ユキマークブック。...ゆき

 

 

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正しい人なんて世の中にひとりもいないと思うのにその自信はどこから。 - 2005年07月22日(金)

録音も録画もしていない、
記憶だけの会話などどっちが正しいかなんて証明できない。
私の言っていることが違うと言い切られても
そのひとの言うことは、私の記憶とは違っている。

だけど私の記憶が正しいとは限らない。
違ってると思うけど、でも私の勘違いかもね、って
そういうふうに一歩引くようにしているのだけど
それでも返ってくるのは
どんなときでも「違うよ。こうだったもの」。
“常に自分が100%正しいひと”とは
ほんとどうしやって折り合いをつけていいのか困る。

違うと思うところを細かく指摘していっても
お互いに不愉快になるばかり。
だからといって黙っていると
私ばかりが不愉快。
不愉快に耐えられない以上は
切ってしまえばいいのかもしれないけれど
それはそれでほんとうにいいのかと。

指摘しても不愉快。
指摘しなくても不愉快。
ならせめて相手を不愉快にしないように
もう黙って私が悪いのでもいいやと黙るのだけど
度重なるとしんどくなってくる。

相手はきっと、
そうでしょうあなたが間違っていたでしょう? と思っているだろう。
そういう状態であることに耐え切れなくなる。

自分が100%正しい人は
自分が蚊帳の外にいるときにはとても常識的だ。
なのに、いざ当事者になったとたん
自分の正当性を強く強く主張して
そのことにまったく自覚がないのだから
平行線を辿るしかないのだ。
悪気があるならまだいい、喧嘩してすっきりできる。でも。

あからさまにそういう人とは
そもそもお付き合いをしていないし
大体そういう人は多くないし
そういう人でもそういうことが顕著に現れる機会は多くないから
実際にこんな羽目に陥ることは稀なのだけれど
なぜだかここ最近、似たようなことが続いていてしんどい。
学生のときならばさっさと
付き合いそのものをやめてしまえばすむことだけど
社会人ともなるとそんな簡単にはいかない。

直接対決は新たなしこりを生んだだけで
急遽月曜に出張が決まった。あいたた。
結構辛いのだけど、胃潰瘍とかってほんとならないのね。
一晩で(潰瘍が)出来るってきくけどな。
よく思うけど入社以来結構悩んでると思うのだけど
結局大して悩んでも働きすぎてもいないってことよな。
身体は壊したことないもの。

そんなこと思いながらここ数日間テンション激落ちで過ごしていたら
何年も前に神経を抜いたはずの奥歯が痛くなり
朝おきたらその痛みは引いていたのだけど、
代わりに咽喉の奥にかすかに異物感があって
咳をしたら血を吐いたのには正直驚いた。
びっくりして何回も吐いちゃった。(←すみませんお目汚しを。)
こんな目に見えない体調異常は嬉しくない。
休めないし。病名も浮かばないし。

カラオケ行ったわけでもないのに咽喉が切れたのか?
いつまでも異物感と出血が続くようなら
…口腔外科とか行くのかね。ようわからん。

そんなことより悩みたくない。
口に出しても出さなくてもしんどい。
間違ってないことまで間違ってるといわれても。
カラスは(白とまででなくても)灰色だよねといわれても。
私は黒だと思うけどね、と言わずににっこり相槌を打てる、
そういう強い気持ちが必要なのだ。
必要。必要。ひつよう…。

…ずっとそこで私は黒だと思うと言わないことこそを
相手に対して失礼だと思って生きてきた。
だからいっぱい喧嘩もしたし嫌われてきたし
だけど無理して相手に合わせたり、
陰でいろいろ言うよりは誠実だと思っている。

しかし迷う。わからない。結論は出ない。
相手に黒だと思うということで
灰色だと信じて疑わない人には不愉快な思いをさせる。
ああ、そっか、黒かもね。でも私的には灰色だなー。とか
おー、言われてみれば黒だねえ。とか
そういう風に受け止めてくれる人ならいいけれども、
違うよ、灰色だよ。としか言わない人は
なんだよ黒って、と思うだろう。

人の意見を取り入れない人だと
ばっさり切り捨ててしまうのは簡単だけれど
それは私が灰色かもねと思うことでも解決できるはず。
だから裏を返せば私が扱いにくいのだということ。
ただ、もうなんか些細なことなのだけれど、
あー、灰色って見方もあるね。でも私は黒だと思うなー。って
相手は灰色、私は黒、と認め合っていきたいのであって
それを黒じゃない!灰色!と決め付けられるのがいやなの。

…ああ、奥歯が疼きだした。






...

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