たりたの日記
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2017年08月31日(木) 一年振りのイルパライソ

この日、ほぼ一年ぶりに、入間市の一軒家カフェ、イルパライソへ。
文学ゼミの仲間のよしこさんと、演劇女優のようこさんと、カフェのオーナーのまさこさんが作ってくれた、ヘルシーで素敵で美味しいランチをいただきながら、家族の事とか、旅の事とか、健康の事とか、思いつくままに、いろいろおしゃべり。
美味しい食事を前にしながらではあったが、ようこさんから伺った、伊豆の癒しの里での断食1週間のプログラムには心惹かれるものがあった。以前、友人が滞在中の断食道場を見学してから、一度体験してみたいと思いつつ実行できないままだった。今後行くかも知れないなと思う。
食事の後は、オーナーのまさこさんも加わり、話は、断捨離、執着心を捨てるには、この世界を幻想と観るということは、癒しはどうしておこるか、などなど、世俗からはちょっと離れた会話へと、さすがにここはイルパライソ(パラダイス・天国)。
ここのカフェには、オーナーが外国から買ってきた掘り出しものや、エンジェルカードなどのスピリチュアルグッズや癒しや健康によいものがたくさん置いてある。
今回は、フィリピンの島からの 奇跡の木と言われる、モリンガの葉のパウダーと、パワーストーン「テラヘルツ鉱石」のブレスレットを購入。どちらも、癒しを促してくれる、新たなパートナーになることだろう。

行きも帰りも、よしこさんが、わざわざ新秋津まで送迎をしてくださったので、
東久留米に通うのにすっかり馴染みになっている新秋津駅から秋津駅までの通りをおしゃべりしながらゆっくり歩き、電車に乗り、途中、お宅に立ち寄らせていただいた。
お宅の屋上の木々が数年前(もう10年ほどになるかしら)に見た時の苗木からすっかり成長していて、りっぱな屋上庭園ができているのに驚いた。育てているゴーヤをちぎって下さる。しっかり太陽を浴びて濃い緑色になっている健康そうなゴーヤ達。
池にはホテイアオイが育っていて、紫色の花が咲き、つい先ごろ色づいたばかりというハゼの木の赤い色は、夢のように美しく、茂った緑の木々の中で、「私を見て」と言っていた。思わず、声をかけ、葉を撫でる。
街中にいて、こんなに緑に囲まれた空間で、読書をしたり、食事ができるとは、何と素敵なこと。

よしこさんとの出会いのことも、イルパライソとのまさこさんの出会いのことも、そして、ようこさんのお芝居の事も、日記に書いているのだが、ずいぶん前の日記になるので、自分で書いておきながら、容易には辿りつけない。タイトルを覚えておけば、検索にひっかかることもあるけれど。
でも、楽しかった日の事をこうして書いておくだけで、その時の印象を、ここには書かなかった事も、記憶に留めることができる。
さて、後から見つけやすいタイトルにしておこう。


2017年08月18日(金) 一月振りに病院へ

今日はベトナムへ行く前に診察を受けてから、およそ 一月振りに病院へ。
前回、腫瘍マーカーがそれまでの2倍以上になっていたので、今回、その数値がさらに上がっているのか、平行線を保っているのか、それても下がるという事もあり得るのか、気にかかるところだったが、5800と、前回より4000も低い数値だった。
ベトナム滞在中は、点滴を受けられないから、ST1という飲み薬の抗がん薬を4週間分処方されたが、あまりに副作用が強く出たので、1週間飲んでは、1週間休み、また1週間飲んでは、1週間休んでの今日だったのだ。
いったい、腫瘍マーカーが下がったのはどういう理由だったのか。この4週間、ノニジュースを毎日飲んだ。医者に言うと、そのせいではありませんね。返って胃に負担を与えます。ST1が効いたのかも知れないですねと。
ついでに、義父が膵臓癌で余命6ヶ月と言われ、ノニジュースを飲んで、癌が消えたという話もしたのだが、それはST1の服用によってでしょうとキッパリと言われる。
抗がん薬か民間療法か、皆が悩むところなのだろう。

さて、それはともかく、診察のあと、たっぷり時間があったので、病院のカフェで、8月6日に、シバナンダヨガを体験したことを日記に書いた。



2017年08月10日(木) 無事帰国

8月8日の午後10時25分ホーチミン発の便に載り、翌日朝、6時半成田空港に到着。出国も帰国も大して時間を取られることもなく、スムーズに行った。早朝にもかかわらず、夫が迎えに来てくれ、2週間振りの我が家へ。
いつもの暮らしに戻り、今までのホーチミンの時間が夢であったかのように消えていくのだが、同時に、ホーチミン市の家族達の場所が、旅の前とは全く違う、実感の伴う、親しい場所になっている事にも気づく。
出かけて良かったと思う。
再発を告げられた時には、イスラエルは何とか行けるとしても、夏を迎え、ベトナムへ行くのは無理かも知れないと思っていただけに、実際に彼らの住んでいる場所を見、暮らし振りに触れ、孫たちの成長を確認する事ができて、ほんとうに良かったと思う。
これで、念願の旅二つが無事に終了。後は治療に専念するという心づもり。
しかし、れおのインターナショナルスクールも見学する事ができたが、今度は、実際に授業の場面や、めいみの幼稚園生活も見てみたい。
今日は旅の荷を解きながら、孫たちのことをあれこれ考えていた。
今年度の英語教室が終わる3月末あたりにまたベトナムへ行こうかななどと。


2017年08月06日(日) シバナンダ ヨガセンターへ

8月6日

朝6時過ぎに起床。
大丈夫、出かけられそうな気分。
シバナンダ ヨガセンターの朝8時からのヨガクラスに参加しよう!

ヨガセンターは、ホーチミン市の1区、長男のマンションからはタクシーで20分ほどのところ。
昨日、初一人タクシーをやって自信もついたし、今朝はエネルギーに満ちている。

急ぎ、支度をし、キッチンで日本から持参した生協の人参ジュースとクッキーで軽い食事を取り、7時過ぎ、そおっと玄関のドアを開けて外へ。日曜日の朝、両親も子ども達もまだ眠っているので、テーブルの上に置き手紙をして。

最初の計画では、8月4日からは10日までこのヨガセンターのアシュラム(道場)に7日間滞在し、アーユルヴェーダに基づく、ベジタリアンフードと、早朝5時からの瞑想やヨガといった生活をする予定だった。
しかし、前に書いた、ビザの件で、帰りを早めなくてはならず、アシュラムには最低7日間の滞在という規定に合わなくなったため、そこへの滞在をキャンセルしたのだった。

それだけなら、数日間でもセンターに通うという方法もあったのだが、実はベトナムに着いて4日後、酷い下痢と腹痛で、その後数日間、調子が悪かったのだ。
ベトナムの食事のための不調ではなく、8日前から飲み始めた、エスティーワンという抗がん剤の副作用のようだ。服用を止め、ようやく昨日くらいから調子が戻ってきたというわけ。

ヨガセンターは、昨日のゴージャスのスパとはまた違った、どこか懐かしい、ほっとする空間だった。どこの窓も外の緑に向かって開けられていて、入ってくる朝の風が清々しかった。
受付で名乗ると、 数ヶ月前より何度かメールのやり取りをした事のある女性のスタッフがフレンドリーな笑顔で迎えてくれた。
ビジターは1クラス、150000ドン、日本円で750円のはずだが、この日は第1日曜日で、特別に無料ということらしい。さすが利益を追求しないシバナンダヨガ。

3階のヨガの部屋には、前に祭壇が設えてあり、鏡のあるヨガスタジオとはまるで違う、まさに道場という感じ。

すでに数人の人がマットの上に寝て、シャバッサナ(死体のポーズ)で準備をしている。
開始時間までに9人がそこに集まってきた。
ベトナム人らしい人の他に西洋人の男女が3人、そのうち2人は私同様旅行者で、初めての参加のようだった。

教師は、白いたっぷりした綿の長ズボンに黄色い、シバナンダヨガのロゴの入ったTシャツを着た(このスタイルはユーチューブでよく見かけるシバナンダヨガの指導者の定番の格好)30代くらいの細っそりした女性。インストラクションは英語と部分的にベトナム語。ステイブルな感じの人柄と淡々とした語り口調が好ましく、インストラクションもリズミックで的を得ていた。

呼吸法から始まり、太陽礼拝を6回と、シバナンダヨガの基本の12のアーサナをやっていく。これも予習しておいたので、独特の太陽礼拝のシークエンスも、ヘッドスタンドも自然にやれた。かなり運動量はあるものの、ポーズとポーズの間にシャバサナが入るので、身体の負担を感じることなく90分のクラスを気持ち良く終えることができた。

とても充実したクラスだったので、インストラクターにお礼を伝えると、シバナンダヨガは初めてだというのに、全部、知ってるんですねと言われた。これは予習の効用というもの。

9時半にはクラスが終わったので、しばらく、施設の中を見学させてもらい、シバナンダヨガセンターのロゴ入りのグリーンのティーシャツを日本円750円で求め、また夜6時からのメディテーションのクラスに戻ってくる旨を伝えてマンションへ戻る。
ここでも、受付で、タクシーを呼んでもらい、行き先をドライバーにベトナム語で伝えてもらうという手順を忘れずに。
タクシーの料金は30分弱の乗車で600円ほど。
都会と言えども、まだ、電車や地下鉄が整っておらず、ベトナム人の多くはバイクで移動するも、バイクに乗らない外国人や旅行者はタクシーに頼る他ないこの国の事情。

家には戻ると子ども達は朝食をすませたところ。マンションのプールで子ども達の水遊びに付き合い、お昼は、プールのそばのレストランから美味しいピザを宅配してもらう。子ども達と一緒にお昼寝もし、午後5時過ぎ、再びヨガセンターへ。

サットサンガと言われる瞑想のクラスは、30分の瞑想、30分の歌やチャンティング、30分の講話からなる。2階の広間にはすきまなくぎっしりと人で埋まる。50人以上はいただろう。圧倒的に若者が多いのが意外だった。講話はベトナム語だが、英語の通訳がついていて、英語しか分からないという十数人は前方右側、通訳の側に集まってきた。隣にいた女性はロシアから旅行で来ているという事だった。

シバナンダ氏の書いた「ヨーガとこころの科学」という本をあらかじめ読んでいたので、講話の内容がそれに基づいたものであることは理解できた。

さらに付け加えておきたいこと。
この瞑想の部屋にも祭壇が設えてあり、花や供え物が置かれているのだが、壁には シバナンダ氏の大きな写真や他の写真と共に なんとイエス・キリストの聖画がかけられていた!私が座った位置からすると、前方の壁にその聖画があり、私は、イエスと対面しながら、その講話を聴くという格好になった。そしてその事が、なんとも、面白く、また有難くもあった。

私にとって ヨガはキリスト教にとっての異端という位置づけはない。ヨガの思想の中にキリストの精神を見出してきた。もっというと、ヨガの考え方に触れる事で、よりキリストの事が理解できるようになったと言ってもよい。
それだから、講師の語る言葉が、今対面しているイエスを通して聴こえてくるような印象を持ったのだ。
神と一つになることを願い、愛と平和を求めるこの人々の集まりの中に、イエスが笑って、共に居るのが見えるような気がした。

瞑想クラスの終わる8時、智ちゃんが子ども達3人を連れて、ヨガセンターまで来てくれれる。そこからドンコイ通りのSH Gardenというレストランに。解放的なテラスで夜風を浴びながら、珍しいベトナム料理をご馳走になる。日曜日の歩行者天国は、車が入れなくなった広場に若者たちが溢れかえっていた。写真をFBにアップしておこう。



2017年08月05日(土) 川辺のスパでの一日

8月5日
朝から雨。この日は都会の喧騒からも、子ども達の喧騒からも離れ、一日スパで過ごす。
場所は、在住外国人の居いが集まっているタオディエン地区。サイゴン川沿いのリゾート村、タオディエン・ビレッジの中にある、一軒家スパ、「スパ.オーセンティック、」
外の緑に向かって開かれたロビーは、深いハーブの香りで満ちていて、家具や調度も、クラシカルで、趣味がよく、すでに癒される空間。

ロビーのソファーで、今日のメニューを決める。今日は一日ここでゆっくりしたい事を告げると、ハーブバス、ミストサウナ、ボディスクラブをした後、ランチを取り、その後、オイルマッサージとフェイシャルマッサージ。雨が上がれば、川の眺めの素敵なプールにも入れ、プールサイドでのんびり読書もできるという贅沢なプラン。日本円で12000円ほど。

マッサージ室へ案内される時、ガラス張りの部屋の前を通ると、どうやらヨガのクラスがこれから始まるらしい。プログラムを確認してもらうと、アシュタンガヨガ60分のクラス。願ってもないチャンス。ハーブバスの前に、アシュタンガヨガをすることに。
インストラクターは男性のベトナム人で、英語によるリード。私の他には、アジア系の女性と白人の男性の2人だけ。訓練されたインストラクターで、浮き系の高難度ポーズもいくつかあったが、無理はしないようにし、充実したヨガタイムだった。

ヨガを終えるのを待っていてくれたマッサージの担当の女性が、個室のマッサージルームに案内してくれ、支度を済ませ、次に通された部屋はなんとも気持ちのよい薬用ハーブの香りが満ちている。これはたぶんユーカリ。ベッドの向こうにあるカーテンを開くと、そこには映画に出てくるような陶器のバスタブがあり、枝ごと乾燥させたユーカリなどのドライハーブや花がふんだんに浮かべられている。キャンドルが灯され、熱いジンジャーティーがサーブされる。ハーブの香りに包まれ、しばし至福の時間。こんな贅沢なお風呂は初めての体験。その後、ミストサウナに案内され、そこでも、熱いジンジャーティーを持ってきて下さる。お風呂やサウナで冷たい水や氷ではなく熱い生姜茶というのが、いかにも身体に良い感じ。

サイゴン川を向こうに眺めながらのランチタイムも、その前後のマッサージやエステの時間も癒しに満ちた時間だった。

コースの全てが終わったのが4時過ぎ、まだ小雨は降っていたが、傘のついたプールサイドの長椅子に座り、しばらく川を行き交う船を眺める。

行きは、長男がダナンへの出張で飛行場へ行く途中、タクシーで送ってくれたが、帰りは、初めてタクシーで一人で戻る。
ここのタクシーの運転手は英語が通じないし、英語で紙に書いた住所を示しても、分かってもらえないことが多いので、スパの人にタクシーの運転手に場所や道を伝えてもらうのを忘れてはいけない。
タクシーに乗るのも、ちょっとした冒険気分ではある。言葉が通じないということの不安にも少しづつ慣れてくる。


2017年08月03日(木) サイゴン大教会と中央郵便局へ行った日

今日は、午前中は、ママがチューターと英語のお勉強の間、れおとめいみは、パパやパパママとお勉強タイム。
その後、すてきなガネーシャというインド料理のお店でランチして、郵便局とサイゴン大教会へ。

美しく荘厳なレンガ造りの教会サイゴン大教会(聖母マリア教会)は19世紀末に建てられた、ネオ・ゴシック様式の教会。その建物の周囲には広々とした空間があり、観光客がたむろし、お土産売り声がかかる。教会の建物そのものが観光地なのだ。
お御堂の中に入って、子ども達に素晴らしいスタンドグラスを見せたかったが、
あいにく改修工事中で、門の内側に入ることもできずに残念。

れおはインターナショナルスクールの遠足で、この教会に来たことがあるらしい。
いつだったか、えらく、りっぱな教会の建物の絵をラインを通じて見せてくれたことがあったが、この建物の絵だったのだと納得。

サイゴン大教会のそばにある、サイゴン中央郵便局も素晴らしい建築物で、後で調べてみると、「1886年に建設を開始し、1891年に当時のフランス領インドシナの郵便・電信施設として完成した。鉄骨設計はギュスターヴ・エッフェルが手がけた。パリのオルセー美術館(当時駅舎)をモデルにしたといわれる。」とあった。
郵便局の中にお土産物のお店もあり、英語教室の子ども達にキーホルダーを買ったりした。

夜は、私が日本から運んできた、高野豆腐とどんこの干し椎茸を使ってママが美味しい煮物と豚汁を作ってくれた。
ごぼうや大根はホーチミン市の高級オーガニックのお店で手にいれる。
値段はものによっては日本の2倍はするが、子ども達の健康のことを考えると、背に腹は代えられないと言う。
そうして手にいれた白菜だったが、調理しようとすると、青虫やナメクジが白菜からゴソゴソと出てきた。青虫はよいとしても、ここのところ、毒のあるカタツムリのことが話題になっていることもあり、使用を断念。
快適な部分もあるが、苦労の多いこともあることが分かる。


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