桜咲く・・・...さくら♪

 

 

一日目 - 2004年04月30日(金)

家に帰ってきて1日目。

非常にあたたかい天気で洗濯物がよく乾くのが嬉しい。

これといったこともなく、ぼーっと過ごしてるかな。
今日は王様がよく寝てくれているので比較的時間があります。
なのでのんびりと日記を書いていたりします。

過去の日記もおいおい更新していこうと考え中。

パソコンは持っていかなかったから、メモ帳に書き溜めていた
ものもあるので。



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今と昔の事情 - 2004年04月27日(火)

今日も王様は朝からぐずぐず、抱っこしていないと泣いてしまうので
抱っこしっぱなし。

抱っこしても泣いていたりするんだけどね。

そういう時期なのかな。

10日違いで生まれた友達から電話が来て、話を聞いていると
同じような状況みたい。
悩みはみんな同じような感じなのかな。

お互いに情報交換をしてます。

こういう時に経験者や生まれた日が違い人がいるといいね。

自分の母親じゃあてにならない。

「もち」やら「鯉のうま煮」が母乳にいいなんて昔の話を
未だに言っている。
今は昔と違うし、妊娠中も二人分食事をとるなんていうのは危険なのです。

そこらへんが理解できないのかな。

大体、何を根拠にコイ?もち?
理由もなく信じられているものって他にもあるんだろうな。




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でも結局もち食べさせられたんだけどね。
だからといって別に母乳の出がよくなったりしなかった。


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病院へ行こう - 2004年04月26日(月)

なんだか王様日中起きまくってます。

随分ぐずっていることが多い。

あまりにも毎回ミルクを吐くので病院を受診することにしました。
体重も増えてる気がするし、もともと赤ちゃんって吐きやすいから
大丈夫かなーと思っていたんだけど。
周りから大丈夫なの?って聞かれまくると心配になってくるね。

朝、病院に診察の予約をして、病院へ。

完全予約制なので、待たずに診察してもらいました。

結果、体重が普通よりかなーり増えているということが分かり、
ミルクの飲みすぎなのではないかということでした。

病気ではないのでとりあえず一安心。

母乳の出もいいし、一気に飲みすぎていたのね。

母乳は飲んだ量が分からないので難しいね。
ママ友達にメールでどうしているのか聞いてみたけど、みんなまちまち。
うーん、難しい。

早速、母乳を減らして飲ませてます。

王様なんだか物足りない感じ。
微妙に機嫌が悪い。
うーむ、難しい。




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近況報告 - 2004年04月25日(日)

えー、ただいま里帰り中なのですが、ちょっとだけ母親にお子をまかせて
ちょっとだけお家に帰宅しております。

里帰りという名目で監禁されているのですが、もうすぐ解放されます。
もう早く帰りたいよー
と、訴え続けた結果、ちょっとだけ早く帰れるようになりました。

お子も無事に生まれて元気(?)にしております。
詳しいことはまたおいおい。




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小包 - 2004年04月23日(金)

前の職場のおねぇさんからアパートに小包が届いていた。
夫が届けてくれた。

中には、さくらが仕事を辞めてからやっていた仕事をまとめた冊子と、
出産祝い。

自分ががんばったものがきちんとめにみえるようにまとまるのは嬉しいね。
もちろん、自分ひとりの成果ではなく、おねぇさんやCさんあっての事
なのだけど。

というより、二人の成果だと思うんだけどね。

プレゼントもとってもかわいいものでした。

今、おねぇさんもCさんも職場を離れてみんな違う道を進んでいるけど。
おねぇさんは夫と離れて、大学院生活、これまた忙しいだろうなぁ。




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去年は一緒の春だったのに、桜見にいったのになー。
一年前がとっても昔のように感じる。



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とれたっ - 2004年04月21日(水)

昨日の出来事。

昨日の日記は、あまりにもストレスで愚痴日記の極地となってしまった。

というか、自分の心の中をまとめるのに必要なことなんだけどね。

一昨日、突然つめていた銀歯がとれた。
突然というか、デンタルフロスをしていたら、
ひっかかってとれてしまった。

ががーーん。

急いでかかりつけの歯科に電話をして、なんとか
昨日予約することができた。

車もないので、タクシーで病院へ。

臨月で歯科に受診する人なんていないんだろうな…。

しかも、前回の予約は陣痛が来たのでキャンセルしますなんて
そうないであろう。

さぞや目立っていたのであろう。

すれ違う歯科衛生士さんみんなから声をかけられた。

とりあえず、つめものがとれたのは虫歯が原因ではなかったので、
一時的ではあるけれどそのままつめなおして、また取れたら
新しいものを入れるということになった。

診てもらう先生も
「早いですねー、産まれたんですね」
と、開口一番にいわれた。




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こんなことは初めてだ。
なんだかちょっとうれしながら帰宅。
おちついたらまた治療にいかないとな。



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いらいら - 2004年04月20日(火)

雨が降りそうな微妙な天気です。でも少しずつあたたかくなっているね。

よくわかるのは夜、なにせ夜の授乳は寒い。

ヒーターをつけないとぶるぶるだったけど、少しずつヒーターをつける
回数も減ってきているのであたたかくなってるんだな、というのが
分かります。

これ以上寒い季節に産んだら夜は寒くて大変だろうな…と思ってしまう。

我が家の王様は今日もすくすく育っています。
毎日起きている時間や機嫌の悪い時間が違うので王様のいいなりに
なっていますが。

しかしいいかげんに実家にいることが辛くなってきた。

自分の親といえども、一緒に暮らすのは楽ではない。
親と暮らすのが楽という人もいるけどね。
私は贅沢かもしれないけど楽ではない。

親と離れて暮らして10年までは経たないけれど、すでに生活パターンは
全く違っているし、実家を出たくて出たくて仕方なくて、就職して
通勤できない距離ではないにもかかわらず、逃げ出すように一人暮らしを
はじめたから…。

特に父親とは、一つ屋根の下で暮らしながら、あまり顔を会わせることが
なかったさくらとしては、今実家にいて顔を会わせている父親の存在が
不自然なのだと感じている。

はっきりいってすごくうっとおしい。

そんな風に思われている父もかわいそうだけれど、今までそういう対応を
さくらにしてきた結果だとも思う。

未だ小さいままのさくらなのか。
未だ父を許せないこともあるのか。
今が反抗期なのか。

こんな形で自分の親との関係を見直すことになるとは思わなかった。

ある意味とてもストレスだったりする。

自分も親となった身としてはきちんと振り返らなくてはいけない事
なのかも知れないけれど。

そんなことを思っているのはさくらだけなのである。
どうせさくらは子どもさっ。




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そう思わせる配慮のない行動をするからだっ。
いらいらしてるのも事実かもしれないけど。



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ママ友 - 2004年04月19日(月)

久しぶりに雨降り。
このところずっと雨が降ってなかった。
桜は散ってしまったみたいで、今年は桜が見れず残念。

うちのお子(ひそかに王様と呼んでいるのですが)も生まれて
半月過ぎました。

早いような長かったような。

夜は相変わらず辛いけど、少しずつ慣れてきているのかな。
微妙に起きている時間も長くなっているっぽい。
10日違いで生まれた友人のお子も大変らしい。
みんな大変なんだね。




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お互いに励ましあうようにメールやら電話をしている。
暇だからか?
でも自分だけじゃないと思うと気分的に違うきがする。



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長期ダイエット - 2004年04月18日(日)

今日は夫の誕生日です。

家から外に出ることができないので、今日は何にもできませんでしたが…。
夫は夫で休みにもかかわらず試験ということでなんとも言えぬ誕生日と
なったようです。

うちの母親が覚えていてくれたようで、夫のためにケーキを買ってきて
くれました。

私もちょっとだけ食べました。

甘いもの、脂っこいものを食べ過ぎてはいけない食生活…
いつまで続くのかな。

でも順調に体重は戻りつつあります。

長期ダイエットと思ってがんばるしかないのよね。
体も、たぷたぷのお腹も大分戻っては着ているけどね。
このまま順調に行って欲しい。




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妊娠してから服を全く買ってない。
だって、買っても着れない。
とおもって我慢してきたのだ。

しかし今日は25度の夏日。

あたたかくなってくれるのは嬉しい。
夜もヒーターをつけないでいられると楽チンなんだけど…。

そこまではまだいかないみたいです。

ついでに花粉も早くおさまってほしい。
まだ鼻がムズムズするので花粉は飛んでいるみたい。
でも、今年はずっと屋内にいるので信じられないことに薬を飲まない
で過ごせてます。

驚きです。



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桜の季節 - 2004年04月16日(金)

すっかり桜が咲いたみたい。

家の近くの公園の桜もすっかり咲いているようで、
風に飛ばされて花びらが庭にちらほらと落ちてきています。

今年は桜が見れないのかな。

昨晩はきっちり3時間毎に起きていたので随分と眠れた
はずなのだけれど、なんか変な感じです。

小さなお子に右往左往しております。

私も例外ではなく、みんなこうして育つのだなぁと思うと、
本当に大変だなと思います。




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桜を見ながら「わかば」のたい焼きが食べたい。
相変わらずたい焼きにこだわるさくらでありました。



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ママ業 - 2004年04月15日(木)

昨晩はお子が随分と寝なかったので、寝不足のさくらです。

3時位までぐずぐずしてました。
なんだかこんなに大変だったのは久しぶりだ。

実家での生活も少しずつなれて来たものの、そろそろ母親が仕事復帰。

それを考えても一人でできるようにならなくては…と思うのと同じく、
母親も終わりかけの休みを楽しむかのように午前中はお買い物、
午後は友人とお出かけということで、オムツも自分で洗いましたよ、
干しましたよ。

自分でなんでもやるための準備がすでに始まっております。

毎日毎日お子の状態に左右されるので、寝ている間に家事というのに
とても不安があるけれど、あと半月位、子の様子を見ていれば分かる
ようになるのかな…と思えてきた。

それにしてもお子はどうして昼にばかり眠るのだろう、夜はなんで
ぐずぐずするように思えるのかな。
お子にもやっぱり夜というものがわかるんだろうか。
昼寝てくれれば家事ができるけど、夜眠れないと寝不足。
大人のほうがわがままかもね。

あんまり寝ているとお子にもストレスがたまるんだろうか。

しかし、ぐずぐずするとどうしたらいいのかって
新米ママはなんともどうすることもできず、
悩んでしまうママの気持ちもわかるなぁと思うのでありました。




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子育てした人はみんなそうなのさっ。
と、思うことにしている。
というか、間違いない。



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マタニティーブルー? - 2004年04月14日(水)

やっと日記を書ける余裕が出てきた。

母親は午後から外出。
最近思うに、この出産で一番楽しんでいるのは母親なのでは
ないだろうか。

休みながらなにげに友人と茶をしたり、出かけたりしている。

さて、本日生後12日目のお子。

まだまだお子のことはさっぱり良くわからない。
排気が上手にできずにどうしても時々吐いてしまう。

しかし、この時期しょっちゅう吐いてしまうのは仕方ないこと
なのだろうな・・・と思うことにしている。

ところで、本当に一人で日中やっていけるのかなという不安がある。
だからといって実家にずっといたいわけでもない。

案外やってみればなんとかなるのかもしれないが…。
子育てを楽しんでね、と言われていたもののなかなか楽しむ余裕が
今はない。

A型の几帳面な性格がどうも足をひっぱっているのだな。
半分はO型なのになー。




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ある意味産後のホルモンバランスが変なのかもしれないけど、
これがマタニティーブルーなのだろぉか。
むー。



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入院生活 - 2004年04月06日(火)

出産直後からのお子との生活が始まりました。

さくらが入院した病院は母乳至上主義といっていいほどの
病院なのでありました。

ということで、とにかく母乳・母乳・母乳。
しかし、母乳はそんなに簡単に出ません。
とにかく泣いたら吸わせてねといわれますが、吸わせても
これまたそんなに出ないので腹が空いたとこれまた泣くのでありまする。

お子は、飲んでもいないため、おしっこも、うんちもなかなか出ない日が
あり、今考えると半分脱水だったんだろうなーと。
なんともかわいそうな状況だったのでありまする。

とにかく、夜も毎時間根性で飲ませました。

あまりの疲労ぶりに、さすがに助産婦さんも
「3時間だけお子預かりましょうか」
と、言われたのですが、悔しいのでがんばりました。

というか、次に助産婦さんが見回りにきたら預かってもらおうと
思いつつ結局朝になってしまって、機会を逃してしまったという
こともあるのですが。

毎回毎回、助産婦さんがチェックに来ます。
でもなかなか出ない、だからといってミルクを足さない。
スパルタです。
母乳製造機養成所なのだなと思った。

母乳を出すには食生活もとても重要で、甘いもの禁止となりました。
考えたら、出産翌日、夫がたい焼きを買ってきてくれて食べたのですが、
それがなかなか出ない一つの要因になったのかもしれない。

でも、たい焼き美味しかったのでよしとしよう。

ようやく軌道に乗り始めたのは退院間際。
そんな感じで入院生活は終わりました。

人間の体ってすごいねー。
お子のご飯が自分の体で作れるんだもん。
上手い具合にできてるんだなーと感心しました。




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それだけにしか目がいっていないのか?と思うこともあったけど、
マッサージとかやっぱり上手。

感心したよー。

ていうか、みんな親切で優しい。
ついでにご飯も大きな病院にしては美味しい方かも。
パンも、複数の業者が入ってるみたいで、ゴマ入りの食パンとか出るの。
おいしかったー。

個人病院の方がもちろん凄くいいみたいだけどね。
おすすめといえばおすすめの病院かもな。
いまどきの病院ってみんなそうなのかな…いやそんなことはないと。



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出産までの出来事 その3 - 2004年04月05日(月)

とにかく早く産んでしまいたい。
その一心で歩いて分娩室へ向かう。

分娩室では、サービスで数種類のハーブの香りの中から
好きな香りを選べるということで、出産前にラベンダーの香りを
希望していた。

分娩室に入った瞬間、ふっと香りがした。

しかし、こんなときにそれどころじゃないという感じ。
それ以降ラベンダーの香りなど感じもしなかった。
大体、隣の分娩室とつながっているし、隣の人が別の香りを希望したら
ラベンダーやらその他の香りが混じってしまうのではないのか
という疑問がなぜか頭をよぎった。
それどころじゃないのに。

いい加減に早く終わりたいーと思いながら、なかなかお産は進まない。
陣痛の間隔も短くならない。
しかし、いきみたい感覚がやっとやってきた。

(なるほど、これか)

と、ひそかに思った。

分娩室に入ったら、はい、すぐ出産と思っていたのに、
そうは上手くいかなかった。

助産師さんは準備をしているものの、その準備もさくらには
ゆっくりに思えた。
いつ頃いきんでいいのか、いつになったら医師はくるのか、
準備中の助産師さんに聞きまくった。

なんとも嫌な患者である。

いきみたい波がやってきて、どうしていいのかじたばたしていると、
「はい、呼吸をしっかりしてくださーい」
と、習った呼吸法を促された。

楽になった気がする。
ちゃんと呼吸法を復習しておけばよかったと後悔、でもすでに遅い。

医師が来て、さぁ出産だという頃には、すでにへろへろであった。

「次に痛みが来たらいきんでね」

といわれるものの、もう痛みがいつなのか、いついきんでいいのか
よくわからない。
というか、いきむってなんなんだという感じ。
とりあえずやってみるものの、やっぱりいまいちだったらしい。
自分でいきむのは難しい。

しまいには、いきみすぎてくらくらして一瞬意識がなくなってしまった。

「無理はしないでよー」

と言われたものの、勝手に意識がなくなってしまったのでどうしようもない。

体もかたいため、何度もいきんでいるが進まない。
結局麻酔をしてばっさりと切られて出産。

さぞや麻酔なしで切ったらいたいだろうと覚悟していたので、
麻酔をされてちょっと安心した。
後に夫はばっさりと切った音が聞こえたというが、さくらには
聞こえなかった。

「おめでとうござまーす」

お子の泣き声が聞こえて、顔を一瞬見せてもらった。

後に夫は、お子も血だらけだったと言っていたが
さくらにはそのように見えなかった。

どうやら都合の悪いところはなんにも見えないし聞こえなかったらしい。
おめでたい人間のようだ。

なぜか今日は出産が立て込んでいた。
となりの分娩室で、もう今にも産まれてしまうという人が
2人待機していたため、お子との感動のご対面も早々に処置が行われた。
スタッフも足りないのか、お子もわんわん泣きながら結構ほったらかし。

「ちょっとまってて」

と、しまいには処置も途中で次の人の出産に医師はいってしまい、
分娩台の上で待たされる。

何が辛いって、分娩台に乗っている体勢が辛い。
足がつってしまいそうだった。
体がかたい証拠であり、柔軟をしておくべきなのだと痛感した。

処置がやっと終わって部屋に帰るころには、すでに出産が終わってから
2時間が経過していた

とてもかまう余裕はなかったが、夫が立ち会い出産をしていた。
ということで、夫とお子と三人で記念撮影。




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産まれて早々カメラ目線?
でもとってもらった写真を見てみると、顔そんなに綺麗に写ってないよ。



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出産までの出来事 その2 - 2004年04月04日(日)

病院について早速診察して、即入院ということになった。

子宮の口が半分以上開いており、
「今日中には生まれるねー」
とのんきに医師が言っているのが聞こえた。

(あんたはなんども経験してるだろうけど、こっちは初めてなんだよー)
と、ちょっと思った。

看護師さんとともに、エレベーターで病棟へ。
そこでまた今度は助産婦さんからの診察。

「もしかしてこのまま分娩台にあがるかも」

と、助産婦さんから言われた。

(何?陣痛ってこの程度の痛みなのか?そんなものなのか?)
と、ちょっと思った。

これが、随分と甘い考えだったというのはその後すぐに分かることになる。

結局、それ以降はなかなか進まず陣痛室で待機となった。

次第に痛みの間隔が短くなり、痛みも強くなってきた。
陣痛の間隔を測ってといわれたものの、そんな余裕はない。
夫に時計を見て間隔を測っていてもらう。

夫から話かけられるものの、答えることもできない。
母親も仕事を終えて駆けつけてきてくれた。

「陣痛はずっと痛いんじゃないから、収まる時間もあるから」

そう言われていたものの、陣痛が収まると吐き気が襲ってきて、休めない。
隣で夫と母親が飲んでいる缶コーヒーの臭いすらだめだった。
たい焼き…食べなくて正解であった。
間違いなくリバースしていたであろう。
水分をとることさえ厳しかった。

それから数時間、お産は進まず、夕方には生まれるかと思ったら
そうはいかないようだった。

夕飯が運ばれてきて、どうやらもういつのまにかそんな時間らしい。
時間の間隔があまりない。
もちろん、夕飯を食べる余裕はなかった。
(でも、何気に美味しそうな料理だった)
夫がかわりに食べても良かったのだが、箸がついてなかったことと、
さすがにうんうんうなっている中では食べれなかったのだろう。
母親とともに、腰をさすったりいろいろしてくれていた。

父親も仕事が終わって駆けつけていた。
顔を見るとうっすら笑っていた。
父親としては、娘が出産するのだなという嬉しい(?)気持ちが
あるのかもしれないが、こっちはそれどころじゃない。

(ふざけんなー、なんで人が苦しんでるのになんで笑ってるんじゃー)

と、心の中で恨めしく思った。

経過を見てくれていた、とっても親切な助産婦さんが交代することになった。
助産婦さんの言葉をかけてもらい、辛い時ってほんの一言がとっても
ありがたかったりするのよね、と実感した。

交代した助産婦さんはなんと知り合い。
まさかとりあげてもらうことになるとは思いもしなかった。
ううっ、それだけは避けたかったのに…。

よくテレビを見ると、陣痛で苦しんでいる姿を見ると、汗をかいている。
さくらも汗をかくのかなーと思っていたらさっぱり。
(それだけ苦しんでいないということでは決してないとおもうのだけれど)
でも、これが夏だったら大変なんだろうなとひそかに思った。
それよりなにより、もう出産なんて二度とごめんだと思った。

「いきみたい感じはないですか」

何度も聞かれるが、「いきみ」自体がどんなものか分からない。

「うーん」

と、言うしかなかった。

もういいよー、早く終わってくれーと思いつつ、破水もしない。
モニターも何度もつけるものの、陣痛の間隔も短くならない状態であった。
夫は興味津々という感じでモニターを見ていた。

陣痛室には、さくらの他にも入院している人がいたのに、
さくらが一番わめいていた。

さくらはどーせ痛みに弱いへなちょこさっ。

大分経過した頃、ようやく破水、そして破水に伴って
それ以上に痛みが強くなった。
破水というだけあって、羊水が流れてくるので、
シーツは濡れるし、服も濡れるし、どろどろな惨状

どの時期でどういう呼吸法をすればいいか、産前学級で習ったのに
すっかり忘れていた。
だからといって看護師さんや助産婦さんが教えてくれるわけでもない。

というか、一度しか習っていないものをちゃんとできる人が
いるのだろうかとちょっと思う。
一人でできるようになるのはどう考えても無理だ、絶対に。

もう疲労でいきめないんじゃないかと憔悴しきったころ、
やっと分娩室へ行くことになった。




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今ながら思う。
午前中から病院に来ていたら、もっともっと長い間病室で待機することに
なってたもんね。



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出産までの出来事 その1 - 2004年04月03日(土)

4月2日
明け方からお腹が痛いことで目が覚める。
痛いながらも朝まで寝ていた。(睡魔のほうが勝ったともいう)

一昨日あたりからそれらしきものがあったので陣痛だろうと思い、
時間の間隔を測る。

まだまだ大丈夫な感じ。

今日は平日で、母親も仕事でいないし、夫も仕事ということで
病院まで送ってくれる人がいない。
初産婦だし、早々産まれないだろうし、どうせ病院に行っても
陣痛室で待機するだけだし、それなら家にいたほうが気楽だろう
ということで昼過ぎに帰ってくる夫を待つことにした。

午前中は陣痛の波はあるけど痛みはそれほどでもなく、入院の準備
をすませる。

ほぼ準備は終わっていたから、楽だった。
陣痛は、痛みの波が定期的にやってくるから、痛みがないときは
普通ではあるのだけれど、やっぱりちゃんと備えて準備しておくべきなのね。

待っている間、どうしてもたい焼きを食べたくて、病院にいく前に
たい焼き屋経由で行きたいと考えていた。
自分で車を運転して買いに行こうかとも考えたが、さすがに
思いとどまることにした。

ここで何かあったら冗談ではすまない。

ちなみに、予約していた歯医者もキャンセルした。
午前中の早い時間だったらいける余裕もあったが、さすがに歯医者さん
も陣痛が始まっている人間を治療したいとは思わないだろう。

さくら的にはさっさと治療してほしかったのだけど…。

昼過ぎには大分痛みが強くなり、たい焼きも断念せざるを得なかった。
前もって病院に電話をして、
帰ってきた夫に送ってもらい病院に向かうことにする。




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寒くて、コートを着ていったのさ。
確か…。




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きましたぜ。 - 2004年04月02日(金)

朝からお腹が痛いことで眼が覚める。
そろそろ始まったらしい。

朝から母親に電話したり、わたわた。

しかし、まだ始まったばかりだけど、痛い。

ちゃんと入院の準備しておいて正解。
看護師さんのいう事は素直に聞いておくべきだね。

とりあえず様子みてます。
いたたたた。





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新年度 - 2004年04月01日(木)

新年度である!

友達のお子もまだでてこないらしい。

朝、母親のところに電話をかけて
「うまれそうだー」
と、びっくりさせてやろうと思ったが、
どうやらうそではないらしい。

お腹が微妙に痛い。
そろそろということで、できる限りの掃除・洗濯等を済ませる。

実家に行って母親とともに昼食。
明日から母親の友達が泊まりにくるらしい。
「何でこんなときに合わせたかのように陣痛?きたの?」
と、いわれたが、さくらにいわれても困る。
でも、もうすぐ始まるのではないのかなぁ。



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