JERRY BEANS!!

2009年04月27日(月)

人を好きになるって
誰かを好きになるって 

一体どんなことなんだろう

今はもうあの時のように
何もかも解らなくなるほど自分を見失ったりしないし

道を誤ったりしない
誰かを無意味に傷つけるような事も多分しない

その代わり

自制できない程夢中にもなれなくなった


相手をどんなに困らせても
どうしても 声が聞きたいとか 顔が見たいとか

構われたくて 触って欲しくて 側にいたくて
会えない時に 思い出すだけで涙が出たのに


皆と遊んで沢山笑ったあと
瞬きするほど短い時間
あの人が涼しい眼に戻るのを 見るのが好きだった

それが 笑う顔を見るより何倍も嬉しかった


あの低い声も 細い指も
今はきっと消えてしまっているのだろう



2009年04月12日(日) eye

それがこんなに壁を作るものだと
僕は知らなかった。


何処かの知らない誰かに
どんなにその目で見られても、

好意を沢山かけられても、

ごめんね、本当だよ、そんな僕は僕じゃない。


きっと君は、知れば知るほど嫌いになる。
僕は、本当につまらないどこにでもいる人間なのだから。

憧れの対象になるのは、
私を通り越して見える何か別のものか、
もしくはあなたの理想の鏡か。


だから僕はがっかりする。
ごめんね、かえって君を退ける。

まあるい世界に私はいなくて、
相手をするのが面倒くさい。

その声のトーン、きらめく瞳、震える声、
それはどれも 虚構の美。

気付かない?

それもそうだろう。

その目に映るのは、理想のあなた自身なのだから。



2009年04月07日(火)

昔の事を思い出していた。

今は穏やかな心の中も。


恋をすればボロボロになるのだと知った。
壊れてしまう程の欲望が零れ落ちる事を知った。

人も自分も、相手も全て、傷つける事も。

大切な人を亡くす悲しみも消えない記憶も、
涙する程優しい記憶に悩まされる事も、


そして、そうして悩む中で成長していた事も。


もしそんな記憶が最初からなかったなら、
私は、こんな優しい気持ちになったりしただろうか。

誰かを想い涙を流したり、優しさに触れることが出来ただろうか。


今、あの人に出会ったなら、私は恋をするだろうか。

今、あの頃の自分になれるのなら、私はきちんと思いを伝えることが
出来るのだろうか。また、甘えて無理をさせてしまわないだろうか。
最後くらい上手にさようならと言えるのだろうか。

最後まで言えなかった、ありがとうを、


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nana [HOMEPAGE]

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