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■ そりゃ、彼女の家だもん
朝からスタジオの掃除。 最近、不精だったんで 相当汚い。 先日電話をくれたHiltonホテルの人が 午後から絵を見にくる予定。
スタジオの隣のビルが取り壊されて 新しいビルを建設中。 朝からかなりうるさい。 裏のパティオに出ると 工事現場が上から見渡せるんだけど かなり大掛かりだね、これは。 地下をだいぶ深く掘り下げて鉄骨を入れてる。 何の店になるんだろう? カフェか花屋だったらいいなぁ。 花屋ってのが意外でしょ? この辺は繁華街で、浮浪者や乞食がウロウロしてるから レストランやコンビニみたいのはダメ。 花屋だったら夜は営業しないから静かだし なんとなく癒される感じがするでしょ。
午後2時、約束の時間ぴったりに Hiltonの人が2人やってきた。 事前にウェブサイトを見てくれたようで 作品タイトルを挙げて 「あれはある?これはある?」と聞かれる。 どうやら人物画が気に入った様子。 が、ここで男性と女性の意見が分かれる。 主導権は女性にあるらしく 「OK,じゃぁ私が良いと思った絵を2枚挙げるから どちらにするかはアナタが決めていいわよ」 という展開に。
どうやらこの二人、デキてるな。 ホテルのロビーにでも飾るのかと思ったら 彼女の自宅リビングに飾るための絵だった。 そりゃ、主導権は彼女にあり、でしょ。 彼の方は、「壁の色がアイボリーだから・・・」 とか何とかウンチクを垂れてるけど 彼女は聞く耳もたず。 10分くらい考えて、やっと2枚に絞り込んだ。 そして、最終的にやっぱり彼女の意見で 【November】を購入することに決定!
「これ、とても人気高いんだよ〜」と言うと 「ホラ、ごらん!」って感じで彼氏を見下す彼女。 彼氏の方も、買うって最初は言ってたのに やっぱり買わないらしい。 ご機嫌ナナメのようだ。 そんな事は気にせず、彼女は色々と質問してくる。 すごく俺の作品が好きだと言ってくれて、 自分のことなのに 他人が褒められてる感じ。 ちょっとコソバユイ。 記念に一枚。

最近、絵を買ってくれたお客さんの 写真を撮ることにしている。 近頃、物忘れが激しくて、 顔も名前も覚えられない事が多いので その予防と、自分のコレクションとして。 密かな楽しみなんだ、これが。
2004年06月13日(日)
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