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2001年12月30日(日) 約束


待ち合わせの時間
選べるのなら一時間はやく
一時間ながく、いっしょにいられる

帰りの電車でばかなことを思いついたのは
いっしょにいたいがための、
ただの駄々っ子


ふれたいと思った


どうして君とバイバイしたあとは
こんなにさみしくなるんだろう
いまも、あのころも


2001年12月18日(火) ふたり語

死んでもいい、と思った日から
二週間ちかく経とうとしていて
感覚はすこしだけ曖昧になっていく



冬になると君のことを思う

凍えそうな夜のけんか
わがままなクリスマス
バイトを休んで迎えにいった朝

冬と夏の記憶の色はちがう
冬のそれは透明なのにどこかにじんで
冷たい空気に包まれたまま



ちょうど一年前
自己否定と焦躁と希望から救われた夜
あの日の涙の温度が頬にまだ残っている
白の三角の赤いマーク


2001年12月07日(金) 死んでもいい、と思った

光の粒子があまりに鮮明で
世界でいちばん美しい光景だった


泣きたくなるくらいやさしく笑う

その笑顔が自分だけにむけられるとしたら

そのためだったらなんだって


今日のことは絶対に忘れない


2001年12月05日(水) 明日が今日になる

どうしようどうしよう
おちつかなくて そわそわする
ばかみたいにね


いつから好きになったのかなんてわからないし
うすぼんやりとあたまのなかで芽生えて
そこからはただふくらむ一方で
いろんな無茶とかもした

"また会える"が
"そのうちまた会える"にかわる

わたしはばかみたいに約束をほしがる

いつかまた会えるのなんて
正直言えば、わかってるんだ


ruriko