管野さんのエッセイをちまちまと読み終えました。 というわけで今日もエッセイ調に。なんだか長くなってしまいました・・・。
常々感じていたことがあります。 どうして私は私なのか、 なんてきりだすとまるでソフィーの世界なのだけど、そういう殊勝なものではなく 血筋から辿ってどうしても自分の存在は異質だとかんじるのである。 その謎が一部解けたので書き記しておこうと思う。
まずはこの酒スキーぶりである。 たしかに親戚も酒スキーは多い。だが好きな人は酒に弱く、酒に強い人は酒があまり好きではない。 これは前者に当たるのだけども、今日驚くべき事実を聞かされた。 女でこんなにも酒スキーは類をみない私。 やはりおかしい。おかしい、けれど他に酒スキーがいないのもおかしい。 ん?待てよ?父方には女も酒スキーではないか! これは父の血筋なのかもしれない。そんなことを考えていた。
父「藤美一族は元々酒を生業としていたから。ウチに希望の治療に使っている火鉢 があるだろ?あれには『藤美酒店』と書いてある」
確認しました。うわ・・本当だ・・・。 ひいじじの時代はそれはもう、えらい栄えた酒の店だったとか。 ひいじじはなんだかとても財力があり、頭もよく、人望もあったため今で言う政治家 のような人だったというのだ。 色々仕切っていたし、村(当時は村ですよ)を統括し、村人の困りごとを一手に引き受け それはすばらしい働き者だったという。 そんなひいじじの長男であるじじは、もう随分前に他界してはいるのだけど 職業軍人であった。 時代柄長男は家の全てを引き受けていた。兄弟や親の面倒もじじが引き受けてこなしていた。 ので、ひいじじが否応ない事情でこさえてしまった借金になやまされていたらしい。 ひいじじは「優しすぎる人」だったというのである。 それでもじじはひいじじの借金すべてを返済して死んでしまった。 やっぱり責任感というか優しい人だ。 そのひいじじの血統は未だ会ったことの無い行方不明の叔父に脈々と流れている らしいのだが、まあそれはいい。 (死ぬまでに一度は会ってみたいものだ) そういうわけで、藤美の血統は酒から離れられない運命にあるらしく、皆何気に よく飲む。そして皆陽気になる。スバラシイ。 なので「私の酒スキぶりは血筋だから責めないでね」と言い切った。 父は納得したが、母は嫌がっている。血筋って恐い。
これで酒の謎は解けたのだけど、この頭の悪さはどうしても解せない。 というか今度は母方の親戚の話になるのだけど、皆ぶっちゃけムカつくぐら頭がいい。 そして驚くべきことに、母方の親戚は例外(私・兄・父)を覗いて全員A型なのである。 これはさらっと読み飛ばすにはあまりに恐ろしいことだと気づいて欲しい。 どういうことだ。なんで皆そう日本人なんだ。 つまり母もA型だ。なってこったい。よく考えたら、私の友人も9割方A型じゃないか。 バラしていいものかと思いつつバラすとダチ公もひかるちゃんもあぽもA型だ。 私はというとO型である。 両親も常々「うちのこだけどうして浮いてるのかしら」とひしひしと感じていたのだが 血液型の神秘にいち早く気づいていた。 だが「浮いている」というある意味疎外感は子供であった私らが一番感じていたことだと 訴えてみる。 それでも浮いてはいるが仲はいい。今となっては。と付け加えるべきであろう。 血液型というのもやはり一因なのだと思うのだけど、つまり結果的に何が決定的に 違ったかと言うと。 イトコらは皆左脳が発達しており、ワタシラは彼らから言わせれば異常なほど右脳が 発達していたのだ。 幼い頃はそのトンチンカンさが彼ら敵に許せなかったらしく、しかし今となっては その奇想天外さがお気に入りらしくよく遊びに来る。 私はほど末娘状態なので一言言わせてもらおう。
君ら早く結婚しろ。
しかし結婚してからもやってくるのだから、もう手におえない。
というわけで二つの疑問がなんとなく解けた。 もうちょっと血液型の話をしてみようと思う。 周りの友人にA型が多いと言ったが、むしろ呆れるほど多い。 A型の人は私のなけなしの良心であり常識の手綱をひっぱってくれるから、大変助かる。 と母に言ったら「3人がかりであんたの手綱引っ張ってるんだ」といわれた。 おおおおう!そうかもしれない。 あくまで私の主観だが3人ともタイプ別のA型らしい。
あぽろん あぽはもう色々諦めてくれている。私がなにかしでかしても「だって藤美ちゃんだから」 の一言で片付けてくれる。 っていうか「甘いな!だって藤美ちゃんじゃない!」といつだったか言われた時は さすがに「ゴメン!」と思った。決して短い付き合いではないので、これは慣れなのかもしれないと思わせる。
ひかる嬢 なんだか温かい目で見守られている。 しかしこういうママンな人が傍にいると「いつきれられるかわからない」という恐怖感に怯えなければならない。 いつかどかんと切れるぐらいなら、こまめに怒って下さい。 多分ぶーたれるけど。
みずき 多分一番私にきれている。おおおおうッ! こまめに怒るタイプなので、在る意味私の手綱を一番強く引っ張っている苦労人。 しかし私は右の耳から聞いて、左の耳から出て行ってる人なので(と母に言われた) 彼女のイライラは恐らくドツボである。 かれこれ10年来の付き合いになるが、きっとあと10年経っても変わらないだろう。
よって彼女らも左脳で生きているのだと思う。 右脳人間は肩身がせまいが、そのこともあっさり忘れてしまうので日々楽しく 生きていけるのだろう・・・・。
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