詩のような 世界

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2004年07月13日(火) 洞窟


うるさくて 
少し黙ってろよ、と 
うるさすぎて 
言うの やめた 
 
しばらく目も口も閉じて 
じっと待っていると 
だんだん静かになった 
どんどん静かになった 
耳の中を流れる血の 
規則的なリズムだけが生き残った 
 
急に背筋がぞっとした 
戻るのがとても怖い 
帰って来た視界に 
自分のいた場所が 
あるとは限らない限らない 
 
まだ穴は塞がったままだ 
うるさがってた自分って 
どんな自分だった? 
今じゃ逆に求めてるのか 
 
退屈が恐怖を次第に征服して 
楽になって 最近は 
無を覚えた 



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