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熱血青春日記(癒し系)
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2005年03月31日(木)
ガッツが足りない

塾では、我々講師の間で「ガッツが足りない」という言葉が流行っています。
ex)「報告書を書くガッツが足りない。」
解る人にしか解らないネタ、というか多分我々にしか通用しないのですが流行ってます。
まあ、こんな馬車馬かなんかのように働いていたら、そりゃ実際ガッツもなくなるわな。

この間、授業が終わった後、職員室でガッツガッツと言っていたら、後輩の講師が
「最近、生徒に軽くあしらわれているんですよ」
と言っていました。
今日、その先生が個別指導に入っている間、自分は空きコマだったので、草葉の陰から見守っていました。
あしらわれてるっていうか、完璧バカにされてねえか? と思いました。
その生徒は自分も前に担当したことがある子でした。
確かに押しは強い子で、何にでも積極的です。
自分を見つけるなり「ゆう先生ぇー!」とでかい声で手を振ってきました。ふっ。ゆう先生は人気なのさ。
後輩の講師が隣にいるにもかかわらず、自分にこれがわからんとテキストを示すので
「これはな、ノリと気合で解くんだ」
と超適当に教えておきました。
「わかった」って言ってたけど、本当かあいつ。

授業が終わって今日の放課後、後輩が「ゆう先生見てましたよね」
と言うので
「あんた、あれじゃどっちが先生かわからんでしょー? 生徒が先生になってるんじゃん。先生は授業リードしないとだめでしょ。まずは生徒に好かれないと。そんなんだから彼女もできないんだって。よろしくないわねあなた」
とこれ見よがしに言ってやりました。
後輩は地団駄踏んで悔しがってました。後輩いじめがおもしろい。



2005年03月30日(水)
豪華弁当

本当は今日も地獄の8コマ授業なのですが、18時から某ホテルにて会議に出席しなければならないため、4コマしかありませんでした。
会議なんてそんなに時間かからないから、久々にその日のうちに帰れるぜ、とうきうきしながら仕事を終えてダッシュでホテルへ。

会議場につくとお弁当が用意してありました。
なにやら黒塗りの高そうな箱に入っていて、むちゃくちゃ高そうです。
受付のおばちゃんがどんどん食べな、と言うので遠慮なく蓋を開けると、これがまた超豪華なお弁当。
最近忙しすぎて、朝ごはん一食だけで一日生きているので、まともな時間にこんな豪華な弁当食べられるのはありがたいです。まだ仕事をしているだろう同僚たちに申し訳なく思いますが、遠慮なく食べまくりました。お味噌汁も出てきたんですがこれがまた、白魚の身がごろごろ入ってて美味しいこと。
食事の後はジュースまで出ました。いや、大満足。
なんだかものすごエライ人になった気分でした。

食事を済ませると、最近の激務といい感じにお腹も満たされてほっとしたので睡魔が襲ってきて、肝心の会議のほうはもうほとんど何も聞いてませんでした(駄)
とりあえず「只今の案件につきましてご承認を」って言われたら反射的に拍手してました。
んなことしてたら会議が終わり、ペーペーなので色んな人に挨拶して回った後、一息ついてトイレに行きました。
帰ってくると、もう皆さんお帰りで、受付のおばちゃんだけが残っていました。
おばちゃんに「お疲れ様でした」と声をかけると
「お兄さん、まだ食べれそう?」
と訊く。
さっきゴーカなメシ喰いましたけど、と言うと
「そのゴーカなメシが5個くらい余ってるのさ。あたしこれから食事だけど、一人じゃ食べきれないから、お兄ちゃん食べてきな。若いんだから二個くらい楽勝っしょ。ここ持ち帰りできないから勿体無い、勿体無い」
とまくし立て、再び自分を誰も居ない会議室に突っ込みました。
まあ、また一日一食になるから食いだめしとこうと思って、二つ目のゴーカ弁当。
すごく美味しいから食べられるんだ、これが。あのお味噌汁ももう一杯出たし。
おばちゃんと雑談しながら食事を済ませ、帰る頃にはお腹が破裂しそうでした(笑)



2005年03月28日(月)
模擬授業

やれやれ、今日もやっと授業が終わったよ、もう死にそうだよ、と言いながら職員室に帰ってくるなり机に突っ伏して、塾長はまだ教室でなんかやってるし、このまま軽くプチ死んだふりでも個人的にしていようかと思っていたら、後輩の講師がやってきて、模擬授業をやってほしいと言う。
模擬授業というのは講師同士で授業を行い、良いところや悪いところについて討論するというものです。
なぜだか自分は普通二ヶ月かかる講師養成期間を二週間程度で走り抜けたため、マトモに模擬授業をやったのは二回しかなかったのですが、二つ返事で了承しました。
その後輩は最近入ったばかりで、今のところ個別指導を専門にやっています。
でもそろそろ集団授業にも入らなければならないため、指導してほしいとのことでした。

一仕事終えた塾長を交えて、教室にて行います。
まずは授業を見て欲しいと言って来た講師の授業をみんなで受けてみましたが、それは中学2年生が対象の授業なのに、なんだか大学の授業のように感じました。
先輩や上司ばっかりだから緊張のためというのもありますが、使う言葉が我々の目線だったし、内容的にもきっと何言ってるか解らないだろうなあというもの。
喋り方もNHKのアナウンサーみたいに固いし、身体が黒板に向きっぱなしだし、発問の仕方もよくない。まあ、初めてだから当然です。
先にゆう先生からダメ出しを、と塾長に言われたので、生徒に当てるときは目だけじゃなくて身体全体でそいつを指さないとだめだ、とか、みんなの前で発表するのは緊張するんだから、答えたら褒めなきゃいけないよ、とか、身近な具体例をあげながら説明しろ、とか、ここの部分はオレだったらこう教えるよ、などと幾つかアドバイス。
その後、塾長のお言葉をお願いします、と自分が言ったら
「お前の授業さっぱりわかんねえ」
という一刀両断でトドメを刺されていました(笑)

新人講師をとっ捕まえて、ああだこうだと言いまくっていたら、「じゃあ、ゆう先生の授業をぜひ見たいです」、などとその新人は言う。
オレはいいんだよ、もう一年近くやってんだから、と言い訳しようとしましたが、「ゆう先生のお手本を見て勉強しろ」と、塾長が逃げられないようなことを言うのでしぶしぶやりました。
新人さんが国語の説明文をやったので、自分も違う文章でしたが同じ所を扱いました。
重点を置いたのは、タイトルの重要性について。
これはカリキュラムにない独自理論なのですが、ゆう先生はもうやりたい放題なので説明してます。

例えばラーメン屋に行きたいとする。君達はどこを見るか。看板を見ると思う。
ラーメンって書いてあるからラーメン屋だと思う。
ラーメンって書いてあるのに寿司とカレーしかなかったら詐欺だべや。
国語の文章におけるタイトルというのは看板と同じ。
だから、ここを先に見ろ。タイトルこそ、筆者が一番言いたいことを一番短い言葉でまとめてあるんだ。
というような話です。

一通り授業を終えて、まずは新人さんに「どうだった」と訊くと
「おもしろかったッス」
という答えが返ってきました。
「で?」
と訊くと
「以上ッス!」
と彼は満面の笑みで答えました。
お前はアレか。むりやり書かされた読書感想文か。

その後、英語についても同様の手順でやりました。
英語は受動態と不定詞の3用法と動名詞。
次は塾長がお手本を見せてくれたのですが、やっぱ巧いなあと脱帽していたら
「ゆう先生、今の授業のダメだしをください」
と塾長が仰いました。
上司に向かってダメ出せってか。
新人君は例の如く「よかったッス」としか言わないので、少し考えて、受動態の説明で、例文はABC型の過去分詞を使わないと、生徒が過去形だと勘違いするからあまりよくない、と言うと「それは言えてるなあ」と大袈裟に新人君が頷く。
自分が手本を見せると「ゆう先生キャリアが違うッス」とやたら関心してました。
なんだか、よく採用試験受かったなお前と改めて思いました(笑)
だいたい、おれのあんなにボロボロだった採用試験結果を見て受験科担任にするってこと自体この塾はおかしい。
まあ、その分入社後にこうやって研究会をやってるんですけどね。
この日は夜の3時半まで研究会をやってました。朝刊読みながら夜朝兼用でメシ喰いました。

生徒たちよ、先生もがんばってるんだぞ!



2005年03月25日(金)
お子様言葉

まあ、なんだかんだであっという間に時間が過ぎて、春期講習会が始まったわけですよ。
相変らずこの塾は鬼なわけですよ。
昨日、小学二年生の担当が決まったと書きましたが、それ以外は何の担当かなと自分の時間割を見たら、とりあえず真っ黒なわけ。
13時から21時30分までビッチリ授業なわけ。
言いたいことは色々あるんだが、とりあえず労働基準法って知ってるかと問いたい。
後輩の講師(わたくし、地味に教室内では二番目にエライのです)は時間割を見て
「ゆう先生ぇ〜。こんなん無理っすよぉ〜」
とか言っているわけですよ。
ふざけるなと。手前ェ、たかが個別指導の6コマくらいなんだと。空きコマあるし、だいだい個別なんて隣に座ってりゃいいだけだろうが。
おれのシフトを見てみろと。8コマ連続で集団指導だよ。13時から21時30分まで立ちっぱなし喋りっぱなしだよ。
8時間半喋り続けていられる自信と覚悟が手前にはあるのか! と、先輩として説教しておきました。
ていうかオレに言うなと。本社の人事に言えと。

自分の担当は小学生から高校入門まで、コースもジュニアから始まりセレクトテーマ、本科、特訓、進学、受験、個別となんだか色々持っているので、一体今自分は何年生のどのコースの授業をしているのかわからなくなってくるのです。
今日なんか朝に小学2年ジュニアコース、小学4年本科とやったんで、午後からの中学三年受験科の授業に入っても
「はーい、それじゃあみんな、国語のお勉強をはじめますよぉ〜」
とか中学三年生に向かって異様に猫なで声で言ってしまい、それがなかなか取れなくてえらい苦労しました。
もう頭が小学生モードになってるんだもの。

全ての授業が終わり、生徒全員が帰宅する頃、職員室に戻ってくると書類の山なわけです。
激しくやる気が削がれるのですが、やらねばならぬ。
この塾はなぜか薬局にコネがあり、そこから差し入れられる栄養ドリンクを一人で大量消費している次第です。
会議のときもまだお子様言葉だったし。塾長に爆笑されたよ。



2005年03月24日(木)
ミニ。

塾のシフトを見て、うおお、と思わず声をあげました。
新しく小学2年生の指導担当になってました。
小学2年て。一体何を教えればいいんだ?(笑)

様子見ということで、今日はその子に会ってきたんですが、もう小さすぎ。
一体どうやって生きているのかわからないくらい小さすぎ。
でこピンしたら頭もげそうだもん。身体なんかオレの太ももくらいじゃねえか。
そんな感じで、もう勉強以前にこの小さい物体に日本語は通じるのか? もう言葉喋れるのか? と不安になったのですが、すみません、バカにしすぎました。めちゃめちゃ頭いいの、この子。小学二年なのに割り算できるの。
そしたら、逆に何教えればいいんですか。二桁の計算か。
訊けば、この子の親は数学の先生だそうで。
僕は訊きたい。ならばなぜ塾に来させる必要があるのか。

とりあえず、しばらくは計算問題や漢字をやらせてみることになりました。
授業っていうか、託児所だな(笑)


ずっと小さい子といたせいか、後で彼女さんに会ったのですが、
「今日クッキー焼いてきたさ〜」
と言われた時、思わず反射的に「エライエライ」と頭をなでてしまいました。
「子ども扱いしてる」と彼女がむくれたので、
「いや、アレだよ。子供見たら可愛くてなでちゃうのと同じで、きみも可愛いから」
と言い訳したら、
「やっぱり子供扱いしてる!」
とマジゲリしてきました。
色んな意味で小学二年の指導が不安になってきた。



2005年03月20日(日)
まいうー

浪人していた小学校からの友達が、今年無事志望校に合格しました。
2年後半からキャンパスが変わり、函館に行くのだというので、今のうちと思い、今日遊ぶことになりました。

野郎二人で特にすることもなかったので、適当に車を走らせ、札幌市うまいものツアーを敢行することに決定。
カメラがあったら何かのテレビ番組です。多分深夜帯の。

一軒目は、この間テレビで見てうまそうだなあと思ったスイートポテトの専門店に行ってみました。こだわりぬいたスイートポテトと、なぜかわらび餅しかないという小さなお店でしたが、これは確かに美味。
サイズが色々あって、大きなものから一口サイズまでありました。
サツマイモをまるごと一個使っているということで、濃厚な味でした。


二軒目は、自分がたまに行っている中華サンドのお店。
ここも結構地元のテレビ、ラジオなどで紹介されています。
ハンバーガーのミートパティの部分が中華のお惣菜になっており、これがまたうまいんです。
自分のオススメは豚角煮サンド。お肉の塊がごろんと一個入っている、ボリュームタップリの一品です。
友人はエビチリサンドを頼みました。ピリッと辛くて食欲をそそる味。
ここは中華お惣菜のみの販売もしているので、夕食にもう一品欲しいっていう時にも便利です。JR駅直結でアクセスも快適。オススメ。


本当はもっとまわりたいところですが、お腹とお金と時間の問題で(笑)この二軒でした。
テレビの取材ってそう考えるとすごいですね。一日何件回れるんだろう、あれ。
密かにグルメレポーターっていい職業だなと思ってます(笑)

その後、友人宅へ行きうだうだ遊んでいるといつのまにか夜になっていました。
じゃ、そろそろ帰るべと言っていたら、友人の親が
「ゆうちゃんもご飯食べていけばいいっしょ」
とカレーライスをどん、と置いていきました。
うまいものツアー三軒目は友人宅になりました(笑)



2005年03月18日(金)
祝賀会

塾で合格祝賀会というのを行いました。
中三生を集めて、お菓子やジュースを出し、もてなそうというものです。
自分も中三の担当ということで参加したのです。

色々と準備をした後、後は来るのを待つだけだなと思っていたら、
「そういえば、ゆう先生から卒業生にありがたいお言葉を頂戴しますので」
と急に塾長に言われて、焦りました。
どうすっかな、と思っているうちに生徒たちは続々とやってきて、祝賀会スタート。
受験が終わって、生徒たちの表情も晴れやかでした。
祝賀会を「めんどくせえ」という不届き者も居ましたが(笑)

塾長の話の後、ゆう先生にスピーチをお願いしますと言われ、結局何も考えなかったので、実際にあったお話をひとつしました。
某S中学校には、ものすごく怖いことで有名な先生が居ました。仮にI先生。
誰もI先生の笑っているところを見たことはなく、生徒も殴られなかったやつはいません。
口よりも先に手が飛んでくる恐ろしい先生で、だから、生徒は卒業式の日に地獄から解放された、と喜んでいました。
証書が渡され、教室に帰ってきたとき。最期に先生の言葉を、と言われて話し始めると、開口一番にこう言いました。
「もう二度とこの中学に帰ってくるな」と。
この先、君達には長い道のりが待っている。
その道の先には夢があるけれど、遥か遠く険しい道だから、決して後ろを振り返っている暇はない。中学に帰ってくるということは、すなわち過去を、後ろを振り返って立ち止まっている瞬間だ、と言うのです。
本当に今を真剣にやっている人は過去を振り返る必要はないわけだから、ここに戻ってくるようではダメだ、オレが追い返してやる、と言いました。
その後、その先生は大泣きに泣きました。
生徒たちを一番愛してくれたのはI先生でした。
きっとその先生は、誰よりも一番「真剣」に生徒と向き合っていたと思う。だから、高校三年間精一杯やりきって、卒業式には泣いて来い、という話をしました。

その後はご歓談の時間。
中学生に戻ったみたいに大騒ぎしました。
これから高校生かあ。いいなあ高校生。楽しかったなあ(笑)



2005年03月17日(木)
柔道

最近はすっかり運動もしていなかった上に、車に乗るようになって歩く機会も減り、この時期は差し入れだのバレンタインだの合格祝いだので甘いものをやたらと食べるのです。
気付いたら体重がありえないほど増えていて、慌てて運動開始。
先週から筋トレを再開したんですけど、恐ろしいほどに筋力が落ちています。
基礎メニューがこなせないんですよ(´Д`;)
腹筋は落ちてないんだけど、腕立て伏せが2セット目でダウン、背筋なんか40回やっただけで悲鳴をあげるくらいです。
これはマズイなあと思って、今日は大学のフットネスセンターに友達を拉致って、久々に柔道をやりました。
中学高校とやってきたけど、型もすっかり忘れてるなあ。
大腰はできたんですけど、他の技は思い出すのに苦労しました。
なので、乱取稽古の時は大腰しかやらないのでかなり不利でした(笑)

柔道のあと、友達がブラジリアン柔術をやろうぜ、などと言い出す。
なんだそれは、と思いルールを説明してもらいましたが、なんだかよくわかりませんでした(笑)
とにかく固め技を決めりゃあいいらしく、投げ技はただのテイクダウン、ということで一本にはならないらしい、柔道技に拘らず、相手を倒せれば何でもいい、ということで、試しに一試合やってみるとに。

友人をバンバンブン投げましたが、そこで終わりではないので、投げたあとに固められておもしろいほど負けました(´Д`;)
なんだか難しいなあ、あれは。

けど、久々に身体を動かせて楽しかったです。
芝居と格闘技を稽古して、アクション映画とか撮りたいなあ。



2005年03月16日(水)
ウィニング・ロード

いよいよやってきた運命の日。
公立高校合格発表。

ずっと塾に居たんですが、連絡が来るまで気が気ではありませんでした。
なんとも微妙な自己採点結果だったから尚更( ̄∇ ̄;)

結果は、自分の受け持ち生徒は全員無事に合格でした。
教室内では何人か残念だった人もいましたが、よくがんばった。
春から高校生。
高校かあ。いいなあ(笑)



2005年03月15日(火)
心を開いて

久々に劇団の稽古場に足を踏み入れた気がします。
裏方をやりたいと希望を出していたはずなのに、出来上がったチラシを観ると、出演の欄に自分の名前が書いてあってビビりました。
そんなわけで、ものすごく久しぶりに役者決定。
その稽古が始まったわけです。

今日の稽古は12時から、と思って布団の中でぬくぬくとしていたら演出家様から早朝に電話がかかってきました。

「あ、ゆう君? 実はKちゃんに今日の稽古は10時からって言っちゃってさ。あとで気がついて訂正しようと思ったんだけど、あの子携帯壊れちゃってるでしょ。だから今日10時に稽古場入りして、二人でなんかやってて。じゃ」

早く携帯直せよおおおお(泣)

そんなわけで二時間前に稽古場到着。
彼女さんは稽古が遅いという話を訊いて、それならとメイクに使う、謎の形のドライヤーでなにやら髪型を変えはじめました。
一見すると棒みたいな形のやつで、髪の毛を挟んでクルクル巻くと、ウェーブがかかります。
髪型変わると印象違うなあと思って見ていたら「ゆうもやる?」と言われ、ものっすごい髪の毛くりんくりんにされました。
昔は長かったけど今は短いから、ウェーブじゃなくてパーマになりました。
それを見て彼女は大ウケし、わけのわからない髪形にどんどん進化させていきました。
演出家様が到着した頃には意味不明な頭になっており、それを見て演出様は稽古開始前からどっと疲れてました(笑)

その後、他の役者陣が何故か揃って遅刻との連絡が入る。
二時間待ってさらに暇が出来たので、いい加減やることもなくなった彼女は稽古場にある湿度を上げるための霧吹きを自分にぶっかけ始めました。
それが大層お気に召されたらしく、全員揃った頃にはびしょ濡れになってました(´Д`;)

みんなにはいちゃつくなと言われたけど、虐げるなの間違いではないかと。



2005年03月11日(金)
きみに読む

「きみに読む物語」という映画を観にいきました。
宣伝文句に【最愛の人と観て下さい】と書いてあるので意地でも見てやらねえと思っていたんですが、結局彼女と観に来てしまったので、なんだか敗北感を感じながら映画館に入りました。
前から彼女が観たいと言っていたし、二人ともたまたま休みだったから仕方なかったんです。
大変だったのが、待ち合わせなどを決めるとき。
彼女は携帯電話を洗濯してしまったらしく、メールも電話もできないのです。
友達にどうするべって言ったら「矢文じゃね?」とか超適当なこと言われて、一瞬アーチェリの道具借りてきてやろうかなと思ったんですが、無難に家に電話をかけました。
お父さんが出たら「NHKですけど料金未払(略)」って嘘つこうと思っていたら、弟くんが出て助かりました。

そんな紆余曲折(違)を経て観に行った映画。
やはりというか、劇場はカップルで一杯でした。
最初は「ケッ、何が純愛だコノヤロウ」と思いながら観てたんですけど、終わったあとボロボロ泣きました。
彼女より自分のほうが泣いてました。
「大丈夫?」って訊かれてティッシュ差し出されました。
いや、おもしろかった、あれ。


映画を観た後、夕食を近くのカレー専門店でとりました。
世界各国のカレーが楽しめるというお店で、彼女はスリランカのチキンカレーを、自分はどこの国だったか忘れましたが、とにかくチキンのスープカレーを食べました。
給料日前なので奢るつもりは全くなかったのですが、食べ終わった瞬間に彼女が
「ごちそうさま」
と、満面の笑みで言いました。
懐が寒くなりました。



2005年03月09日(水)
さよなら休日

バイト先である教室の経営状況を教えてもらったんですが、とりあえず数字が真っ赤です。
売上目標も全然達成していないみたいで、ついに先日統括より経費削減の命令書がやってまいりました。
諸経費はもちろん、使えば使うほどお金のかかる時間講師、つまり我々ではなく、社員が主に授業に入ることなど、細かい指示がなされます。
それで早速、同期のS先生の授業が削られて、なんだか色々なところにも変更点が加えられ、どんどん経営改革にむけて作業が始まったのです。

自分も教室長から、今後指導が大幅に減ることになるけれども異存はないかと訊かれ、むしろこれからは大学が忙しくなりそうだから減らしてくれたほうがありがたいと答えました。
また以前のように週一回になるのかな、そしたらずいぶん遊べるようになるなと期待していたら、今日、シフトについての電話がかかってきました。

「あ、ゆう先生? やっぱりゆう先生はこのまま続投でお願いします。というか、他の先生だいぶ切っちゃったんで、むしろ指導を増やしてほしいんですけど」

僕の休みはどこへ。



2005年03月08日(火)
君に会いたくなったら

昼下がりの喫茶店。ちょうどカップルが出て行ったあとで、誰もいない店内である。
僕が店長と談笑しながら洗い物や床掃除をしていた所に、一組の男女が店にやってきた。
「いらっしゃいませ」
と顔をあげて、僕はおや、と思った。
入ってきた男女の、女性の方は僕の彼女だ。すると男のほうは……。
視線を移動させて、僕は驚いた。男は、あのジャイアント馬場だったのである。
二人は僕に気付かないふうで、いかにも仲が良さそうに談笑している。
これは、浮気現場を押さえたということなのだろうか。
それにしたってジャイアント馬場とは。ここはサインでも貰っておくべきなんだろうか。
いぶかしげに思いながらも、僕が二人のテーブルへ水とメニューを運ぼうとしたときだった。
店のドアが乱暴に蹴り開けられ、一人の男が入ってきた。
「このポンキチ野郎、オレのKちゃんに何しとんのじゃ!」
と言う乱入男。よく見ると、アントニオ猪木である。
「ふざけるな。Kちゃんはオレんだヌガーチョコ野郎」
上着を脱ぎ捨て、ファイティングポーズをとる馬場。完全に闘る気である。
かくして、僕の彼女をめぐって店内では往年の二大スターによる対決が始まった。
格闘技ファンなら涙を流して喜ぶのだろうが、あいにく僕にそういう趣味はない。
それより、この戦いが彼女をめぐる戦いならば、僕も戦いに加わるべきなのだろうか。
さっぱり状況がつかめないが、とりあえず店のためにも収めないとな。
そう思って戦う男たちのもとへ行くと、馬場が
「貴様がゆうか!」
と言って僕に16文キックを浴びせてきた。
彼女は吹っ飛ぶ僕を見て、穏やかな笑みを浮かべつつ僕を応援しているのだった。


「……っていう夢を見たんだわ」
今日は大学の友達と集まって、近くの喫茶店でおしゃべりをしていたのですが、夢の話題になったのでこんな話をしました。
みんな彼女のほうを見て、ゆうに構ってあげないからだ、だの、無意識のうちに強いものに憧れているんだ、だのなんだのと盛り上がっています。
ていうかJさんに言って夢分析してもらえば、と言う冷静なやつもいました。

彼女は満面の笑みで
「欲求不満なんだね」
と自分に耳打ちし、なぜだか今度の休みに映画を観に行くことになりました。
なんだかよくわからないけれども穏やかな休日の昼下がりでした。



2005年03月03日(木)
門前激励

昨日の夜、日付が変わるくらいの時間まで会議をしていて、その後なんだかんだで仕事があり、家に帰ったのは午前2時。
今日は朝っぱらから仕事があり、午前5時には飛び起きて、シャワーを浴びて車をぶっとばして行きました。

今日は門前激励と言って、要するに高校の前に立って「がんばってください」と声をかけるやつをやるのです。
本部からの書類を見ると、自分の配置はT高校でした。
T高校ならば自宅から徒歩二分くらいなので、じゃ、ギリギリまで寝てればいいやと思っていたんですが、昨日の会議で教室長から言い渡された配置はI市南でした。隣の市やん(T_T)

というわけで、社員のJ先生と共に朝っぱらからドライブと相成ったわけで。
集合時間の十分前に現地入りしたので、最初の方は全く人がいなく、J先生と二人で高校時代の思い出話をしあっていました。
たいていが授業中に脱走したとか、ヘンな先生がいたとかいう話。
これからそんな高校生活をおくるんだなあ(違)


門前激励が終わったら、ちょうど朝飯時だったので近くのロイヤルホストに行って朝食をとりながら、また色々と喋りまくっていました。
J先生は今日で退職されるということで、駅まで送って別れるときは少し寂しい気がしました。
一番仲のよかった先生だったなあ。