日々日記
いちらんふるいあたらしい


2008年06月25日(水) ズッキーニさん

娘さんに会いに尋ねて行ったお宅で、お手紙を託したら、
知り合いの人が作ったという「あましょく」をちょうだいした。


あましょく大好き!!


いやぁ〜、まるでわらしべ長者やわー(やりとりはたった1回なのに)。



そのまま寄ったスーパーでいつものようにズッキーニチェック。
わたしはズッキーニという野菜をこよなく愛する。

火を通して食べるウリ科野菜が好きなのだ(ズッキーニ、かぼちゃ、とうがん、ゆうがお)。

あと、ナス科野菜も大好き(トマト、ナス、ピーマン、ししとう)。
だから暑いのは嫌いだけど、夏が待ち遠しい。




…そうそう、ズッキーニをチェックした話。

あれって通年198円なんだよね、1本が。
旬になったから安くなるかというと、そうでもないらしい。

しかもね、細くてひょろひょろしてて、皮にハリとツヤがないのね。

だから、
これを198円出して買って食べても元気になれなさそうだ。と判断し諦めた。

ところがー、

なんと地元八王子の農家が作った野菜コーナーというのができていて、
そこにプリプリした、はち切れそうなボディの、でっかいズッキーニがあったの!!

新鮮だから、つやつやしてんの!
瑞々しいの!
そんでもって太いの!


しかも1本130円。わきゃほー!


迷わず2本掴んで籠に入れた。

そしたらそこにおいしそうなささげ豆もあったから、それも籠に。
炒めてから、かるくダシ汁としょうゆとおかかで煮たら最高ですよ、ささげ豆。

ゆでて黒胡椒ふったマヨネーズつけても美味。


帰ってきてさっそく食べたけど、うまかった。
最高。
しあわせ。


2008年06月22日(日) つれづれ

いまわたしが

台所で換気扇をまわし、ドアの外とはいえ洗濯機をまわし、

エアコンのドライ機能を使いながら、

部屋でパソコンを使って音楽を聴き、

遅めの昼ご飯を食べていたことについてふと考えてみると、



安定供給される電気やガスを(代金を気にしつつも、使おうと思えば)ふんだんに使えて、

いや、何よりもまず
雨風や危険から身を守りなおかつプライバシーを守るシェルターとしての家があり、


そこで安心して食事ができ、

水は安定供給されてなおかつそのまま飲めて、


(ガス代や水道代を気にしつつも)あたたかいシャワーがふんだんに使えて、

トイレは水洗で清潔で、紙もあって


寝床があって、エアコンもあって、冷蔵庫もある。


でもこれらが揃った暮しを享受しているのはわずかな人間だ。


そのわずかな人間の営みによって、世界が否応無しにグローバル化していって、

たとえばアフリカで
目の前に油田があってもその利益に全くあずかれない現地の人びとや、
レアメタルの採掘に携わっても、その金属が最終的に生む富のほんのちょっとしか
手にできなくて、十分に食べることもできず、ましてや教育を受けるなんて夢のまた夢で…
という人びとが、ほんとうにいる。

今現在もそこにいる。

帰る場所も、状況を変えるためにできることもなくて、
いや、それ以前に満足に食べることも、安心して寝ることもできず、
病気や飢餓やレイプの脅威に常に晒されながら暮らす難民キャンプの人びともいる。

今わたしがこうしている最中にも、
地球上のどこかにいる。


このままでいいわけがない。


サバルタン…


言葉がうまくまとまらないー。

わたしはどうしていくべきなんだろうか。
何を仕事として選ぶのかも考えながら勉強をしていかなきゃなぁ。


2008年06月16日(月) わたしは何処へ

卒論に絡んで、「ペニスの文化史」という本を読み始めた。

衝撃です!!!!
わたしは欧米のカルチュラルスタディーズに衝撃を受けたよ!!!


こんなことをよくもまぁ、真面目に調べて本にしたもんだ!ということと
「本当に自分は、卒論をこの分野で書いていいんだろうか?」という2点において
いたく衝撃を受けている次第です。


個人的見解を述べると、この本は面白い。すっごく面白い。

とりあえず、論文の内容を変えるにせよ、継続するにせよ、
これを読み込まない事には、話が進まない。

読みます!!!


※マルク・ボナールほか「ペニスの文化史」作品社、2001年。


2008年06月12日(木) エミリー・ローズを観た

最後、そうきたかー、って感じで、結構効いた。

カトリックのこと自体、外から見るくらいしかできないし(キリスト教理解のために自分の信仰を投げうつのは、まずキリストに対して、そして自分の信仰に対して、失礼に当たると思うんだよね)。

そもそも神がいるか私にはわからない。

悪魔も。いるかはわかんない。


そもそも信仰心って、なんなんだろう。


信仰を持つ人々は、額ずいた頭上に何を見ているんだろう。

宗教って何だろう。



非常におっかない映画だったけど、最後、エミリーにちょっと共感した。


信仰って、そういうものだよねと。

でも比較文化の講義で「宗教って何?」って問われるとー、まだよくわかんないよー。


2008年06月06日(金) 勝ち取ったり!

2008年6月6日。大学院、合格。

ボスいわく「課題は多いよ」の合格。

つとめて精進いたします。



不思議な符合があって、3年前の6月6日が当時付き合っていた
最高最大に好きだった人と別れた日だった。

その出来事があったのが6月だったことは覚えてても、
日付なんかもうすっかり忘れてたよ。


きのう、何気なく日記の一覧を見てて気付いた。すごく驚いた。


あの日がたぶん、わたしの人生を大きく方向転換したと言っても
全然過言じゃないので。


それで、3年って、大きな失恋の供養には、もう十分な年月だよなぁって
しみじみ思って、そして今日、大きな節目を合格で迎えられて、

なんかまた一つ自分は歩みを進めたなぁーって、すごく、実感として思った。


なんかうれしかった。


そして、日々は続くので、また明日からがんばるぞ。


2008年06月04日(水) 渇望する人の前で

たとえ、抱きしめてキスして、いや、それ以上のことをしてあげることはできても、
一番その人が欲しいものはあげられないのだった。


寂しいんです、と言って目を伏せる闘う獅子のまなざしが、
果たして実際わたしを求めてたのかどうかは正直わからない。


でも、その寂しさを満たす存在を心の底から求めていることは、
痛いほどわかったよ。


人として、じゃなくて、彼は彼を受け入れ、抱きしめる「女性」を求めてるのかなぁ。
それがたった1人なのか、複数いてもいいのかはわかんないけど。


ともかく私にはそれはできなかった。


ごめん、ってこっちが言うのも無粋なくらい彼の言葉は終始選ばれていて、
ちゃんと心の耳を向けて聞いてなければ聞き逃してしまいそうな、
それはそれは小さな小さなサインであり、SOSだった。


でもやっぱり、それをしてあげられない。だって嘘になっちゃうから。


inu-chan