イタロ日記

2009年05月30日(土) 阿修羅展

上野・東京国立博物館の「阿修羅展」見てきた。

実はこの阿修羅さん、それほど好きなタイプの像ではない。
なんかいかにも「腐女子萌え〜」みたいな顔なんだもんよ。。。
新薬師寺の十二神将みたいな方が好きなのね、ワタシ。
そっちは少年マンガか戦隊ものな感じだが(笑)

ただ、「阿修羅」にこの姿、この表情持ってきたのがすごいと思うのよ。
戦いの神様じゃなかった?コレ。
好みはさておき、芸術としてはやっぱり素晴らしいと思う。

全然違うが、ミケランジェロのピエタ、あれってマリアがまるでイエスの彼女にしか見えない。あどけなさすぎて。
この阿修羅さん作った人(もしくは発注者・・・って帝?)もミケランジェロも、今生まれてたら脳内世界がフィギュアおたくと変わらんのではないか。。。

さて、展示は案の定大混雑で数年前の「兵馬俑展」を彷彿とさせたのだが。
いざ阿修羅様とご対面して感動するかと思ったら・・・
苦笑してしもたーーー!!!

像の出来じゃないのよ。周りに人が多すぎて。
十重二十重に囲まれて、それであの表情でしょ?もう「勘弁してよぉ〜」って表情にしか見えないの(笑)マンガの「冷や汗タラ〜」の顔。

夜中にストレスで熱出してそうだよ、阿修羅(笑)
これ、もちろん携帯禁止だけど、許可されてたらさぞ面白かったろうな。
全員バームクーヘンみたいに阿修羅囲んで、写メ撮ってるという。

しかし改めて思ったんだが、お年寄りのお客さん、マナー悪いね・・・
ある爺さんは阿修羅の真ん前で石のように動かない。すぐそばで係員のお兄さんが「立ち止まらないでください!!」って言ってるのに。イヤホンガイドの説明終わるまで、テコでも動かない気らしい。

他の婆さんは仏像に踏みつけられてる『天の邪鬼』見て「ホラ、牛さんや。牛さん踏んでる」と大はしゃぎ。
・・・最近の年寄りは「天の邪鬼」知らんのか???
「鬼」ならいいけど「牛」踏むか、仏教で。

とはいえ展示も良かったし、実は国立博物館て来たの初めてだと思うんだけど、建物もとても良かった。外観もきれいだし、広々してるし、他の館は全く混んでないし(笑)
東京の博物館や美術館もいいね。

染付展、ここでやるんだったかな?
もう一度その頃に来てみようかなあ。



2009年05月29日(金) ひまだ

     ん 美          モ メ
   さ     顔      カ     眉
  リ       器    故       な
 ト         買  何         の
カ           って           で


あああ、会社がヒマだ。
こうやって会社に来る気を無くさせる作戦だろうか?

以前は1日に100件来てた作業が、今日なんてわずか1件。
某下請け業者にも先々月は900万くらい払ってたんだが、今月なんてどうだかね?
しかし、その下請けかなり酷い業者だったので、それに関してのみザマーミロって感じだったりする(笑)

ちょっと前までは「あ〜あ、秋まで契約のびないかな?そしたらちょうどフランス行けるな」とか考えてたのよ。
が、ここまでヒマだと「もういい!!サッサとクビ切ってください〜!!!」とか叫びたくなるわ。

みしゅらん係長もヒマな上に、上司から外出禁止令が出たので(外で油売ってばっかいるから)立ち上がってストレッチしたり、となりの男性社員としゃべってたり。。。
どっちにしたって仕事してないのよね〜

しかし不景気でも新人採用してんのよ、この会社。
それでウチの課にも研修にくるらしいんだけど、その資料作成を係長がまかされたらしい。
だが、何をど〜やって説明したらいいかわかんないらしい。
こういうときホントに泣きべそかきそうな顔すんのね、みしゅらん野郎は。

係長「イタロさん、これウチの会社のパンフです。
   ウチの業務、適当に1枚の用紙にまとめてください」
イタロ「は?係長は、新人さんにどこを強調したいんですか?」
係長「…う〜ん、わかんないから適当にまとめて。A4でもA3でも」

って言っても顧客に説明するためのパンフもってきて、新人研修用の資料作れっておかしいだろ?
まあ仕方ないので、商品のウリと、業務のフローチャートのとこだけ抜き出してまとめたわけよ、エクセルで(笑)
だってパワポでもワードでもなく「エクセルがいい」とみしゅらんが言うんだもん。

「2週間くらいかけていいです」って係長言うんだけど、そんなにかかるか!!!
1時間でいいわこんなもん(新人さんたち、ゴメンね)
だいたい単純な動きを長時間かけてやるのは疲れるのだ!日体大のエッサッサみたいなものだ。

たたき台のつもりで作成して提出したのに、係長、まったくチェックもせず「ありがとう〜!!!」
。。。どっかに縦読みでもしこんどきゃよかった







とか。



2009年05月21日(木) かまどうま

カトリさん、美顔器は何故購入したので???

会社の男性社員・ハイリーの話が凄まじいことになっている。いや今始まったことではないが・・・
「最近、僕のウチにオネエちゃんが泊まりに来てるんでシュ!」

ちなみにビートたけしとかがよく言う「オネエちゃん」ではない。実のお姉さん。
「もう帰っちゃったんでシュが。
 ボクお腹こわしてトイレばっかり行ってて、
 あんまり話せなかったんでシュ。」

・・・
ハイリーは三十路。ということはもちろん姉も三十路以上。
確かハイリーの家はワンルームのアパートだったと思うんだが。
以前も同様にお姉さんがきてて
「ボクのベッドにオネエちゃんが寝るんでシュ!僕は下に布団しいて寝るんでシュ」
って言ってたよ〜な。。。

あああああキモい。キモすぎる。
以前、会社の女性にこの話したら、彼女は英語堪能でアメリカナイズされた人なんで、思いっきり「NOoooooooo!!!!!」って叫んでた(笑)

しかも『トイレばっかり行ってたから話せなかった』って何???
幼稚園児?
世の中本当にいろんな人がいて、こんなんで生きてこれると思うとむなしくなる。。。
つかお姉さんどんな人なのよ?もうちょっと弟どうにか教育しろよ。

まあ私のことも「これで生きてこれたなんて、まあ」って思ってる人はいるだろうけどね。
前の会社のスッチーとか(笑)

しかしハイリーの話には寒気がする・・・
おウチ大好き!!なのはいいけどさ、病的だよここまで来ると。
仕事中でも毎日家族の話、しかも自分が世帯主で嫁・子供の話してるんならいいよ?自分の親と姉の話だもん。一緒に住んでるわけでもないのに。

言っちゃなんだが、見た目もアレな人なんでな。。。
なんか『かまどうま』に見えてくるのよ、マジで。
一日中、鳥肌と格闘してますワタシ。
ああ、これ考えると早く契約終了して欲しい気もする〜



2009年05月17日(日) シグルイ

松っちゃん、結婚おめでと!昔ちょこっとファンだったけど(笑)

毎日、進路(懐かしい響き)のことで悩んでいるが、考えてても仕方ない。
仕方ないので何をするかというとマンガを読む(笑)

貸本屋にあるもので、興味のあるものはもうたいがい読んじゃってるんだが、最近まで手を出せなかったマンガをついに借りてみた。
「シグルイ」ってやつ。

なんで手を出せなかったかというと・・・『表紙が恥ずかしい』って、作者さんごめんなさい。
でも検索してみればわかるよ。濃すぎるのよ!!!人によっては「グロ注意」レベル。
浮世絵とかの『責め絵』の現代版というか。団鬼六の世界というか(笑)

あえて単純に説明するなら時代劇。寛永六年・駿河城内で行われた御前試合に挑む二人の剣士の物語・・・なのかな?(4巻までしか読んでないのでスイマセン)
原作は南條範夫「駿河城御前試合」。

しかし読んでみて圧倒された。こりゃマンガじゃない。アート。
2巻のあとがきで作者が「正気にては大業ならず」という言葉を引用してるが、まさにその通り。

マンガの中には、描いてる間、作者は何かに取り憑かれてたんじゃ?って作品がある。
例えば「寄生獣」とか「デビルマン」あたりがそうなんだけど、これもそんな感じ。
でも上記2つは描いてるうちに「何かが降りてきた」って感じなのね。私の印象では。

この「シグルイ」ってのはわざと作者が「取り憑かせてる」って気がするのよ。
精神の中に「巣食わせてる」と言ってもいい。
わかってやってる。
何かに内臓食わすかわりに、身を斬らせるかわりに、画を描かせてくれって言ってる感じ。

なんとなくだが、ほとんどの漫画家、特に時代劇描いてる人はこれ読んだら落ち込むんじゃないか。
少なくとも私なら「負けた」と思う、きっと。

まあ絵がこれでもかってくらいドロドロなのと、ゲイまっしぐらみたいな感じなので、ダメな人は本当にダメだと思う。

私も万人にオススメは決してしない。
が、ここまで作品を「アート」と思ったことは、ちょっと無いかもしれない。

最近、昔の小説の表紙をマンガ家が手がけてるのをみかける。
「人間失格」をデスノートの絵の人が描いてて、「え〜これどうよ?」って思ったけど、内容的には意外と合ってるんだよね。太宰もデスノも『中二病』というか。

この「シグルイ」の人に三島由紀夫作品の表紙描かせたら?ってのをネットで見たんだけど、確かに合ってるかもしれん(笑)

まあここまでつきつめられたら、本望だと思う。ちょっとうらやましい。



2009年05月16日(土) 悩みの種

あああああ〜
この期に及んでまだ悩んでいる。

6月にフランス行こうか。。。
って航空券無いんじゃないの???ってのもあるし。ホテルも。
今回行くとしたら南仏オンリーの予定なのね。というかプロヴァンスだけ。

アヴィニョンに泊まりっぱなしで1週間。
7月に入ったら演劇祭でアヴィニョンの宿はとれないだろうし。
だいたい演劇自体に興味ないんですわ、ワタシ。

チケット、あるとしたら格安航空券の、わけわからん航空会社のだけなわけよ。
中国国際航空、ベトナム航空、エバー航空くらいだな。
で、乗り継ぎも同日で乗り継げるやつと考えたら、そこからまた出発日も含めて選択肢がさらにしぼられると。

こんな悩むんだったらさあ、もっと早く決めておけよって感じですが。

う〜ん、しかしどうケチっても宿代もろもろ含めたら20万はかかるじゃない?
そんな贅沢できる身分かよ、と。
家で寝てれば1ヶ月は生きられるぞ。

それ以外で今考えてるのが、体験農業。
まだ詳しくは言えないが、登録制で宿代無料&食事付きのもあるわけよ。
陶芸とかパン作り体験できるのもあるし、考えようによっては、アパートで寝てるよりも安くつくんじゃない?って気も。。。

どーせ秋まで仕事見つからないかもしれないし。
ただ、世間は夏休みってのがまた。。。いったら学生ばっかり、ってかなりツライ(笑)

ああどうしよう、どうしよう。
いい加減決めないと、マジで引きこもり生活しか選択肢が無くなる。
う〜ん・・・



2009年05月14日(木) 不安の種

う〜む、派遣契約終了まで1ヶ月半となったわけですが。
相変わらず、みしゅらん係長からは「他部署で仕事があるかもしれないけど、まあ可能性は少ないよ」と、おんなじことを言われる。

なぜ「うん、更新ないよ。」とシンプルに答えないんデスかね???
で、その係長本人は本日も楽しく午後半休(笑)
最近は理由すら言わないで帰るようになった。部長からも一切おとがめなし。
コイツはいつか地獄に落ちると思う。

『可能性は少ないよ』の理由のひとつは、異動先になるかもしれなかった支店が閉鎖になったからなのね〜〜〜
そこの派遣さん達はもっと酷い。
閉鎖が決まって、それまでに仕事片付けないといけないから忙しさだけはパワーアップ。
おまけになんと、そこの支店長のみさっさと別支店に異動!!!
今、そこは上司抜きで社員と派遣だけでやってるみたいなんだが・・・

フツーいくらなんでも、支店の最期くらい、そこのトップは見届けて異動しないの???
変な会社。。。まあ前々からわかっていたことだが(笑)

以前だったら契約終了してもそんなに気にならなかったんだけど、なにしろ景気最悪だし、私の年齢も年齢だし、かなり不安。。。
友人情報だと、池袋のハローワークにはなんと一日に3500人もおしよせてるらしい!

先行き考えると落ち込んでくるので、気休めにフリーの求人情報紙もらってきた。
あ〜、今すぐ探せばお中元のバイトあるな〜。。。
まあいいや。

っていいのかい!!
とにかく時給は激安になるが、なにかしらはあるだろう。ちょっとページめくってホッとした。
契約切れたら、1、2ヶ月くらい休みたい気もするし(そのくらいはお金ある)。

考えてみると、意外と家で静かに休んでたって期間ないのよ、私。
2、3ヶ月働いてないって時は海外に行ってた時だから。それ以外だと、1週間も休まないうちに他の仕事が始まっちゃったりとか。
けっこうチキンな性格だし、『我慢』ということに異常に弱いのでな。動いてた方がラク。

とにかく焦らず、少しは休息とるつもりでやってみようと思う。
いっそ体験農業とかいいかも???



2009年05月06日(水) 来年の今頃は

昨日からなぜか卵食べたくて、2日続けて夕食はオムレツ。
昨日はエリンギと舞茸。五穀ご飯付け合わせ。今日は舞茸とツナとベーコン。
ワイン飲んで、ちょっと幸せ。

明日から仕事なわけだが、う〜ん、この先を考えると鬱になる。。。
とりあえず6月末の契約終了に備えて「雇用保険、即出せや」と交渉してみようと思うのだが。
これもこのご時世、即受給可能ってことにならないケース多いかもね〜

単に契約が切れるかもという不安だけでなく、この先仕事につけるかどうかもわかんないので、そのあたりが不安・・・

そんな折、昨夜NHKの番組見てたら「モロッコの世界遺産に住める!」ってのやってた(笑)
アイト・ベン・ハドゥってとこ。
条件は
・1件あたり3万8千円〜(賃貸:何ヶ月契約から可能かは不明)
・電気ナシ(!)水道は外に汲みにいく(わりと近い水道。無料)
・トイレは入居決まってから工事(たぶん汲み取りなんじゃ?)
・必要なら観光客に住居見せないといけない
・日干しレンガ作る作業に参加しないといけない

・・・この条件で住む人いるので?せめてレンガ作るなら住居費タダでもいいんじゃ???

とはいえ、ものすごく閉塞感を感じている私には、ちょっと面白く感じてしまった。
「ああ、そういうことも可能なのね〜」って思ったら、楽しくなっちゃったのよ。

『可能性が閉ざされる』ということ程つらいことって無い。私にとってはね。
年を取るってことは残念ながらそういうこと。
いくらきれいごとで「それを認めた瞬間から年を取る」なんて言っても、大多数の人間は「年齢」とともに、選択肢へのシャッターがガラガラと閉じていくのを呆然と見ているしかないのが事実。

でも、どこか知らない世界への可能性がもしかしたらあるかも、ってそう考えるだけで少し救われる気がするわけよ。

毎年毎年思うことだけど、来年の今頃、私はいったい何をしているんだろう?



2009年05月01日(金) 小パニック

「しょうパニック」じゃなくて「こパニック」のつもり>タイトル。

なんか今年って「未曾有の危機か!?」って思ってたら、ひょうし抜けみたいなニュース多くない?
北朝鮮のミサイルとか、新型インフルエンザとか、つよぽんとか。
って最後関係ないか(笑)

もうニュースのサイクルが昔と違って短すぎて、10年前なら1ヶ月くらい騒ぎになってたニュースが、今じゃ3日もてば良いほう。

ところで私はあいかわらず鼻炎でマスクしてるんだけど、外歩いてたら学生にニヤニヤ見られた〜
「こいつマスクなんてしてんの、大げさ(笑)」とか思われたんかね。
だから鼻炎じゃ、ビ エ ン。

ところで会社も小パニック。
ウチの課の派遣&パート、いっせいに契約終了か?と思いきや。
聖子ちゃんイチ抜け!!!
もともと彼女は総務のパート募集できてたのね。それがウチの課がたまたま忙しかったので、こちらに配属になってたんだけど、当初予定の総務に異動することになったのだ!!!

え〜、「総務」って私のアコガレなんですけど。
なんか「海の底」みたいじゃないか?総務って(実際に総務で働いてる方すみません。。。)
特に競争もなく、ノルマもなく。ただまったりと歳月を重ねると。

たぶん聖子も自分から辞めるか、社員をどうしても置かないといけなくなったとかいう場合以外、ずっと安泰だよ〜。。。

私はそのように心静かで何のへんてつもない、そういった人生をおくりたいのだ!!!
双子座水星人黒ひょうAB型にあるまじき発言ですが(笑)

フネさんは係長からの心証悪いので、残り1ヶ月もあるのに「早く引き継いで、コピーとりでもしててください」
それで私だが・・・
係長にふりわけられたのが、もうすぐ終わる仕事ばっか。
もう一人のパートさんには、フネさんの職務引き継がせることになったんだが、そっちって実は誰か一人は絶対やらないといけない仕事なのよ。
男性社員が郵便物の仕分けやらないだろ(しなきゃいけない仕事にもかかわらず)。

思うに係長的にはそのパートさんがお気に入りなのだ〜。。。うまくいけば彼女は残れると思う。

う〜ん、仕事は終了してもいいんだけどね。
でも次、何やろう。。。いろいろ考えてると鬱になる〜


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