さらすな日記
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2013年01月06日(日)

昨年の暮れ、新年は迎えられないだろうと医師から言われていた父は、今も頑張っている。


病室で父と二人きりで過ごす時間。
今まで生きてきて、初めてこんな時間を持った。

話すこともなく、多分話しても理解できないだろう父のベットの横で本を読む。
目を上げて父の顔を見ると、私を見ている。
「何?」と問いかけても答えはない。

再び本を読む。
そして父を見る。
私の目をじっと見ている。
私は目をそらす。
父はそらさない。
まるで幼子に見られているとうな真っ直ぐな視線。

父は何を思っているのだろう。
私の目から涙が流れる。
父はじっと私を見つめてる。
何も言わない。
涙も流さない。

悲しくもなく、辛くもないのだろうか。

涙を流すのが私でよかった。


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