2002年05月28日(火) 実際に触れられる幸せを
 

自分の見た夢に振り回される
今ごろあなたが出てきて
それを素直に嬉しいと受け止めた私


幸せな夢に浸っていたいと思った私
少し前ならこのどうにもならない現状に
絶望したりしたと思うけれど
もう昔を見たりなんてしない


幸せな夢も結局は泡でしかないから
実際に触れれる幸せを
このどうにもならない現状で見つけだす


きっと、もう少し
あなたのいないこの世界を
きちんと進めそうなのは





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2002年05月24日(金) そして、実りますように。
 

辛くない恋なんてないと知っていますが
今度の恋はそんなに辛くないようにと祈ります
せめて針でちくりと刺すぐらいの痛さで
涙を我慢できるぐらいで


苦しくない恋なんてないと知っていますが
今度の恋はそんなに苦しくないようにと願います
せめて呼吸ができるぐらいの息苦しさで
眩暈がしない程度で


今度の恋は
今度の恋は
好きになるのを後悔するほど沈みませんように
せめて君の笑顔を最後まで嫌いにならない程度で


誰にでもなく
自らに祈ります





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2002年05月23日(木) 揺れる水
 

あんなに過去の人ばかり考えていたのに
最近は、気付くと彼の事を思ってる


輪郭とか
目とか
歩き方とか


心揺らぐような大きな動揺はないけれど
忘れてしまわないように何度も思い出す
沈みきっていた冷たい水に
少し波が出てきたような
そんな感覚


あなたの何が私を揺らすのでしょうか
少しずつ動き出した鼓動を感じて
私は思います


あなたはこんな風に私を感じているかということを
少しだけ
願っていたりもするのです





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2002年05月19日(日) そして陽は沈むんです
 

天気予報に裏切られ
外は土砂降り
機嫌の悪い朝が来る


その理由は
返事の来ないメールにか
それとももうすぐやってくる月ものか


どっちにしろ
馬鹿にされてるようでゴミ箱蹴飛ばし
我に返って散らばったゴミを拾う


何やったって今日はダメだし
明日に期待期待


どっちにしろ
作り笑いばかりで頬は痛いし
電話の心配する恋人なんていないんだから
ちっぽけな幸せは明日に延期


明日はちゃんと当ててみせろよって天気予報に喧嘩売って
今日は寝ますよおやすみなさい





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2002年05月18日(土) あなたと一緒にいた時を
 

あの人と一緒にいた時は
宝石みたいに思えた周りの景色
自分を隠さずに笑えた
それを他の人に求める事が間違っているのかな


だけどもうどうやって恋に落ちていたのかも分からない
もうあなたしか記憶にない
あの辛い恋しか思い出せない





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2002年05月17日(金) 使い物にならない
 

きれいな思い出ばかり残しておいたけど
それも随分色褪せてしまった


もう着れなくなってしまったスカートに
聞かなくなったCD
読まなくなった本に欠けたマグカップ


この思いも、って思うけど
いつまでたってもまだ思い出すよ
使い物にならなくなった恋はどうすれば良いの
あなた以上に好きになる人なんてと
決心した夜はどうすれば良いの


捨て場所も拾われる事も無い
色褪せてもなお私の心に居座りつづける拙い恋





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2002年05月16日(木) それでも忘れられないとしたら
 

あまりに好きすぎて忘れられなかった
あの日の彼はもう変わってしまった
それでもまだ好きだとしたら
私は今一体誰を愛していると言うんだろう


変わってしまった彼まで好きになってしまうほど
私は戻れない所にいるんだろうか





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2002年05月15日(水) それでも、傍にいたいとただ願う
 

もうあなたが困っていてもなにもしてあげられない
「ありがとう」って笑顔に困ることもない
あんなに辛かった、友達という関係
もう一度戻りたい
ずるすぎる私の答え





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2002年05月14日(火) 24時間営業中、今日まで
 

寂しい時だけ体を重ねる
便利だから傍にいる
そんなコンビニエンスストアみたいな関係もうやめよう


これが本当に最後だから
小さな恋のメロディよりも幼く小さなこの恋を
温めますか
そのままですか
それとも今すぐ捨てますか


明日の分もよろしくなんて
それはあなた、ナシですよ





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2002年05月13日(月) 恋を教わる
 

キスもメイクもセックスも
私は誰にも教わらなかった


最初は手が震えちゃうほど緊張して
慣れるたびに
世界で一番大事なんじゃないかと考えた


けど、くるんとカールした睫毛の先には
正しい答えなんて詰まってなくて
外の景色だって、今までと変わりはしない


眉ペンシル並に必要なもの
あなたが持っているような気がしてならない
私がまだ、知らないもの
漢字一文字なんかじゃ言い尽くせない
苦しくて切なくて優しいもの





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2002年05月12日(日)
 

私から行くのは億劫なので
ただ物音に耳を澄まして
誰かがやってくるのを待っている


何故だろう
世界は
どこまでも無限に続くループのようで
切り取られた四角い箱のようで
透明な壁に挟まれているようで


大きく響く人の声や車の音から逃げ出して
1人部屋に閉じこもっている
私のこの空間と変わらないほどの大きさのよう


この限られた部屋の中
外に出るのが億劫な私は
聞こえない足音を待っている
誰もがそうしてきたように





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2002年05月11日(土) たったこれだけで死にたくなるほど幸せ
 

むせかえるような香水の匂い
気持ち悪くて吐きそうになった


記憶が薄れても
体にはっきり残る君の香り
たったこれだけで泣きそうになった


あまりに嬉しくて


吐きそうなほど
好きだった君の香りに犯されて





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2002年05月10日(金) 目に見えぬもの
 

好きで好きでたまらなくて
言葉ばかり求めていた
証拠が欲しかった
私は目に見える形が欲しかった


目に見えない愛が私に降り注いでも
それは偽物だと君を咎めてしまうほど
君の精一杯の愛情表現にも気付かぬほど


目に見えるものばかり求めて
目に見えない君の優しさを傷付けた


どんなに小さな言葉も体温も
受け入れられたあの頃にはもう戻れない
たったひとつ形が残った
君の零した涙を、今でも思い出す





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2002年05月09日(木) 君を好きでいられた頃
 

20センチ差がある君の身長を眺めながら
2メートル距離をとって
君の2分の1の歩幅で後ろを歩いた


幸せだった
何も考えず
君を好きでいられた頃


追いついてから
こんなに苦しいなんて思いもせずに
君を好きでいられた頃





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2002年05月08日(水) いつまでも慣れない
 

痒い所に手が届かなくて
君の手を貸してもらおうと横向いたけど
そういえば、もういなくなっちゃったんだっけ
またつまらない事で泣いてしまった


いつまでも慣れない
君の匂いも体温も
体に染み付いてはなれない





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2002年05月07日(火) No Title
 

これから先に出会う人すべてに絶望してしまうほど
あなたのことが好きでした


いまだに外を見ようとしない私は卑怯者なのですか
他の人を見たってあなたを思い出すだけなのに
わたしの幸せを他の人に預けたあなたを
今でもたまに泣いてしまうほど好きなのです





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2002年05月04日(土) 乾く頃には
 

ぼんやりと天井に貼った光る星のシールを眺めながら
無性に悲しくなって人知れず泣いた
涙が頬を伝って布団に落ちる


その一滴が乾く頃には
私はまた同じように笑ってる
そんな毎日





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2002年05月03日(金) ひとつのつよさ
 

好きになることも
嫌いになることも
簡単に出来すぎて
なにが大切なのか
私はよく見失うけど


今この手の中にあるものは
せめて大切にしたい
目に見えるものも
見えないものも





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2002年05月02日(木) ただひとつだけいえること
 

ただひとつだけいえること
もう一回
全部忘れてしまう前に
君に会いたい


最後にキスするぐらいいいでしょう?





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2002年05月01日(水) 触れたいって
 

触れたいって恋じゃないのかしら
なにもせず抱きしめたいって思うの変かしら


でも、抱きしめたいのは君だけよ?





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