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 DIARY...

やまもとあつこの音楽日記帳。毎日更新を目標にしています。

 

2006年11月10日(金)  マリンバをひいたら
 今日はマリンバで小学校での演奏。演奏終了後控え室に行こうとしていると、演奏を見ていた子どもたちにつかまえられ、腕をがっしとつかまれ、感動した感動した、帰らないで帰らないで、さみしいさみしい、教えて教えて、とあやうく教室までつれていかれて今日は帰してもらえないところでした。
 マリンバの速技と4本バチでの演奏は、子どもたちはいつもどこでも大好きですね。きくところによると、この学校では音楽の授業でマリンバや木琴も使っているということで、だから余計におもしろかったのかもしれません。今日はマリンバのソロの時にあえて静かな曲を4本バチで演奏したのですが、弾きはじめるとこちらが何も言わなくてもしーんと静まって耳をすましてくれたので、ちょっぴりうれしく感動しました。マリンバのあたたかい木の響き、感じてくれたかな。


2006年11月04日(土)  皮
 昨日は、野外でのイベントでの演奏で、いろいろな打楽器をたたいていたのですが、その中では手鼓(またはダフなどと呼ばれている、新彊や中央アジアでよく使われている大型タンバリンみたいな楽器)を多用して演奏してきました。
 この楽器、中央アジアのような大陸の乾燥した地域と違って湿度の高い日本では、びよびよに皮がのびてしまって、日本で演奏するには、クーラーやドライヤーの強風で乾かしたり電気ストーブを前において照らしながら演奏しないと、通常の音が出ないのですが、昨日は快晴で空気も乾燥していて、かんかんに照らす太陽の下での演奏だったので、何もしなくても皮がよく張った乾いた音が痛快に響き、感動でした!
 手鼓さんも久しぶりの本来の自分の音に戻ってほっとしていたことでしょう。また外に散歩につれていってあげないといけないですね。


2006年10月28日(土)  法然院で
 京都の東のいきあたりの山のふもとのところに、法然院というお寺があって、よくそこで民族音楽などのコンサートがなされているのですが、先日某二胡奏者がそこでソロコンサートをおこなったのに連れられて伴奏役として法然院に行ってきました。知人にここでのコンサートをお知らせしようにも、最寄りの駅というものはないし、バスで行くにしてもどのバスか分からないし、バス停からも離れているみたいだし、難しいところだね〜、と困ってばかりいましたが、行ってみると何とも素敵な空気の澄んだお寺、演奏スペースもまた時代のかかったおもむきある深い木の色につつまれたところ、民族楽器が美しいまろやかな長い残響でかえってくるすばらしい音空間、明かりもちょっと薄暗くてぴったりな雰囲気。
 コンサートは二胡、揚琴、チェロという編成でしたが、どの楽器も調和するところで、気持ちよく弾けるので、コンサート中のインスピレーションも高まるのか、リハーサルには出てこなかった味付けをしながら演奏でき、難しい場所ながら、行ってみた人だけには分かるおいしさを感じて帰ってきました。迷いながらも行く価値のある場所だなあと思った日でした。
 また来年4月にも法然院でコンサートあるらしいので、また楽しみです。


2006年10月16日(月)  CD
 あたためていたマリンバのソロCDをようやく作ることとなり、曲目、伴奏アーティスト、スケジュール等が決まりました。来年の春に完成予定で、今は目下アレンジと録音に向けた音づくりを行っています。今年の冬はレコーディングやその準備で忙しくなりそうです。今のところ、どんなアルバムになるのやら、はてしなく未知数ですが、私の大好きな、マリンバのあたたかい響き、わくわくする響き、がいっぱいに出るようなアルバムにできたらと思っています。


2006年10月10日(火)  揚琴でサロンコンサートします
 さて、秋は各地で演奏シーズンとは、どうしてか、分からないままに私もそれにのみこまれる秋、この11月12日(日)に揚琴でジョイントコンサートを行ないます。場所は豊中の服部駅近くに今年5月に新しくできたばかりのノワアコルデ音楽アートサロンというところ。椅子をいっぱいにならべても50人までしか入れないのですが、その分楽器の響きが空気の振動として感じられるような、まさにサロンという感じのスペースです。毎週毎週クラシックコンサートやアートの個展でにぎわっているとてもオシャレな所なので、是非会場を見に来がてらにでも演奏会にきていただけるとうれしいです。
 共演のマハバル・サウガゲレルさんのモンゴル国のホーミーや横笛や、中国の笛子の演奏がまた、とても美しくすばらしく、(こちらも伴奏しながら演奏しますが、)ぜひ聴いていただきたいです。

 詳細は、ノワアコルデ音楽アートサロンのホームページ↓
http://www.ne.jp/asahi/noix/accordees/salon/
にてご覧下さい。

 ●演奏会名:遥かなる大陸のしらべ モンゴル国・中国の民族楽器による室内楽
 ●日時:2006年11月12日(日)15:00開演
 ●会場:ノワアコルデ音楽アートサロン(豊中市、服部駅下車3分)
 ●チケット:前売2,000円(当日2,500円)
 ●ご予約・お問い合わせ:atsukoymym@ybb.ne.jp または06-6863-3977(12〜20時受付)まで


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