何をトチ狂ったのか、久々の休暇を映画のエキストラ募集に当たってしまい、6時間ぶっ通しのロケにお付き合いしてきました。
踊る大捜査線シリーズ「交渉人真下正義」です。5月オンエアのようで、まだ殆どメディアに公開されていません。なので、ファンとして美味しい先取り情報を色々貰ってきちゃいました。皆さんの楽しみを奪うのは本位ではないので、あんまり詳しく書けないのですが、一日中座りっぱなしのロケでした・・・。
ずっと同じ音楽を聞かされ・・・名曲に変わりないのですが、単調でものすごい眠気を誘います。あれは魔力か?立ち仕事体質の自分にはこたえました。撮影時間以外ずっと寝てたものな。かなりの熟睡でした。
しかし物を作るって大変な手間のかかる作業なのですね・・・。 もの描きとして、あの精神は学ぶ物がありました。忍耐と情熱、そしてユーモア。 辛い一日だったけど、勉強してきました。
| 2004年11月28日(日) |
フランケンシュタイン談 |
ここのところ愛読中の『フランケンシュタイン』。メアリ・シェリー著、守下弓子訳。怪奇小説ものの古典を読もうと決意し、手にとりました。数年前、映画版で、その物語の魅力に惹かれ、ずっと心に引っかかっていたエピソードです。創造主と被造物の愛、憎しみ、悲しさ。
結構「フランケンシュタイン」って、あの頭に特大のボルトをねじ込められた機械仕掛けの巨人を思い浮かべる人多いと思うんですが、実はこの名前は創造主側の名前であり、創られた怪物は最後まで名前が付けられないようです。(なぜ曖昧かというとまだ全部読み終わっていないから) 怪物、悪魔と謗られる生き物は、生まれた本性は善良で徳を愛する人間と変わりない生命体なんです。創造主ヴィクター・フランケンシュタインも同じく善良な人間で、ただ人類の科学の進歩のために、可能性の礎を築くため心血を注いで生命を創ります。でも死体から生命を作り出した瞬間、人間らしい心変わりで生まれてすぐの怪物を見捨てて故国に帰ってしまうんです。
うう、切ない。
現在怪物側の人生を読んでいますが、ますます切ない。だって、あまりに純粋で悲劇で。怪奇小説読んで、こんなに泣くとは思いませんでした。先日オペラ座の怪人に触発されたのも手伝って、化け物の心、つまりは迫害される者、異端の悲劇に酔いしれています。マイノリティーに心を傾ける趣味は、結構自分の中では昔からありますね。異端って、それこそが強烈な個性、大きな魅力に繋がると感じているみたいです。
創られた命はちゃんと創造主に敬意をもっていますが、彼に対する人間の悪意、迫害が怪物の心を蹂躙して、やがては創造主に牙を向くようになる。それはけっして狂気ではなく、生きていくために。そういえばお気に入りの同人作家さんのスレイヤーズ本、リナコピーが主役ですが、題名「フランケンシュタイナー」。うまい。 創造主の意図に反する生き物って意味でつけたそうで。
なにやら心くすぐられる題材です。
あー・・・・時間が足りない。 先日久しぶりにTRPGブレカナを楽しんできました。朱月ちゃんのマスターによる、オペラ座の怪人風の恋物語と、人形の恋物語・・・。どっちも恋。しかし切なくて痛すぎるお話でした。痛い話好きだって言ってたもんな、朱月嬢。 ストーリーがどう抗っても、だれかが不幸に向かうものだから、「どうすればいいねん!?」と自己ツッコミしてました。仲間は誰も死なずにすみましたが、死なせたくない人を死なせてたな。二回とも。っていうか、二回とも死なせたくない人が敵役だった。・・・でも正直、こういう話は燃える。 慣れない男役で挑戦してみたんですが、やぁ、ヒロインに迫られたり、泣かれた時は、本当にドキドキしてしまいました。オクテな剣士というイメージを掲げる前に、自分が照れてしまって、ラブロール満載でした。
で、いい感じに能細胞に刺激を受け、何よりコンテの手直しがいい方向に向かいそうなので、創作活動意欲えらいメキメキです。コンテを上げるために4時間しか寝ませんでしたが、その後ノンストップで批評会、ゲーム、ラクガキ、となだれ込み、仕事も春夏展示会と多忙ですが、夜の創作時間に眼がらんらんとしてる自分が怖い。っていうか、今月で一番忙しい時期に泣きたくなるような気力の充実。 うわん、神様の意地悪。
そういえば、展示会、凄くよかったなぁ。久しぶりに花柄プリントとか、グリーン系の綺麗なニットとか・・・何よりジャケット、コートのバランスがナイス。あー、春物楽しみ。(まだ冬もきてないのにね)
| 2004年11月06日(土) |
時間よ、巻き戻ってくれ |
えー・・・ この日の日記をずっと書きたかったのですが、なにせ受けた感動が自分のキャパシティを遥かに超えてしまった為に、落ち着くまで時間がかかりました。まさかまさか、あの大好きな音を生で聞けるとは・・・!!
一から話しますと、要は行って来た訳です。心の栄養、インスピレーションの泉、大・音楽家ザバダックのライブに。えーと、以下の言葉は愛ゆえにだだ漏れる言葉の羅列です。気に触った人すみません。でも行っちゃいます。
はっきり言ってザバダックってバンドとしては二流かと思うんです。良い音、良い音楽だけれど、その広がりは凄く狭い。夢で聞いた音楽、ってのが一番しっくりする説明かも・・・。輪郭が曖昧で忘れそうなんだけど耳の奥にこびりつく音。日常に戻れば消えてしまう音。しかしだから音を提供する者としては一流のような気がします。ずっと芯が変わらない。安心していられる音楽。 好きになったのは高校生の頃でした。先輩が部室に流したその音に、衝撃を覚えたのをはっきりと記憶しています。なんだこりゃ。一曲一曲が絵本みたいに色が浮かび上がってくる。・・・!?それはアルバム「DECADE」でした。私の創作活動のエンジンみたいなアルバムです。中でも「夜毎神話が降りる所」「夢を見る方法」はこれだけで何本お話を作ったことでしょう・・・!
お金を自由に使える頃には、それから大分時間が経ってしまったから、いくらザバダックが好きでライブに通っても、その古い曲を生で聞けるとは思ってなかったんですよ。11月6日、この日は「オハイオ殺人事件」からスタートしました。お、随分古い曲からやるな、と思っていたら名曲「POLAND」からなだれ込むように「夢を見る方法」、「夜毎神話が降りる所」と心の琴線に思いっきりぶつかってきたのです。盛り上がって踊ってましたが、本当は目を瞑りながら丁寧に聞きたかった。笑ってたけど、泣きたい気分でした。もうただ時間が勿体無くて、その曲に勝手に込めた、自分よがりの物語が一気に押し寄せては引いてくんです。 泣きたいーーー!!!
って気分でした。最初にザバダックをライブで聞いた時は、なんでもないのにぼろぼろ泣きました。吉良さんの音が、ずっと会えなかった懐かしい恋人の歌声みたいで。
ライブ中、斎藤ネコさん、太田惠資さんの二大ヴァイオリンが心を圧倒し、吉良さんの無邪気なギターが跳ね回ってました。実を言うと記憶が殆ど飛んでます。ザバダックの歴史を追う内容で曲が構成されてましたから、もう記憶容量越えてます。曲に付随する自分の思い出とごっちゃになってます。ああ、自分の記憶なんてどーでもいーから。曲をもっと思い出したい。だから叫びたい。
時間よ、巻き戻ってくれ。
勿体無い、非常に貴重なライブでした。 是非DVDに起こしてもらいたいです。(;_;)
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