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2007年06月30日(土)  梅雨/NHKの「言いまつがい」

昨日は、水の中を歩いて帰ってきたようなものだった。
夜の10時。雨も降っていないのに、湿度100%に違いない飽和した空気。

トイレの中で、原子や分子のつぶつぶの不思議についてしばし考える。

気温が一度でも下がったら、あちこちに水滴が出てくるんだろうな。
飽和水蒸気量の関係で。
空気が冷えると、体積が小さくなって、蓄えておける水の量も減って、
水蒸気の行き場がなくなって水が出てくる、みたいな感じ。
正しいのかどうかわからないけど、イメージ。
でも、その先が問題で、
なんでそうなるのかって言われると、わからない。
なんで温度が変わると体積が変わるのかは、わからない。
分子同士の結びつきが強くなったり弱くなったりするのか?
空気が???

自分の知識の中途半端さに、
ちょっと失望して、ちょっと不安な気持ちになる。
世の中には私の知らないことが多すぎる。


***
さっき、NHKのアナウンサーが、
Apple社が携帯電話事業に参入してきたニュースを読んでいるときに
「音楽プレーヤーで世間をせっ・・・世界を席巻し・・・」
と言った。まぁ、世間も席巻してると思うけど。


2007年06月04日(月)  何が自分にショックを与えるのか、今ひとつわかっていない。

羽田健太郎が亡くなった。
今日の昼に知った。嘘かと思った。びっくりした。

いま、オフィシャルHPなんかも覗いてみたけど、
写真にばっちり決まった姿で、笑顔で写っているこの人が
もうこの世にいないなんて、今でも信じられない気がする。

と、書きながら、なんだか涙が浮かんできた。

「題名のない音楽会21」の司会者として笑っている姿や、変な顔が、次々と思い出される。
ピアノがどのくらいうまいかなんて、素人のあたしにはわからないけど、
本当に音楽が好きなんだろうなぁ、この人は、という感じがする人だった。
素晴らしい音楽の数々を聴かせてくれて、音楽の素晴らしさを改めて教えてくれた。

あのひとが、もういないなんて、
もう二度と、ピアノを弾くことがないなんて、

と、書きながら、涙が止められない。

まさか羽田健太郎が自分にとってこんなに重要だとは、思ってもみなかった。
亡くなってから初めて気づくなんて、よくありそうな展開だけど、予想外。
亡くなったのは、題名のない音楽会21の司会者で、大衆に人気のあるピアニスト。あたしは一視聴者に過ぎなかったのに。

本当に、死んでしまったなんて。
でも、ハネケンさんのことを、絶対に忘れたくないと思う。忘れないと思う。


真 |MAIL