シロクマ日和



[ 酒井のおばあちゃん ]

今日は、私の母方の祖母の誕生日でした。
正直に書くとこれは20日に書いているので、まあ、もう
過ぎてしまった訳ですが、祖母のことを徒然書きます。


「酒井のおばあちゃんの話」 はい、 さかば〜♪

酒井は土地ではなく苗字です。
通常最低2人はいる「おばあちゃん」を、我が家では
苗字を冠することで、子供に対して呼び分けるのでした。

酒井のおばあちゃん、は、

戦前戦後に学校の教師をしていました。そのせいか
たまにくれる毛筆の手紙は、a,b... とアルファベットの筆記体で
ページがナンバリングされています。新鮮な和洋折衷。


スイカとメロンと米と白菜とトマトとほうれん草と小松菜と人参と
ゴボウとキャベツと茄子とらっきょと梅干を作っています。
そしていつも大量にくれます。美味しい。


大きい鼻の穴(遺伝しましたよう)をもっと大きく広げて、
ひゃっひゃっひゃっといつも笑っています。

祖父が小言や説教が好きなタイプな一方で、大抵いつも
「はいすみません」「仕方あんめーよ」とけらけら笑っています。
笑っていると、もっと小言を言われます(笑)


祖父と社交ダンスの選手権に出たり、白髪も茶色っぽく染めて
若くて元気な感じだったのですが、おととし骨折をしてから
なんだか少し元気がなくなってしまいました。孫は少し寂しい。
白髪のおばあちゃんは、ちょっと小さくなっていました。
鼻の穴も…。それはいいのか…。


高校・大学受験と仕事で、相当顔を見せない不義理な間に、
いつの間にか時が経ち過ぎていて、ちょっと寂しいです。


手紙がいつも敬語で、文語で、まっとうな内容で、少し寂しい。
私もそうだから、そうなんだろうけれど、ちょっと寂しい。
誤字とかあったらいいのに、とさえ思います。

でも、毛筆で書いてくれている、誤字のひとつもない手紙、
がいつも届くのは、きっと心を込めて書いてくれているんだろうな。



今年もおじいちゃんとふたり、元気でありますように!
仲良く色々話せますように!目標はシモネタ!違う秘密の話!

夏には、免許を多分取っていて(多分…)
車で茨城まで行けるといいな、と思っています。


2006年02月19日(日)


[ お礼 ]

最近、昔お世話になった方々が連絡をくれます。
偶然だと思うんですが、じーんとしてしまう。

でも、このサイトもどんどん実生活でばれてしまったので
書くことが書けないというもったいなさです。
書きたい。いい話があるんですわっさわっさ。
特に後輩に伝えたいなあ。

がんばれ若人!


このサイトもそうだけど、仕事を始めて忙しくなって
すっかり不義理音信普通自分勝手放浪人になってしまいました。
ごめんなさい、でも見放さないでくれて嬉しいです…
すべてのことに悪気はなかったんです…

キャパは無いけど、今年はちゃんと大事にしたい。


今までもらった愛情を、私もいつか誰かに注げるんだろか、
自分が大人になって子供に相対すときに、同じように振舞えるだろうか、
来たる日のために、気配りのひとつだって見逃さないぞ、
自分や友達の今の目線と感情をひとつでも多く覚えていよう、
来たる日のために。

そう初めて思ったのは、小学校3年生の時だった。
あれから10年以上…。


そろばんの日記も、今の会社に入ったころの日記も、
誰かが心を砕いてくれた日々も、もらったメールや絵や言葉も
成長しながらガンガンねじれる私を、少しまっすぐにしてくれます。

ヘルマンヘッセの「車軸の下」は別に好きでも嫌いでもないですが、
幼いころの私小説を「私をつくったもの」と表現するところに
感銘を受けました。嫌だなと思った話が急に大事なものに見えた。
(友達の蝶の標本が羨ましくて、こっそり盗んだら、握った拳の中で
 羽が折れてボロボロになってしまった…。
 友達にも蝶にも、罪悪感でいっぱいになる、などの苦い話)
小学校の国語の教科書に載っていました。
ああ、思い出すと、教科書をつくった人にも色々ありがたいなあ。

ほんとに感謝してます!みなさんありがとう!


2006年02月09日(木)







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