The reverse side of a flier
Yu



 つわり

別サイトからの転記/日付け適当です

出血もおさまり、順調ということで、ほぼ一月ぶりに職場復職しましたが、
つわりのため、通勤の辛さが格別で、ついてしまえばまだしも、
この通勤にいつまでたえられるか自信がなかったり。

寝たきり生活はとても辛かったけど、このつわりにはかなわない。
一日中去らない吐き気。空腹だと胃がねじれて、満腹だと胃内容物が
泡立つ。いつまで続くか分からず、ただただ、耐えるしかできないつわり。
吐く度にのどは焼かれ、いつもひりひり痛んでいました。

ちなみに、私は(他の人も?)吐いてもほとんど楽になりません。
ただ、吐きそうな状態がしばらく遠のくだけで、つよい吐き気と
むかむかは続きます。そして、暫くすると、また吐くのです。

いったいなんでこんな目にあわなきゃならないんだろうと、夫に
八つ当たりする毎日です。ただ、救いは、なんとか眠れること。
私は夜の方がひどいので、たえられなくなったら、寝て逃げていました。

ピーク時は、ほぼ一日中吐いていました。ちょっと飲んだジュースも
吐きます。小さな塩むすび一つも吐いてしまい、なにも口に
できなくなりました。起き上がると吐き気が強まるので、
寝たきりになりました。体重はぐんぐん減りました。
入院施設の無い近所の病院へいき、点滴で命をつなぎました。

我が家には、とある事情により尿中ケトン体試験紙があるため、
自分でみたところ、かなり症状は進んでいました。妊娠悪阻です。
そう言えば尿もほとんどでないし、すごい、濃縮状態になっている。
起き上がれないのは、吐き気だけじゃなくて脱水のせいかも。

それからの毎日は点滴に通いつつ、点滴だけで補えない、と、必死で
水分とりました。吐きながら、おもゆを食べたりしました。
どういうわけか、ももが一番抵抗なく食べられるので、一日半分〜1個、
食べた気がします。

最悪の週が過ぎ、ようやく体を起こせるようになったころ、
水分がとれるようになりました。
その後、少しずつ食事をとるようになりました。数週間ぶりに
夕食までとれる様になり、体力と体重は急速に回復しました。
長い間の寝たきりですっかりなくなった筋肉も少しずつ戻り、
歩くこともできるようになりました。

完全な回復はせず、空腹時に特に吐き気の強い、食べつわり状態に戻り、
なんとか再び仕事に戻れるようになりました。まだ夜は時々吐くし、
乗り物すべてに酔うため、通勤がとても辛いですが、あの地獄の
脱水の日々と比べれば、ずいぶん良くなった気がします。
ちょっとひどい日、ほとんど大丈夫な日を繰り返しながら、きがつくと
つわりは終わっていました。

ひとつ、おすすめを。つわりのひどい時期、まだ通常体型だけど、
普通の下着は苦しくてつけられませんでした。これから第一子を妊娠される
方、妊娠中から産後までつかえる、ハーフトップタイプのブラと、
マタニティーショーツか、いつもよりサイズが大きいショーツを、つわり前に
用意しておくことをおすすめします。できればジャンパースカートなどの
マタニティー対応の服もあるとよりいいと思います。



つわり 8割ほどの妊婦にみられる。最も多い症状は吐き気、むかつき。
    においが気になる妊婦も多い。原因は様々な説があり、急激な
    ホルモン変化のためという説、胎児を異物と判断し排除する働きから
    影響するという説など。かつてよく言われた精神的なもの
    (妊娠が嬉しくない、夫が甘やかす)は、最近はあまり聞かれなく
    なったが、個人的には強く否定したい。いまのところ、はっきりした
    原因はわかっていない。
    始まりは4~8週、終わりは13~16週、ピークは妊娠3か月、9週前後の
    ことが多い。出産まで続いたり、つわり第二波がある場合もある。

余談:サリドマイドは、つわりの薬として利用されていました。
   その経験もあり、つわりにたいして薬が処方されることはほとんど
   ないようですし、妊婦としても、考えてしまいます。
   結局、時間が過ぎるまでひたすら耐えることしかできず、だれも当てに
   ならない、だれも助けてくれない、病院行っても楽にならない、との
   思いを強くしました。夫には、毎日当たり散らして、迷惑かけました。


妊娠悪阻 つわりが悪化し、日常生活が不可能で、医学的な介入が必要な
     状態。特に決まった定義はないが、尿中ケトン体の量は
     入院治療への一つの目安となる。入院が必要な重症妊娠悪阻の
     割合は、全妊婦の0.02~5%と言われる。入院しても悪化する場合、
     ごくわずかではあるが、中絶せざるを得ないこともあったらしい。


2004年09月20日(月)



 胎嚢確認〜入院

その後数日は、メーカーによって出たり出なかったり、で、
あまり本気にしないようにしていましたが
(異常妊娠の可能性もあるし、いわゆる化学流産、医学的には化学的妊娠と
呼ぶようですが、その可能性が50%以上あるのも分かっていたし)
いちおう、可能性があるとは自覚していました。

けれど、通常、検査薬が反応する時期にすら達する前に、茶色のおりものが
出始めてしまいました。
おりものも気になって近所の婦人科へ行ったところ、そこには装置がなくて
確認できませんでしたが、その数日後、妊娠5週にはいったころ総合病院へいくと、
胎嚢がみえました。まだとても小さなものでしたが、とても感動しました。

なお、私は生理不順で、月経困難で、基礎体温も変なので、この夏にでも、
専門の病院へいって自分が妊娠できる体なのかだけでも検査しなきゃ、と
思っていました。まさか、自分に命が宿るとは、と、本当に驚きの気持ちで
モニターを眺めたのを覚えています。


胎嚢がみえて数日後、鮮血の出血がありました。初診で、鮮血が出たら
すぐくるよう言われていたので、いそいで病院へ行くと、胎嚢は前回より
大きくなっており、切迫流産という診断で、そのまま入院となりました。

入院は、安静のためのもので、動いていいのは数メートル先のトイレだけ。
(本当はトイレも禁止したいけど、それでは辛すぎるだろうから、
トイレだけは許可します、といわれた)
一日中寝たままの生活を続けても、出血はとりあえず、茶色に落ち着きましたが、
増えたり減ったりしつつ、全体として増え続けました。そして、かたまりが出て、
ふたたび鮮血にもどり、大量になり、私は覚悟を決めたのでした。

状態の悪さに検査が早まりました。とても嬉しいことに胎芽はあいかわらず
お腹の中にとどまり、ゆっくりながら心拍まで見えたのでした。
この心拍が早くなれば、一安心。
大量出血は止まる見込みも無いまま、今度は希望を持って安静生活を
続けました。そして、ついに、心拍確認にたどり着き、退院を希望しました。

その後も実家で、自宅で安静を続け、出血はやがておりもの状になり、
そして、ついに止まりました。退院後の初通院で、しっかり胎児がみえました。
まるでだるまの様でした。心臓も動いており、ついに、危機は脱したのです。





*胎嚢    胎芽、胎児の入る袋。この確認により、臨床的に妊娠と呼ぶ

*化学的妊娠 妊娠検査薬で検出するホルモン(hCG)は陽性になるが、胎嚢の
       確認ができずに終了する妊娠。着床ははじまったが、その後
       育たなかったと考えられる。ほとんどが受精卵自身の異常が
       原因で、非常に頻繁に起きている。
       検査薬普及前は、妊娠と気付くことはなく、普通の生理として
       認識されていた。一般の人は、化学流産と呼んでいる。

*異常妊娠  子宮外妊娠(子宮内膜以外の卵管、卵巣、腹腔、子宮頚部
       などに着床する妊娠で妊娠継続は不可)や胞状奇胎
       (絨毛になるはずの組織が胞状に異常増殖し胎児組織を
       吸収するもので、特殊な場合以外継続不可。
       きちんと処置を行わないと絨毛がんへ移行する可能性がある)
       をさして使っています。

*胎芽、胎児 妊娠7週までを胎芽、8週以降を胎児と呼ぶ。胎児と
       呼ばれる頃にはえらやしっぽが消えて人間らしい姿となる。

*妊娠週数  前回の生理開始日を0週0日とする。排卵日が分かる場合は、
       排卵日を2週0日とする。出産予定日は40週0日。
       より正確な出産予定日を決めるため、おもに9-11週の胎児の
       頭臀長(頭からお尻までの長さ)から妊娠週数を修正する。
       0週- 3週が妊娠1か月、以後4週ごとに2か月、3か月…となる。


*切迫流産 流産しかかっている状態。実際に流産に進行するかどうかは
      胎芽、胎児の生命力による。体を動かすと出血量が増えるため、
      安静にするのが唯一の治療法。(薬も使うが効果のほどは…)
      入院の利点は、安静が守られること、経過をマメに観察できる
      こと、流産に移行した場合、すぐに処置できることくらい。
      妊婦の5人に1人程度が経験するが、8~9割は妊娠継続が可能らしい。

*流産  妊娠22週未満で妊娠が終了すること。
     22週以降では、子宮外でも生存の可能性があるため、早産という。
     全妊娠に対する率は15%程度(化学流産を除く)であるが、多くが
     妊娠12週未満の初期流産、特に心拍確認前におこる。原因の
     ほとんどは胎芽、胎児にあるといわれている。(染色体異常など)


2004年09月15日(水)



 妊娠疑惑(2)

別サイトからの転記/日付け適当です


また生理が来ない…

前回の大騒ぎがあるので、今回は落ち着いていました。結婚以来、
不順とはいえ、3~40日で来ていたのが、前回80日。5〜60日
こなくてもストレスかなんかの影響でしょ〜そのうち始まるよ〜 と余裕。
排卵がまだだと分かっていたのも余裕の理由のひとつ。
(前回の騒ぎでおりものの変化で排卵期がわかるようになったため)

さんざん待たされて、もう今回は排卵なしかな、と思った頃、ようやく
排卵が近いしるしがあり、ものは試し、と初めて排卵日検査薬を
試すことにしました。そして、排卵日が生まれて初めて特定できたのです。
(というか、どうやら自分は排卵しているらしい、と安心した。本当は、
 これだけでは安心できないと思うんですが。)


妊娠検査薬も今回は排卵日がだいたい分かっているので、大量に無駄につかうことは
ありませんでした。基準があれば、妊娠検査薬を使う時期もだいたい特定されるからです。

結局待ちきれなくて、時期的にまだはやすぎるとしりつつ、使用してしまいましたが、
なんとうっすら反応があるではありませんか。
(この時、サイトでみかける、うっすら陽性の意味が初めて分かりました)
夫にみせましたが、生まれて初めて見る検査薬の見方が分からず。
ほら、みえるでしょ?ここにラインがあれば陽性なんだよと伝えて、
うん、まあ、たしかにせんがあるかなあ?って感じでした。

先日のはあまりにもたよりない結果で、すぐみえなくなってしまったので、
後日もういちど。今度は薄いながらも、はっきり、線の太さ、形状とも
ばっちりで、陽性確定と思える程度になりました。
この日は夫も見方分かってるので、見せた瞬間、息をのみ、一呼吸おいて
おめでとう、といってくれました。

休日出勤した夫は、かえりにチキンとケーキを買ってきました。
気が早いことに、新しい命の誕生祝いだそうです。


排卵日検査薬 形状などは妊娠検査薬と同じ。検出するのは、LHホルモンで、
       排卵日を前もって予測する為に使用する。
       生理開始から2週間前後の時期(排卵日付近)に、連続5~7日使用する。
       陽性、陰性ではなく(一応基準はあるが)、濃度変化をとらえる。
       濃度がピークになった日とその翌日が排卵日である可能性が高い。

LHホルモン (=黄体形成ホルモン)下垂体から分泌される、排卵を引き起こすホルモン
       生理周期の中ごろ、一時的に急激かつ大量に、急峻な山を描くように分泌され、
       一気にピークに達する(LHサージと呼ぶ)
       LHサージは、おおよそ6時間以内、LHサージ立ち上がりより、約24〜36時間で
       排卵がおこるとされている。

2004年09月10日(金)



 妊娠疑惑

別サイトからの転記/日付け適当です


私は完全に生理不順なので、既婚女性として、妊娠の可能性の無い時期は
生理開始から2週間。治療行為はその期間に、と心掛けていました。
あるとき歯が痛みはじめ、歯医者へ行こうとつぎの生理を待ったところ、
40日たっても始まらないので、妊娠検査薬をつかいました。

いつもは妊娠してないと知ったとたんに始まるので、私にとっては
「検査薬」=「開始剤」ってイメージだったんです。
でも、今回は、陰性にもかかわらず始まる気配はなし。おまけに、心の目で
見ると、薄く色がついているような…で、再確認したところ、完全に陰性。

それから1週間してもはじまらず、出張が迫ってきちゃいまして、
飛行機を利用する予定を電車に切り替えるかの確認のために再検査した
ところマイナス。これで始まるかと思ったけどはじまらない。
歯の治療の為に再検査しても、マイナス。でもまだ始まらない。

そのうち、時間が経つと試薬が酸化して色がついたりする可能性があるとか、
蒸発線とよばれる、灰色のラインはいつでもみえることがあるとか、
いろいろ分かってきました。また、おりものが多い気がしたので調べたところ
生理周期にあわせた変化だったということをいまさらながら知りました。

おりものの変化を知った翌日、偶然にも排卵期のおりものになったので、
いままでの検査は無意味だった、この後2週間後に始まるのだろう、と
やっと予想がつきました。ところが。

私はその日にちを一週間間違えて記憶してしまったらしい。

ちょうどこの頃、虫歯の神経が過敏になって、水と風が劇的に響くように
なっていたんです。麻酔うっても効かなくて、飛び上がるような痛みの中、
がんばって削ったのに根本治療はできなかった…
(根本治療は、治療後にかなりの痛みが続く上に、抗生剤なしでは
 痛みが何日も続く可能性が高いといわれました;;)

とりあえず、痛みはおさまったけど、いつどうなるかわからない。
また痛み出す前に根本治療したいけど、不確定のまま、薬なしの治療に
耐えられるか自信がない以上、確定しないと先に進めない。

それで、それで、また、検査薬を試しはじめました。今度は朝みてマイナス。
ところが、帰宅後にみたら、薄いけど、色付きの線が見えている。
今での誤反応と違い、はっきりしているので、つい、翌日再検査して、
マイナス。また2本も無駄にしてしまいました。

この後、ようやく、排卵日を間違えていると夫に指摘され、今までの
検査が早すぎたらしい、と認識。

そして、無事、開始しました。実に約80日こなかったことになります。
これで、痛み止めも抗生剤も飲めるので、やっと治療が可能になりました。

去年はまじめに基礎体温はかってたんだけどなあ。あまりにも
不安定で見てて嫌になったし、とくに高温期は比較的高めだけど、
低温期が、低かったり高かったりで、高温期よりも高くなったりするんで、
分け分かんない。それに、毎朝測定中に寝てしまうので、信憑性もないし
電池切れをいいことに、さぼっていたのです。はかっていたら、何か違ったのかなあ。

まともな周期の方には理解しがたいでしょうが、私のような不規則な方って、
どうされているんでしょう。
だって、生理開始からの2週間以外って、いつだって、可能性があるわけで、
年に8回くらいしかこない私の場合、年間約100日をのぞいた、250日以上が
可能性のある日、になってしまうわけで…





妊娠検査薬 hCGを母体尿中より検出することで、妊娠の可能性をチェックするもの。
      「薬」と呼ばれているが、市販品は細長いプラスチックのカバーに
      細長い試験紙が内蔵され、試験紙の一端のみがむき出しになったような
      形をしており、正式には「ヒト絨毛性ゴナドトロピン検出用キット」という。
      hCGが検出されることを、妊娠反応が陽性、されないことを、陰性と呼ぶ。
      正常妊娠以外でも陽性になることがあるので、確定には産婦人科を受診する
      必要がある。一般に、生理予定日の一週間後から使用可能とされるが、着床から
      数日で検出限界(うすくても色が見えるぎりぎりの濃度)に達するため、
      早い時期に「うっすら陽性」を経験する女性も多い一方、早すぎる時期から
      大量に使用して無駄にする女性も多い。1本350~900円程度。

hCG (=ヒト絨毛性ゴナドトロピン、ヒト絨毛性性腺刺激ホルモン)
      妊娠成立後、受精卵の一部から生じる胎盤の絨毛組織から
      分泌されるホルモン。このホルモンは母体尿中に排泄される。
      妊娠持続作用(黄体機能刺激、子宮収縮抑制)、胎児副腎刺激などの
      作用を示す。妊娠週数に比例して上昇を続け、妊娠9〜12週の頃に
      ピークとなり、その後漸減し、妊娠末期まで分泌が続く。


2004年09月01日(水)
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