kakera


微かな kakera 引き合い重なる…偶然か必然か
夢か現か 吉か凶か

2003年09月29日(月) “ようやく”と“早くも”

 先週は、上映期間終了にギリギリ駆け込んで『パイレーツ オブ カリビアン』と、先行試写会の招待券が当選した『陰陽師2』を観覧。映画尽くし〜♪……たった2本で“尽くし”とは底が浅いな、ワタクシってば。

 『パイレーツ オブ カリビアン』は上映前から安定した評判なうえ、大好きな俳優のジョニー・デップが出演している。しかも、海賊映画!海、冒険、ロマンだよ〜!見に行かざるを得ないだろう、そんなに魅力的な餌、出されちゃ。
 冒頭――デップ演じるジャックの登場シーン――から、ああこのセンス好きだなあとニヤリ。
 内容は、単純すぎるくらいの筋だが、漫画チックな冒険活劇という味付けのディズニー作品ならこんなトコだろう。
 何より、こんな陽気なキャラクターをデップが演じているのが信じられん!(笑)
 「3シリング払うから聞かないでくれ」とか、ラストシーン、ヒロインに向かって「残念だけど、俺との仲は諦めてくれ」とか、ふわわ〜!こんなお茶目な台詞吐く明るいキャラ、信じられん!!
 他には、女性に殴られた後の表情が何とも良い。
 ……ジョニー・デップばかりが良いのではなく。ジェフリー・ラッシュはさすがにベテランだけあって目の動き、口の端の動きでもう、嫌な奴なのよ。食えない奴な訳。
 それからCGの使い方に無理が無く、綺麗で効果的。あの細やかなCGの使い方はビックリ。
 物語終盤の、絞首刑にかけられる直前のジャックを救うため、この作品のヒーロー、オーランド・ブルーム演じるウィルが飛び込んでくる。ジャックとウィル二人のシンクロしたアクションがカッコイイ〜!

 この時代(17世紀をイメージ?)のイイトコのお嬢さんがあんなに活動的なのって、あり?と、お宝の返し方にちょい疑問もあったがまあ、良いか。
 上映中、楽しかったもの。
 それにしても、ジョニー・デップの何処が好きなのか自分でさっぱり分からないんだが、どうしてこんなに惹かれるんだろう?

 そして『陰陽師2』
 友人がどこぞで試写会のプレゼントに応募したら当選したという。前作も見ているし、『2』も必ず!と出掛けた。
 お話としては良いんだが、冒頭の屋敷の遠景が、“作り物”感が強くて一瞬期待がしぼんだ。
 他に見所は……。まだ、公開前だからなあ。野村万斎演じる清明の舞いが美しかった。さすがに本職である。ってところかなー。ちょい、トビそうなギリギリな色気は非常に好み。
 あと、つぶやきなのだが。密虫ってどういう役回りなんだろう?

 さ〜て、この秋は『フレディVSジェイソン』を身に行かなくっちゃ!忙しいわ、ホント。



2003年09月22日(月) 交通事故

 先日の土曜日。雨降り仕切る夕方、(またも)ライヴがあり出掛けた。
 この夏は寒かった日が多かったため、ロングスカートやパンツスタイルばかり。久しぶりのライヴだし、ちょっと可愛くいこうとミニスカートを引っぱり出した。

 雨の中出掛けるのはおっくうだが、大好きなライヴ、文句どころじゃない。心は早くも、会場へ。
 ところが、そんな浮かれ気分は足下の水溜まりへ叩き付けられた。

 駅へ向かう坂道。
 足下を雨水が流れていく。路面状態の悪いデコボコした坂の下、大小に散った水溜まりを避けて登り始めた。
 鋭いブレーキ音。足下に気を取られていたワタクシ、前を見た。傘をさした狭い視界に男性が道の片側に寄ったのが目に入った。その男性を危うく交わして、飛び出してきた自転車。
 自転車も、ワタクシもお互い避けきれずに正面衝突。

 「ごごごご、ごめんなさい!大丈夫ですか!?」
 声の主はどう見ても小学生。小学3〜4年生くらいだろうか?声はしっかりしているが、顔色はかなり狼狽えた様子。
 「大丈夫なわけあるか!」
 普段はメゾソプラノの美しい声のワタクシだが、この時ばかりはバスになっていた。
 膝丈のソックスが、自転車の前輪に取り付けられたボックス型鍵の金具に引っかかっている。ネット柄のため、金具への引っかかり方も複雑だ。
 ようやく取り外したものの、右ふくらはぎには長さ10cmもの傷が。左膝内側にも長さ3cmほどの傷が。
 「危ないから、自転車降りて押して歩いて行け」
 声をテナーまで上げて立ち去ったワタクシ。両膝は血塗れのまま坂道を登っていく。

 雨で煙る色彩を無くした中で、流血の色は目に痛かった。

 何とか止血してライヴ会場へ向かった。
 ライヴ後は“厄落とし”の為、2時間近く会場近辺の飲み屋で過ごす。

 雨の日、傘をさしての自転車運転は厳禁と徹底させなけりゃあいかんな。あの小学生、以後交通ルールをきっちり守ると良いんだけど。
 もし、守っていなかったら……骨の髄へ刷り込ませなけりゃあならんかねえ。



2003年09月18日(木) へぇー!?

 「やっぱり、予想は外れたねえ」
 出社して、朝イチの仕事前、同僚からそう声をかけられた。
 「え?何の予想です?」
 ピンと来なかったワタクシはそう返す。何の予想を立てていたかしら?競馬……は最近チェックしていないし、ナンバーズは、やっていないし。野球は(珍しく)早いウチに阪神がトップという事は分かっていたし。何だ?
 「ギャンブルじゃないよ!」半ば呆れ顔の同僚。
 「知らないの?16、17日辺りに関東に大地震が来るって言ってたでしょ」

 しえぇぇぇー!?知りませんよ、そんな事!そのニュースソースはいったい何処から?
 え?TVやラジオのニュース番組で言ってた?
 そうなんだ。へぇー…………。

 13へぇー。ってとこかな。



2003年09月13日(土) 大運動会

 秋である。真夏の気温とはいえ、カレンダーとしては秋である。日本人としても本能が秋と思い込もうとしている――夜には中秋の名月を堪能している事だし――そんな秋の一日。

 さて、秋といえば……。そう!スポーツに勤しむ秋!!本日は運動会に参加したワタクシ。

 first cell(GARGOYLEの事務所)主催のファンクラブイベント。通常ならばGARGOYLEのファンクラブ会員だけの催しだが、今回は事務所所属バンド全員参加。つまり、GARGOYLEの他にバーベルとdenno:oblaat、計3バンド合同のイベントとなった。
 セッション有りのイベントライヴなら幾度もあるが、ライヴとは違う催し物でjoin us!なんて事はしたことがない他2バンド。
 さて、このイベントはどうなる事やら?

 まず最初に行ったのはチーム編成から。denno:oblaat&TOSHI、KATSUJIチームとバーベル&KIBA、KENTAROチームの二つに分かれる。(ワタクシはデンノーチームへ編入)
 「ウチは男前チーム」とTOSHIさんが言い、「こっちの方がホントの男前チーム!」とKIBAさんがやり返す。
 そして、運動会といえば、やはり開会式から。
 大会実行委員長のGARGOYLEのKATSUJIさんからご挨拶。選手宣誓はバーベルの川崎さんとdenno:oblaatの谷口さんのボーカル同士で。
 しっかり準備運動を……という事で、次はラジオ体操!!学生時代以来、何年振りよ!?あ、しまった。ワタクシは(永遠の)16歳だった(笑)。

 さて競技は、『玉入れ』『綱引き』『デカパン競争』『バスケットボールリレー』『ムカデ競争』『借り物競走』『三人四脚』の7競技。
 『玉入れ』は籠に玉を投げ入れるという競技。しかし、その籠はメンバー一人が背負っている。籠めがけて投げ込むわけだが、外れれば当然籠を背負っている人にぶつかる。競技中、「痛い〜!」という悲鳴が上がっていた。
 この競技は三回勝負で一回だけ勝利したデンノーチーム。対するバーベルチームは大盛り上がり。悔しい〜!
 『綱引き』二回勝負で、一勝一敗。
 『デカパン競争』何の事やら?と思うだろう。パンツの片足に人ひとり、入る。もう片方にも人が入る。二人でパンツ一枚を着けてリレーする。ビジュアル的にとてもおかしい。この競技、またもやバーベルチームが大盛り上がり。くっそぅ〜!
 『バスケットボールリレー』ボールをバトン代わりにし、レイアップシュートを決め、なおかつ一巡の早さをも競う。二回勝負で一勝一敗。う〜む、勝てない。どうした?デンノーチーム。
 ここまでが運動会前半。かなり遅めの昼食となり、思い思いに過ごす。

 後半は、
 『ムカデ競争』これはイメージしやすいだろう。大勢が連なって走る。そして、この競技もバーベルチームの勝利。
 『借り物競走』ハンカチや帽子、眼鏡など定番の物から、ライヴのチケット、大阪で生まれた女(大阪出身の女性って意味ね)、denno:oblaatの翌日のライヴに行く人(何故かバーベルチームから出現)、バーベルのCD、ZEROISMの会報最新号など、「何で、運動会にそんなの持ってきとんねん!?」という借り物もあり。
 個人的に、2000円札と阪神タイガースグッズに笑った。持っている人、居るんだもんなあ。
 ここまでで、デンノーチームとバーベルチームの勝負はダブルスコアの展開。余りにも一方的な点差ゆえ、「最後の競技は、デンノーチームが勝ったら一気に19点挙げる」という屈辱的な提言がされた。(それで、ようやく同点になる)
 な、なにお〜!そ、そんな事……!
 是非、お願いします〜!(泣)デンノーチーム、土下座してお願い。
 『三人四脚』とうとう最後の競技。予定していた競技方法だと判定や時間の関係で難しい事になるので、タイムトライアルで勝負を決する事に。
 なんと、デンノーチームの勝利!本当に同点になってしまった!

 さあ、どう決着を付ける!
 メンバー同士のリレーと相成った。第一走者はKATSUJIと末房さん。奇しくもドラマー対決。スタートで少し差を付けられたデンノーチーム。しかしまだ挽回できる!ところが……。
 途中、コケた。
 ここで一気に差が開き、惜しいトコまで詰め寄るものの結果、デンノーチーム、惨敗。

 戦いすんで、閉会式。
 メンバーから一言ずつ「お疲れ様」の言葉があり、勝者・バーベルチームには表彰状(メンバー全員直筆サイン色紙)が贈られた。
 しかし、敗者に何もないのは可哀相という情けから、残念賞(一言メッセージが書かれたサインカード。しかし、一枚に一人のメッセージ)が。

 残念賞のカード(GARGOYLEギターのKENTROさんのカードをget!)を持って真っ直ぐ帰宅したワタクシ。家に帰るまでが運動会だから(笑)

 さあ、負けてしまった残念会として、ビールでも飲むかね。



2003年09月10日(水) 光るペンギンとクラゲ

 おもちゃ屋さんも様変わりしている。

 手の届きそうな物から、「これ、誰が買うねん!?」という余りにも高価な物まで。玩具だけでなく「この商品はこの店じゃなくても良かろうに……」という雑貨まである。賑やかなセレクトショップだ。

 携帯電話アクセサリーのコーナーは、細かい物がダアァー!っと目の高さから足下までの空間に鈴なりだ。その中で少し気になるブツを発見。

 着信に反応してストラップのアクセサリーが光る物。その光る部分に愛らしい動物のイラストが浮かび上がる。
 その手の物は、以前から腐るほどあったが、今回見つけた物はそのイラストが違う!
 可愛らしくディフォルメした物ではない。リアルなイラストなのだ。非常に写実的なのだ。
 ワタクシが強く惹かれた物はペンギンとクラゲの2種。これはおそらくフンボルトペンギンとミズクラゲ。
 とっさに手の中に握りしめ、レジへ……と歩きかけたが、一品、1,500円ほどの商品。二品どころか一品すらも購入できないワタクシの懐事情。

 そっと棚に戻し、店を後にした。
 おもちゃ屋を出るのに、こんなに悔しい思いをするなんて……。様変わりをしたのはワタクシの方なのだろうか?



2003年09月01日(月) 秋の色

 ついこの間まで、退社時刻は昼のように明るかったのに、すっかり夕闇の色。夏の名残を感じる間もなく秋なのか?
 季節の移り変わりを身に受けながら、ポテポテと歩くワタクシ。
 その前方をテレテレと歩く女の子。まるでファッション誌から抜け出てきたような、とりあえず流行物を着けておけ!といったタイプ。
 そんな女の子が携帯電話でお喋りしながら歩いている。しかし、声色がキツイ。

 「近くだよー。うん〜、いま?○●(コンビニエンスストア名)の前。え、いいじゃん!……どうして?ちょっと、なんで?なんでよ!!なんでだよ。
 ちょっと、マジ一人?女、居るんじゃねえの!?だいたいさぁー、あんた、優しくないよねえ。だって、全然誉めてくんないじゃん。メイク違ってても、新しい服でもさあ。分かってんの!?この間だって……」

 浮気の疑いがある彼氏に電話中。そんなカンジ。
 帰宅途中に遭遇した修羅場。この二人の間も秋の色が近づいているのか?

 ……他人のことは良いから、自分の心配しろって?心配ご無用。ワタクシは常に(異次元の)常春状態だから。
 え〜ん…………。


 < キラメキ  ツナガリ  トキメキ >


桜 [MAIL]