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DIARY...
やまもとあつこの音楽日記帳。毎日更新を目標にしています。
2007年02月23日(金)
最近の流行
あついですね。おかしい。最近大きなマスクをしている人がいっぱいいるので、新しいファッションの流行かと思っていたら、こんな2月の雪のふっている季節から花粉症なのだそうですね。
レッスンをしながら鼻をぐすぐすとやっていたら、花粉症ですかと心配されてしまいましたが、私はそんなことありません。病は気から。自分は花粉症ではないと信じていれば花粉症になりませんと私は信じています。音楽家の仕事をしていて鼻ぐすぐすになってしまったら、大変です。
さて最近、テレビの音楽の中にマリンバがたくさん使われている気がしますが、気のせいでしょうか。TVを見ないでつけていて、BGMとして音楽をきいていると、マリンバの音が1時間に数回鳴っている気がします。というのも、CMにたくさん使われているからです。微妙に人気が盛り上がりつつあるようで、マリンバなる楽器の認知度があがるきざしをピピッと感じうれしいこの頃です。テレビの後ろで鳴っている音、是非よく耳をすましてみてくださいね。
2007年02月16日(金)
フェニックスホール
2月14日はフェニックスホールで演奏でした。
サウガゲレルさんの、モンゴルの笛やホーミーの伴奏でヨーチンを弾いていたのですが、いいホールですね、ほんとに。リハーサルの時は響き過ぎているかなというくらいで、それもまた気持ちよかったのですが心配も少し、しかしお客さんがいっぱい入ると余分な響きを吸収して絶妙な余韻と音量になり、感心しきりでした。こちらのステージで演奏するのは3回目と思うのですが、今回は前日もホールでリハーサルさせてもらっていたので、その音響にじっくりひたらせてもらいました。
一番うれしいのは、どんなかすかな音表現の違いもホールの空間が音楽の一表現として最大限にひろって客席に届けてくれるところ。音一つ一つを全てていねいに弾くことを求められる空間、どんなに繊細な音もどんなに力強い音も一つ一つの音のつながり方から感情を入れたすみずみまでひろいとって音にしてくれる、演奏家のためのホールですね。こんな場所がたくさんあるといいのにな。
そんな中でのサウガゲレルさんのリサイタル、サウガゲレルさんのテクニックと音楽性に歓声があがるので、伴奏している方としてもとても演奏しがいがあり楽しかったです。難曲もきちんとこなし、楽器の魅力を存分に伝える意欲的な姿勢、大事だなあと勉強になったコンサートでもありました。
2007年01月31日(水)
楽器のこころ
よく弾いて使い込んでいくと楽器はよく鳴るようになる、といわれていますが、その話は知っていれども、楽器を新しく買って自分の元に来たばかりの時には、試奏したことある同じレベルの楽器とくらべて自分の楽器が鳴らないことでどきどきと不安になるのですが、ちゃんとひいておくと、やっぱり鳴ってきてくれるんですね。
私の5オクターブのマリンバは今私のもとに来てから5年以上経過しましたが、はじめて私のそばに来た時(できたて)より、みちがえるほどに響いていて、私の願っていた音と音質と深い余韻が出てくれるようになってきました。鍵盤の木も生きているんですね。そういえば前の4オクターブの楽器も数年たって音がより鳴りはじめました。美しい音色を出してくれる楽器で練習していると、いい演奏をしてあげなくてはという気持ちにさせられます。
揚琴もしかりで、これも国は違えど数年弾いていることで音が鳴りだし、バランスがとれてくるんですね。新しい楽器を選んでる時は、余韻が短いだの響きが薄いだの気になるのですが、弾き続けて時間を経ると何ともいい響きになっていくので、不思議なものです。
楽器は生きているんだと思います。
2007年01月19日(金)
揚琴
こんな写真が、あるページに掲載されていましたが、私のようですね。上手にとりました。さすがです。写真で見ると楽器が私より大きいみたいで目を疑いましたが、ほんとはそんなことないですよ!
今週は揚琴の演奏の仕事が重なっていて、揚琴の移動ばっかりなので、2台目の揚琴も持ち出して、1台は静岡に宅配便しています。2台は便利☆。ですが、2台揚琴の調律してると、調律ばっかり毎日してる気がしてきます。打弦楽器奏者の宿命ですね。調律しおわれば、その美しい響きにしあわせにひたれるのですが。
昨日の舞台はまれに出会うオーブンみたいな照明のステージで、揚琴が汗かくんじゃないかと心配しました。弦が途中でぴちっぴちっとあつさであがっていく音がしました。でも揚琴つよし。2時間コンサートをともにしてくれました。よかった。感謝!
2007年01月10日(水)
こどものちから
今日はちびっこたちの前でモンゴルの音楽のコンサートでした。
その中で、演奏のあいまに、モンゴル語のコーナーをつくって、3つのあいさつ、こんにちは、ありがとう、さようなら、をみんなに覚えてもらったのですが、コンサートがおわってからその場でお礼にと急に先生に指名されて一人の子どもが立ち上がり、ソロでモンゴル語でありがとうと言ってくれたのですが!そのあまりのきれいな発音にびっっくり(@O@!)しかも口々に言うどの子も!子どもってすごい。日本語にない発音の音も、こちらの発音を何回か復唱しただけなのに、すらっとネイティブな感じで言ってくれました。
そんなすばらしい耳の持ち主の子どもたちの前で演奏できたということがうれしい日でした。
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