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 DIARY...

やまもとあつこの音楽日記帳。毎日更新を目標にしています。

 

2007年11月15日(木)  マリンバの周りを飛ぶ
 17日にマリンバアンサンブルびーだまのコンサートがあります。前からやりたかった1台のマリンバの周りを蜂のようにぶんぶんぶんと飛び動く曲を取り入れているので、マリンバをレッスン室の真ん中に引っ張り出して、マリンバを回りながら弾く練習をしています。鍵盤を通常とは逆の黒鍵側から弾いたりするので、手が覚えているドレミの感覚と違う音が出てきておもしろい体験をしています。ピアノだと黒鍵の向こうには座れないからできない技ですね。この曲を作った人はわくわく作ったんだろうなと感じながら、それを再現する側として曲に負けまいと楽しく取り組んでいます。どんなふうになるでしょうか。


2007年10月30日(火)  山の中でコンサート
 山の中でジクールのコンサートをしました。冬にはスキー場のあるあたり。自然のエコーがきこえそうな、山にかこまれたばしょの山のてっぺんの辺り一面樹齢の長い大木に囲まれ木陰になった広場で。木の葉のざわめきとここちよい風の中で音を出すと、音の流れに限りのあるいつものホールとは違って、音がどこまでも風に乗って流れていくようでした。
 野外ステージなので、次々にとんぼ、とかげ、かえる、ヘビなどがやってきて、にぎやか。野外だと楽器の弾く音の上に虫がとまって演奏中止するかいなかという事態によくなるのですが、今回は本番中は虫さんはステージの外でみていてくれました。ありがとう。野外は天候が心配ですが、天気にさえめぐまれると、屋内では体験できないきもちよさがありますね。


2007年10月15日(月)  コンクール
 先日は大阪国際音楽コンクールの民俗楽器部門に揚琴で参加していたのですが、第2位をいただくことができました。審査員の先生はヨーロッパの音楽学校の先生が多く、その音楽家の方たちに聴いて評価していただけたことはとてもうれしかったです。
 コンクールというのは自分の研鑽のために若い時に参加して価値があるものと思ってはいたのですが、マリンバの方はコンクールの種類も多くいろいろと機会もあったのですが、揚琴の方で参加できる一定のレベルのあるコンクールがなくて、そのまま年月が過ぎていたところ、初めて一つ見つけたので自分の演奏家として一つの一歩として受けてみたのですが、何よりこの機会のために地区予選、ファイナルと進む中、通常の練習とは違う緻密な練習をして自分の音楽感、基礎をあらためて再確認して少し前に進むことができ、それが一番の得たものであった気がします。
 私はピアノからはじまり、打楽器、マリンバ、揚琴と専門的に学んできていろいろな楽器をやっているようですが、結局の所、どの楽器ということ関係なく音楽は共通するものであることをより感じながら練習しました。
 これからまた入賞させていただいたことをうらぎらない演奏家へとより成長していかないとと思うところです。


2007年10月04日(木)  秋分の日のまわり
 9月の後半は、毎日のようにコンサートだったので、楽器をつんで大移動の毎日でした。須磨離宮公園で、雲に見隠れする満月のもとでのコンサート。トリイホールでは、歴史ある楽音Live最終回になるコンサート。そうこうしているうちに秋分の日が過ぎるとあんなに暑かったのがうそみたいに秋の空気が感じられるようになりました。そして小学校、幼稚園、あちらこちらのコンサートホールに演奏に出かけている間に、ころもがえしないといけないくらい涼しくなって、せんぷうきをしまいました。
 まだまだ秋の演奏シーズンはつづきます。コンサートでお花をいただくことも多いので、部屋にはお花がいっぱいで華やかです。


2007年09月19日(水)  南天苑、ひよこ。
 先日はきもちのよい山中の南天苑での演奏でした。毎年秋にさせていただいている演奏会で、今年は7年目とききびっくり。コンサートは昼と夜の2回なので、あいまに私のアレンジノートをつらつらと見ていたら、たしかに2001年の秋から南天苑で演奏した記憶のある曲目がならんでいました。7年のあいだにけっこう演奏する曲目もかわってくるものですね、と思ってながめていました。一方であちこちで通算1000回以上演奏したと思うやめられない曲もあるのですが。
 さて先日あるところより好物の福岡のひよこをいただきました。東京のひよこはいただく機会が多いのですが、味がちょびっとちがうのです。じつは。福岡のひよこはほんとにほんとにおいしい。袋をあけたときからひろがる福岡ひよこにしかない幸せな匂いと口に入れたときひとくちめから感じる満足感。東京ひよこは何となく味がうすくてくすりっぽいと感じるのは事実だとあらためて感じる瞬間です。ひよこの味はするんですけどね。一日で一箱なくなってしまいました。


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