DJ SEO's DIARY

2008年07月26日(土) >>フジロック’08 2〜3日目

−2日目−

9:30に起きて朝食。もちろん盛り食い。
今日は特に見たいのも無いので、14:00頃まで爆睡。

15:00過ぎにブリパビブースに挨拶。
今日のDJは16:00からだそう。
ブラブラ時間を潰してブースに戻ると、
DAN LE SAC登場。
どうやらこの後LIVEみたい。

彼に「昨日のLIVE最高だったよ、僕は最前列で見ててん」
と日本語で言っても、当然理解してもらえなかったのでモゴモゴしてたら、
親切なマネージャーの方が通訳してくれて嬉しかったなぁ。

それにしても、ヤツの冷ややかな目線。
今でも思い出すぞ、なかなかあんな目はできないな。
昔、僕がいたレコ屋の店長を思い出す。。。

LIVE自体はGROOVER'Sらがまたもや最前で盛り上がって楽しいモノに。
その後の僕のDJも前日とは曲かぶり一切ナシのグレイトなモノで、
久々に見たシンペイをロックオンしようとしたら、
する前に逃げられました(笑)

でもでも、(なかなか踊らなさそうな)関係者の方も踊ってくれたり、
座って聴いてる人のリアクションも良かったりで、及第点な出来。

その後はヘブンにピザを食べに行って、おみあげを物色しつつ、
GOGOL BORDELLO@ホワイトへ。
正直、ここまで良いとは思ってなかった。
シングルしか聴いてなかったのが悔しいくらいに他の曲もカッコ良くて、
もちろん、凄まじい盛り上がり!

日本初めてで、ここまで盛り上がるなんて
彼らも嬉しかったんじゃないかな?
グラストの映像とか意外と盛り上がってないからなぁ。
とにかく演奏もお客さんも素晴らしかった。
これは、また観に行かないとっ!

今晩、再びパレスオブワンダーに出演するらしく、
絶対観ようと心に誓う。

プライマルをチラ観しながら、IAN BROWN@レッドマーキーへ。
相変わらず凄まじい人気。
ソロの曲もそこそこ盛り上がって、だいぶジラされたが、
後半にWATERFALL!大歓声!!!
そして、アンコールでレザレクション!!!満足。

踊りすぎてかなり疲れたので、
周りが踊り狂う中、アンダーワールドを座りながらノンビリ。

んで、夜まで疲労が続く。少し仮眠→体力回復。

GANBANブースにCSSが登場。
一切つながないDJだけど、それなりに楽しむ。

そして、楽しみにしてたパレスでのGOGOLへ向かう。

・・・が、入場規制で入れずテンション激落ち↓↓↓

夕方に、「ここで燃え尽きよう・・・」と誓って
体力温存してたのに・・・。


しゃーなしにパレスで取りあえず、博多白天ラーメンを。
これで3日連続。
そして、その後は以前から興味があったカジノへ!

こういうディーラーが居てのカジノって、
実は初めてやねんねー。
一緒に居たさっちんが知らない人から、
チップを貰えたので、それでブラック・ジャックを。
僕はまぁまぁ勝てたけど、中途半端に終わらなくて、
いつまでも帰れなさそうだったんで、厚く張って負けてアッサリ退散。
でも楽しかったな〜、
苗場に住んでたらチケ買わずにずっとココで遊んでるやろな〜。

4:00就寝。そんな感じで二日目終了。


−三日目−

なんか前日不完全燃焼だった感ありまくりで、
朝9:30に起きても、元気元気。
例によって朝食を盛り食い。
今日は天気も良いし、ゴンドラに乗ることに。

12:00
三日間で一番熱い日。
ヘトヘトになりながらゴンドラまで。

頂上はやっぱ涼しい。
でも例年にないくらい人多いな〜。
DJ YODAさんのプログレ・ハウスにガン上がり。
最近出たBLANK & JONESのシングルで、
NEWORDERのバーニーをfeat.してる曲がかかって嬉しかったぁ。

でもセイノさんに代わって一気に大雨。。。
ちょっと休憩して、降りることに。
帰りは雷ガンガンで、
途中何度かゴンドラが止まってハラハラしました(汗)

地上でもかなりの雨。
それでもベン・フォールズを観にグリーンへ。

肝心の「金返せ!」は演らずだったけど、
「5」時代の曲も結構あって、楽しかった。
でも大雨やけど。

その後、ゴーチームを観に行くも、当然の如く人いっぱい。
少し観た後、マイ・ブラザーこと、
マイケル・フランティを観にへヴンへ。

カッコ良すぎな兄貴。
いつも思うけど軍パンが似合いすぎです。
序盤でいきなりTAXI RADIOが飛び出し、
うぉってなったけど、全体的には最新作から中心。
もうちょっと過去作からも演って欲しかったけど、
「HEY WORLD」はライブで観てカッコ良さを理解できました。
(両バージョンともね)

その後はブリーダーズ@ホワイトへ。
でもキャノンボールは終わってたみたいで(?)聴けず。
GIGANTICは演らんかったみたいやね。

ところ天国でハイジカレーを食ってCSSへ。
もうお疲れモードでマーキーの外で休みながら。
その後のプライマルも休みながら。
最後のエイジアンも休みながら。

・・・疲労困憊。
実は今年はずっと体調がよくなくて、
毎日風邪薬飲んでたんですねー。


そんなこんなで例年に無いくらい最終日に
早いお帰りで。つっても苗プリが快適すぎて、
「早く帰りたい〜!」っていう、
今まで味わったコトがない欲求が生まれたりして、
そんなんを満喫してました。


てなワケで今年のベストアクト

1.MY BLOODY VALENTINE
2.GOGOL BORDELLO
3.MICHAEL FRANTI & SPEARHEAD




−後記−

それにしても、今年はDJ連中を苗場で見なかったなぁ。。
なんかガッカリやね、こんなんで良いのかなぁ。。

まぁ確かに今年は例年に比べると見劣りする部分はあるし、
毎年行ってて、今年はあえてパスしてる人もいると思うし、
僕もそんな理由で今年のサマソニは、
初日しか行かなかったりするんだけど、
そんな個人的事情は、一旦棚上げして言ってしまうと。。。

「DJをすること」が「音楽への愛情」に勝っちゃダメよな、
とやっぱり思ってしまう。ロックDJとしては、特に。
「仕事だから」とか「お金が無い」とか言われても、
なぁんか、説得力に欠ける気がするんだよなぁ。。


僕はDJである前に、リスナーでありたい。


最近の周りのシーンを見てると、
「本気で音楽好きな人減ったなぁ・・・」って、よく思う。
それはDJ/EVENTのせいだよ、と責任転嫁したくなるんだけど、
DJには当然自分も含まれてるんだから、
「自分も音楽、昔と同じくらい好きなん?」て自問自答してしまう。
・・・もどかしいよね。

こう思うのは、僕も自分が求めてるレベルに達してないからなんだけど、
DJって、バンドマンと違ってテキトーな人多いからね。
同じ「音楽活動」なんだけどね。不思議です。
やっぱり水商売だから?結局は話上手くて盛り上がればOK?
そういった宣伝は真剣だけどDJはテキトーみたいな。
もちろん宣伝も大事なんだけど、高集客で低内容をカバーしたくないな。
それって、一過性ですぐ飽きられるし、
「求めてたモノと違って、裏切られたわ〜」って感じる
お客さんも多いと思う。
そしたら、いつしかクラブどころか、音楽までも飽きられちゃう。

それはチト悲しいくないかぃ?
だから、グルーバーは
「クラブに行きたがらないような
真の音楽好きにも愛されるイヴェント」
を目指したいですね・・・まぁ昔から変っちゃいませんが。

そして今まで以上にグルーヴ感溢れる、
音楽愛全開なイヴェントにしたいです。
初心に帰ります。自分の為にもね。

これからも頑張りますので、応援宜しくお願いします。


2008年07月24日(木) >>フジロック’08 前夜祭〜1日目

今年も行ってきました、フジロック!
いやぁ、それにしても疲れた・・・ヘトヘトです。


7/24

−今年は車で苗場へ−

そして今年は苗プリです。セレブです。
専用リストバンドがあるなんて知らなかった・・・。
ホテル内はやっぱしキレイ。
そして部屋もツインルームを強引に4人部屋にした感じだけど、
それでも他の宿に比べれば圧倒的に快適です。

−前夜祭−

クイーンシーバ@ワールドレストランへ。
去年何故か無かったクイーンプレートが復活。エスニック牛丼も。
取りあえずはクイーンプレート。辛くて旨い。

盆踊りに初めて参加。ちょっとフリを覚えだしたトコであっさり終了。
抽選会聞きながら、もち豚の列に並ぶ。もはや懐かしの味。

21:30
石野卓球からレッドマーキーへ。
イイ音出してます。問答無用にアガる。

終わった後にGANBAN行ったら、そこにも卓球登場でビックリ!
こっちはブースに近いんで、上手さが更に良く伝わってGOOD!

23:30くらいまで卓球でずっと踊って、
その後にレッドマーキーに戻ると
MAMEZUKAさんがDJ。初めて観たけど、ほとんどロックなプレイ。
この後、耳にタコができるくらい聴くことになるBORN SLIPPYを聴く。
最後はROCKSで〆。

帰りは僕の大好きな博多ラーメン白天を食べてホテルへ。
毎年食べてるけどやっぱり旨いっ!今年は毎晩食うことを誓った。

7/25

まず何といってもテンションあがったのが朝食。
もちろん、旅行で頻繁にホテル泊まってる人には普通かも
知れないんだけど、朝食バイキング最高!
「やよい軒」宜しくな、ご飯盛食い!!!

MIDNIGHT JUGGERNAUTSを観てから、
アメリカ大統領Sへ。
やっぱり1STの曲は盛り上がるね、ニャオニャオ。
めっちゃハゲやったけど、むしろハゲじゃなきゃダメ。
ラジオスターの悲劇は演らなくて残念。

ブリパビ・ブースに挨拶に。
今年はDJナシだと思ってたら実はアリだったみたいで、
しっかり僕の名前もタイムテーブルに(汗)
なんとテリーさんのレコードを貸してもらえるってコトで、
DJすることに。

17:00からDJなので、
JAMIE LIDELL@ホワイトをチラ見して、
LITTLE TEMPO@ヘブンへ。気持ちよく踊る。

その後、TRAVIS@グリーンへ。
最新路線はR&B趣向全開。
小雨が振り出したら、
すかさずアノ曲を演ってくれたりとイイ感じだったけど、
やっぱり新作路線に不安も。。

17:00
まずはテリーさんのDjバッグの中から使えるレコードだけを抜粋。
それをKUMA君に見てもらって、かかってない曲だけに絞る。
そして、プレイしながらBPMと音色を意識して流れを作る。
もちろん、お客さんも意識して曲の強さも調節・・・。

思ってたよりDJ上手くできたし、何より踊ってる人が楽しそうだったし、
「上手いね」とか「GREAT(外人)」とか言ってもらえたりで、
やっぱ熟練度高いわと、自画自賛。

18:00
その後はTHE VINES行くもやはり人多すぎ。
飯食ったりしながら、KASABIANをチラ見しながら、トイレ往復3回。
なんたって、次はマイブラです。
最前ブロックに入って60分くらい待つからね。
行っておかないと。

21:30
遂にマイブラ登場。凄まじい歓声・・・!!!

一曲目は「I Only Said」、
イントロが鳴った瞬間、周りが渦になった・・・
考える前に僕もその渦に身を投げた・・・
この曲の緩さを考えると、前代未聞の光景だった・・・

もはやモッシュでしか、
誰もがアガリ切った自らのテンションを保てないのだ。
パンクのライブで見受けられる、
ストレス発散型のソレとは根本的に違うのだ。

美しすぎる轟音が身体を突き抜ける・・・!
と感じながら、周りと闘う。闘う。
・・・気持ちで負けたくないんだ。

皆、この音を求めて、苦労して最前ブロックに入っているのだ。
この広いグリーン・ステージの中でも、指折りの特等席なのだ。

もう二度と味わえないだろう、この奇跡を皆が噛み締めていた。
僕の根底にある、90sROCK。
それなのにNIRVANA、マイブラも観れていない自分。
その失われた過去が、今、正に埋まっていくのを感じる・・・。

「SOON」
苗場を至福のビートが鳴り響く・・・!
渦になった人の波をかみ分けながら、轟音に身をゆだねる。
5分を経過した辺りから、完全に脳がトリップした・・・!
全身がカクカクしだして、頭が真っ白になり、ひたすらシェイクした。
永遠にこのループが続けばいいのに・・・

「FEED ME WITH YOUR KISS」
「YOU MADE ME REALIZE」
正に嵐。凄まじい盛り上がり。
最近のUKロックのライブは、頭でっかちな客が多くて、
盛り上がらないどころか、モッシュに対する文句まで出たりと、
アーティストの気持ちを1%も考えない、
自己中極まりないヤツが多くて困ってたんだけど、
この盛り上がり方は尋常じゃなかった。
この曲がクラブでかかっても、この1/10も盛り上がらないのに(汗)

そして、間奏での永遠と続くノイズ・・・。
グリーン・ステージを揺るがす轟音。
もう何がなんだかわからない気持ちになりながらステージを凝視する。

「野外だと音が逃げるからなぁ?」
苗場行く前に心配していた自分がバカらしい。
この轟音を最高のロケーションで楽しんでいる自分に酔いしれる。

15〜20分続いた間奏が終わって、最後のサビを演って終了。
正に感無量でした。このライブを観た人と観てない人とでは、
今後、認識力に差が生まれてしまいそうなくらい。
演奏も凄かったけど、何より客が凄かった。
みんな、この時を待ってたんだよ。

23:00
飯食ってDAN LE SAC待ち。

1:00
DAN LE SAC@レッドマーキー
オールナイトフジに電グルが出てるので、思ったよりも空いてる。
余裕で最前列中央までいけました。
ライブが始まって、イキナリ僕の真ん前まで来てビックリ。
もみくちゃになって、髭らしき感触が少し手に・・・(嬉)

ステージングは、お道具箱から帽子やらネクタイやら聖書やらを
次々と取り出しては、またお道具箱へ。

JUST A BANDでは、フジの出演アーティストの名前を羅列。
でもなぜかベビシャンの名も・・・。

3:00
今年のオールナイトフジのお目当て、
PAUL VAN DYK!!!
電グルの時には入場規制かかってたみたいだったけど、
僕が行く頃にはイイ感じに空いてきてて◎
やっぱりこんな音がオールナイトフジには合うなぁ〜と思いつつ、
疲れた身体を駆使して頑張って踊る。
「NOTHING BUT YOU」が個人的ハイライトでした。

4:00
博多白天へ。
今回は和風だしをチョイス。
ちょっと濃い目で旨いけど、やっぱりフツーの方が好き。

そんな感じで一日目終了。


2008年07月08日(火) >>SUMMER FES'08

先週金曜日のグルーバーに遊びに来てくれた方、
どうも有り難うございました。

最近、忙しくて日記書くのずいぶん遅れちゃいましたけど、
別にただ忙しかっただけですよ(笑)

毎年恒例フェス特集のグルーバーは、
例年通り選曲クオリティも良い感じで、
グルバ・ライクなフェス特集にできたと思います。

普段、グルバでかからない日本のバンドも、
くるり、電グル、エゴ、そしてキヨシロー(!)まで。

そして、遂に小道具まで飛び出した(!)
[JUST A BAND]も盛り上がって良かった(ホッ)
とにかく凄まじい名曲なので、グルバ・クラシック確実ですね。
う〜ん、苗場でも投げたい・・・(笑)

というワケで、
やってる方もフェスに向けてのテンションが上がってくるような
楽しい一晩でした。


そして、来月はスペシャル企画です!!
田中亮太やATUSSYをはじめ、
SAKAKI、KENGO、426、などなど、
この界隈で遊ぶロック好きにはおなじみのDJたちが、
集結してグルバを盛りあげてくれますっ!!

ウチの自慢の女性スタッフらも浴衣姿で、
お祭り気分に華を添えてくれます。

更に!!!
8年もやってるイヴェントがようやくって感じですが、
「グルーバー・オリジナル・Tシャツ」
を販売できそうです。

デザインは超〜グレイトです。
”神”すぎるマイケル・フランティ・ネタです。
基本的には次回グルバでの販売になりますが、
フジロックで着たい!って人には、
先行販売しますので、ご一報を。



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