Author : yuzu

 


『映画じゃない日々』


加藤千恵さんの『映画じゃない日々』
読みやすい1冊でした。
ある映画を同じ映画館で同じ時を共有して鑑賞する女性達のお話集。
色々な立場で生きている女性達、
どうしてその映画館にたどり着いたのかというところから始まり
その映画の感想、
映画館を出た後どう生きているか
などが中心に描かれています。

映画を見る理由なんて人によって様々だし、
それを見てどう思うかも様々で
映画を見たから何かが劇的に変わるわけでもないとしても
そんな世界をその人なりに生きている。
これが正しい、なんてなくて
それぞれの主人公が何かを抱えている。

書く人によっては、読む側に自分の苦しみのように見るのが苦しくなることがあるのですが、
加藤千恵さんは自分の苦しみであって、自分の苦しみじゃなく彼女達の物語だと
線を引いて感じることができるような気がします。
だから、とても読みやすい。

それと、1つの軸となる世界があって
何人かの人の、同じある時間のそれぞれの経過を追う
ような形態が好きです。
幻想水滸伝3のような。

加藤千恵さん、ぜひまた見かけたら読みたい。


先日、気が向いて、書店で占いの本を眺めてみました。
ある部分は当たってるかもと思うところがありました。
たとえば、2012→2013は淡々と新年を迎える、とか。
本当に年末年始は特に感じるものもなく淡々と過ぎていったという感じで。
2012年があまり実りのない1年だったからだと思う。

でも、加藤千恵さんや坂木司さんとか
新しい作家さんとの出会いはあったなと、思わされるだけの『映画じゃない日々』でした。
覚えていたい1冊。

今頃2012年の感想なんて言ってますが、
2013年はどんな1年にできるかな。

なんて1月の終わりの台詞ですか・・?(´ー`)
 

2013年01月28日(月)

『結婚しない』見終わり


撮り貯めしていたもう一つのドラマ『結婚しない』も
ついに見終わってしまった。
一気見して正解だった。

結婚してない人達の物語。
春子さんと千春と純平くん とその周りの人達。
結婚しないと決めている人
結婚したいけど機会をつかめない人
結婚なんてできないと諦めている人

みんながどういう結末を迎えるのか気になって見てみました。

結婚についての講義をする大学教授
妹が結婚して肩身の狭い思いをする姉(千春)
結婚に焦っている千春よりも年下の同僚
千春の友達はみんな結婚していて子供もいて
・・なんていうあらゆる部分に結婚を意識させる要素があって
超社会派ドラマになりそうなところを千春のふわっとした柔らかさで中和されてました。
花屋で働く純平くんも素敵。
毎回1種ずつピックアップされる花と花言葉が良かった。
ポインセチアの花言葉は「あなたの幸せを祈る」だそうです。
ドラマの中では
大学教授の母親が亡くなった夫にプロポーズの時に贈ってもらったというエピソードとして紹介されてました。
役とは言え、いろんな花の花言葉を知ってる玉木宏が本当に素敵に見えました。
やっぱり玉木宏いいわ。
雰囲気とか声とか好きな感じ。

でも、どの花言葉も素敵だったけど、やっぱり「あなたの幸せを祈る」が一番好きです。

最後には千春と純平が両思いってことをお互いに確認して
でも、結婚しないまま終わりました。

日本のドラマはこんな風にきれいに終わる終わりが多いですね。

韓国ドラマだったらここはまだ中間地点。
その後まで描かれるからより楽しめる。
やっぱり韓国ドラマを知ってしまったら日本のドラマは物足りないです。
楽しかったけど。
また楽しいドラマに出会えたらいいな。

玉木宏の良さを再確認したのでちょっと調べてみたけど、次のメディア情報が見つからない・・
残念だわ



今朝は目覚めたら携帯の着信ランプが点滅してて幸せな気持ちになれました。
最近は深夜に受信することなくなってたから。

今回はそうじゃないけど、ここでメールが来ないと嘆いたりしてたら
その直後に割とメール来たりしました。
何か不思議な力が働いているような・・偶然だとしても
ちょっとジンクスめいたものを感じてます。
 

2013年01月24日(木)

『悪夢ちゃん』見終わり


全11話、原案 恩田陸『夢違』の『悪夢ちゃん』

古藤結衣子(悪夢ちゃん)
武戸井彩未・・・北川景子
志木貴・・・Gackt

結衣子は予知夢を見ることができる子。
自分の意思ではなく、
他人の無意識と繋がって悪夢を見てしまう。
彩未先生が名付けた悪夢ちゃん。


彩未先生の前に突然現れた悪夢ちゃん、
最初は本当に突然という印象でした。
でも、違ってた。
全ては決められていたことだったのですね。
悪夢ちゃんが引き寄せたのではなくて
彩未先生自身が見た夢の通りに。

最初は結衣子が見る悪夢を映像にして(夢札を引くという行為)
それが現実になってしまうから、悲劇が起こるのをどうにかして防がなければという構成で、
夢というものの特徴を生かして、これが何を意味しているか
夢判断をしつつ現実と夢とを重ね合わせていくという
興味深い構成でした。

悪夢ちゃんはいつも悪夢に怯えていました。
小日向文世が演じたおじいちゃんはいつも毎回
夢札を引いた後に必ず、結衣子に向かって言うのです。
「大丈夫、これは夢だよ」って。

第1回の放送で北川景子(彩未先生)が、その光景を見て
「自分の夢だろ」とツッコミをいれるのですが、2話、3話と続いていくうちに
決め台詞のようなものとして定着していく感じがありました。

途中、悪夢ちゃんとおじいちゃんが離ればなれになってしまう期間があって
その間は結衣子に「大丈夫、これは夢だよ」って言ってくれる人がいなくて
怖い思いをしてるんじゃないかと心配してしまうほど。

「大丈夫、これは夢だよ」って言葉は悪夢ちゃんにとってとても心強い支えだったと思うから。

ところがビックリ。
回を重ねて明らかになったのは
彩未先生も昔は予知夢を見る子供だったという。

おじいちゃんが彩未先生の夢の研究に関わっていたらしい。
全11話の中で1回だけあった
彩未先生に「大丈夫、これは夢だよ」って声をかけるシーン、
とても印象的でした。

彩未先生は子供の頃に見た予知夢のせいで当時の記憶を失ってたんですが
その子供時代に、自分が教師をしていて悪夢ちゃんの担任になっている夢を見ていたというわけなのです。
それも明らかになって。


夢違観音の前で終わるラストも良かった。
悪い夢を良い夢に変える観音様。

Gacktがいい人か悪い人か分からないままいなくなってしまったけど、
この観音様の前で再び現れるというのならなんて素敵なの。


きれいに繋がっていったドラマでした。
そう感じました。

もちろん原案の『夢違』とは全く違うものです。
同じ世界観を違う人が持って再構成してできた物語って感じ。
とても素敵なドラマでした。

「大丈夫、これは夢だよ」
覚えていたい言葉です。
 

2013年01月21日(月)

それだけでどんなに幸せだったか


思い出せました。
いつの間にかそこにあることに慣れてしまってた。
本当はこんなに奇跡みたいに幸せなことだったのに。

まだ忘れられてなかった。
いつもどうしてすぐ大切なものを見失ってしまうんでしょうね。

この幸せな気持ちをずっと持ち続けられたらいいな・・*
 

2013年01月16日(水)

『ひらいて』


先日の日記にもちらっと書いてましたが、日が経つにつれ
覚えておきたい感情が生まれてきたので改めて。

綿矢りささんの作品です。
『ひらいて』

登場人物は、
主人公:愛
愛の好きな人(同級生)
愛の好きな人の彼女(愛の元クラスメート)

高校生の愛が全力で恋愛をする話。
好きな人には彼女がいて
破壊するつもりはないけど衝動のまま動いて
好きな人の彼女と。

気持ち悪いとまで言われて
普通だったら自己嫌悪に陥りそうなものを
愛ちゃんたら貫き通して最後には「ひらいて」って欲望を勝ち取っちゃって。
だからと言って好きな人の彼女になれるとかそういうんじゃないけど
2人に受け入れてもらえるなら
絶対的なハッピーエンド。
愛を生み出した綿矢さん本当にすごい。
愛は愛しいね。
報われて本当に良かった。
愛を救ってあげてありがとう。

最初に読んだ時は愛があまりに痛くて
愛が抱えている苦しみが重くて
図書館で借りて読んで正解だったと思ったのです。

でも、愛の暴力的な感情がわたしの中に残ってしまって
本が手元にないのが少し寂しくなってきたという。

今のところ購入は未定ですが、せめて今残されているものをアウトプット。


本の購入に関連して
先日書いたアサダニッキさんの作品
買ってしまいました。
最初は1巻だけ。
でも、1巻がすごく良くて

好きな絵
で、
お話も好み
だったら?
そう、

この上ない幸せ☆
を感じてしまいました。
残りもあっという間に揃っちゃいました。

漫画を読んで幸せな気持ちになったの久しぶり。

ところどころ2枚絵が出てくるんですね。
同じ構図のイラストが2枚並んでいて
その一部がほんの少し違ってる感じ。
わたしが前に絵を描いてた時、この構造の描き方を好んで使ってた。
もしかしたらアサダニッキさんの影響だったのかな。
そういうのも含めて、いろんなところで好きだなあと思える作品でした。
やっぱりアサダニッキさんは良い☆
 

2013年01月15日(火)

今日は成人の日、雪


の影響で、高校サッカー決勝戦が中止、19日土曜日に延期だそう。

1998年1月
東福岡と帝京の雪の決勝を思い出します。
と言ってもその時はまだサッカーに目覚めてなかったので映像で見ただけですが。
あの試合もだいぶ雪が積もってたみたいでしたが、
今日はそれよりもっとひどかったの?

今年の決勝は京都と宮崎。

京都橘高校は元々女子高だったらしく、男子を受け入れ始めて
12年前にサッカー部を同好会から発足されたそうです。
当時のOBはまさか全国で国立にたどり着くまでになるとはと
感慨深く思っていらっしゃるようです。
12年前、2001年か2000年?
わたしと同世代。
あの頃、京都でサッカー部の同好会が生まれてたのかと思うと
なんかほっこりしちゃいます。
京都橘高校ちょっと気になります。

あ、ちなみに九州はそんな雪なんて信じられないくらい
暖かい1日でしたー。
雨は降ったけど。
未来のわたしへの記録として。



2012年12月の読書メーター
読んだ本の数:11冊
読んだページ数:1877ページ
ナイス数:25ナイス

▼12月に読んだ本一覧
http://book.akahoshitakuya.com/u/234960/matome

12月はあまり読めませんでした。
今年はもっと読めたらと思います。



昨年くらいから急須でお茶を注ぐ時に出が悪いなと思っていて
茶漉しの詰まりを改善できる方法を検索して。
発見した方法を試したらとても簡単に解決しました。

茶漉しを急須から外して(外しにくい時は注ぎ口から割り箸で押す→簡単に外れました♪)
茶漉しに重曹を振りかけて歯ブラシでこする。
急須の茶渋なども洗って再び茶漉しを取り付けてお湯を通して終了。

重曹を振りかけるだけですごく簡単に、きれいになりました。
全然力もいらなくて軽くこするだけで汚れが落ちました。
次回またこの方法で。



撮り貯めていた『悪夢ちゃん』を見始めました。
こんな風に化けたのね。
原案の『夢違』では古藤結子は大人の女性で行方不明で、でも彼女の見る夢を中心とした世界で作られているのですが、
『悪夢ちゃん』では古藤結子が目に見えるところにいて、彼女の見る夢が話のテーマというところは同じ。
『悪夢ちゃん』は『夢違』の古藤結子の子供時代の物語として楽しめそうです。
今後の展開に期待。
 

2013年01月14日(月)

夢のお話


今朝見た夢で
昔のネッ友さんと再び出会ったという夢を見ました。
最初は全く知らない人として出てきたその人に
何か用事があってメールすることになって、やり取りするうちに、
あれ?この名前ってー、と、だんだんと知ってる人のような気になっていって
過去のメールフォルダを探したらその人とのやり取りがでてきて
当時はかなり仲良くお話させて頂いてた人だったと思い出しました。
うわ懐かしいと思って話してみたら
相手もメールするうちに気付いたと言って下さって
・・というところで終わり。
なんだかとても懐かしい気持ちになりました。

過去にそういう人がいたのかな。
具体的に特定できる誰かじゃなかった。

昨年末、10年お付き合いして下さってるネッ友さんのコギトさんに誕生日を祝ってもらって嬉しかったから
こんな夢に繋がったとか?
もしくは昨日、書店に行ったらアサダニッキさんのコミックスを見かけたからかな。
アサダニッキさん、幻想水滸伝のイラストを描かれていた方で、
サイトでかつてお見かけしてました。
最近は全くチェックすることもなくなってたので、コミックス本当に驚いたんです。
アサダニッキって個性的な名前だし、他の人とは考えられないし
きっと私が知ってるアサダニッキさんだと信じます。
新年早々こんな再会があったことを嬉しく思って帰ってきたので(買わなかった)、
年末年始に何か縁の巡り合わせを感じてます。

それにもしかしたらこれ初夢?

他にも何かご縁を感じることが起きたら嬉しい♪



読書メーターまとめは次回。
昨日は、綿矢りさ『ひらいて』を読みました。
重く痛い話だったけど、綿矢さんやっぱり好き。
 

2013年01月05日(土)

平成25年


謹んで初春のお慶び申しあげます。

今年も昨年と同じくらいには日記を更新できたらと思います。

幸せと感謝を感じれる1年になりますように。
 

2013年01月01日(火)


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