21世紀猫の手日記
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2010年03月29日(月) いただいた本をちょっと読む その7

夏目漱石「それから」新潮文庫

主人公は……一軒家を借りているが、事実上ニートなのだ(苦笑)。
まぁ、いろいろ悩むよなぁ。


川端康成「愛する人たち」新潮文庫

ちょっといい話が多い。
人の魅力を見つけるのがうまいんだろうなぁ。


今日は雪が降った。寒かった。
室温が15度だとしても、屋外が−5度のときの15度と、
2度あるときの15度はなんかちがう。

マイナスのときのほうが寒いような気がします。


最近マンガを描きかけているけれど、全く進みません。

おとん入院ショックが抜けたのか、やっと平常とおりに
「葛の葉ライドウ」で遊びはじめています。




2010年03月22日(月) 頂いた本を読む6+よそんちで本を読む

連休は友達の家に遊びに行っていました。
柴犬と柴ーど(柴犬とジャーマンシェパードの混血)がいます。

柴犬のほうはころんころんしていて、そこの家のおかあさんが
よく枕にしています。私もさせてもらいました。
そこを友達に写真をとってもらったのですが、メガ悪意満載で(苦笑)
普段の5倍はブサイクでした。

ともだちのいえでよんだほん

メディアファクトリー
「ダーリンは外国人1」「ダーリンは外国人2」「ダーリンの頭ん中」
「ダーリンは外国人with BABY」
ヴィレッジ・ブックス
「さおり&トニーの冒険旅行ハワイで大の字」
「さおり&トニーの……イタリアで大の字」
小栗左多里&トニー・ラズロ

おもしろかったが、一回読めば十分。エッセイマンガである。


新潮社(たぶん)「テルマエ・ロマエ」作者名忘れる(おい!!)

とってもおもしろい「お風呂マンガ」である。紀元前157年頃、
ハドゥリアヌス帝の治めるローマの風呂限定の設計技師が、日本のお風呂に
あらわれてしまうのである。絵もうまい。ニホンザルが最高だぁ〜。


いただいたほんをよむ

遠藤周作「我が青春に悔いあり」→エッセイ、そこそこおもしろかった。
「快男児・怪男児」上下 講談社文庫→前向きな話で楽しかった。
「火山」角川文庫→それぞれのドロドロが煮詰まっている、精神衛生に良くない
「留学」新潮文庫→そこそこ時代の違う3人がフランスとかに留学して
悩むお話である。第三章の主人公の悩みっぷりが好きだ。
読んでスッキリするような話ではないけど、昭和中期の真面目な賢い人の
悩み方がわかるような。


松本清張「張込み」新潮文庫(傑作短編集5)
「鬼畜」はひどい話である。きっぱり児童虐待だ。
他は気になることが(殺人事件とかが)解決される話なんだが、
ああ、そうなのか〜と納得して終わる。どこがおもしろいのかと
問われるとよくわからない。

モーパッサン「女の一生」新潮文庫
中学の時に読んで、こんな人生イヤーと思った。
今読んでもやっぱりきついな〜〜。ジャンヌ、かわいそう。
ジャンヌの心が弱った様子がリアルと思ったら、作者も心が病んでいたらしい。
こういう小説が出たのと似たような時代に、ランボオの詩は本になって
いたのか。ランボオすげぇな。


2010年03月12日(金) 国土の面積じゃダメなのか?

某電話の会社が、みんなが領収書をメールにしたら、木が12万本ほど
斬らなくても済むようなCMをしているのだ。

実は、自分の電話回線はその会社なので、電話料金の領収証には
「今後も紙で発行するんなら毎月52円よけいに払ってちょーよ」
てことが書いてあった。

……理由はCO2削減の御協力を〜〜みたいな感じだった。

どうしようか、迷っている。

貧乏人なら迷わなくても良さそうなものだが、自分が貧乏だからこそ
なんか迷っちゃうのだ。

まぁ、CO2の排出が少なくなるのは良いこと……だと思う。

けどさぁ……。

余計な心配かもしれないけど、ハガキの流通量が減ると、郵便局で
配達している人の人数が減らされるんじゃないのか?

紙作っている会社の人がクビになるんじゃないのか?

木を伐採している人や、それを運んでいる人が
クビになるんじゃないのか?

考えすぎかもしれないんだけど、誰かがリストラされたり、
次の年に雇ってもらえなくなったりするのかな〜〜と、
悩むんですよ。

毎月52円支払って、配達のバイクで石油資源を
むだづかいすることになっても、近所の郵便局で一人クビに
ならないんなら、まぁそれでもいいかな〜〜とか。

CO2排出を削減したいのが政府の方針らしいけど、
日本が頑張るより、国土の面積が広い所や、人口がもっと多い国が
努力した方がいいんじゃないのかな?

なんか、その電話会社のCMを見ると、
表→CO2削減
裏→本当は会社の人件費とかコスト削減したいの
(苦笑)
などとつい邪推してしまうんだが……。どうよ?


2010年03月11日(木) いただいた本を読む・5

佐多なんとか「裸足の娘」うろおぼえ素足の娘かも。

年の差18歳親子(父34くらい娘16)の何か、ギクシャクしたような、年頃娘のどきどきを描く。
えーと、桃子(うろおぼえ)さんが、父の単身赴任先の、
瀬戸内海の小さな町に一緒に住み、(姫路まで電車で45分)
造船会社関係の人々にどきどきしたり、就職せずにぶらぶらしたり。
舞台は戦前、昭和14年ころ?

地元の人の言葉づかいに注目。
しかし、昨日売ってしまったので、もう読めない。

うーん、心の自由をもとめつつも、なかなか思うようにはならない…

貧乏なのに父が家(祖母、おば、娘)に送金してくれない(苦笑)。

なんかこう、ストレスを酒でまぎらわしつつ、父というよりは
(母、学生結婚だったがすでに死亡)
いつでも募集中な感じなところが、現代にも通じるキャラかな〜。
なんか、他にやりたいこともありそうなんだけど、無理矢理
仕事(造船会社の事務)をしている感じが……


安部知二「冬の宿」うろおぼえ

濃いキャラの下宿先の旦那さんがいて、放蕩者でDVで貧乏。
それに必死でついていく、(もうすでに嫌がらせ)奥さん。
それを観察する下宿人の学生。
静かな生活を送れるかと思いきや……なお話である。

しんどいな〜。

旦那さん、悪気はないんだが、なんか、みんな必死に生きてはいる
けど、この心のえぐられっぷりは何だろうな〜?


2010年03月07日(日) いただいたほんをよむ・その4

角川文庫「カルネアデスの船板」「内海の輪」
「水の肌」松本清張

……なんかやたらと人が殺される話の経過ばかりの短編集。
暇つぶしにはいいのかもしれない。

角川文庫「愛子」佐藤愛子

う〜ん。大変だな。

新潮文庫「亜紀子」大原富江

短編集である。恋愛ものである。
戦争は、人々の生活や心にどれだけの影を落としたことか……。
やはり、貧乏はいかん。

新潮文庫「青春」伊藤整

戦前の学生は、どんだけハイレベルな会話をしていたんだか……。
思うに、恋愛ができるのは、生活苦がないヒマな人ばかりだったのか!?


そういえば、猫のいるお宅に遊びに行ったとき、
猫に背後を2回も取られてしまった。

犬だとまるわかりなので、「100年早いぜ」とか言うんだが。

やはり、あそこの猫は、アサシンの訓練をしているらしい。



2010年03月04日(木) いただいた本を読む・その3

新潮文庫 「悪女の手記」石川達三

よみにくい。めんどくさい。暗い。
原因は手紙で延々と、主人公の「悪女」がかたっているせいか。
主人公は悪女というより、そういう生き方を
せざるをえなかったのだろう。


角川文庫 「びっくり箱殺人事件」横溝正史

よ…よみにくい。読みにくいと思ったら、そうか、ま、舞台用か。
戯曲だと思えば、なっとくがいく。
一緒にのっている、「蜃気楼島の情熱」は金田一耕介がでている。
こっちのほうが、しっくりきていい。


角川文庫「恋のエチュード」アンリ・ピエール・ロシェ

1899年ころのフランス人の兄ちゃんと、
イギリス人の姉妹との、微妙な三角関係のお話である。
昔のイギリスは男女関係、厳しかったんだな。うーん。
ドキドキする話なんだろうけど、イライラした(苦笑)。

トリュフォー監督により映画化されているそうです。
映画で見たら面白いのかな〜。
小説は、日記とか、手紙の部分が多くてやっぱりよみにくいというか、
わかりにくいような。もう、かんべんしてくれよう。

あぁ、でもなぁ……。コレを読むくらいなら、
映画の「眺めの良い部屋」を見たほうがいいかも。


新潮文庫「結婚の生態」石川達三

昭和13年の作品です。文字通り、結婚してから、
なんか、倦怠期っぽいところまで扱っています。
悪女の手記よりは、読みやすいですけど……。

このお話は、旦那さんが進んでいて賢いんだけど、
奥さんがバッグ買って〜とか、服かって〜とか、
結婚してから銀座へ2回しかいけないよ、とか、
そんな、こまごましたあたりのすれちがいとか、
感情の男女差というか、温度差というか……そんなお話です。

奥さんは、お嬢様で、わりと自由な気風で、
戦前ってもっと男尊女卑で、しんどいのかと思ったんだけど、
そうでもないような。

旦那さんも現代的な考え方なんだが……。

頭良すぎる人も面倒(こ、こればっか)だと思いました。
何となく、作者の人柄が反映されているようです。


角川文庫「人間の証明」森村誠一

おもしろかった!長さも厚さも苦にならなかった。
映画化されるわけだ。うーん、なるほど。


角川文庫「片目の哲学」なだいなだ

エッセーです。おもしろかった。


新潮文庫「波」山本有三

今回一番の収穫!!。
地名がカタカナだったり、読みにくいのかと、
どきどきしたけど、そんなことはない。
なんか、私の体質に合った文体のようなきがします。
よみやすいです。

昭和3年から11年まで、東京大阪両朝日新聞の連載小説でした。
お話は、人の良い先生がうっかり……教え子に手を出して
しまって、結婚。妻となったが、置手紙して家出して……。

さあ、先生どうするぅ!どきどき展開。

先生の人間の良さが、でていて、妻の子供は本当に自分の子
なのかとか、他にいろいろ悩んだりするんですけど、
……なんというか、書き方がうまいんでしょうね。
ベタベタしてないし、いい感じです。

視点が優しいんでしょうね。


新潮文庫「私は忘れない」有吉佐和子

爽やかで、いいお話で、読みやすくて、疲れません。
離島ものです。他のお話も読んでみたいと思いました。
おすすめです。

角川文庫「夜光怪人」横溝正史

wふつーww。いや、まあまあおもしろいかな。


結構読んだね。読書に夢中で他の事ができてません。


zaza9013

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