日記。

2005年01月31日(月) チャンス。

命の火が、消えてしまわないように。
今はただ、祈ることしか出来なくて。

最後のチャンス。
それは、同時に。
最後の、賭け。

どうか、生き残って。



2005年01月27日(木) 引き止めない、優しさ。

ただ生かすことが、愛だとは思わない。
消えていく命を、無理やりに引き止めて。
明るい未来など、無いと解っているのに。

心停止を迎えて、それ以上の蘇生・延命はしない。
そう決めた母を、祖母を。
本当にそれでいいんですね?
若い医者は責めるように問い返したと言う。
どうしてその決意の優しさを、解らないのかな。
誰よりもそう、おじいちゃんが望んでいるのに。
早く死んで欲しいなんて、思ってるわけないのに。

危険が過ぎ去ったとして。
待っている現実は、とても残酷で。
壊死した指は、もう切り落とすことすらできない。
自分の身体が死んでいく痛みに。
ただ耐えるだけの毎日なんだ。

ねぇ、本当にそれが、おじいちゃんのためだなんて言える?


今は少し落ち着いていて。
すぐにどうこうとかじゃないと聞いてます。
暴れるからと眠らされているようで、まだ会えなかったり。



2005年01月21日(金) カウントダウン。

祖父が入院した。
持病の糖尿、ではなくて。
肺炎と心不全。
生きているのが奇跡。
ゆっくりと終わりに向かってゆく。
止める権利なんか、持って居なくて。
おじいちゃんはただ、ラクになることだけを。
望んでいて。
ラクになって欲しくないのは。
あたしの我儘なんだ。
覚悟を、決めなければ。

あたしには4人の祖父母が居て。
この歳まで欠けることなく育ったのは。
本当に幸せなことでした。
コトバが古いとか。
考えが古いとか。
よくいわれるのはきっと、そういうことで。
自他共にみとめるじじばばっこのあたし。
欠けてしまったら、どうなるのでしょう。

生きている間に、もう一度。
それさえもあたしの我儘ですか?



2005年01月18日(火) ドクターのあとで。

ドクター。
医者以外に思いつきませんでした。
とゆーか、書けませんでした。
お医者は好きじゃないです。

なんだかんだ言いつつふたりとも間に合いました。
ふたりでわいわい〆切りを迎えるのは久しぶり。
ついつい内容に口出してしまったり。
並べると対照的で面白いと思います。
また2週間後。
更新できるようにがんばりましょ。



2005年01月17日(月) ドロップアウト。

したい。
なりたい。
そんなものだけが、山のようで。
零れ落ちたあたしは、ただ見上げて願うばかり。
少しでも努力したなんていえるの?

「いつか」は確実に、失われて。
居なくなったあの人は、もう帰らなくて。
あたしは何も、してあげられないの。
「いつか」なんて夢見るだけじゃ。
誰も救えやしないのに。
いったいいくつ失ったら動けるっていうの?
お願い、生きていて。
莫迦なあたしを赦して。

動かなきゃなの、解っているけど。
それでも、もうちょっとだけ。
時間を頂戴。
そうやって、外れてって。
忘れ去られてしまうんだとしても。

消えてなくなってしまったページ。
本人にさえ忘れられてしまったページ。
そして、がんばっているページ。

どれをみても喜べないのは。
あたしが時間の外に居るから。


お題、遅れてます。
揃って脱出にハマる〆切り前夜。
徹夜明けの頭にお題なんぞ浮かぶ訳もなく。
断片があるにはあるので。
なんとか形にしないとね。

痛めた膝がそこそこツライ。
なんか一気におばーちゃんです。


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成瀬ルナ [MAIL] [HOMEPAGE]