2003年01月20日(月) とろけるような時間の中で
 

熱の冷めた頃に涼しく鳴る風鈴と
その音に耳を傾けるネコ
そう、わたしたちはそういう存在でいよう


真夏に打ち上げられた花火のような
鮮烈な恋は、なにも君とじゃなくたっていい
焦がれるような恋よりも
流れるような恋を君としたい


永遠なんて言葉は使えないけれど
できれば
このまま、ずっと





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2003年01月14日(火) 紅一休
 

まっさらな雪原に
真っ赤な椿を落とすように
君は私に傷を残していった


ほんのりと残る熱が
君を
君を忘れさせてはくれなくて


その傷が消えぬように
君への記憶が消えぬように
私はただただ祈っていた


だって私には、もう他に何も残ってないから


まっさらな雪原に
真っ赤な椿が
ただひとつ





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2003年01月09日(木) 寂しい夜に君はいない
 

寂しい夜に君はいない
こんな日は 月さえもおぼろげで
誰にもぬくもりを伝えられない右手をポケットに入れた


私には
タバコという逃げ道もなく
こういうときはふと目をつぶる


思い出すのは君と一緒の夜ばかり


こんな寂しい夜に君はいない
愛しい夜は悲しい思いばかり私に残して
遠く冷たい空の向こう
遠く、冷たい空の向こう




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なんと1ヶ月ぶりの更新になってしまいました。
明けすぎましたがおめでとうございます。
今年ものんびり食っちゃ寝ペースで頑張りたいと思います。
どうぞよろしくね。





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