『超GALS寿蘭』を見る。
 東京に住んでないのでよく解らんのだが、今時の渋谷系の女の子ってのはまだ「超」とか「ムカツク」とか喋ってんだろうか。福岡じゃずいぶん下火になってきてるんだが。そのくせ「親友」は「しんゆう」で「マブダチ」じゃないのな。「マブダチ」ってのは男の子しか使わないのか。
 今回は友情をとるか勉強をとるかって蘭の友達の女の子が悩む話。なんだか『ハリスの旋風』や『ストップ!にいちゃん』にもそんなハナシなかったか。前回もそうだったが、毎回、古色蒼然とした物語を繰り返してるが、ホントに人気あるのか、このマンガ。
 でも読者層は多分小学生から中学生が中心だろうし、トシヨリには古臭くても、若い子には新鮮なのかもなあ。
 『デジモンテイマーズ』、『コメットさん』を見たあと、久しぶりに『サンデープロジェクト』を見る。当たり前だが特集は小泉政権誕生。
 なんと内閣支持率が83.6%だそうな。橋本派を初めとした派閥のみなさんがたが一様に苦虫を噛み潰した様子をモロに見せているのが笑えてしまう。
 利口な政治家なら、ここで人気の小泉政権にくっついて、構造改革、景気回復に一役買って、名を挙げようとするところだろうが、さて、マイナス志向が身に染みついてる政治屋さんに、そういう度胸のあるマネができるかどうか。
 でも下手に小泉政権の足を引っ張るようなことすると、今後「悪役」以外の立場をとれなくなること、自覚してるのかな?
 既に「悪役」を振られちゃってる橋本さんや野中さんの足元、崩れかけてんだけど、ご本人たちはご存知かどうか。
 ああ、こんなに政治が面白くなる時代が来るなんて、21世紀なんだなあ!

 録画しておいた『仮面ライダーアギト』が新展開。
 ああ、録りのがさないでよかった。
 真魚の父と最後に会っていた人物、どうやら美杉教授らしい。おお、「本当に怪しい奴は案外近くにいるものだ」という王道パターンだったのか。あまりにも出演者の演技がアレなものだから、誰が怪しいんだかもわからなかったよ。
 でも今頃になって犯人のヒントのコップのことが解るなんて不自然だよなあ。
 アギトの新必殺技、ライダーブレイクも今日が初披露。でもそれがどうやら謎の青年の仕組んだことらしいというのがなかなか捻っている。まだまだドラマは1/4を越えたばかり。さむいギャグさえ我慢すれば、『アギト』は今テレビドラマの中でなら思いきり楽しめるシリーズだぞ!

 昨日、この日記を少しばかりリニューアルしたのだが、どうも女房に評判が悪い。
 色がチカチカして見にくいというのだ。
 最初は緑だったけど、どうも「地味」って印象が強かったし、それで黒に変えてみたけど、やっぱり評判が悪かったし、今度こそと思ったのになあ。
 でも青色って好きなんだよう。またすぐ変えるのも何だし、何ヶ月かはこれで行くよ。
 女房は、私が某マンガ家さんに送ったメールを見てもジェラシっている。
 「私、メールもらったことないよ!」
 「あのね、同じ家に住んでてね、どうしてメールを送る必要があるのよ」
 「だってもらいたいもん」
 じゃあ、何だ、私は女房と、「しげ〜(女房のペンネームです)、メール書いたよ〜、あとで読んでね〜」「ヽ(^o^)丿ワーイ、すぐ読むすぐ読む」「今読んじゃダメだよう、あとで読まなきゃあ」「今読みたいの! 読みたい読みたい読みたい!」「もう、しょうがないなあ、こいつぅ♪」とかなんとか会話して、女房のオデコを、ツンとかつつかなきゃならんのか。
 死んでもヤだ(~_~メ)。

 ふと思ったが、この「オデコをつつく」という行為、いったいいつ頃から一般化したのか。いや、実際に街中のカップルがやってるとこ見た記憶はないけど。
 青春ドラマあたりがルーツなのかな、やっぱり。


 女房、一昨日『チキンラン』見に行った時、映画の予告編を見て、『ハリー・ポッターと賢者の石』に興味を惹かれたよう。
 「面白い?」と聞かれるが、原作買ったっきり、まだ読んでないのだ。こりゃ映画見る前に早いとこ読んどかないとなあ。
 そう言えば『猿の惑星』の予告編も初めて見たが、美術デザインはやっぱりティム・バートン作品らしく、実にダークなムードだったのであった。ハリウッド・メジャーに取りこまれず独自のオリジナルな映画を作り続けている監督といえば、キューブリックなきあと、筆頭に挙げていいのがティム・バートンだと思うのである(テリー・ギリアムもいるけど)。
 ああ、期待の映画がまた一本、増えていくなあ。


 昨日、東京の友人が『クレヨンしんちゃん 嵐を呼ぶモーレツ! オトナ帝国の逆襲』を見てきて、早速感想を劇団ホームページの掲示板に書きこんだり、メールを送って来たりしている。
 ははは、やっぱり予想通り、泣いてやんの。
 ヒロシと年も近いし、むこうはウチと違って子供もいるし、余計胸にズンと来るだろうと思ったのだ。
 もちろん、いいトシをした大人が泣いたからと言って、それは恥でもなんでもない。くだらない先入観や偏見で、マンガや、アニメや、ゲームやおもちゃを「大人になったら卒業するもの」と決めつけてしまうことのほうが、よっぽど恥だ。
 『クレヨンしんちゃん』は立派な大人の映画である。テレビでどうせ流れるから待とう、などと思わず、今すぐ劇場に足を運んで欲しい。
 若い人は多分、我々ほどに泣きはしないだろう。だけど、なぜ我々がこれほどこの映画に涙を流したのかはきっとわかる。
 そして、私や、あなたが何から逃げていたかをお互いに語り合おう。
 

 昨日の夕刊を一日遅れで読む。
 「コミック館」というコーナーがあって、『キン肉マン�鏡ぁ戮筺悒螢鵐阿砲�けろ2』、『サル』、『キャプテン翼 ROAD TO 2002編』など、パート2、3ものを紹介しているが、見事なくらい私には興味がない。
 それぞれパート1のころからまともに読んでなかったマンガばかりなので、思い入れがないのだ。
 こんな有名なマンガを読んでないなんてそれでマンガファンと言えるのか、と叱られそうだが、私のサイフにだって限界はある。つまらないマンガを無理して買わなきゃならんという理屈はない。
 それに「まともに」読んでないだけで、全部雑誌で通読はしている。同工異曲、予定調和の展開でアホな客を惹こうってマンガをいちいち記憶の隅に残してやらなきゃならんほど私ゃ親切じゃないぞ。
 客に媚びるマンガが悪いとは言わない。才能が枯渇していることが明らかなマンガ家たちが、パート2ものに飛びつくと言うのは、もはやなりふり構っていられないのだろうな、と同情してあげられもする。
 でもだったら、もう少し面白くする努力をしろって言いたくなるのだ。これらのパート2マンガ、どれもマンガ家たちの情熱がほとんど感じられない。かつてウケたパターンをしょう凝りもなく繰り返し、どうだ、お前ら客はバカだから、こうくすぐってやりゃあ、尻尾振ってついてくるだろう、という傲慢な態度が作画から見え隠れしているのだ。
 本人たちはそんなつもりじゃないと思ってるかもしれないが、同じ絵コピーして貼ってりゃいいじゃんと言いたくなるような絵が続けば、情熱を疑われても仕方がないだろう。
 誰とは言わんが、いい加減「フッ」はやめろよ、「フッ」は。

 3月〜4月のコミックスベストセラー、何冊買ってるかと見てみたら、ベスト20のうち8冊。まあまあメジャーマンガ全般に目を通しちゃいるな、と自分で納得。ベストワンが『名探偵コナン』というのも幅広いファン層を考えれば当然。
 でも20位に『市立戦隊ダイテンジン』が入っていたのには笑った笑った。
 だから福岡人にしかわからんギャグ満載のこのマンガ、他地方の人にとって面白いのか? 「赤いからって威張んじゃねぇぞコア!」ってセリフがあったが、天神コアビルってレンガ色で赤いのよ、ホントに。
 はっはっは、悪の組織、最初はアクロスじゃなくて○ーホークだったのね。って、現物見てないと笑えねえよな、これ。
 いや、福岡って、秘密基地っぽい建造物ってやたら多いのよ。ダイテンジンの秘密基地は福岡タワーだし。
 女房なんか、福岡にきて初めて天神イムズに入った途端、「み、未来都市」って口走ってたしな。確かに子供のころ想像していた未来都市の風景、一部では実現してるなあ。なにが凄いって、そういう巨大建造物の数々がこの十年ちょっとの間に全て立ちまくったってとこが凄いんだよね。
 ……金の使い道間違えてるよなあ、福岡。
 ……「蒲腐」ならぬ「カパプー」のキャラ、他地方の人だともう覚えてる人も少ないだろうなあ。


 DVD『新しき土』見る。
 知る人ぞ知る、1937年製作の日独合作映画である。何しろデビュー直後の16歳の原節子がですよ、振袖、洋装、花嫁姿と、その魅力を余すところなくスクリーンに見せていたというんだから、もうずっと見たい見たいとDVDになるのを待つていたんですよ。
 でもねえ、なんといっても戦前の国策映画で、ナチスドイツと組んで作ったってだけでも無分別に流通させていいものでもないし、何より満州国を肯定して描いてる点が既にもうヤバイ(『新しき土』って満州のことです)。もう幻の映画として一生見られないと思っていたのに……。
 まさかホントに見られるとはねえ。しかし見てみて確かにこれは聞きしに勝る珍品だと思いましたよ。
 冒頭、延々と火山爆発と地震発生の様子が描かれたかと思うと場面がいきなり切り替わって、船上での日本人男性とドイツ人女性の会話。
 「日本人はきびしい自然に鍛えられて大和魂を身につけるのです。火山、地震、台風……」
 ……鍛えられた覚えがないなあ。それとも戦前は違ってたのか?
 初手からツッコミどころ満載なんだけど、何より凄いのは原節子の家のウラには、厳島神社が広がり、近所には鎌倉大仏があるってことだ。
 地理無視しとるやん。
 これはやっぱり、日本の文化を知った気になってる外国の監督さんが、自分ではまともに作ったつもりのものがやはりズレちゃった、という、そういう映画なんだろうね。
 ラストの字幕まで最高に楽しめました。ともかく人名が間違いだらけ。
 主役の小杉勇は「クソゲ勇」になってる。なんかそんなにつまんないゲーム買ったのか?
 でも最高に笑ったのは、音楽の山田耕作。字幕を見ると「コサック山田」になってました(^o^)。

 劇団のホームページに、リレー小説の第二回を書く。ノルマはさっさと先に片付けておかないとな。


2001年04月28日(土) 掲示板開設!/映画『バンパイアハンターD』ほか。

 え〜、まずはお知らせから。
 今日から新しく、「掲示板」を新設いたしました。
 個人ホームページを開設する時にはつけようかと思っていたのですが、女房が今日いきなり、「あんた、掲示板要る?」と聞いてきたので、「あ、作ってくれるんなら頼む」と言った途端、あっという間にどこかから借りてきてくれたのでした。
 どうして女房がそんなこと言い出したのかちょっと謎なのだが、どうも例の少女漫画家さんと日記でやり取りしてるのを見て、まどろっこしくなったらしい。
 なんだか妙に間接的になってたのは確かなんで、「掲示板使えよ」って気になったのかもな。
 先方の日記でもずいぶん恐縮されてたんで、今日早速メールでお詫びをしておいたんだが、考えてみたら長年漫画ファンをやってきて、本物の漫画家さんに手紙を出したなんて生まれて初めての経験だった。

 うわ、ちょっとドキドキ(*^。^*)。

 ……またまた失礼に失礼を重ねてなけりゃいいんだけど(+_+)。
 とりあえず、この日記を読んでる人、言いたいことが今までにも多々あったんじゃないかと思うんで、遠慮せずにどんどん書きこんでみてください。
 基本的にマンガやアニメ、映画の感想書いてることが多いんで、私の意見についての素直な感想、賛同、反駁などを書いてもらえたら(古い記事についても可)嬉しい限りです。
 劇団のメンバー諸君はいつも遠慮してモノを言わないこと多いけど、私だって無責任に放言してるだけだからね、「小理屈言うな!」の一言だっていいんだよ。面と向かって言いにくいことも、ここでなら言えるでしょ?

 ついでに背景の色も変えてみたが、いかがでしたでしょうか?


 4時間くらいしか寝てないのに、朝の7時に目が覚める。
 変だなあ、以前は次の日ゆっくり眠れるとわかってたら、12時間寝てることだってあったのに。
 おかげで朝から調子がよくない。トイレに行ったら、なんと○○○、○○○○○○○○。あ、こりゃ風邪の悪影響がカラダバランスまで崩しちゃってるわ。やばいやばい。
 なのに、女房は5月3日からの東京行きの計画に夢中になってて、こっちの体調不良は知るべくもない。やたらと「船に乗りたい船に乗りたい船に乗りたい」と絡んでくるが、三日間ずっと船に乗ってるわけにもいかんがな。第一そんなに乗ってたら多分私は確実に「船酔い」する。
 じゃあ、女房はしないのかというと、先ず確実にすると思うんだよな。
 けど女房のアホウは、目の前の快楽に身を任せて、あとで自分がどんな目に遭うか少しも考えていないのだ。

 ……シャブ中かい。

 今日は一緒にワーナーマイカル大野城まで映画を見に行く予定だったが、女房がまたまたいつものごとくグズグズして、「傘忘れた」「時計忘れた」と取りに帰ろうとしたり帰ろうとしなかったり、いい加減イライラしてきた。
 いざ自転車に乗っても、女房は「私が遅れたら置いてっていいから」と憎まれ口を叩くので、「なら初めから来るなよ。もう帰れ」と言ってウチに帰してしまった。
 もともと今回の映画、あまり女房が見たがっていた作品ではないのだ。
 でもいつだって、私一人で見に行くと言うと、たいてい「置いてきぼりにされる」と、毒づいてくるので、仕方なく連れて行っているのである。
 見たくもない映画なら、行かなきゃいいと思うのに、女房は結婚十年になろうとしているのに、まるで夫離れが出来ていない。困ったもんだ。


 映画『バンパイアハンターD』、菊地秀行の『D‐妖殺行』のアニメ映像化。
 なんとワーナーマイカル創立10周年記念作品ということで、1000円興行。
これは嬉しい♪
 でもろくに宣伝している様子もないし、あまり世間の話題にも上らない。
 『アイアン・ジャイアント』のときもそうだったけど、ワーナーマイカル、戦略が下手だと思うぞ。
 さて、映画の出来の方だが、天野喜孝のあの流麗な線を期待しているムキにはいささか不評だろう。というか、もともとアニメ化は非常に困難である。
 以前のアニメ化の際には、もう絵を似せることはハナから諦めて、監督の芦田豊雄キャラで押しとおしていた。それも一つの手段だが、原作ファンがそれで納得するはずがないのも必然。
 ましてやその後、天野キャラを硬質なアニメの線であるにもかかわらず、フォーカスやモノクロに近い色彩のマジックで美しく映像化した、押井守監督、名倉靖博作画監督による『天使のたまご』を見せられたあとでは、原作ストーリーにおんぶに抱っこの映像化では誰も納得すまい。
 以前も菊地原作では『妖獣都市』を映像化して、その演出力に定評のある川尻義昭監督、さてどういう手法を駆使してくれるかと思っていたが。
 うーん、作品そのものの出来はいいんだが、やはり天野キャラにはなりきれていない。パンフを読むと、作画監督の箕輪豊、初めから「天野さんの絵にはどうやったって負けちゃうので、キャラクターデザインをやるのはイヤだったんですよ」と敗北宣言している。……だから名倉さんは負けなかったってば。
 アクションはアニメに苦手な奥行きのある動きに臆することなく挑戦し、迫力満点であるが、なまじ迫力があってリアルなだけに、バンパイアの跳梁する妖異な世界、というムードが今一つ出ていない。
 バンパイアと人間の恋を、人類の文明が崩壊して一万年後の世界という設定をうまく活かしてラストへ持っていったそのアイデアは傑出しているし、ジンと来るセリフもあるにはあったのだが、なのに不満が残るというのはなんともはや。
 原作イラストが天野さんでさえなかったら、こんな感想抱かなかったろうにねえ。
 女房、見ても「まあまあ」としか言わなかったろうなあ、これじゃ。

 帰宅してみると、女房ふてくされて寝ている。
 本来、映画のあとは近所にできた新しいカラオケ屋に行く予定だったのだ。女房が熱心に誘っていたので、行かなかったなら行かなかったで、こちらの方はぶつくさ文句を言うに決まってるので、たたき起こして出かける。
 でもなあ、どういう趣味してるんだかわかんないけど、ちょっと見このカラオケ屋、お城みたいなデザインでラブホテルに見えるんだよなあ。
 入りにくいのを女房に押されて中に入り、会員登録すると、店員さんから、「機種は何になさいますか?」と聞かれる。
 「セガカラに」と女房が言うが、生憎ここにはなし。仕方なく何があるか聞いてみて女房が選んだのが「孫悟空」。
 「……どんな曲が入ってるの?」
 「知らん。初めて聞くやつだから選んでみた」
 「……賭けじゃん(・・;)」
 こう言う賭けにはたいてい女房は負けちゃうんだがなあ。心配していたがやっぱり負けた。
 ともかくアニソンが徹底的に少ない。5ページしかないというのはいくらなんでも少なすぎるのじゃないか。
 歌う曲がなかなか見つからないので、開き直って女房と私、英語の曲ばかり歌う。
無謀だ。
 女房、『イエスタデイ・ワンスモア』を歌ったのは『クレヨンしんちゃん』の影響かな。映画の中で流れたわけじゃないんだけど。
 私もとりあえず歌えそうな曲を探しては歌ってみるが、もうしどろもどろ。
 『オーバー・ザ・レインボー』、テンポがゆっくり過ぎてリズムが取れない。
 『ローハイド』、テンポが速過ぎて追いつけない。
 『アズ・タイム・ゴーズ・バイ』に『レインドロップ・フォーリン・オン・マイ・ヘッド』、『シンギング・イン・ザ・レイン』、途中のメロディーを忘れている。
 まあ女房も『マイ・ガール』や『スタンド・バイ・ミー』、『フライ・ミー・トゥ・ザ・ムーン』、『サウンド・オブ・サイレンス』など、ことごとくキーが合わなくて苦労してたみたいだったが。
 今んとこ、なんとか私が歌えるのは『ペイパー・ムーン』と『ケ・セラ・セラ」くらいかなあ。
 帰りに女房、「また英語の歌、練習に来ようね」と言う。
 それはいいけど、女房の場合、先ず歌詞の読み方を練習せねばならないと思う。

“listen”を「リステン」と発音するなよ(-_-;)。

 学生のころなら、友達から「リステンおしげ」と仇名がつくところだぞ。


 朝の眠りが足りなくて昼寝。
 夜中に起きて、女房とロイヤルホストで食事。20%割引券があるので、ここを先途と二人で食いまくる。
 カラオケも食事も最近はきちっとワリカンにしてるのだが、女房、そうすると自分が余計に払うのがイヤなものだから、料理を余計に注文するのである。
 今日もハンバーグにステーキ丼、穴子丼を二人で分け、女房更にデザートを頼み、これは一人で食う。

 ……だから太るんだってば。
 

 『モンキー・パンチ責任編集 ルパン三世』。
 雑誌形式で刊行されてた『ルパン三世総集編』がリニューアル。
 確かに単行本が定期的に発行されている以上、雑誌をわざわざ買うことはない。付加価値がなけりゃ誰も買わないだろうってことで、今回は企画ページがてんこ盛り。
 巻頭が千葉麗子との対談、書き下ろしCGイラスト、モンキー・パンチのインタビューやカルトクイズ、臼井儀人のパロディ漫画と一見充実しているのだが、どうも自画自賛的な編集ぶりが目に付いて、どうも好きになれない。
 肝心の漫画のほうも、ずいぶんアニメ絵になってきたなあ。女の子なんか、ほとんどロリコンキャラだ。
 以前に比べてグローバルな話も少なくなってきていて、そろそろネタギレな感じがしないでもない。実際、三十年も続いてりゃあ、とっくにルパン五世くらいの時代になっててもおかしくないんだから、無理はあるんだよなあ。



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藤原敬之(ふじわら・けいし)