Diary of thirty one syllables
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2013年05月19日(日) あおいくも

満月の夜
影も動けない夜
つめがとけても
誰も気付かない

君は今夜も
嫌な夢を見るのか
君は今夜も
嫌になるのか

心臓の音
やけに響くね
テレビが踊る
部屋の片隅

百年の孤独に
閉ざされた心は
色のない
無機質な
涙に沈んだ

今 狩れるものも
今 愛せるものも
つかめない
君の手は
自分を抱きしめて

叫べ なにもかも
叫べ 見えてくるから
叫べ 手をのばせ
お前一人じゃない

奇妙に醒めた
別の意識の中で
やがて目覚める
夢を見たのさ

もう君を待つ
楽しいことはないのか
もう君を待つ
人もいないのか

最低の意味
たぶん嘘だね
月を追い越せ
スピードが吠える

百年の孤独に
犯された心が
時を越え
闇を抜け
狼を産んだ

今 月の光が
今 雲の切れ間が
蒼白く
しなやかな
たて髪を ゆさぶる

叫べ 退屈を
叫べ 流し込まれて
叫べ 固まるのが
お前一人じゃない

叫べ なにもかも
叫べ 見えてくるから
叫べ 手をのばせ
お前一人じゃない


2013年05月15日(水) そ れ は 愛 で は な い

それは愛ではない
作詞:中島みゆき
作曲:中島みゆき

あてもなく自分を休みたい日がある
弱音を少しだけ解き放ちたい日がある
強がりを続けてどこまでも走るだろう
けれどふと黙りこむ時もあるのだろう
たとえばこんな満天の星の夜
たとえばここで討ち死にをしたくなる
砂に倒れる虚しさよりも
ひとときの人間の心に倒れこみたい
愛ではない それは愛ではない
愛ではない それは愛ではない


やさしさはさほど難しくはない
与えることはさほど難しいことじゃない
奪い取ることさえも恐くはない
なのに他人(ひと)からの恵みには後ずさる
たとえばこんな満天の星の夜
たとえばだれかに従ってしまいたい
宇宙(そら)を横切る軌道のように
なにもかも行く先をだれかに委ねたくなる
愛ではない それは愛ではない
愛ではない それは愛ではない


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