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2004年01月30日(金) 留学日記:Blog仮公開


相変わらず授業の予習に忙しいが、その合間を縫ってMovable Typeを導入。

http://livre.vis.ne.jp/weblog/

あくまで試験運用として仮公開する。問題があれば公開を止めるかもしれない。

MovableTypeは、サーバへのインストール、ローカライズなどが多少面倒だが、記事を引用することを前提とした各種の仕掛けが施してあって、特定の用途を前提とすれば非常に快適である。FASネットのvis.ne.jpサーバへのインストールについて、簡単なログを残しておいた。

エンピツのようなシンプルな構成で、かつセキュリティ面にも信頼があるサービスとは異なり、MTでは自分でセキュリティを確保しなければならない。したがって、使われるスクリプトの問題点とその機能について十分理解しておく必要がある。よく知られたデータベースへの攻撃などの穴はとりあえず潰したので大丈夫だとは思うが、念のため、この週末にでもチェックしてみることにする。

ポリシーやデザインなどが固まり次第、仮公開から本格公開へと移行予定。移行予定期間は、多忙につき、2weeksから1monthと幅を広く取ることにした。

現在、カテゴリをどのように限定するべきか、デザインをどうするか思案中。
こういった作業が楽しいのは、やはり根がマニアックなのであろう(笑)。






2004年01月21日(水) 留学日記:忙殺/IP関係のBlog


凍結したGoat中庭

セキュリティーズ・レギュレーション(証取法)の準備・復習で忙殺されている。私の場合、日本で証券関係の仕事をしてきてバックグラウンドがあるから、まだ理解しやすいが、なじみのない学生には多少辛い授業なのではないかと思われる。

のみならず、IPのケースブックのアサインメントの量が半端でない。そもそもCopyrightひとつとってもちゃんとやろうとすれば1セメスター分の量があるのに、それを駆け足でやるわけだから、大変である。準拠するケースブック(Merges, Mcnell and Lemley's)が一般的なものなので、ケースノートが使えるのが救いであろうか。

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IP、IT絡みの記事をBlogに残そうかどうか思案中。前セメスターで論文を書いているときにも思ったのだが、日々接するテクノロジーと法関連の記事は、後日参照する際にも便利で、一つの財産になりうると思う。ただ、このエンピツでそのようなlogを残すのは難しいし、時間もかかる。どうしたものか。

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実家を経由して、新しいラップトップを送ってもらった。トラブル続きの現在のPCを使い続けるのはちょっと苦しいので、届くのが楽しみである。






2004年01月13日(火) 留学日記:Spring Semester授業開始


授業開始。

Tyson教授のSecurities Regulation(証券取引法)の授業。このロースクールの名物授業のひとつであるが、この教授は、容赦なく学生を当て、答えられないと意地悪い質問を続けたり、一名の脱落者も許さないなど厳しいことで知られる。また、100名近い学生の全ての名前と顔を覚えるという異才でも知られる名物教授である。だが、私のような証券関係も多く扱うビジネスローヤーが、この授業を履修せずして何を学ぶというのか。厳しいことは覚悟の上で、登録。

最初の授業でいきなり当てられる。なぜか、教授の著書の日本語訳と英訳を読まされる。冗談の絶えない楽しい授業ではあるが、これはまだ小手調べのような印象。木曜からが本番だ。

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もうひとつの目玉は、Wagner助教授のIntroduction to IP。Introductionと名づけられているものの、実際には、非常に高度でカッティングエッジな内容を、しかも広汎に扱うとあらかじめ宣言されている。授業の前に、立ち上げたWeblogを読んで来い、との指示が回っていた。そこに、授業で扱う内容の前提となる情報が集約されている。iTunesのDRMがクラックされた話題や、CleanFlicksというDVDのタイムテーブルのみを加工して暴力シーンやきわどいシーンを削除した編集済みバージョンとして売るビジネスに対するlitigationの話題が出されている。

授業に出て周りを見渡すと、1L選択科目とされているだけあって、ほとんどがJDのようだ。LLMの見知った顔は数えるほどしかいない。授業が始まると、いきなりマシンガンのように早口の議論が飛び交う。1Lの気合いの入り方はやはり違う、と圧倒される。(注)

さらにすごいのは、Blogを授業に取り入れて、そこへの投稿も授業への参加として加点するという仕組みをとっていることである。これは本当に面白い試みだ。早速TypePadのauthorとして登録してBlogを見てみると、1Lと思しき学生による長文投稿がすでになされている。いやはや。

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というわけで、嵐のような春学期が開始された。したがって、今後の更新頻度はやや落ちると思われる。ご承諾いただきたく。

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(注)1Lとは、ロースクールのJ.D.一年目の学生を指す。ここでの一年目の成績が今後の自分の進路を決定付けてしまうので、半端でない努力をし、能力のアピールを行う。Wall Streetの一流ローファームや、裁判所のクラークなどのエリートを目指すJDは、ここで認められないと一生の計画が狂ってしまうので、必死だ。また、実際にも優秀な学生が多い。

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2004年01月10日(土) フィラデルフィア帰還


カンクンのビーチ

  ↓ ↓

Chilly Philly

(注:写真はイメージです。)

白い砂の南国より、寒い国へ帰還。

現在の気温、華氏3度。摂氏に直すと、マイナス16度。
Weather Reportによれば体感気温はマイナス25度だそうで、これに従えば、カンクンとの気温差は実に50度近い。

メキシコレポは、後日ごく簡単に追記していくことにする。

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2004年01月04日(日) カンクンへ


夕方の便でカンクンへ発つ。
わずか3時間の旅路。

しばらくは更新できないかもしれない。まあ、それも向こうのホテルの設備次第。

遺跡めぐりをするほかはのんびり過ごす予定。

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2004年01月02日(金) Mummer's Parade


パレードの衣装ラック

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毎年1月1日は、フィラデルフィアで全米的に有名な催し物が行われる。
Mummers' Paradeである。
アパートからわずか1ブロック先なので、風邪をおして出かけることにする。


パレード遠景

Mummerとはパントマイムのことである。今年は15,000人を超すMummersがパレードをするようだ。フィラデルフィアのMummersParadeは独立宣言前から続いている。賞金を賭けた公式なパレードとしては1901年以来第103回になる。さらに起源を辿ると、紀元前400年ころのローマの祭りに遡れるようだ。

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2004年01月01日(木) Happy New Year!


ペンズ・ランディング(注)でのカウントダウンの光景。

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皆様明けましておめでとうございます。

昨年は私にとって非常に充実した思い出深い一年でした。
今年は昨年以上に大変になりますが、精一杯努力してさらに実のある一年にしたいと思います。

皆様にとって、今年一年が良き年でありますように。

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注:フィラデルフィアの祖ウイリアム・ペンが降り立った港。毎年fireworksが打ち上げられる。







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