-A VAGRANT LIFE IN NEW YORK-
飯沼省



 Measurement

ファッションショーに出演するモデルさんの
Measurement(日本語で何て言うの?身体測定?)に立ち会う。
オイラが推薦した2人と待ち合わせて
【Design Exchange】のオフィスまで出向く。

頭周り
肩幅
胸囲
ウエスト
ヒップ
手の長さ
内股
外股
靴のサイズ
一通り計ってから最後に写真を撮る。












もちろん、オイラもRafiも男性なので
女性スタッフのEliseがこれらを計ります。
モデルやった事ないと、これだけでも充分緊張します。
今日までで18人のモデルが集まってるけど
あと3〜5人が必要。
やっぱ、洋服が日本のデザインなので
サイズ的には日本人が着てピッタリするものが多い。
ちなみに、現時点で日本人モデルは
オイラが連れてきた子の一人だけ。
Rafiからも「あと2〜3人、なんとかならない?」と頼まれる。
う〜ん、とりあえず何人かに電話を掛ける。

モデルさんが全員引き揚げてから
Rafiと2人で歩いて帰る。
奴は相当疲れが溜まっている様子で
全く覇気がない。
それどころか、ちょっと弱気になっていて
今晩「行く!」と約束していた
Nob Morleyの漫才ショーも行かないことになった。

先頭に立って、物事をオーガナイズすることが
どれだけ心労があるかを身を持って体験してるだけに
奴が今、どんな心境にあるかは痛いほど分かる。
気休めを言うのは好きではないが
もう充分、準備は整っているのだから
何も心配はない!と励ます。

夜9時、ショーゴと待ち合わせて
Nob Morleyの【笑和ショー】を観に行く。
漫才師ノブ・モーリーの本領発揮なるか?
ゲストで演奏するFrog PilotのTが
ウチに来たときに「西城ヒデキのYMCAやるんすよ」
と聞いていたので、密かに楽しみにしていた。
会場は、すげー、日本人で埋まってるよ。
日本の笑いに飢えてるのは皆一緒。

ノブは今回のワンマンショーの為に
相当ネタづくりに励んだらしく
構成のしっかりした、フレッシュなネタを連発。
ショーゴと2人でゲラゲラ笑う。
終わってからショーゴが
「若い奴ら、本当に頑張ってるよなぁ
なんか凄い刺激受けた」と
しきりに言っていて、オイラも全く同感だ。

目に見える形で、行動を起こしてる若者(日本人)は
意外と少ないから、やればすぐ目立つ。
でも目立ったと同時に「叩かれる」んだな、こっちでは。
叩かれすぎて潰れてく連中を沢山みてきた。
だから、早い段階で日本人のみの域から脱して
もっと広い一般のオーディエンスを対象に
ステップアップしていかないと危ない。
出る杭は打たれるんだな、こっちでも。
しいて挙げれば【笑和ショー】の課題はそこ。

ショーゴとベトナム料理で夜食。
色々と今後のことを話す。
年末、何かが起こる予感。


2004年11月30日(火)



 健忘症の気配あり


Rafiの【Tokyo Doll2-NO KIMONO】で来加する
Cocoonデザインのヒロミさんからメールがあった。
まだトロントの宿が取れていないとの事。
希望を聞いたらDrake Hotelがぴったりだったので
本人に代わって予約をしてあげた。
そうか、もうあと2日なんだな。

そのヒロミさんと、巨匠シン杉野さんの対談を
セットアップからアレンジ、インタビューまで
任されているので責任が重い。

しかもスケジュールが超タイト!
今週一杯はJazzExと掛け持ち状態なんで
スケジュールが被りまくり。
オイラがマネージャー必要だっつーの。
【どこでもドア】が欲しい。

暫く【Bits】にも顔を出せないので
オフィスへ立ち寄って、カズさんとミーティング。
年始早々スノボーに行こう!と盛り上がる。
47人乗りバスをチャーターする予定。

帰りがけに「Tomoさん!」と呼ばれて立ち止まる。
オイラの悪い癖で、人の顔も、名前も
電話番号もすっかり忘れてしまうことがある。
誰だっけ!?
で、暫く話すと薄っすら思い出してくる。

それだけならまだ良い(?)として、
約束してたことすら忘れてしまうのが
オイラのたちの悪いところ。
彼女の場合、10月にやったハロウィンパーティーの
連絡を必ずするから、と約束していたのに
すっかり忘れてしまっていて
「ひどい、待ってたのに!」と怒られる。
すいません、ホントに。
電話番号もらっていた事さえ記憶にない。
メモリーを見てみると、確かに名前がある。
う〜む、健忘症だ。

多分、数えたら凄い数になるだろうな。
こういう形で適当に「連絡するから」で
しないパターンが。

2004年11月29日(月)



 音楽ってイイなぁ


朝、ポストカードのデータをノブさんが取りにきて
無事に入稿完了!
これで一仕事が終わった。

12月4日の【Tokyo Doll2-NO KIMONO-】
ファッションショーに出てもらう
モデルさん達のサイズ合わせを手伝う。
当初、オイラの推薦枠で5〜6人を考えてたんだけど
スケジュールが合わなくて2人しか確保できなかった。
キャンセルの大半が
「友達が日本から来てるから」とか
「学校のアクティビティがあって」という理由(爆)
凄いよな、それって。
プロのモデルさん達は、このチャンスを逃すまい!と
ガンガンに売り込んできて、どんな予定でもキャンセルする
勢いだったものだから、余計にその対比が可笑しくて。

ともかく、当日は新聞・雑誌からTVまで
凄いメディアの数になりそうです。
モデルさんが歩くウォーク・セットもほぼ完成。
ヘア・メイクはカナダが誇る化粧品ブランドの【MAC】が担当。
もうバリッバリのFashion Showって感じですよ。

午後3時、ケン吉岡さんとショーゴと待ち合わせて
ミュージシャン Nana Jokuraの引越しパーティーへ。
こじんまりとした一軒家に、スタジオが2つ。
Nanaさんと、彼氏であり凄腕ギタリストでもあるケヴィンの
愛の巣(プっ)と言ってもいいだろう。
集まった仲間もほとんどがミュージシャン。











Nanaさんが皆に紹介して廻ってくれたんだけど
「Nanaの弟かい!?」って2人から聞かれた。
何でやねん!
似てるのか?
ビールと手料理でほどよく楽しんで退却。
今晩、ケンさんがクラブでプレイするので
そっちを観に行くことになった。

売れっ子 ケン吉岡は、この日バンドを2つ掛け持ち。
1つ目はカントリーロック系のバンド。
いつも通りハーモニカをブイブイいわせて
観客から拍手喝采を浴びる。

2つ目は【Back Beats】という名からも判るとおり
デヴュー前、初期のビートルズに影響を受けたバンドだった。
めっちゃ最高!
一曲目が「Match Box」だもん。
それから「Ain't she sweet」とか「20Flight Rock」とか
「Honey Don't」までやってるし
もう溜まらん選曲でしたよ。
しかも、それにケン吉岡のハープが合うこと!
久々にショーゴと「燃えた!」と同意。

夜中、12時過ぎに3人でTTCで帰宅。
帰る道すがら、バンドについて、音楽についてひたすら喋る。
ショーゴは「ベーシストになる!」宣言をしたし(笑)
オイラもプレイする機会を今後作ろうと思うし
やっぱ音楽はイイなぁ・・・と、しみじみ。

2004年11月28日(日)



 旅に出たら?


Markhamの【Butler's】(絵展示中)で
R子と遅いブランチを食べる。











趣味「旅」の彼女といると、なぜかこっちも旅の事を考える。
オイラは生まれてこのかた旅をしたことがない。
でも、行きたい所は沢山ある。

日本の親友Wanちゃんとは、
失われたRoute 66を車で横断する約束をしてるし

個人的にはリバプールーロンドンでBeatles三昧したいとか

アイルランドを旅して、スレー半島へ立ちたいとか

スウェーデンのアイスホテルに泊まりたいとか

フィンランドで白夜を体験したいとか

スペインでガウディを見たいとか

挙げだしたら限がないんだけどさ。
バックパック1個持って、旅するようなのって憧れる。
今まで、何でそれが出来なかったか?という理由も
自分なりにあるんだけど
一番の理由は「時間がない」ということ。
仕事や予定をキャンセルしてまで
行かなきゃいけない訳じゃないし
無理やり一ヶ月空けたとしても
帰った時には、そのまま仕事が溜まってるわけで
自分で自分の首を絞めるようなもんだしなぁ・・・
というのが今まで旅に出れなかった理由。

そもそも「旅行」と「旅」は違うと思ってて
上記のガウディとか、アイスホテルとかは
行く目的がはっきりしてるので「旅行」だと思うけど
あとのは「旅」かな?と思うんだよね。
それには、その土地を歩いたり、何かを感じるまで
あても無く彷徨ったりできる時間的余裕が無いと
意味がないような気がする。
「あぁ、早く帰んないと仕事が・・・」とか
考えるようじゃ、ダメだと思って。

そういう意味では、今のオイラは
仕事の軌道が乗り過ぎていて
これまで、せっかく苦労して自分で回してきたものを
一旦ストップさせるのが物凄く怖いわけ。
これが、20代の始め頃だったら
まだ将来も決まって無かったし
人生勉強のために、旅に出るって出来たかもしれないけど。
完全にタイミングを逃したって感じです。

多分、今「旅」に出たとしても
旅先は、必然的にEmailがチェックできる環境だったり
通信設備が整ってるところに限定されちゃうだろうな。
何だよ、それ!?って感じでしょ(笑)
旅じゃないじゃん、て。

ま、とにかく最近はよく考えるんですよ
もし旅に出たら・・・って。

夜、先日仕上げたJazzExのパンフレットに引き続き
今度はポストカードのデザイン。
これの締め切りは、明日の朝。
これまでT-シャツ
ポスター
企画書
広告
チラシ
パンフレットと続いたJazz関係の仕事も
これにて終了!
いや〜、短期間で本当によくやった(自画自賛)
チケットも当日券を残して、ほぼ完売らしいよ。
まだチェックしてない人は下記のウェブサイトへ

Jazz Exchange




2004年11月27日(土)



 【KINSEY】

映画【KINSEY】を観る。
カナディアンの友達が「本当に面白いから絶対観ろ!」
と力説してたので、どんなもんかな?と思って。

性研究者Kinsey博士が1940年代アメリカで発売した
「Kinsey Report」っていう本をめぐる騒動を描いた伝記映画。
その本の名前、同名のブルース・バンドがあって
そっちの事だと思ってた(笑)

物語はね、純粋に面白かったっすよ。
まだ保守的だった頃のアメリカで
延べ18000人に性意識調査のための面接をして、
性行動における個人差を統計にするなんて。
恐れを知らないというか、チャレンジャーというか
タブーに挑んでいく心意気は
観ていてもハラハラするくらい。
多分、これ日本で公開するときは
大幅にカットか、改定が加えられるだろうな。

で、やっぱり英語の問題があるんだな。
話の筋は追っていけるんだけど
「言い回し」が面白いってのがあるじゃない?
周りが爆笑してても、同じレベルでは笑えないんだよね。
そこがツライとこ。
金曜の夜、ということもあって満員の客席からは
「Oh, No〜」とか
「Oh, my goodness...」とかの溜息が連発でした。
割とインテリ系の映画なんで
観客の年齢層もかなり高め。


2004年11月26日(金)



 カレンダーの注文


超寒いっす。
日中最高気温1℃くらい・・・。
雪がちらついてます。

カレンダーのバインディングや
包装のことで【Print Three】のポールと打ち合わせ。
ポールと、Jazzのポスターを印刷したUGのランディとは友達で
あのポスターを見た瞬間に
「あ、これTomoの絵だろ!?」って気付いたらしい(!)
もう1年くらい会ってなかったのに、スゴイ。

ところで、そのカレンダーの注文受付を開始して
早くも80部突破。
去年の100部を上回るのは間違いなさそう。
久しぶりに連絡をくれた昔からの友達や
全てのアイテムを揃えてくれてるファンの方々まで
1部だけじゃなく、何部かセットでオーダーしてくれる
人が多いのが今年の特徴。

夜、BloorにてJazzExの最終ミーティング。
あと一週間だなぁ。
各ポジションの役割分担を確認。
オイラは、会場で販売するポスターのサインを入れるため
物販ブースに座ることになった。
あとは、初日と2日目の昼に
日本側のミュージシャン達との会食がセットされてる。
色々と面白い話が聞けそうなので
今から楽しみだ。
ちなみに【美女缶】の最終回は
これに出演する渡辺明日香さんに決定した!
おぉ、これまた凄い展開だ。


2004年11月25日(木)



 これがオイラの休日


昨晩、やっとJEXのパンフレットが仕上がり
朝イチで印刷所の方にデータを取りに来てもらう。
あぁ〜、これで一仕事終わったという感じ。

外は雨。
こんな日は家でゆっくりとしていたい。
「ゆっくり」というよりは
家でしか出来ない作業を進めたい。

よく人から「休みたい時に休めていいですね」
と言われることがあるけど
画家という職業上、【休日】なんて概念は無いのだな。
だから1年365日、何もしない日は無い。
絵は描かなくても、それに付随する作業が
次から次へと、日々発生していく。
きっと、病気になって入院しても尚、
それらから逃げられないと思うほど。
多分、こういう職業の人は皆“マゾ”だ。
絶対にそれを楽しんでるところがある。
何もやることが無いと死んでしまうだろう。
だから、「大変ですね」とか言わない方がいい
だって、みずからそういう状況を作って
楽しんでるんだから(笑)

カレンダーの制作

来年の展覧会の企画書

溜まったメールの返信

Butler'sで売れた絵の配送手配

コンピューターのバックアップ(最近ウィルスがやたら来る!)

そんな事をしてるうちに陽が暮れた。
夜は、K-1のビデオを観たり
ギターで曲を作ったりする。
あぁ、もう何日かこういう日が欲しいな。

2004年11月24日(水)



 予定が狂った

今、朝の8時っす。
徹夜24時間目になった。
パンフの作業は、だいたい7割が終わったくらいで
まだ先は長いと思われる。

昼12時です。
シャワー浴びて、気合を入れなおすものの
温まったお陰で余計に眠気が襲ってきた。
夕方までに仕上げて、絶対寝てやる!

・・・
・・・
・・・
夜11時です。
終わったー!
パンフレット完成です。
いやね、夕方に人と約束してるの忘れてたんですよ。
あと一時間くらいで完成だ!寝れる!と思ったところに
コンファームの電話「4時に行きます」って。
某誌のインタビュー受けてたの忘れてた〜。

時間通りにインタビュアーの方がきて
徹夜明けのボロボロの姿を撮っていきました・・・。
凹むわ〜、それ。
見たくない。
インタビュー自体は、ナチュラル・ハイの状態だったんで
饒舌に喋った記憶はあるんだけど、写真はやばいです。

それからショーゴが来て、ノブさんが来て
一緒に食事にいって、今やっと部屋に戻って
パンフの仕上げを終えたところ。
大いに予定が狂ったなぁ・・・。
夕方には寝てるはずだったのに。
久々にキッツイです、体が。
おやすみなさい。

2004年11月23日(火)



 ランド・アート

朝9時半に慎也さんに迎えに来てもらい
Queenの【Butler's】へ。
昨日、絵は撤去して地下の部屋に保管してもらってる。
が、
店員がおらん!
最近ルームメイトになったMちゃんがココで
働いてるので、電話して聞こうかと思ったけど
よく考えたら電話番号知らんし。
慎也さんと2人で店内を覗き込むが、人影はない。
おい、ここオープン10時のはずじゃ!?
遂に10時を廻って、堪らずオーナーに電話する慎也さん。
「誰かいるはずだけど・・・」と戸惑ってる様子。
オイラはドンドンと扉を叩くが反応なし。
人を早起きさせておいてそれはないだろ!

やや暫くして、地下からのそっと人影が。
「やぁ、ごめんごめん」
って、お前寝てただろ!とツッコミたくなる気を押さえ
さっさと地下の絵を運び出す。
時間ないぞー。
この後、Markham店にオイラの絵を設置して
それからRoncesvalles店に慎也さんの絵を入れなきゃならん。
オーナーとの約束で11時までにって言われてるのに。
たぶん、もう無理。

Markham店では、なぜか展示に手間取って
ここでも時間オーバー。
絵が曲がっててもしょーがねーや、というノリで
次のRoncesvallesへ。
店内にはお客さんがチラホラいる。
やっとこさ終わって、そこでランチを食べる。
そう、もう昼になってしまった。

食べながら色々とアートの話をする。
最近、ランド・アートに興味があるんだ。
公園や自然をそのまま作品にしてしまうもの。
夢に何度も出てくる空想の公園
【Park of Wisdom(知恵)】って名付けた公園があって
それをいつかこの手で現実化させたい。

そこは、正に夢のように
100%の透明度をもつ美しい湖があって
見たこともない奇妙にくねった木が生えてて
神秘的な色した花が実をつけてて
奥に、赤毛のアンに出てきそうな「オバケの森」がある。
毎回、夢でそこを訪れる度に
新しい場所を発見するんだけど、そこには番人もいて
そいつの目を盗んで行かなきゃいけないから
毎回ハラハラしてる。
夢ん中で(笑)

偉大な自然を、人間なんかがクリエイトするなんて
出来っこないのは分かってるし、
「俺は自然を創造できる!」なんて気違いなことも言わない。
でもさ、草木や山、湖などが自分の思うままに
デザインされた景色が見たい。
もう究極だろうな、そんなことが出来たら。
次は生命をデザインする!とか間違った方向へ行きそう。
行かないけど。
どちらにせよ、人間が手を出していい部分と
そうでない部分があるのは確か。
冒涜か否か!
倫理の問題です。

そんなんで、ムクムクとランド・アートへの興味が
頭をもたげてきて、一体どうやったら出来るんだろう?と
具体的に考えるようになった。
慎也さん曰く、そういうランド・アーティストはここにもいて
色んな所から補助金を出してもらって制作してるらしい。
そうだよな、絵と違って売ったりできないし
会期が終わったら撤去したりするんだろうし。
それなりの名声がないと、借金膨らませるだけで終わりそう。
ま、今すぐやりたいわけじゃないんで
ゆっくりと考えよう。
これでまた【将来やることリスト】が増えた。

夜、JazzExのパンフデザインの追い込み。
仕上がるまで寝ないつもりだが
はっきり言って、もう眠い(笑)
コーヒーを1ℓほど落としてみたが足りるだろうか?
作業に一旦入ると、延々とコーヒーを飲み続ける癖がある。
淹れるのはプロ並だが、金がないので
豆が安いやつしか使えない。
これ皮肉です。
そんな事はどうでもいい、早くやんなきゃ。

2004年11月22日(月)



 【Dolls】


北野武の【Dolls】を劇場で観た。
すいません、遅くて(笑)
総領事館主催のJapanese Film Festivalの一環として
【陰陽師】などと共に上映されたんです。
唯一、まだ観ていない北野作品だけあって
かなり楽しみにしていました。

「難解」
と評されているDollsですが、
観終わって、なるほどと思った。
映画としては面白くないし、赤点かも。
元取ろうと思って観にいくじゃない?映画なら。

でも、
映画監督が撮った「映画」としてみれば
赤点のこの映画だけど
オイラには、画家が試行錯誤のうえに
描き上げた絵画を観たような感覚に陥った。

至る所にスケッチの線や、塗り潰した下絵、
削り取った絵の具などの痕跡が認められる。
「圧倒的な映像美!」と絶賛されてるけど
たけしが本当に出したかった色、
構図、表現は半分もできてないんだろう。
きっと頭の中には、もっと壮大で極彩色な世界が
広がっているのだと思う。
それを二次元に置き換えるのが仕事だと
言うならば、たけしは映画監督ではなく
アーティストとしてこの作品に挑んだに違いない。
まだまだ稚拙な部分や、
大雑把な部分もあるけど
それは当たり前。
アーティスト北野武は生まれたばかりなんだから。

「アート」って言葉を使うと、鼻につくと思うので
あまり言いたくないし、決してそれがレベル高いとは
取って欲しくないんだけど
映画はすべての現実を映すわけじゃない。
そういう観点で観ると、絵画やアートとの関連性は
ものすごく多いんだよね。

絵を見ると、「これはこうやって描いたんだな」というのが
分かるんだけど、Dolls観ててオイラは
「あ、たけしはこうやって描いたのかな」と
映画をそういう観点で考察したのは初めてというか
通常の映画を楽しむ視点ではなくなっちゃったよね。
正直。
こういう感覚を与えてくれる映画って
そんなにない気がするな。
だから、改めて北野武という人が
どういうレベルにいる人なのかを
思い知らされた感じがする。

オイラも画家として、頭ん中の映像や空想を
二次元に落とし込む仕事をしているわけだから
それがいかに簡単な作業ではないかを知っている。
薄っぺらな空想には、説得力が生まれないから
圧倒的な世界観をつくるために
たくさん実験する、
失敗する、
それもまた作品のプロセスなんだよね。
Dollsを観てて、痛いほどこのプロセスの痕跡が見えて
アーティスト北野武の描いた絵を見せられた
ような心境になったんだよね。

ある意味、映画じゃないから
DVDとか買って、何度も家で観るものじゃない。
MOMAでピカソを観た衝撃を持ち帰って
何度も頭の中で反復させるように
この映画も記憶の中で楽しむべき作品として
オイラの中に残るだろう。


劇場を出ると、来れないはずだったR子がひょこっと現れた。
Dollsの空虚感を味わった後だけに
なんだかとても嬉しく感じた。
人間、単純です。
そういう小さな喜びがあるから
日々、生きていけるんだろう。
Rafiと3人で【Butler's】で夕食。
あ!明日の朝ここに戻って、絵の展示しなきゃいけない・・・
今朝Queenの【Butler's】で撤去した絵を
明日ここに展示するのだ。
急に現実に引き戻された感じ。



2004年11月21日(日)



 未知の分野


午後、突然の停電!
ふと去年の大停電が脳裏をよぎる。
が、何のことはない
約1時間ほどで復旧。

Rafiからランチのお誘い。
ケンジントンで最近ハマっている、エンパナーダを食べる。
仕上がったばかりの【NO KIMONO】バッジをもらった。
「デザイン、変だね?」と突っこむと
「遠くから見ると漢字に見えるだろ?」と
意味不明のコンセプトを力説された。
う〜む。

今日は、オイラもRafiに相談がある。
本の印税についてだ。
ある作家から短編集の表紙に
オイラの絵を使いたいとのオファーがあった。
その場合、一括払いによるOne time rightsか
発行部数によって印税式に支払われるRoyality
の二通りの契約がある。
値段の相場というものが全く分からないので
Rafiの友達、Chrisに相談に乗ってもらったわけだ。

結果、安すぎず、高すぎずといった
まぁ平凡な額におさまったが、
これって賭けと一緒だからねぇ。
その本がベストセラーになるかどうかなんて分かんないし。

最近、同じような感じで
もう一つ値段の相場が分からないオファーをもらっている。
ファッション業界での仕事なのだが
オファーがあること自体
それだけ活動の幅が広がってるということでもあるし
未知の分野は刺激があるので
積極的に関わっていきたいと思っている。

夜、ケン吉岡さんのライブに行く予定をキャンセルし
懸案であるJazzExパンフレットのデザインに再び着手。
苦しみつつも、自分らしいデザインに近づいてきたかも。
自分が自分であるために
オリジナリティの追求から逃げられそうもない。

あと数時間で夜が明ける。
9時には【Butler's Pantry】に
絵の引き取りに行かねばならない。
作業が乗ってきたところなので
一歩も離れたくないのに・・・。

2004年11月20日(土)



 デザイン思案中


日中は、スタジオに篭って
自分のカレンダーの制作と
JazzExのパンフレットデザイン。

デザインはポスターとほぼ同コンセプトにある
ものに仕上げるつもりなのだが
やばい、決まらない。
5つくらい、最終案があるんだけど
どれもカラーコンビネーションが違うので
ここが決まらないと、その先の作業が手に着かない。

う〜ん、う〜んと唸ってる間に、もう夕方。
ショーゴと共に、またポスター貼りへ出掛ける。
今日はQueen WestのWestの方。
Akiさんの【Cosmos】に寄って、お願いしたら
快く貼ってくれ、かつ今夜のクラブのチケットをもらう。
NYの某有名ダンスユニットの公演、
Akiさんが回すらしい。すごい。
それからギャラリー地区を
ドレイクホテルまで制覇する。

帰って、またデザイン作業に戻る。
とにかく今夜中に、1つに絞らないとアウトだ。
5つの案を、それぞれ完成レベルに仕上げてから
見比べてみる。
やはり迷うが、3つに絞ることができた。
それからまた絞って、やっと1つに決定!
おぉ、朝7時です・・・。
思考能力の弱まった、今決めてしまうのはヤバイかも。
寝て、起きてから決めよう・・・。


2004年11月19日(金)



 ポスターの意図


JazzExのポスターが完成。
今日、クーリエが届けてくれました。
プルーフの時点で、多少彩度を上げてもらった他は
特に問題なく、とってもBeautifulに仕上がった。
JazzExのサイト→Promotionページで見れます 
Check it!
jazzexchange.net

夕方から、早速ショーゴとQueen Westを中心に
ポスター貼りに出掛ける。


ハリウッド映画や著名ミュージシャンのコンサート
ミュージカル公演に匹敵するサイズの
このポスターを作るにあたって
幾つかの狙いがあったのは確か。
通常、この規模のコンサートであれば
ポストカードやチラシで済ませるのが通例。
まぁ、バジェットが無いので当たり前なのだが
事実、店先には何十というイベントのハガキで
埋め尽くされ、多少変わったデザインのハガキを
置いたとしても、埋もれてしまうのは目に見えていた。
そんなハガキ広告にとっては激戦区の店先も
こと、ポスターとなれば競争率ゼロ。
スペースがあって、デザインが良ければ
必ず貼ってくれるだろうという計算があった。
要は、皆がやることの真逆をやるということ。

もし、ハガキだったら
「あ、そこ置いていいよ」の一言で終わるけど
この特大で、ゴージャスなポスターを見れば
店側も「おっ、これ大きいコンサートなの?」とか
どんなイベントなの?という質問を返してくる。
店員は、最も効果的な宣伝マンとなる。
しかも、タダで(笑)

デザインに関しては
通常のJazzコンサートのような
ミュージシャンの写真を当て込んだものじゃなく
あえて、あのジャパニメーション・タッチのデザインに挑戦。
若い奴らなら、言葉で説明しなくとも
「これ、ジャパニーズだね」と一発で判別するだろう。
こういうタッチが嫌いな大人でも
【Jazz】と【日本】というキーワードは瞬時に認識できるはず。
さらにロゴや告知部分を小さく隅に配することで
注意力を集中させる意図もある。

実際に今日、貼りにいってみて
これらの狙いがことごとく当たってることを実感した。
特に、洋服店などの反応はすこぶる良く、
本来だったらポスターを貼ってくれない店でも
スペースを空けてくれる所が多かった。

夜、ショーゴ共通の音楽趣味をもつ
Iくんの家で音楽遊び。
宅録システムが揃っているので
リズムトラックの上に音を重ねたりして遊ぶ。
夕食は、取材で知り合った焼肉店にて
サンギューサルという豚焼肉をタダでご馳走になる。
途中で合流したR子は、二度目の夕食(笑)
食後にオーナーからカクテルのサービス。
これが得体の知れない飲み物で
超甘くて気持ち悪かった。
その後、解散→オアシスへ。


2004年11月18日(木)



 他人事

午前中、盲腸手術から退院したばかりのRafiと会う。
12月4日のファッション・ショーの打ち合わせと
モデルの選定が主な作業。
あと5〜6人くらい、モデルを調達しなければならず
頭が痛い。
【美女缶】初めてから皆、オイラがよほど多くの女性と
コンタクトがあると思ってないかい?
ふざけちゃいけない。
そこいらのワーホリくん達より
よほどストイックな日々を送ってるのを証明したいくらいだ。

最近、よその掲示板である事ない事書かれてるらしく
この間それを見せてもらって笑ってしまった。
いや、全然怒ってないですよ。
むしろ他人事に思えて、自分の事言われてる気がしないもん。
もっとやれ!やれ!と思うくらい。
ま、アウトサイダーだからね。オイラは。

アートって、そんなに狭いものじゃないから
これやったら「アーティストじゃない」とか
そんな枠すら超えたところに行きたいからね。

2004年11月17日(水)



 クミの誕生日に筋トレ


元居候から脱却して、早2ヶ月。
クミの2●回目の誕生日だということで
Bitsの連中を交えて、総勢13名で焼肉へ。
オイラはいわゆる幹事ってやつです。
クミは当初、焼肉を嫌がり
「イタリアンとかで、大人っぽく…」
などと、ふざけた事を言っていたが、容赦なく却下。
しかし、喜んで焼肉を食いまくってた本人を見て
「これで良かったじゃん」と胸を撫で下ろすわたくし。
皆、限界まで食ったあとで
ウチへ移動→バースデーケーキ登場。
この狭い部屋に十数人が入り、立錐の余地なし。
そこからまた、ダラダラと飲みつづけ
深夜に解散。
ショーゴだけ残って、後片付けを手伝ってくれた。
あぁ、もう眠い。

【蚤の市】で買ったK-1のビデオを観て寝ようと思ったが
山本KID vs 村浜のファイトに触発されて
なぜか筋トレを始める(笑)
懸垂100回で、腕が痺れる・・・。
全盛期はノンストップで出来たものだが
今は、25回ずつで休憩してるし。
山本も村浜も身長163cmで、オイラと全く一緒。
ちなみに辰吉も同じです。
魔裟斗だって、そんなに大きくないし。
小さい奴が、ごっつ強いのって魅力じゃないすか?
オイラが有名になったら
【163cm会】を作るのが夢(笑)

2004年11月16日(火)



 娘の嫁入り













Markhamにあるジュエリーショップ【Draganov】に
久々に顔を出す。
休業日なのだが、わざわざオイラのために店を開けてくれた。
それには特別な理由がある。
オーナーのGeorgeとTracyが一目ぼれしたという
3月の個展で公開して以降、
全く外には出さなかった作品を納入する日なのだ。
ずーっと「引き取りたい」と言われたまま
今日まできてしまったが、遂に嫁入りの日を
迎えたということだ。

手厚く梱包されたパッケージを
もどかしいとばかりに開けて
二人は作品と再会した。
店内の壁のなかでも一等地が宛がわれ
早速掲げられた彼女。
まるで昔からそこにあったかのような存在感。
それを見て「あぁ、良かったね」と
満足感に満たされる。
オイラの作品、娘たちは本当に幸せだ。
真剣に「あなたが欲しい」と言ってくれる人のところだけに
嫁いでいけるんだからさ。
今まで旅立って行った娘たちは
いずれも、幸せに過ごしているし
大切に扱われている。
これは、親にとっては最高の幸せではないだろうか?

2004年11月15日(月)



 【蚤の市】

毎年恒例、秋の【蚤の市】
年に一度くらいは日系社会に恩返しをしたいので
ここ数年は毎年参加している。
実際にどんな人が自分を応援してくれているのかを
知る意味でも、また自分が日系社会の一員だと
自覚する意味でも大事な催しだ。

今年は、盟友の慎也さんも初参加。
二人隣り合わせでブースを設置する。
また、Bitsも参加してるし
ショーゴのJazzExもブースを出して
チケットとオイラがデザインしたTシャツを販売するので
周りは皆、友達ばかり。
こんなのは初めてのことだ。















去年よりも人出が少なかったけど
毎年見にきてくれる方々や
まるでオイラの事を知らない人々までもが
じっくりと作品を観ていってくれた。
あと、苦労して作ったカレンダーの評判も良くて
かなりの予約注文を受けました。
オンラインでは、もう少し準備に時間が掛かるけど
ネットで注文できるようになります。
小売店では、今年は4〜5箇所で置いてもらえそうです。
もう暫くお待ちを。



2004年11月14日(日)



 しわ寄せ

前夜の余韻を引きずったままの身体を
冷水シャワーで叩き起こす。
今日は、やることが一杯。
明日の【秋祭り】に展示する作品を準備せねば!

まずは、懸案のカレンダーから。
とりあえず明日は、サンプルだけを展示して
予約注文を受け付けることに決めた。
来年の祝日や記念日を調べつつ
カレンダーの枠組みをデザインする。
簡単にいきそうで、なかなか手強い。
使いやすくて、見栄えの良い優れたデザインとは?
試行錯誤のうえ、3時間ほどで完成。

次にアートワークの選出。
去年のカレンダーと被らないように
最新作を中心に13枚をセレクト。
一点ずつ取り出して、補正をかけたりトリミングする。
それも数時間かかってプリントアウト。
続いて、ボール紙の裁断作業。











これがシンドイ!
大きさを測る→切るの繰り返し。
単純作業が苦手のオイラは、逃げ出したくなる。
無心で手を動かすこと数時間
カレンダーがやっと完成!
もう夜10時を廻ってた。

そこでショーゴがやって来て、中断。
先日、奴はオイラが録り溜めたデモテープを持ち帰り
数日かけて、その中の一曲をリミックスしたのだ。
オイラは、音楽を止めて画家になってからも
暇を見つけては少しずつ曲を書き続けている。
ま、単純に止めようと思っても
止められる事ではないんだけどね、曲作りは。
そのほとんどが、ギター一本に鼻歌が乗っかったような
一発録りのコラージュみたいなもの。
聴かせられないレベルのものも沢山あるが
全部まとめてショーゴに渡したのだ。
自分の曲が、どう切り刻まれ、遊ばれて(笑)いるのか
興味深々だぜ。

仕上がった曲は、ある程度原型を留めており
所々に「おぉ!」というアレンジが成されていた。
元はギターも歌も1chで混ざっていたので、
難儀な作業だったと思う。
せっかくだからと、ここで歌とギターを別々に録り直そうと
提案し、直ちに録音の準備をする。
夜中12時過ぎ、アパートに響き渡るオイラの歌声(笑)
ほんと迷惑だよね〜。
明日の準備はまだ残っていたが
やっぱり音楽は楽しい。
全然、そっちを優先するよ、オイラは。

無事、別録りされた音源を抱えて
1時過ぎにショーゴは帰宅。
明日の準備は、まだまだある。
配布用フライヤーのデザインと印刷、
プリントの額装、
名刺の増刷、
ポップバナーの準備…。
音楽という楽しみ、そのしわ寄せを食った形で
絵の準備は朝まで続いたのであった・・・。



2004年11月13日(土)



 魅惑の囁き・・・


ジャパレス【A】のオーナー、Kさんと食事。
以前からチョコっと話を振られているのだが
日本食レストランの経営をやってみないか?という相談。
本店が支店を出すときは、通常「暖簾わけ」が多い。
長くそこで勤めた弟子に、屋号を貸し、独立させる訳だ。
ところがこのオーナーは、どういう訳か
料理人でも経験者でもないオイラを口説こうとしている。
「私は、起業家としてアナタをみています」という。
なんでやねん!?
頼むから、そういう事いわないでおいて〜!
先日は、サン村田から
「アナタがビジネス始めたら、もっと金持ちになれる」
とか言われたし、よく人からも
「あなたはビジネスに向いている」とか
「お金儲けの事だけを考えれば、成功します」とか
ま〜ったく根拠不明のサジェスチョンをされる。
何でだろ・・・?
そんな臭いをオイラがプンプン発散させてるとでも言うのか?
も〜それは命取りなのよ、オイラがやったら。
アーティストだなんて言えなくなる。
オイラがビジネスに手を染める=アーティストとして終わり。
だと、幼稚かもしれんが、真剣に思うぞ。
だから、頼むからそんなこと囁かんといて〜!

ま、いつも通り
ノラリクラリと話題をかわして退散する。

ダウンタウンに戻ってから、ケーキを手土産に
友達の引越しパーティーへ顔を出す。
彼女は友達が多いので、引越しパーティーも分散させ
今夜はアーティスト・ナイトらしい(笑)
慎也さんとYuuko、ミキちゃんという
2画家+2写真家という組み合わせ。
おもろい。
アート談義に花が咲くと思いきや、
予想を裏切って、恋話に突入(笑)
かなりバツが悪いので、この辺で退散する。
そのままオアシスに直行。
秋の夜長は読書だべ!の如く
文学チックに過ごす。

2004年11月12日(金)



 カレンダーの素材

来年用カレンダーの素材探しに奔走する。
去年は100部作ったのが完売したので
今年はもう少し手を掛けて作りたいと思う。
業者に発注するのでなく、
手作り、ハンドメイドで作ろう!と決めたものの
まずは、その素材探しから困難をきわめる・・・。

コンセプトは、このウェブサイト同様に
レトロな味わいのあるものにしようと思い
台紙はボール紙を使おうと思う。
ところが、丁度良い厚さのボール紙がなかなか無い。
画材屋といえば、ちゃんと精製されたキレイな紙ばかりだし
ダンボール業者だと、ロール単位(1トンとか…)だし、
思いつく限りの場所を当たるも、ダメ。

数日を棒に振ってしまったので
とりあえず先に、止め具の部品を探そうと
昔お世話になったことがある印刷所へ。
色んな止め具(バインディング)のサンプルを見せてもらい
値段を比較する。
話のついでに、オーナーに
「薄手のダンボール紙を探してるんだけど・・・」と言うと
「こんなのどう?」と、一枚のボール紙を持ってきた。

BINGO!!!

これ!正にこれだよぉぉぉぉ!
丁度良い厚さと、色合い。
これを探してたんだよ!
業務で使う、印刷用紙の束100枚ごとに入る、
いわば敷居がわりに使われているボール紙との事。
早速、これを作ってる業者を調べてもらい
コンタクトを取ることに。
オイラの変な注文に、最初は戸惑ったらしいけど
最終的に発注OKとのこと!!
やっぱ、オイラはツイてるわ〜。
これで俄然、やる気が出てきた。

諦めかけた時に、いつも救われるなぁ。
心のどこかでは「いや、絶対あるはず!」
と信じて、諦めてはいないのだが
それでも、めげそうにはなる。
でも毎回救われてるよな、最後は。
感謝!


2004年11月11日(木)



 反省を促す

仕上がったJazzEx用ポスターのデータを持って
スカボローにある印刷所へ届けようと思ったら
先方がわざわざクーリエを出してくれて
ピックアップしてくれることになった。
ラッキーです。
めちゃめちゃ遠いので嫌になっていた所なので。

ジェイミーからTELがあり
Tシャツのデザインをチェックするためケンジントンへ。
I like it ! I'd like to have one!
かなりデザインを気に入ったらしく
遠まわしに「一枚くれ!」と迫られる(笑)
その場でいくつかデータを修正して保存。
土曜日の夜までに仕上げてもらうことになる。

帰りにRafi邸に寄る。
先日、奴は盲腸で入院した。
が、まだ切ってないので、近々また入院の予定。
【Tokyo Doll2】NO KIMONO展もあと数週間と迫り、
順調にいってると思いきや、またまたトラブル発生。
日本側のデザイナーから、洋服が送られてこない!
Rafi曰く、1年も前からスケジュールを渡してたのに
間に合わないから待ってくれ!とはどういうことだ!?
と、怒り心頭。
しかも、日本のデザイナー全員がそうだから
「これは日本人にとっては当たり前なのか?」と
逆ギレされる(笑)
っつーか、オイラに切れんなよ。
去年の【Tokyo Doll】の際は、
オイラが日本側をすべて統括してたので
起こらなかった問題。
日本人同士でなければ裁量が難しいことは多々ある。

言葉の違い

解釈の違い

感覚の違い…etc

これは展覧会を主催する側が歩み寄るべきか
参加するアーティストが歩み寄るべきかは
火を見るより明らか。
Rafiは、もっと参加するアーティスト側に
敬意を表するべきだった。
今更言っても後の祭りだが、
「参加させてやっている」
じゃなく、
「参加してもらっている」
と考えることがどうして出来ないのか!?
その辺の、些細なことが後々響いてきたんじゃないか?
釈迦に説法ではないが、この辺をもう少し
Rafiが理解してくれれば良いと思い、
多少キツイが、言わせてもらった。



2004年11月10日(水)



 来年のプロジェクト

午後、JCCCにて日加特使のI氏と会談。
2時からの予定だったのが、先方の都合で1時間押し。
ショーゴも待ち合わせに遅れてることだし、
JCCCで暇を潰すのは勿体ないので
Eglintonの【Sushi Star】で食事をとる。
オーナーやウェイトレスの子らと談笑してると
ふと、知った顔が現れた。
誰だっけ!?
・・・あ、そうだ!【ショーブ・ショー】で
ミキサーを担当してる奴だ!
世間はやっぱり狭い。
近くの保険会社に勤めてるらしい。
人は見かけによらないな。
ショーゴがやっと合流して、JCCCへ向かう。

特使のI氏は、日系3世なので全く日本語を喋らない。
おまけに早口だから、今でこそ分かるが
昔は、何言ってるかほとんど分からなかった。
今日のショーゴが、昔のオイラ状態(笑)
奥の会議室で30分ほどトーク。
JazzExの件はもちろんだが、今日はもう一つあって
来年オイラがやる事になったカナダ巡回展の相談。
ここJCCCの【現代ギャラリー】を皮切りに
バンクーバー、オタワと廻る、初の大規模な個展だ。

もしかして、この日記で書くのは初めてか?
実は、数週間前にJCCC館長のJames推薦で
【現代ギャラリー】での個展が決まり、
これからバンクーバーとオタワへの打診をするところだ。
総合オーガナイズは【現代〜】のKen氏が担当する。
今回はカタログも制作されるので
かなり大がかりな準備が必要とされる。
主にプロフィット(資金)なんだけどね。
ちなみにメイン・キュレーターには
オイラのゴリ押しでRafiを投入することに。
やっぱ、奴しか居ないでしょう。
キュレーションできるのは。

簡単に巡回展と言ってもピンキリで
自費で運送して展示するだけなら、簡単にできるけど
きちんと宣伝を打って、作品も売れて、
興行的に黒字にするには
それなりの事業計画が必要になる。
このプロジェクトは【現代〜】が今まででやった中では
最大規模のものになるらしい。
らしい、っていうか、オイラの独断だけど(笑)
ほんで、まずI氏に根回しと思って。

JCCCでやるのは、ある意味チャレンジ。
日系人プラス、どれだけ地元カナディアンを
この日系文化会館に呼べるか!?がポイントだと思ってる。
オイラの絵を観に、こんな遠いところまで
誰が来るんだ!?というチャレンジ(笑)
いや、本当ですよ。
簡単ではない事だから。

帰りがけ、ファンディング担当のクリスティンに会って
そのことをちょっとだけ話した。
すると、奥からもう一人出てきた。
なんと、【Funding Matter】のパトリック社長。
そう、数ヶ月前にオイラの絵をポーンと買っていった
あのミリオネアだ(笑)
一石三鳥、わざわざ出向く手間が省けた。
「いや〜、なんか縁があるなぁ・・・」と一人呟く。
これも何か良いことの兆候。

JCCCの一階には総領事館インフォメーションセンター
が入っており、ついでなのでY領事にも挨拶。
あぁ、社交してるなぁ…と、ちょっと自嘲。

日曜日の【秋祭り】用に、フレームを買い足すため
そこから【IKEA】へ向かう。
が、
降りる駅を間違えて、この寒空の中(気温1℃)
ひたすら30分ほど歩いた・・・。
道連れになったショーゴは、寒さで固まって
壊れたロボット状態(爆)
来たね〜、冬が。



2004年11月09日(火)



 オアシス

前日の恐ろしい経験(カオス状態)から引き続き集中力を維持。
自分でもヤバイと思うくらいのスピードで作業を進める。
何だか、このまま壊れてもいいという気持ち。
朝5時をまわり、7時を過ぎ、9時になってようやく開放された。
昨日ドローイングを終えたばかりなのに
もう9割がた完成まで持っていくことができたのだ。
スイッチが切れたオイラの身体は抜け殻。
それまで、あまりのファイルの重さに
ウォンウォンと唸りをあげていたPCに「お疲れ様」と声を掛けて
ベッドに倒れ込む。

身体は疲れていても、精神的に高ぶっており
なかなか眠れたものではない。
気付くと昼過ぎ、ショーゴが様子を見にやってきた。
JazzExの関係で、いろいろと人を紹介する約束をしていたので
これからアポを取って、ショーゴを紹介しに行く。

まずはJCのK社長。
突然のお願いにも、快くオフィスへ招き入れてくれた。
頼れる兄貴みたいな人だね、オイラにとっては。
今まで色々な相談をしてきたけど
いつも明確なアドバイスをくれる。
「初めてトモに会った時は、本当に死にそうな顔してたよなぁ」とか
今だに言われると恥ずかしい。
第一印象はなかなか消せない。
ショーゴはかなり緊張した面持ちで、なかなか会話が続かない。
最初はそんなものかも。
気にしない、気にしない。
しかし、第一印象って消せないぜ(笑)

ピザを食って、一旦スタジオに戻ってからは
オイラの絵のコレクターでもあるパトリックの家へ。
世界各国のTEAセレクションの中から
日本の「緑茶」を選び、暫しくつろぐ。
あちこちに現代アートが飾られてて、居心地のいい空間。
あ!、この作品は!
【Let's Have a dream】の時にHiroが作った作品が
一等地に飾ってあった。
まるで自分の事のように嬉しい。

その後、クミの家で夕食にありつく。
今夜はシチュー。
ショーゴとオイラは韓国スーパーで得体の知れないジュースを買い
それを手土産にもっていく。
クミもだんだんと料理が上手くなってきたかも?
お腹一杯になって、ショーゴと別れる。
それから今のオイラにとって唯一のオアシスへ足を運ぶ。
R子とは、平和って何かな?などと恥ずかしげもなく語り合える。
ん!?そんな大げさなものではないか。
ただ思ったことを喋って、相手の思ったことを聞く。
そういう当たり前のことがオイラには必要。


2004年11月08日(月)



 カオス状態

昨日に引き続き、ひたすら絵を描く。
今回のポスター、【違ったスタイルで】描くというのは
手描きのドローイングをスキャンして
以後はすべてコンピューター上で仕上げるというもの。
はっきり言って面倒くさい手法。
生でペイントしていけば、仕上がりの予想も
大体の時間の計算もできるのだが、このやり方ではNo Idea。
とにかくやってみるしかない。

全ての基礎は、この下書きのドローイングに懸かっているので
手を抜かずにきっちりと描くように頑張る。
かなり精神的に疲れる作業。
構図が大事だ、構図が。
ちょっとでも狂うと、それを捨てて新しく描き直す。
ごちゃごちゃと細かいオブジェクトを入れるつもりなので
ほんの1ミリでもズレると、途端に美しくない構図になる。
単にごっちゃ煮じゃないんですよ、混沌とした中の【美】が好き。
どんどん書き足していって、カオスになってから、また壊す。
それを繰り返しているうちに、だんだんと構図が整理され
次第に絶対的な位置が決まってくる。









夕方、やっとの思いでドローイングが完成!
次の作業へ移る前に、軽く気分転換したくなり
近所の【Tequila Bookwarm】へ。
コーヒーをすすりつつ、雑誌を片っ端から読む。
気付いたら2時間、ファッションから経済にいたるまで
ありとあらゆる雑誌をナナメ読みしてるうちに
突然、目の前が真っ暗になったような錯覚。
まずい、まずい、疲れてるんかな?
そう思ったら、急に寂しくなってきた。
一体、自分は何をやっているんだろう?
何をこんなに頑張っているんだろう?
そんな思いがブァ〜っと押し寄せてきた。

多分ね、ドローイングしてる最中のカオス状態から
抜けたんだと思う。
雑誌読み飛ばしてる時までは、その状態のまんまだったのが
突然、普段の状態に戻ったのかもしれない。
思えば、何でそんなに片っ端から雑誌読んだの?という気もするし
どこか普通の状態ではなかったかもしれない。

人間の集中力って、たまに恐ろしくなるくらいで
スイッチが入ってる時に、余計な電話がきたりしたら
会話の内容どころか、今誰と話したのかさえも思い出せない
事がある。
オイラはあんまり自覚してない方だけど
最近、そのことで友達から「怖い」って言われた(笑)
そうなんか〜。
オイラって怖いんかなぁ〜。
だって何言ったか覚えてないんだからしょうがない。

とにかく集中力が続くうちに、とっとと作業に戻ろう。
念のため電話のコードを抜いておく。



2004年11月07日(日)



 特別な日に

朝起きて、メールをチェックした後は
パジャマのまま、ずーっとスケッチブックに向かう。
真面目じゃないですか、いつになく。
年末のJazzEx用、ポスターの制作です。
そうです、締め切りに追われているんです(笑)
日頃から、ちゃんとやっとけよーという感じですが。
でも今回、かなり良いものを作りたいんです。
いつもより、もっと良いものを!
ぼかーやる気です。

先日のTシャツデザインもそうだし
今回のポスターもまた、クライアントがあって
ある意味で限定された中で持ち味を発揮せねばならない。
それを自分なりに楽しんでる節がある。
普段は何の制限もなく、ただただ好きに描いてるわけだから
それとは違った楽しみというのかな?
ま、良い意味で期待を裏切ってやれ!という思いもあり
あえて今までやっていないスタイルで制作しようと思ってる。
使う画材が変われば、画風スタイルにも変化があるので
「あれ、いつもと違うじゃん!
でも、トモレノンの作品だよね!」というのが理想。
こんなこと自分で書いてて、プレッシャーになるわ(笑)

夕方、Butler's Pantryでお客さんと待ち合わせ。
フィアンセの誕生日にプレゼントしたい、と絵を注文してくれた。
ふと、前に出会ったカップルを思い出した。
あるカフェで展示をしていた時のこと、
二人して「あの絵いいねー」と合意していて
それぞれが個別に、同じ絵をオイラに注文したのだ。
お互い、クリスマスに驚かせようと思ったらしく内緒にしていた。
それを知らずに、全く同じ絵をそれぞれがプレゼントし合ったという
誠にほほえましい話。
後日、一枚の絵はチェンジしたのだけど(笑)
でも、何か特別な日にオイラの絵をプレゼントしてくれるなんて
かなり嬉しい、ありがたいことだ。
今日のお客さんにも、感謝をこめて「ありがとう」と伝えた。
単に、買ってくれてありがとう以上の気持ちで。


2004年11月06日(土)



 内へ、内へと潜っていく

昼頃、ショーゴがやってくる。
Tシャツのデザインが仕上がってるのを確認するためだ。
出来てますよぉ。
しっかりと。
ほとんど寝てねーんだからよ、こっちは。
ジェイミーに手渡すためケンジントンに出向くが本人は不在。
携帯にかけると「風邪ひいちゃっててさ・・・」
仕方ないので郵便受けにディスクを放り込む。
データに問題なければいいのだけど。

そっからショーゴと別行動で
オイラは【美女缶】の取材へ。
Don Millsのモールで待ち合わせたのだが
これが遠い!
行くだけですっかり疲れてしまう。

行き帰りの地下鉄の中では
ひたすら浮世絵に関する学術書を読む。
日本語では理解しているつもりだが
英語で読むと、また感覚が違う。
「ふ〜ん、そういう風に言うのね」
といった表現が結構あり
今まで見えていなかった側面が見えたような気がする。
頭の中では、浮世絵を現代に当てはめると
何になるか?をあれこれ考える。
それは全般的なものから、技法、流通に至るまで
系譜を引きずってると思えるものは結構ある。
画家と刷り職人の合作による
シルクスクリーンのプロセスなんかは
絵師と彫り師の関係そのままだし。

最近また、自分の作品に変化が表れそうな予感。
来年のテーマは【決着】と、早くも決めているし。
浮世絵もそうだけど、オイラの中にある日本的な感覚や
背景を一度すっきりと整理させたい気分だ。
先へ、先へと進んでるというよりは
内へ、内へと潜っていく感じ。


2004年11月05日(金)



 Tシャツデザイン










丸一日、JazzExのためのTシャツデザインに費やす。
明日までにデータを渡さないとNGというプレッシャー。
「和」テイストを入れることで、どうしても強調されてしまうのだが
必要以上に「日本」っぽさを入れたくない。
そういうのって逆に安っぽく見えるし。
とにかく、ドローイングを描きまくっては
スキャン→PCで加工の繰り返し。
深夜12時頃に、ようやく一つの案がまとまった。

それからはコーヒーをガンガン飲みつつ
ひたすら加工するのみ!
椅子のクッションがヘタリ気味なので
新しいのを買うべきか?とか
最近、空気清浄機の効きが悪いな、とか
作業する環境に対しての不満を感じつつ。

T-シャツ用のカラーセパレーションが面倒くさい。
色版ごとに分割するやつ。
それでまたスタックして
ついに完成!したのが朝7時過ぎ。
後でショーゴが取りに来るので
とりあえずシャワー浴びてから仮眠しよう・・・。

2004年11月04日(木)



 カレーパーティー

昨日、見積もりを出してもらった
JazzExのTシャツデザインを始める。
「和」テイストを盛り込んだデザインで行こうと思ってるんだけど
いまいち「これだ!」っていう閃きがない。

とにかくスケッチブックに落書きをしまくる。
横ではショーゴも同じように落書きしている。
奴の一番ヒットは
Jazz Exchangeに引っ掛けて
Jazz Exchonmage(ジャズ・エクスちょんまげ)というもの。
くだらなさ過ぎて笑った。

夜、久々にクミの家で食事会。
カレーを作るらしい。
オイラとショーゴ、Miniと彼氏、クミとアツコというメンバー。
カレーはめっちゃ美味くて合格点。
だが、頭ん中がTシャツのデザインでいっぱいで
食事を楽しむどころか、会話にもなかなか付いていけない。
そんな訳で、ショーゴを残して
一足先に帰ることに決めた。
帰りがけ、R子からTELがあり
体調が悪いというので、残ったカレーをよそって
家まで届けてあげた。
しっかり食わな、アカンで!
と、兄貴ヅラをして帰る。

それにしても、もうチャリンコは無理。
寒くて限界っす。

2004年11月03日(水)



 深夜の仕事人

髪切ったんですよ、半年ぶりくらいに。
それを見た友達曰く
【サッカー日本代表、落ち】らしいです。
自分的には充分、中田っぽいんですけどね。

Rafiに紹介してもらったTシャツ会社へ行く。
JazzExでシャツを作る予定があるんで
その見積もりを出してもらう為です。
英語の実地研修がてら
ショーゴを一緒に連れていきました。
オーナーのジェイミーとは一度会っているんだけど
名前と顔を覚えるのが苦手なオイラは
彼がどんな顔か、すっかり忘れていた。
「Yo, Jamie!」
と勢い良く挨拶してみたものの
「Hey, Tomo!」
と返事が返ってくるまでは
本当にコイツがジェイミーだっけ?という感じ。
どこにでもいる顔の白人で
街ですれ違ってもきっと分からないだろう。
ともかく、シャツの生地やインクの色版などを元に
一通りの見積もりを出してもらう。

帰りにケンジントンで遅いランチ。
Rafiが近所なので、TELで呼び出す。
すると「ちょっとお願いがあるんだけど」と開口一番。
いや、聞きたくない。
とても嫌な予感がする。
「日本のデザイナーに電話したいんだけど
今晩、Tomoの家から掛けて欲しいんだよ・・・
コーリングカード買っていくし、ビール持っていくからさ」
出たよ。
そんな事だろうと思った。

そして、夜11時頃にRafiはやって来た。
手にはビール(笑)
FRUITSの青木さんから、Cocoonのヒロミさんまで
片っ端から国際電話を掛ける。
その間、Rafi、ショーゴそれぞれビールを3本ずつ空ける。
っつーかさ、お前ら見てるだけじゃん!
オイラだけ仕事してんだよ!
そりゃ不公平だべ!?
俺にも飲ませろ!と、なし崩し的に任務終了。


2004年11月02日(火)



 何ごとも3年

紅葉です。
冷夏だったんで、あまりキレイじゃないけど
それでもトロントの街は、紅葉で彩られてます。
今日は、自転車に乗って
あちこち写真を撮りに行った。
去年は全く写真を撮らなかったので
今年は何とか時間を見つけて撮りたかった。














今日また一つ、目標を達成したんです。
出来そうで、なかなか出来なかったこと。
10月の日記を読み返すと
1日から31日まで、ぎっしりと埋まってる。
そう、一ヶ月一日も欠かさず日記をつけることを達成したんです。
2001年から日記をつけはじめて以来
ずっと「やろう!」と思っていた事。

オイラの持論の中に
【1年でやろう!と思っても、3年かかる】
というのがある。
自分の実力から考えて「1年あれば出来るな」と
思っても、結果3年かかるという事だ。

人間は、自分を過大評価するもの。
1年365日、毎日全力で頑張れる訳じゃない。
せいぜい3日に一度、全力でやれたらいい方。
年に122日、全力で頑張ったとして、3年で366日。
ね?
普段の1倍の努力なら、それが妥当。
もし、本当に1年で達成したいなら
普段の3倍の努力をしなきゃ無理だと思うんですよ。

ウソだと思うなら、自分に当てはめてみてください。
オイラなんて、最近手紙をポストに投函しようと思って
実際に投函するまで3日かかりました(笑)
あと、ウェブサイトを1ヶ月でアップしようとして
3ヶ月掛かりました。
Email返信しようと思ってから3日掛かったり。
もう、ほとんど何でもそうです。

日記の件も、いつも「よし!今月は毎日書くぞ!」と
月頭には意気込んでるんです。
でも、途中でへこたれるんですねぇ。
で、「また来月やればいいや」と諦める繰り返し。
そうして月日が流れて、早や3年。
自分でも「本当に3年掛かっちゃったよ、オイ」という心境。



2004年11月01日(月)
初日 最新 目次 MAIL HOME