| 2003年04月16日(水) |
ラスト・アクション・ヒーロー |
昨日ビデオで映画見たので、その感想をば。ネタバレしますのでご容赦下さい。
『ラスト・アクション・ヒーロー』 1993年 主演:アーノルド・シュワルツネッガー(ちょっと若い) ホント言うと時間なかったせいもあって最後までは見てないんですが、充分満腹。(というか最初の20分が見れただけで充分かも。個人的に。) 「映画好きな少年が、不思議ないわくつきのチケットをもらったら、新作映画のなかに紛れ込んでしまった」という設定の、アクション映画のパロディでした。 パロディだけあってお約束満載。『ターミネーター』(だったと思うけど)の名台詞「I'LL BE BACK」をはじめとしてぞろぞろ出てきまして。アニメの猫が刑事として出てきたときはさすがに驚いた。でも、小ネタで元ネタわかんないのも結構あったと思う。それほどアクション映画見ないし。まぁしょうがないや。
しかし何故私がこれを借りてきたかというと。 ひとえに、ちょっと前に読んだ 『ハムレット』 シェイクスピア 松本和子訳 ちくま文庫 の解説に、この映画がちらっと紹介されていたからなのです。
超有名ですけど僭越ながら原作のあらすじを書かせていただくと。
主人公のハムレットはデンマークの王子。城に亡霊が出るというので行ってみると、今は亡き父王が化けて出ているのであった。亡霊曰く「わしはおまえの叔父と母に謀殺されたのじゃ。」そう、現国王・クローディアスは母の再婚相手である叔父。父の言葉に従い、ハムレットは彼らに復讐を誓う。 気が狂ったフリをして本心を隠し、それで美しい恋人が傷つくのもかまわず、皮肉の効いた劇を上演したりして、ハムレットは叔父を追いつめる。 兄殺しの罪におののき祈るクローディアスの背後にハムレットは現れ、剣を抜く。・・・が、逡巡しそのまま去る。 恋人・オフィーリアは、父の死(王の宰相で、ハムレットが殺した。わりと過失だけど)に耐えきれず発狂して水死。 宰相殺しの件でハムレットはイギリスに追放されそうになるが、機転(?)で復活。しかしオフィーリアの兄、レアティーズと決闘することになる。 ハムレットを危険に思う叔父の王は、決闘の日、剣と祝杯に毒を仕込み彼の暗殺を試みる。 しかし、アクシデントが重なり、王をはじめ王妃、レアティーズ、ハムレットまでが皆、その毒で死んでしまう。 残ったのはハムレットの親友・ホレイショーだけ・・・。
こんなもんでいいかなぁ。どうぞ知らない方は読んでみてください。普通におもしろいと思います。知ってる方は・・・なんとなく思い出していただけると幸い。
で、それの解説曰く。 ハムレットはなぜこうまで復讐に逡巡するのか。多くの人がこのことを疑問視してきた。・・・(中略)・・・。極端な話、アーノルド・シュワルツネッガーが『ラスト・アクション・ヒーロー』で演じてみせたハムレットのように、クローディアスの胸ぐらをぐいとつかまえ、「親父を殺したな(ユー・キルド・マイ・ファーザー)。大きな間違いだ(ビッグ・ミステイク)!」と叫んで一発パンチを喰らわせると、クローディアスは窓を突き破って消えてゆく・・・というように、まともに上演すれば4,5時間にも及ぶこの長い作品を一瞬にして終わらせることだってできたはずなのに(後略)
いやこれには笑いました。某ドーナツ屋で笑いをこらえきれず必死に顔を伏せましたがつらかった。 是非観たい。だいいちシュワちゃんがハムレットだなんて。信じられん。 と、観る前から期待は大きかったのです。
そしてまぁ、この映画は期待を裏切らなかったと思います。 「ハムレット」のパロディは割と冒頭でして。 少年が古典文学だかの授業聞いているときに、先生が「ハムレットはアクションヒーローなのです!」などとのたまったため、少年は思わずシュワルツネッガーなハムレットを想像してしまった、って図だったんですが。 えぇ。 死にそうにアホでしたよ。
まず、中世風衣装のハムレットの頭が角刈りでした。 葉巻吸ってました。 解説にあった通り、神に祈るクローディアスの胸ぐらつかんで、シュワちゃんの例の鋼鉄の声でのたまいましたよ。 「ユー・キルド・マイ・ファーザー。ビッグ・ミステイク!!」 どがしゃーん!とガラスが割れ、クローディアスは窓の外に消えました。 実にマッチョなハムレットです。 そして何だかわかんないけど黒い馬に乗って、敵が屋敷の階段を登ってきます。 というか屋内なんですけど、馬・・・まぁいい。 彼、なにやらハムレットの行為を責めたてます。 ハムレット、おもむろに銃を取り出だすと、問答無用で撃ちます。いやもちろん中世な衣装で。 サブマシンガンも出てきたような気がしますが覚えてません。 一通り雑魚を片づけるとハムレットは葉巻をくわえなおし、 渋くライターを取り出して火を付けます。 カチリ。 同時に背後で、どごぉぉぉぉん!!と屋敷が大爆発。
・・・白状すると、あんまり爆笑してて冷静に見れなかったので、記憶違いあると思うんですが・・・。 個人的には、監督が一番やりたかったのはこれなんじゃないかと思うほど、アホです。 パロディっておもしろい。あぁ。涙が出ちゃう(違うよ)。 笑いたいときにおすすめです。 アクション映画のファンならもっと楽しめると思います。
・・・だんだん眠くなってきてバランスが悪くてすいません。 どうでもいいけど、最近文鳥にあこがれてて。 やはり私、鳥好きなんだわ。 家にいないのってなんかさみしい。 まぁ、猫がいるのに新たに飼うのは我ながらまずいとは思うんだけど。
ほとんど音信不通状態だったのを心配してくれた方々、すいません。 そしてどうもありがとうです。 問題は色々ありますけど私はしぶといです。ご安心下さい。
というわけで、気づいたら日記を付けはじめて二年ほど経っていました。 今年はせめて書くことからは亡命しないようにします。 かといって、パソコンの前で何時間も悩むような真似もしないように頑張ります。 そして勉強がんばります。 (あぁ、こんなに素直に「勉強頑張る」なんて言ったの初めてかも!←おいおい)
さて、亡命気味な最近の心境が影響してか、ちょっとフィクションの悪役に傾倒気味です。 悪役が美学輝かせまくってる作品ってちらほらあるわけで、それの考察やりたいなぁ・・・とかちょっと思ったんですが。 そこらへんのマンガならともかくとしても、古典文学(例えば平家物語とか罪と罰とか!)の悪役となるとなかなか・・・どころかとても私の手に負えない感じでして。いやぁはっはっは。 そんなことより、取りあえず目下の問題はZ会の「価値への委託(コミット)」とか「純粋に利己的な動機」とかのたまってる怪文章です。さてはて。
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