| 2006年10月22日(日) |
例えばこんな眠れない日は |
疲れていたし、風邪っぽいはずなのに、朝、まだ暗いうちに目が覚めたんです。 猫が私の顔をじゃりじゃりとなめていて、 果たして猫に起こされたのか、猫が私の起きそうな気配を察してやってきたのかわからないけど、 彼はのどをならしてすり寄って、なかなか離れようとしないんです。 妙に目が冴えて眠れないので、私は仕方なく昨夜の電話のことを思い返していました。
「風邪引きさんには早く寝てもらわなくちゃね。明日も早いしね。」 彼はやさしい言葉をかけてくれます。 でも本当はそれも3度目くらいで、なんとなく電話を切りがたくてとりとめのない話を続けていただけでした。 深刻な話をしていたわけでもないのに、私は、深夜であったことと、恐らく微熱による思慮のなさで突然こう言いました。 「これからひと月、ずっとそうくさっているつもりなの」 「私が恐れているのはね、…お父様の言うように、受験生なのに恋にうつつを抜かしていてはいけないよ、と言われることなの」 言った後でひどくメランコリックな気分になり携帯を持ったまま泣く私を、 やさしい彼はなぐさめてくれましたが、その声が硬かったのは当然のことでしょう。
猫が私の顔をなめます。 涙もなめます。 じゃりじゃりじゃり…。
今日は合奏。 いいじゃないか、メランコリーとか、微熱とかは、 ブラームスに似合うかも知れない…。
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