日々日記
いちらんふるいあたらしい


2008年02月26日(火) 読書

読書

「倚りかからず」茨木のり子


やはり素晴らしかった。

茨木のり子さんの詩は、角の丸くなった「自意識」と「問題意識」の角を
鋭利な言葉でビッシバッシ突いてほじくってくるかんじ。
おかげさまで、角がとがりました。

茨木さんの生き方と言葉は一致している。
そこが、彼女の詩を信頼できる一番の理由。

現代を生きる人が真っ先に、そして最も遠ざける「生き様」を、
真っ先に引き寄せ、自分のものにしてきた来し方がそのまんま言葉になってる。

この鋭さと厳しさ。
自分に通した一本の芯がぶれることを決して許さない。
あまりに美しい生き方。



同じく詩集を入手したのだが
「すこやかに おだやかに しなやかに」谷川俊太郎

読んでびっくり。
なんだこの胡散臭さ。
谷川さんの詩は大好きなんだけどなぁ。


あと
「題のない本」エドワード・ゴーリー

ゴーリー…。
公開中のティム・バートンの新作映画が、
全ての要素において煮え切らないのにくらべたら
断然こっちのが煮え切って完成している。

あいかわらずおもしろい。

真っ青な、小さめの絵本だけどね。
インパクト大。


いま読んでいる最中なのが、
「在日」姜尚中

これから届くのが、
岡本太郎、岡本敏子さんの本が数冊、
森達也さんのメディアリテラシーの本、
イラク戦争のことを題材にしたイギリスの絵本など。

あと、「ヒロシマナガサキ」のDVD予約した。


2008年02月22日(金) きたよきたよ!

梢の先が賑わしい。

日に日に日差しがあたたかくなってきて、地面で越冬していた
ロゼット状の草たちの葉っぱも、最近なんとなく
起き上がってきた気がしていたのだ。

自転車を漕げば蜂にぶつかりそうになり、幹線道路脇の日だまりでは
オオイヌノフグリが咲いている。

ってことはさ、ってことはさ〜?

ああー。春がだいぶ進行中?
待ってましたよこの季節〜!!

丸裸の落葉樹の枝の先っぽに、真っ赤な色の、ぎゅっと畳まれた、
小さな小さな葉っぱたちが、みるみるうちに出てきたからほんとにすごい。

なにしろ大学が雑木林の中なので、木を観るには事欠かない。


話は変わって。
明日は「京王百草園」か「多摩ZOO」に行ってくる。

息抜きしないとやばい。


2008年02月12日(火) わたしは何処へ

忙しくて目が回りそう!!
倒れたい〜。

最近、新川和江さんの詩をよく口ずさむ。
自然に口をついて出てくる、って感じで。

今朝はゆっくり寝れたはずなのに、5時に泣いて目が覚めた。
なにがそんなに悲しかったんだか、覚えてないけど。


今朝は都立多摩図書館へ行った。
立川駅から少し歩くんだけど、ちょっと迷ったら
なんだか素敵な小川に出たよ。

護岸をしていない小川でね、両岸に桜並木がずっと続いてて、
そのさらに外側に歩道が整備されてるの。

桜は川に向かって枝を大きく茂らせてて、そう、あとちょっとで
水面に枝の先端がくっつきそうな感じ。

開花したら、さぞきれいだろう。

いい場所みーつけた!


そんで、帰りにエキュート立川でデルフォニクスのお店を見つけて
ウハウハとお買い物。

デルフォニクスとは日本の、文房具のデザインと販売をしている会社。

文房具の色が美しいの。

北欧風の、目をひくデザインも素敵。

だけど文房具としての機能もとてもよくて、そこんとこは
やっぱ日本のプロダクトだなーと思う。

ファイルはいろんなサイズをたくさん使ってる。
丈夫なのもいい。

んでー、そのあとベーグルを買ってウハウハして、
そのまま大学にとって帰る。

そしてゼミ合宿の打ち合わせをしてー。

前回も思ったんだけど、ひとつ気になることがあって。

先生方が送ってくれたたくさんのアドバイスが、
現場であれこれしてるうちに、力を失ってしまうんだよね。

結局なんのために勉強するのか、何を突き詰めたくて、
何を知ろうとしているのかが、いいかげんになっちゃうの。
合宿のための合宿、みたいなことになってしまう。

そうではない。
勉強するための合宿。

それが嫌だったから、これまで合宿メーリングリストに送信された
重要メールの内容をノートに書き出してた。



帰宅したら、新たな文献が届いていた。
これが数週間後に自分の血肉になるかと思うと喜びを禁じ得ない。
…読むのは地獄なんだけど。

わたし、よっぽど好きなもの以外は、本を読むのがとっても苦手。

専門外だったり、まったく新しい分野の本の場合、
他人の書いた活字を追うのが苦痛。難しい。

でも必要だから読まないといけない。

あああ。インプットをもっと容易にできるようになりたい。
アウトプットは得意なんだけどー。


2008年02月03日(日) 雪やこんこん

雪が降っています。
積もってます。
inu-chanは、もー大喜びよー!!

この雪の中を歩いて、薬局とTSUTAYAに行きます。

あえての雪散歩。
あったかくして、歩くぞぉ!

わたしの大事な『サカムケア』が、残りまだ3分の1くらいあったのに、
どこかに置き忘れてなくなってしまったのだ。

親指にぱっくり開いた肉の裂け目(←一瞬エロ小説かと思う表現だねぇ)が、
もう全然塞がらなくて、常時肉が見えてる。

バイトで紙やビニール袋を触り続けるから全然治らなくて
サカムケア塗りまくりだったのに、なくしちゃった。

あれがないと生きてゆけない!!
水仕事とお風呂は地獄のようです。

あと、布ガムテも買うー。

さて、化粧して防御力をアップしてからじゃないと
お出かけする気になんないので、これから化粧だー。


2008年02月01日(金) ひとつ動いた

ゼミのボスに、
大学院でこういうことを研究したいのですが
うちの大学でそれは可能でしょうか、とお聞きしたところ、

ボスは若干きょとん、としながら
「わたしのやってるテーマの1つが、まさにそれだよ」と言われた。

院に進学できたら、ボスに引き続きお世話になることになった。

よかったー。

とにかく6月の学内選考を勝ち取りたいところです。

院に行ったら、1年くらいイギリスに留学しろとアドバイスいただいた。

そして、語学を身に付けなさい!と。
そうだよ。
最低でも英語は話せないと話になんないからなー。

30代は、勉強しまするよ!
体力も視力も記憶力も、衰えていく一方だけど、
心はいつでも20代さ。

まぁがんばります。


inu-chan