2002年03月31日(日) 恋を忘れる為に恋をする
 

久しぶりの軽いキス
目の前にいるのは
大好きな彼、じゃない男の人


きっとわたしはこの人を好きになる
そういうおまじないのキス


これ、大好きだった彼には効かなかったんだけど
単純なわたしには十分すぎるほど
効くみたい


恋を忘れる為に恋をする
わたしはきっと、この人を好きになる





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2002年03月27日(水) 君の手の温かさ
 

小さな嘘が闇になって二人を包む
わたしの嘘も
あなたの嘘も


嘘がたくさん重なり合って
此処から出られなくなったらどうしようって思うほど
二人傷つけあって
くたくたになった


疲れて
もう逃げたい
って思うたび
君の手の温かさを確認する


そんな事を繰り返してばかりの不器用な二人だけど
君の手の温かさ思い出して
二人歩く道を選ぶよ





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2002年03月26日(火) 君も僕も旅人だ
 

今から君はどこか旅に行くんでしょう
振り向かないで
振り向かないで
果てない光の向こうの
君の目指す場所まで
きっと辿り着くから


君が迷わぬよう
僕はずっと先に進んでる
だからもう振り向かないで
また会おう
おやすみ





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2002年03月25日(月) メッセージ
 

私が100回ぐらい囁いた「好き」の中で
あなたから聞いた「好き」は一度きり


それでも幸せそうに微笑んだのは
その言葉に
全部詰まってたからだよ


言葉の重みより
もっと私に必要なものが
全部詰まってたから





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2002年03月24日(日) 切手のない愛を出す
 

返事を貰えない手紙を書くのと同じように
返ってきはしない愛を渡す


切手は貼ってない
あなたが返してくれる事願って
切手のない愛を出す





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2002年03月23日(土) いつか帰るところ
 

日が経つにつれ
私たちは同じところに進んでる
愛しき人も
悲しき人も


いつか辿り着く所は
いつか帰るところと
同じだと
気付かないまま


答えは其処にあると信じて





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2002年03月22日(金) 優しい心と優しいミルク
 

ごくごくごくと大きな音を立てて
牛乳を一気に飲み込んだ
まだまだ成長が足りないんだ
身長もこころも


ふと隣りに目をやると
名前も知らない貧弱な木と目が合った
残りのミルクは君に


まだまだ成長しつづける
強く、優しく
身長もこころも何かを守るこの腕も





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2002年03月21日(木) 優しく触れられることも
 

踏まれた花は
そのうちきっと
またつぼみを開くから
今は少し放っておいて


優しく触れられることも
今は十分痛いから





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2002年03月19日(火) 小さなプライド
 

何をするにも自信がなくて
絶対に生まれ変わってやる
と踏み出した一歩目で派手に転んだ


邪魔をしたのは
小さなプライド


たとえば
大声で歌いたいのに
口紅がはげてて恥ずかしい、とか


自信がないくせに
邪魔だけは立派な、私のプライド





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2002年03月18日(月) これはわたしのものなのに
 

わたしのものなのに
なんで思い通りに動かないんだろう
さび付いたみたいに身動き一つ出来なかったり
柔らかい水みたいに流されてしまったり


恋だけじゃなく
全てにおいてそうだけど


私の心は
意志をもってて
好き勝手に動き回る
私自身、止める事、出来ない





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2002年03月15日(金) その心、さらわれた
 

ちいさな悩み事があって
青すぎる空に背を向けて
石ころ蹴飛ばしたけど


暖かい
桜色の風に
その心、さらわれた


青すぎる空は喧嘩を売ってるけど
なぜだかきゅうに
優しいひとになった気がして
鼻歌歌って石ころ蹴飛ばした





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2002年03月14日(木) 世界はこんなに広いのに
 

私を絶対に認めない君、と
君しか認めようとしない私


世界はこんなに広いのに
何故か
いつまでも背中合わせ


もう戻れないと嘆く私、と
戻ることすらおそれない君


世界はこんなに広いのに
どこまでも似ていて
どこまでも違うわたしたち





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2002年03月13日(水) もういいやと呟くのが
 

君を想うたび
どうしようもない現実に直面して
気が付けば
もういいや
と呟くのが癖になってた


もういいや
もういいや
納得できないまま、次にいく


必要のない感情ばかり増やして
大切な人を失う恋ばかり繰り返す
ちっとも先に進めない
私です





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2002年03月12日(火) 後悔しか残さない恋を抱いて
 

君を見つけたその日から
流されながら
色んなものに流されながら
君だけを目指して
此処にいるよ


世界に君しかいないような恋だったのに
後悔しか残さない恋だった


流されて流されて
気持ちだけ置いてけぼり
君はどこまで進んでしまったんだろう


私は一人残されて
気持ち悪くなるぐらい
たくさんの人の中で
ひとりきりで


それでも
君が忘れられない


やるせない気持ちと
後悔しか残さない恋を抱いて
此処にいるよ


----------------------------------------
いちまんヒットありがとう。
此処をマイ登録してくれている60名の人ありがとう。
情けない私は情けない詩をこれからも書いていきたいと
こころから。





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2002年03月11日(月) 中身はこれから作ればいいと
 

うっかりしていて
平凡な道に
平凡な私を落とした


全然見つからない私
どこに埋もれてしまったんだろう


でもでも
このままでもいいかも

殻だけ残った私が言います


中身はこれから作ればいいと
朝日が私に染みました





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2002年03月10日(日) スイッチは切らない
 

友達に
昨日書いたそのまま言おうと思った
何だか分かってほしかった
だけど
途中で言うの忘れてしまった


時々、目の前が真っ暗になる
肉体の話は別として
死ぬってことは
突然テレビのスイッチをプチっと切る
ような
そんな感じじゃないのかな


そしたら
そしたら
私はもう何も思わなくなる?
命ってそういう風になってるの?
また違う誰かになってものを思ったりするの?


科学的根拠とか
わかんない言葉は無視して
まだまだ
スイッチは切りたくないと思う


今日もまた詩じゃない





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2002年03月09日(土) 時々恐くなる
 

時々
死んだら「私」はどうなっちゃうんだろう
と、思う


肉体がどう、とかじゃなくて
こうやって
何かを感じるとか
何かを思うとか
死んだら
もう、
二度と「私」は考えられなくなるのかな


他の誰かになって
また生きるのかな


死ぬって分からない
今日は詩じゃない





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2002年03月08日(金) 私の言葉を飲み込んで
 

未来の約束より
今傍に居てください
愛の言葉を囁くより
そっと目を見ていてください


私は、
たったひとりの空間で
言葉を紡げるほど強くない


そっと
そっと
私の言葉を飲み込んで
誰か一緒に居てください





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2002年03月07日(木) 私の足跡が残っていたら
 

君の描く未来に
私の足跡が少しでも残れば
もう今はどうでもいいような気がする


まだまだまだ
もっと先に
私の跡が残ってれば
それだけで





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2002年03月06日(水) 遠い遠い宇宙から
 

遠い遠い宇宙から
光がすごい勢いで落ちてきて
私を真っ二つに割ってしまったら
迷わず半分に君を好きだと伝えに行かせ
半分は家で静かに待機


残りの半分は
失恋した時、泣かない為に
また明日から笑顔で笑えるように
君を恨まないように


失恋した半分は
君にあげます


遠い遠い宇宙から
光がすごい勢いで落ちてきて
私を真っ二つに割ったら、
私は迷わずそうします





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2002年03月05日(火) 不安定な人
 

君は不安定な人だなと思う
瞬間瞬間に色を変えて
顔を変える


自由な人だと思うけど
可哀想なくらい不安定な人


それが、わたしが不安定だから
余計にグラグラ揺れてるように、
見えるわけで





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2002年03月04日(月) 自由に縛られた私は
 

まったく縛られる事を嫌う私ですが
誰にも触れられないのは
寂しいと
時々孤独に縛られてしまうので
たまに、変な言葉を掛けてください


そしたら私は
泣いたように笑います


自由です
自由ですよね


自由に縛られた私は
泣いたように笑います





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2002年03月03日(日) 知らないふりで
 

かまってくれないネコを無理やり抱きしめる
迷惑そうな顔して
放したらそのままどこかに行った


一人よがりの恋はこんなにも寂しい
だから私も知らないふりで





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2002年03月01日(金) 未来は
 

未来は
君の立っている道に咲く
花だ


どんな花が咲くのか
進まなければ見えはしない





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