えびたま

2017年06月24日(土) 夏休み冬休みのおうち

福島の祖父母の家が売れたらし。
ままんちの実家である。

正月にじいちゃんが入院し
老人二人暮らしがさすがに限界となり
まずばあちゃんが岩手のうちの実家に引き取られ
施設が見つからなかった上に
「離れて暮らしたくない」とじいちゃんが泣いて訴え
退院後はじいちゃんも岩手に。
その後は伯父によって売りに出されていた。

じいちゃんが倒れる直前、去年の年末
福島を訪ねたのが最後になった。

わたしが2歳の時に建ったというあの家。
その前は茅葺の上に屋根を掛けた古い家に住んでたそな。
風呂やトイレ(というか便所)が外に別にあって
生まれて最初の1年はその家でわたしは育った。
新しい家と同じ敷地にあり、ばあちゃんの作業場として使われてた。
そのほかに、耕運機や農具がしまわれている倉庫のような
でも2階に普通の部屋もある(父らが麻雀やってた)離れ。
それらを含めて結構広い敷地で「福島の家」。

思い出がありすぎる。
子供の頃は、夏やすみ冬休みのバカンスの場所だった。
親はお盆期間中か正月三ヶ日くらいしかいられないので
先に休みに入っているわたしといもとは
先乗りしてかなり長く滞在していたものだった。
伯父家族、叔母家族、従兄弟大集合して
毎年賑やかっだった。

だんだんみんな成長して、あんまり集まらなくなり
ばあちゃんに負担がかからないよう
日付をずらして泊まるようになっていた。
最後に大集合したのは、いもとといとこが
結婚相手を連れてきたときだったろか。
この古い日記のどこかに書いてたはず。

震災の後、ままんちが祖父母を岩手に一時避難させるため
福島に行くのに付いていき、
1週間ぶりに風呂に入れた。
あの風呂には、あの時以後入ったことあったっけ?
ミニ典が生まれてから、年に2回、だいたいお彼岸時期に
福島を訪ねていたけど
毎回日帰りだった。

買い手がついたということで
ままんちと祖母といもととその娘たちと伯父夫婦で今日
おうちにお別れに行ったらしことを
いもとのFBで知る。
もちっと早く知りたかった。

いもとが投稿した写真に、ままんちが2階の座敷に
ふとんひいて寝転んで、窓の外を眺めているのがあった。
なんだかとにかく寂しい。
もう、お別れなんだな。


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