DJ SEO's DIARY

2001年04月29日(日) >>4.28 GROOVER !!

昨日、GROOVERに遊びに来てくれたみんなどうもありがとう!!

今回からCLUB STOMPに移ったばかりなので
色々不手際(音の調節とかね・・・)があったり、はじめて照明も使ったりで
大変で、DJ陣もアップアップ(笑)でしたが・・・楽しんでもらえましたか!?

お客さんもフライヤー見てきてくれた人や、たまたま来てくれた人も含め
新規のお客さんも結構来てくれてました。初めの方はお客さんも雰囲気を
つかめなかったり、全然遊ぶ気ないお客さんが多かったりして「ヤバイなあ・・」
って感じでしたが、途中からそうゆうお客さんは帰ったりして(←んまあ、
悲しいことやねんけど)、ホントに楽しんでくれるお客さんだけが残ってくれて
0時〜2時くらいはいい空間を作れたんではないんでしょうか・・!?

・・・それ以降は更に帰ってしまったので(計算外!!)、フロアは少しさびしく
なってしまいましたが、踊るの大好きな「GROOVER向け」なお客さんには
うれしいスペースだったんじゃあないかな・・?

あのずっと踊りまくってた僕も余裕で負けてしまうほどの踊りっぷりだった
あの「嘘Tシャツ」の女の子、ホントに「クラブ遊び」が好きなんやろうなあ
・・・別に「知ってる曲」でも「知らない曲」でもそこに気持ちのいいビートと
メロディがあればOK!!っていうのをわかってる子だなあ・・・と、とても
嬉しかったです。僕はあんな感じで「音楽好き」をアピールしてる子には
「僕も同じ人種だぜ!」って感じでよく話しかけたりするねんけど、昨日は
かなり忙しかったのもあって機会がありませんでした、ゴメンなさい。
次の「MUSE」にも来てくれたら・・・いいのになあ・・・。


今回の選曲はやっぱり「新曲中心」になってしまいました。もちろん前評判
も高い「ASH」や「オーシャン」、「ステレオフォニックス」なんかの
ウケはよかったみたいですが、「ホンマに誰やコイツ!?」ってのは
ちょっとシンドかったみたいですね。
まあ、そんな時は疲れた体を休めつつ、聴き入ってください♪

選曲リスト、出来るだけ早くUPします。「サウス」と「ゴリラーズ」、
「ステレオ(EMO)」を流してたらGROOVER的にはカンペキの新曲紹介でしたが
・・・・時間的問題もあってムリなんですねぇ。


さあ、次回は「MUSE」!!昨日も最後らへんに流した「パギン・ベイベぇ」を
はじめ、ヤバすぎる内容のセカンドは皆さん、必ず買ってください!!
絶〜対〜にぃ〜、良いんだから♪



2001年04月12日(木) >>ネオ・ブリットポップ!!

ここ2,3年はレイジ、リンプをはじめとしたミクスチャー・ロックが
全盛で「USが面白い!」と皆口そろえて言っていたが
どうも今年は違うようです。ちょっとUSつまんないです。

USのその辺のやつらの大騒ぎもひとまずおさまって、シーンも安定してきました。
もうこれからは終わる一方かもしれない・・・・・っていうぐらいで、
理由としてはリンプの3RDが少しやりすぎたってのもあるんじゃないかな?

そんでそんな状況になってからよーさん来日しますなあ!!
(SUMMER SONICとかね!)
毎度のごとく、日本ではあと5年はシーンは持つに決まってるんで(笑)
これからは更に来日することでしょう。


じゃあ、やっとこさつまんなくなったUSに比べて、UKはどうなんだろう?

UKの98〜99あたりはホントにつまんなかった。ブリット・ポップの
余韻がただようだけのくさったシーン。どのバントも「脱ブリット・ポップ」
みたいな方向性を提示しときながら、全くその枠を抜けきってない作品
ばかりでセールスも伸びず、そのせいで新人バンドも出てこない・・・といった
悪循環が続いていたんだが・・・・・・今年はどうも違うようです。

新人バンド・・・・いっぱい出てきてます!

メインとなっているのはやはり「RADIOHEADフォロワ―」と通称される
バンドたちです。今のところ御三家的なのが「COLDPLAY」「JJ72」そして
僕らの「MUSE」!!といった感じ。こいつらは昨年からすでにシーンに
いただけに、「早いが勝ち」的なROCKシーンにおいて確実にリードしてる。

そして今年に入って更に活性化してきて「MY VITRIOL」「TERRIS」
「I AM KNOOT」などなど・・・・これからも更に出てくることでしょう。


まあ「RADIOHEADフォロワ―」って言ってるけど当の本人はもっとアンビエントな
音響系にいっちゃってるってのもあって、もう「ベンズ」「OK」のサウンドは
聴けない状態だ・・・・・だからそういう内省的でエモ―ショナルな音を
さらにみんなが聴きやすいポップ・ミュージックに・・・・!!ってのが
さっき言ったバンドたちのやってることだろうし売れた理由だろう。

そんで話を戻すと、とにかく数が凄いんだ!新人の!!
もういいかげん押さえきれないし、そろそろ「良い」「悪い」の
判別をしていかないとそろそろ危険だ。
そうしないと自分が買ったレコードが5年後には「セールLP580円」
ということになるかもしれません。

6,7年前のバブルですんげえ数のレコードとバンドが出てきて、
そんでほとんどがゴミで、そして消えていく・・・・。パルプとかね・・・。
・・・・もう全然売れないんだよ。スリーパーとか・・・。

多分、今のこれもあれの再来だろう。DJとしてはできるだけ多くの
バンドを聴いて、そこからいいやつを、残りそうなやつを厳選して
紹介していきます。

・・・なんか今日の日記はわざわざここで書かないでもロック雑誌なんか
読んだら載ってそうな他愛のない話。意味のない話。
・・・・というか言いたい事を上手く文にできないだけの話。


2001年04月09日(月) >>お花見。

日曜日に大阪城でやったお花見がかなり面白かった。

たぶん、「わざわざ言う事ちゃうやろ?」って思ってるだろう?
・・・ん、まあそうなんだけど。僕の場合、なんて言うんやろ、
その・・・「世間のしきたりに添う」ことにここ1,2年
やたら快感を覚えるっちゅーなんかヘンな・・・性格が最近存在してる。

厳密には大学入ってから少しずつ表れはじめているんだが・・・・。
テニスサークル(しかも2つかけもち!)とか(笑)、文化系サークルやったり
という、多分、僕のことを良く知ってる人なら「え??(笑)」って
なるんじゃないのかな・・・。

大学休学してから更に顕著になってきたんだけど。
・・・・要するに「今までやってヘン事やっとかな!!」ちゅ―事やねん。

中学、高校時代、僕は意識的にそういうことを敬遠してきた。
中学はまだしも、高校なんてクラスでもはみってて、今僕のこと覚えてる
人なんて半分いないぐらいなんじゃないかな・・・。友達なんて片手あれば
充分な人数だったし、ホントに音楽好きな連中なんてそんくらいだった。

あん時は、GREENDAY(もっとも僕はRANCID派だったが)の大ブレイクで
ネオ・パンクブーム(当時、流行のメロコアという言葉を使うということは
産業ロックに加担することだ!とかいってて敬遠してた)がめちゃくちゃ
盛り上がってて、それに加えカートを「聖人」のように尊敬してたのもあって
「世間のしきたりに添わない」
「友達はいない方がかっこいい(笑)」
「すべてに反抗的でが、常にやる気無し(笑)」
・・・・という今思えばあまりに滑稽な「シアトルからの帰国子女(笑)」
であった僕はよくある「青春」などとは、充分すぎるくらい無縁だった。

もちろんあの時代がなければ今のこの僕はもちろんないに決まってるし、
あの少年時代で培ったことを上手くやわらかくしたのが、僕の今の
「ロック、またはロックDJ」の考え方になっているんだが・・・。


でもやっぱり「自分とは無縁の世界」って覗いてみたいもんだよ。
だからテニスサークルにも入るよ・・・・さすがにあれは続かんかったけど。

昔、異常なまでに毛嫌いしてた「青春時代」もやりたかったんだよ。
・・・ていうか、これは多分、高校時代のときも心の隅では
やりたかったんだよ。卒業写真にはクラス写真以外に1枚も僕は写ってない
んだけど・・・。

だから、「愛という名のもとに」(古い?)みたいに並木道を7人、
横並びに歩いたり(笑)、みんなで噴水の上からジャンプしたり(笑)、
しかもそれを写真に収めたり!!(爆笑)・・・・・するのがあんなに
楽しいのは「普段の自分じゃない自分」を見るのがオカシかったからかも
しれない。


要するに、これはそのまま「僕があいのりにヤラれてる理由」なんだよ。(笑)
真実の愛を本気で求めてる奴らがみんな本気でがんばるねんで。

・・・完全に「アナザーディメイション(ジェミニ)」くらってんで。


まあ、なんでこんなに楽しかったかっつーと、僕は「自分で飲み会計画する」
なんてこれも片手で数えれる回数なわけで、今回は久々に気合入れてやった
自分と、そこまでやる気にさせてくれた「さくら」(←どれがさくらか
知らん僕だが)に酔いしれてるちゅ―ことやねん、ゴメン、こんなんで。

芸人根性丸出しだった「平」と「くっちゃん」に免じて許してな(笑)。


2001年04月06日(金) >>STOMPの楽しさ。

昨晩、GROOVERにもよく来てくれるお客さんでもある、
たてき氏のイベントに行ってきた。人も結構入ってたし、内輪ノリでは
あったが、それなりに楽しかった。

・・・・が、しかし!!自分のイベントでもないのに、気づいたら
「いつもの(深くかんがえるモード)」状態に陥ってたので
今日はそれについて書いてみよう。

昨日の間、ずっと考えてたのは「楽しいイベントってのはなんだろう?」
ってことで、これは言うまでもなくサービス業の基本思想であって
イベント打ってる奴なら毎日考えてても
いいぐらいなんだが(考えてない奴が多すぎる!)やはり今日のイベント
では色々考えさせられた。

所詮、「ロックのDJ」なんてのは誰でもできる。そりゃあ、細かい技術なんか
はあるだろうけど、「つなぎ」なんてミスろうが別にたいした事じゃない。
実際、昨晩はお世辞にも上手いとは言えなかったが、お客さんのノリは
結構良かったし、楽しそうやった。

GROOVERの場合、僕の性格上その辺(テクとか)にはめっちゃこだわるし
そこらへんのDJイベントには、どんだけ遠慮しても負けてないと
思っているが・・・・・

・・・・それっていったいナーニ???「つおい(アラレ)?」
って感じだ(笑)!

つまりだ・・・。そんなことはアタリマエなんだよ。僕が今まで思ってた
(し、誇りにも思ってた)「GROOVERの良さ」ってのはアタリマエのことで、
「イベントの面白さ」ってのはそっから始まるってこと。

「ROCKMOVEMENTの現在を一夜にして語る」ってあるけど
別に語んねーでも楽しいじゃん!!なんでもいいやん!
・・・・・・んまあ、マイナーな曲でもあんなに
成立したのはお客さんのリスナーレベルも高かったからではあるんだけど。

そういう中、GROOVERは週末に移り「定番的なロックイベント」に変わろう
としてる(少し変わるだけ・・・・3月の選曲ぐらいな感じ)、
けど、今恐れているのは大きな意味では「カロカロ、またはダウンの週末」と
変わらなくなってしまうんじゃないか?ってことだ。

要するに、ウチとは選曲内容も違うし、テクもあるかもしれないが
「そこには意思はなく。ただ始まって終わり。もちろん盛り上がるが
次回来てもたぶん同じ。もちろん新しいことは伝えるけどそれも大きな意味
ではたぶん同じ。」

・・・・こうなってしまう可能性は否定できない。もちろん今までだって
そうと言えばそうなのだが、次からはお客さんの数も多いだろうし
それは多分明確に表れる・・・・・と思う。「いつも同じ楽しさ」ってのも
もちろんいいねんけど・・・・それは最低条件であってそのラインが
割れない楽しさってのが「いつも同じ楽しさ」なんだと思う。


じゃーどうすればいいのか・・・?これは「そのクラブ自体の楽しさ」
ってことに関係していて、突き詰めると「クラブストンプの楽しさ」って
ことになる。昨晩感じたのが、あのハコは少し音楽を楽しませようとしすぎ
だなあ・・・ってことだ。音楽以外の楽しさを完全に排除している。

とにかく中は暗くて照明のメリハリもないし、せまい。
この照明がショボイってのが一番痛いところで、あれだとフロアに動きが
なくて、いくら盛り上がってても死んでるように感じる。これは店長の
松本さんと話して、なんとかする予定なんだが・・・・。
あとこれはわかってた事やねんけど「映像」がないのはやっぱり痛い!
痛すぎる・・・。今までいつもつけてやっててそれが普通で、他のイベント
でもたいがい映像はあるし、あってもたまにしか見ないし「別にいいか!」
って思ってたんだけど、やはりないとさびしいわ・・・つーかさびし過ぎる。

そうしてお客さんからどんどん楽しさを奪っていって「音楽」しか
最後に残ってない・・・という印象だった。
別に昨晩のイベントじゃなくても間違いなく感じただろう。
(昨晩のイベントどちらかといえば感じさせないんじゃないかな?)

・・・というか、昨日そんなこと感じてたのは、スタッフ含めた全員の中で
間違いなく僕一人だっただろう。

もしそんなおもろい事考えていた人がいたとしたら正式に謝罪の上、
ウチのイベントになんらかの形(DJやら何やら)で参加してもらいたいので、
おそらくお願いするだろう。

箱代の安さにはやっぱり理由があるってもんだ。
はっきり言って「ブルーの方が良い」と断言できる、昨晩の印象では。



「はーやーくーKAMMAにいきたーいいっ!!」

・・・んまあ無理な話である(笑)。












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